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連続ドラマ小説「ニホンちゃん」避難所版 7クール目

1 名前:深薙 ◆FiqZQ.qc [2001/10/16(火) 12:23 ID:Ji5H6JtY]
本ドラマは全くのフィクションであり、実在の国家・指導者とは何の関係もありません。

連続ドラマ小説「ニホンちゃん」避難所版 6クール目
http://www.miniflo.com/bbs/test/read.cgi?bbs=korea&key=999011509
愛と憎しみのドラマ小説「ニホンちゃん」 6クール目
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi?bbs=korea&key=998497708
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 5クール目
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi?bbs=korea&key=997449486
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 5クール目(旧鯖)
http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=korea&key=997449486
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 4クール目
http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=korea&key=996515142
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 3クール目
http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=korea&key=995710507
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」
http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=korea&key=994719628
大河ドラマ「ニホンちゃん」
http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=korea&key=995270347


>>2 関連HP
>>3 キャラ紹介(抜粋)
>>4 紹介用コピペ 


2 名前:深薙 ◆FiqZQ.qc [2001/10/16(火) 12:23 ID:Ji5H6JtY]
<丶`∀´>このスレの起源は速報板ニダ「韓国逆切れ、日本に制裁措置発動!」
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi?bbs=news&key=994649225
<丶`∀´>このスレのミラーニダ
http://members.tripod.co.jp/sute2ch/
<丶`∀´>このスレのHPニダ
http://funshei.tripod.co.jp/
<丶`∀´>イラスト倉庫ニダ
http://et.sakura.ne.jp/~k1/nihon/
<丶`∀´>ハングル板ニダ
http://kaba.2ch.net/korea/index.html
<丶`∀´>みにふろハングル板総督府ニダ
http://www.miniflo.com/bbs/korea/


3 名前:深薙 ◆FiqZQ.qc [2001/10/16(火) 12:24 ID:Ji5H6JtY]
主な登場人物 (一部抜粋、順不同)
ニホンちゃん‥‥‥‥可憐で弱気な美少女。
カンコ君‥‥‥‥‥‥弱気なニホンちゃんになにかとちょっかいを出すが自滅する事多し。強きに従い弱きをいたぶる。
キッチョム君‥‥‥‥カンコ君の兄弟。ヒッキーで栄養失調だけど、いつもナイフを持ってうろついてる。
チューゴ君‥‥‥‥‥クールで不気味な策士。クラスの不良的存在。タイワンちゃんによくちょっかいを出している。
タイワンちゃん‥‥‥おとなしいが芯がつよい。ニホンちゃんと仲良しでアメリー君が好き。
アメリー君‥‥‥‥‥なんでも自分が一番だと思っている。陽気な乱暴者でクラスの番長。
ラスカちゃん‥‥‥‥アメリー君の義理の妹。小動物的可愛さを持つ。3年地球組の生徒でウヨ君の同級生。
カナディアン君‥‥‥影が薄い。アメリー君にコンプレックスを抱いてる。義理の妹に嫌われているらしい。
キューバちゃん‥‥‥アメリー君にいじめられる貧乏少女。歌が好きでバレーボールが上手。
イン堂君‥‥‥‥‥‥カレーを作らせたら右に出るものはいない。隣家のパキスちゃんとは犬猿の仲。
マレーシア君‥‥‥‥飼い犬はマハティールという名前。アメリー君を見ると噛み付く。
インドネシアちゃん‥ニホンちゃんと友達。頑固なお父さんにちょっと反抗期かも。
ベトナちゃん‥‥‥‥昔アメリー君とけんかしたときの後遺症なのかどこか影のある少女。
ロシアノビッチ君‥‥元々はボンボンだがパパが事業に失敗して貧乏暮らし。未成年だけど酒を飲みまくっている。
エリザベス‥‥‥‥‥祖父は自治会会長。権謀術数に長けたお嬢様。ちょっと嗜虐的なところがある。
フランソワーズちゃん‥料理自慢のおしゃれな娘。でもワガママ。エリザベスちゃんとの仲は宿敵と書いて友と読む。
ゲルマッハ君‥‥‥‥金髪碧眼で理屈っぽい。ケンカは強い。
アーリアちゃん‥‥‥ゲルマッハ君の双子の妹。
マカロニーノ君‥‥‥体力無しのナンパ師(w
トル子ちゃん‥‥‥‥ニホンちゃんの友達。和菓子屋おす饅堂の看板娘。
オージー君‥‥‥‥‥オージー牧場の陽気なカウボーイ。カナディアン君と同じく影が薄い。田舎なまりがある。
フラメンコ先生‥‥‥5年地球組の先生。情熱的指導で子供たちを導く。

<丶`∀´>ここに詳しい登場人物紹介があるニダ
http://funshei.tripod.co.jp/about.htm

4 名前:深薙 ◆FiqZQ.qc [2001/10/16(火) 12:24 ID:Ji5H6JtY]
どうも皆さん初めまして。
当サイトは巨大匿名掲示板 2ch で大好評連載中の
連続小説ドラマ小説ニホンちゃんをまとめたサイトです。
元ネタはこちら
http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=korea&key=994719628&ls=100

さて、2ch からこちらにいらした方はともかく、「ちゆ12歳」など、
このサイトの元ネタを知らずにここに来た方には、まず知っておいてもらいたいことがあります。
このサイトにある100話以上小説ですが、驚くべき事に
その全てが(多少の脚色はあるものの)歴史的事実に基づいています。
とても信じられない? では、そんなあなたに質問です。

問題1 サクラのソメイヨシノはどの国が起源でしょうか?
問題2 寿司はどの国が起源でしょうか?
問題3 剣道はどの国が起源でしょうか?

答え 上記問題1、2、3ともに正解は韓国

嘘だと思いましたか? その通り、上記の答えは全て真っ赤な嘘です。
ただし、これを大まじめで主張している国があります。
それが韓国です。
言っておきますが個人がおかしな電波を飛ばしているのではありません。
韓国のマスコミなどが本気で言っているのです。
例えば剣道などは以下のサイトがとても詳しいです。

剣道の起源は韓国にあり!?
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Acropolis/6963/

これらは氷山のほんの一角にすぎません。
韓国は知れば知るほど訳がわからなくなってくる謎の国です。
興味がわいたなら、2ch のハングル版を覗いてみればどうでしょう?
2ch ハングル版
http://teri.2ch.net/korea/index2.html

色々書いてきましたが、このサイトはそんな韓国に対して、
もう怒るのや呆れるのを通り越し、笑うしかねーYO! という立場に立っています。
読んでみればわかりますが、カンコ君に対する東海より深い愛情が感じ取れることでしょう。

それと一応最後に断っておきます。

本ドラマは全くのフィクションであり、実在の国家・指導者とは何の関係もありません。


5 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/16(火) 21:49 ID:u7mMurZ.]
ここはどこですか?
うちのかちゅ〜しゃでは板名が反映されてないんですが・・・

6 名前:JY [2001/10/16(火) 23:59 ID:mxj6k3fk]
おめでたいな〜。

7 名前:JY [2001/10/17(水) 00:30 ID:9AdbHW66]
地鎮祭を!

8 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/17(水) 00:35 ID:6ozAOxjQ]
>>5
http://www.miniflo.com/bbs//test/read.cgi?bbs=korea&key=1003202607
のbbsの後のスラッシュが二つあるのが原因のようです。
2channel.brdのwww.miniflo.com/bbs koreaの下に
www.miniflo.com/bbs/ koreaとすれば反映されます。(別の板扱い)
私はハングル総督府2として登録しましたが。

9 名前: [2001/10/17(水) 00:40 ID:6ozAOxjQ]
自己レスです
このスレッドかちゅ〜しゃからかきこめないのですが。
どなたか原因が分かりませんか。
bbs//が怪しいと思うのですが。

10 名前: [2001/10/17(水) 00:53 ID:6ozAOxjQ]
みにふろのハン版は2つあるのでしょうか。
http://www.miniflo.com/bbs korea
http://www.miniflo.com/bbs/ korea
のことなんですけど。
私は上をハングル総督府、下をハングル総督府2として見ています。


11 名前:tenpura ◆UMAIu01k [2001/10/17(水) 01:41 ID:FJG4AGCg]
>8さんへ 悪いけど、スレを変えて続けてもらえないか。

給湯室:ミニフロが重いときに上がるスレ
http://www.miniflo.com/bbs/test/read.cgi?bbs=kyuto&key=1001851496

★○ハングル総督府自治議会○★
http://www.miniflo.com/bbs/test/read.cgi?bbs=korea&key=1002511399

このあたりでたのむわ。

12 名前:210話作者 [2001/10/17(水) 06:27 ID:xFneHHUo]
じゃ〜ん、と大きな銅鑼の音が鳴り響きます。
「チミ、このスレたてた人アルか?」
チューゴ君が教壇に設けられたリッチな玉座に腰掛けてニンマリとしています。なんだかチューゴ君、いつもと違ってお大尽です。
「勝手なことをするのは人民の敵アル!」
チューゴ君が宣言すると臣下役の地球組の面々がそろって万歳万歳と叫びました。なかには『マンセー』とか『エンペラー・フレー』とか『ウラー』とか混じっていますが、チューゴ君は今日ばかりは心が寛大になっているようで何もいいません。

「さすがはチューゴ君だね、貫禄ばっちりだよ」
ニホンちゃんが感心するとタイワンちゃんが嫌な顔をしました。
「なんであんな奴が!」
「…あのね、チューゴ君は同人村から来たんだよ。あそこでスレたてられるのは1000を踏んだ人だけっていう決まり事があるんだって」
ニホンちゃんはいいました。
「するとニホンちゃん、オキテを知らない人がマグロのように叩かれてたってほんと?」
「そういう噂みたい」
ふたりは恐いよねぇ〜と相槌をうちました。

「タイワン、こっちにくるアル」
チューゴ君、ニンマリ顔でタイワンちゃんを呼びつけます。
「なによぉ」
「ふたりで組んで世界を革命するアル」
お大尽モードのチューゴ君、いやらしい手つきでタイワンちゃんのお尻を触ろうとします。
「世界を革命するために?」
「そうアル」
チューゴ君の足をギュッと踏みつぶすタイワンちゃん。問答無用です。
「アイーヤァーー!」
痛さに悶絶するチューゴ君でした。

「みんな、ニホンちゃん総督府をよろしくねっ!」
「タイワンちゃん…それはチューゴ君の台詞だよぉ」
キメのポーズをするタイワンちゃんに、ニホンちゃんはおずおずとたしなめるのでした。


13 名前:3年地球組 金九先生 [2001/10/17(水) 18:08 ID:aOIYl1zs]
暮れなずむ地球町の光と影の中、長髪を掻き上げ、川沿いの道を行くひとりの
青年の姿がありました。

「さよなら、金九先生!」
「また明日、金九っつぁん!」

駆け足で家路を急ぐ生徒たちの姿が夕日の中に消えていきます。こんなとき、
金九青年は、自分が教師になったことに深いよろこびを覚えるのでした。


「・・・臨時の教員? はい、やらせていただきます」

大学を卒業して、教員採用試験を受けたものの夢かなわず、金九青年は「東学
ハイスクール」という予備校で教鞭をとりながら来年の試験の準備をしていま
した。そこに、臨時とはいえ小学校の教師になれる・・・金九青年は予備校の
職を辞し、地球町小学校に勤務することを決心しました。

「ハプスブルク先生が・・・ああ、3年地球組の担任なんだがね、彼女が病気
療養のため一ヶ月ほど休職する間、君に担任をやってもらおうかと思うんだ」

14 名前:3年地球組 金九先生 [2001/10/17(水) 18:08 ID:aOIYl1zs]
「・・・ど、どうしたんだ?」

金九先生が教室に入ると、そこは異様な雰囲気に包まれていました。いつもは
男子と女子が隣り合わせに座っているのに、教室の片方に男子、もう片方に女
子が座っているのです。

「先生、あたしたち、もう我慢できません!」

ケベックちゃんが、腹に据えかねるといった様子で言いました。

「男子たちったら、掃除当番はサボるし、ドジでグズでスケベで・・・」
「スケベは関係ないだろ!」
「な、なんですって〜!」

一触即発・・・ウヨ君はケベックちゃんと言い争いをはじめ、ヨハネ君はただ
ロザリオを握りしめ、オロオロするばかりです。

バン!バン!バン!

「ハイ、こらぁ、朝からうるさいぞ、このバカチンがぁ!」

金九先生が教卓を出席簿で叩くと、教室がシンと静まりました。

「ハイ、ちゅうも〜く。いいですか、人という字は・・・」

金九先生のお説教で、その場はなんとか凌げたようですが・・・

15 名前:3年地球組 金九先生 [2001/10/17(水) 18:09 ID:aOIYl1zs]

「この一ヶ月、ご苦労だったね、金九君。3年地球組は個性的な生徒が多いか
ら、たいへんだっただろう?この経験を生かして、教員採用試験に臨むといい
・・・」

「・・・校長、あと一週間だけ私をここに置いてくださいませんか? 私には
やり残したことが・・・。3年地球組は今、男子と女子に分断されているので
す。たった一ヶ月だけだったとはいえ、私はあの子たちの担任だったのです。
なんとか統一を果たしてから、ここを去りたいのです」

「それはできない。ハプスブルク先生が戻ってこられるし、それに君は、あく
まで臨時の教師なのだ。あの子たちのことは私たちに任せて、君は君自身のこ
とだけに集中したまえ」

「しかし!」

「問題のある生徒はほんの数人なんだろう?他の生徒に影響を与えないように
すれば・・・、簡単な話じゃないか」

「あの子たちは腐ったみかんではないのです!!」

「それ以上言うことは許さん!出ていきたまえ!!」

16 名前:3年地球組 金九先生 [2001/10/17(水) 18:09 ID:aOIYl1zs]
♪ゆがんだガラスで のぞいたみたいな ひしゃげた僕の 青春だから・・・

校門を出て振り返ると、通い慣れた校舎が見えます。ふぅっと溜息をつくと、
金九青年は、学校を背にしました。

もう、振り返ることはないだろう・・・
所詮、俺は臨時の教師・・・
ただ、生徒たちに別れを告げなかったのが心残り・・・

「先生!」
「金九っつぁん!」

顔を上げると、そこには3年地球組の生徒たちが・・・。

「先生、黙って行っちゃうなんて、ひどいじゃないか!」
「先生!」

金九先生は、しがみついて泣いているラスカちゃんの髪をそっとなでました。

「先生は・・・もうお前たちの先生じゃないんだ」

「先生、俺たち、もうケンカしない!掃除もちゃんとやる!だから・・・戻っ
てきてくれよ!!」

金九先生は、生徒たちの視線と同じ高さまで腰を落とし、生徒ひとりひとりの
顔を見つめました。

「ああ、必ず戻ってくるとも。・・・お前たちは、俺の生徒だ!!」

17 名前:210話作者 [2001/10/17(水) 18:46 ID:ZJhSD7oE]
>>13-16
ということは、ハプスブルク先生は3年地球組を恐怖統治していた?
http://www.geocities.co.jp/Berkeley-Labo/1849/history/man_mariat.html

うみゅ〜(歪曲

18 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/17(水) 19:01 ID:K9FRPhyE]
関係ないと思うけど
金九:[きむぐ]
分類:人名
(1876-1949) 朝鮮の政治家。東学党の乱に参加。
三・一運動後、上海に亡命、韓国臨時政府の要職に就き、
解放後、韓国独立党委員長になったが、のち李承晩と対立、暗殺された。

しかし金という名前の先入観から追い出されると思ってしまった

19 名前:polestar [2001/10/17(水) 20:17 ID:mWAf8Eyk]
>>13-16
面白かったです。テンポも良くて笑ってしまいました。
独立運動家の金九関係のネタかと思ったんですが、そうでもなかったんですね。
ともあれ次回作を期待しています。

20 名前:3年地球組 金九先生 [2001/10/17(水) 20:25 ID:aOIYl1zs]
>>13-16 金八先生+金九先生+サンキュー先生です。

生徒に朝鮮系新キャラを導入しなかったのと、先生ネタにしたかったのであんな感じになりました。
もうちょっと筆力があれば、金九先生のエピソードを入れられたのでしょうけど・・・。

入ってるのは「臨時」と「東学」くらいですな・・・。

21 名前:朋萌 [2001/10/17(水) 20:28 ID:x7ss.NE2]
 ヤッパリ、サンキュー先生でしたか!。
 しかし、歳がばれるなぁ。(^^;;;

22 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/17(水) 20:43 ID:a06ALSI2]
わたしゃてっきり金丸君から点をとってパロったものかと…
あの人、親中ながら在日米軍に思いやり予算とかわけわからん人だったし

23 名前:polestar [2001/10/17(水) 20:49 ID:mWAf8Eyk]
でも金九先生いいな〜。こういう熱血系のキャラはいなかったから新鮮ですよ。
教員試験に受かって小学校に来てくれないかな…。

24 名前:7クール初投光 [2001/10/17(水) 21:58 ID:x4F6v.fM]
もうじき 地球町では技能大会がおこなわれます、技能大会とはみんなで様々な
工作を作りその腕を競う大会のことです。
どの家でも大会にむけて、猛特訓、
いつもは
「工作なんか肉体労働ニダ、ウリのような両班がすることじゃないニダ」
と歪みきった儒教精神をもつカンコくんでも家をあげての特訓です。
そんな中、普段となにも変わらない子がいます、ニホンちゃんです。
実はこの大会、毎回ニホンちゃんが金メダルを総なめにし、みんなから一目置かれて
いるのです。
ちなみに一番がなにより好きなアメリー君は・・・いわないほうがいいでしょう。
相当の自信があるのか ニホンちゃんは、いつもと何も変わりません、違う事といえば
ホーチミン君やインドネシアちゃん達に工作の手ほどきをする程度です。
でも対戦相手となる相手に教えているのです、教えられる方が心配になり
その事を訊くとニホンちゃんは参加する事に意義があると平然としてます。
運動会の時とはエライ違いです、これが常勝の余裕でしょうか。

そして大会当日、タイワンちゃん、カンコ君、ネーデル君つぎつきと会場にみんなが
集まってきます。もちろんニホンちゃんも
会場に集まったみんなは、おのおの大会に使う超精密工作機械の最終調整です。
ニホンちゃんはみんなの為に調整を手伝います。
ベトナちゃんがニホンちゃんが他の子の手伝いばかりして自分の準備をしなくてもいいのかと
心配しているのを、よそにニホンちゃんはベトナが練習で作った工作を手にとって見ています。
そして一言ベトナちゃんにこれはあと0.01ミクロン削らなければいけないと言うと自分の作業台に
戻っていきます。
ベトナが慌てて測りなおすと確かにニホンちゃんの指摘どおりです
そうニホンちゃんには超精密工作機械などは、必要ないのです、みんなはニホンちゃんを
羨望の眼差しで見つめます。
だけどそれが気に入らない子が一人います、そうカンコ君です。
カンコ君は自分の技術力の高さ見せつけるためベトナに一枚のコインを投げてきました。
ベトナがコインを見るとそれは穴だらけの500ウォ〇です。
カンコ君が言うにはミクロン単位で削られ 五百円玉と重さの違いは0.0005g以下もなくもはやそれは
芸術品と呼んでもおかしくない・・・だそうです。
でもこれは、していけないことです。
カンコ君は両脇を運営委員につかまれ何処かにつれて行かれてしまいました。
必死に抵抗しますがもちろん無駄です。
どうやら今年はカンコ君の不参加が決ったようです。

無駄に長い上に くさったようなオチでスイマセン
このネタは技能オリンピックです。なお現実の大会で韓国が不正をして出場停止になった事はないはずです



25 名前:7クール初投光 [2001/10/17(水) 22:03 ID:x4F6v.fM]
おまけ
ウヨ  「そう日本はこの大会では常勝で他国を寄せ付けず 他の国は打倒日本を目指していたのです」
ニホン 「ふ〜ん日本ってすごいんだ」
アサヒ 「騙されちゃダメよニホンちゃんそれは昔の事よ」
ウヨ  「うぁ!!何だいきなりボウフラのようにわきでて」
アサヒ 「あたしを何だと思ってるのよ、まあいいわ 日本が常勝だったのは昔の話
     今は台湾、韓国の二強よ」
ニホン 「そうなの今の日本は?」
ウヨ  「残念だけど、今は金メダルを1つ取れるか取れないかの瀬戸際なんだ、
     他の国は国を上げて頑張ったからね」
アサヒ 「それにくらべ日本は何もしない、日本は韓国を見習うべきなのよ」
ウヨ  「それにかんしては、同感だな」
ウヨ演説モード  「皆さん、このままで良いのでしょうか、いや いけません 日本はオリンピックにだけ熱心になるのでなく
     技能オリンピックにも力を入れるべきなのです。いいですかオリンピックに力を入れメダルを取ったところで
     国に何の利益があるのでしょう、得る物は、ただの虚栄心ただの自己満足にすぎません。でも技能オリンピックは違います
     金メダルを取ったのならそれは世界一の技術者が日本にいるということなのです。たとえメダルが取れなくても技術者を育てる
     ことは日本のためになるのです。わたしは声を大にして訴えたい」
アサヒ 「そうよ、日本は他国を見習うべきなのよ」
ニホン 「ウヨ君とアサヒちゃんの意見が合うなんて・・・
     でもアサヒちゃんの事だから国が後押ししたら文句を言うかも・・・
     いえきっと言うに違いないわ だってアサヒちゃんですもの」
参考までに
http://mech.me.fukui-nct.ac.jp/hmsl/inoue/ginou.htm
http://www.jil.go.jp/kisya/noryoku/991118_02_n/991118_02_n.html#参考






26 名前:ななしさむ [2001/10/17(水) 23:07 ID:QQKVKUHA]
>>25
技能五輪は22歳未満onlyで〜 今の日本の学生は「とりあえず大学でも行っとく?」
って感じだし〜 韓国は金メダルとったら年金もらえるしーみたいな〜・・・・

とか、言い訳してみたりしる。

27 名前:チェキすト [2001/10/18(木) 07:52 ID:MIjHavAE]
昔の話です。
ロシアノビッチ君が朝目を覚ますと家の中は大騒ぎでした。
見知らぬ男の子女の子たちがあっちをちょろちょろこっちをうろうろ。
ロシアノビッチ君は驚いてお父さんに尋ねました。
「このコたちはなんだよ、親父」
「みんなお前の弟や妹たちだ」
なんとこの親父殿、あっちこっちから身寄りのない少年少女を引き取ってきたというのです。
「これは親父の趣味?」「そうだ」
ロシアノビッチ君はあきれました。
そんなところに、ひとりの女の子がやってきました。
「あたしベリアっていうの、お兄ちゃま」
女の子、ベリアちゃんはいいました。
「お兄ちゃまのハートを、チェキよ!」
ロシアノビッチ君はめまいを覚えながら、こんなちチェキすトもいいかな、と後悔まじりの幸福感をかみしめました。
ベリアちゃんがニヤソと笑うのも気付かずに。


がんばってね、お兄ちゃん。
どっとはらい



210話作者


28 名前:210話作者 [2001/10/18(木) 08:20 ID:MIjHavAE]
>27
駄目人間確定(鬱

>736
アニアちゃん、トニアちゃん、トビアちゃん(くん)ですか?
長女のアニアちゃんは女騎士って感じかも。

なぜか3匹の子豚の童話を思い出す(w


29 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/18(木) 10:28 ID:2LJMbkTo]
210作者さん、・・・こんな事訊いていいのか分かりませんが・・・・ アニオタなんですか。



30 名前:210話作者 [2001/10/18(木) 16:20 ID:AEuYQG2E]
はぁ、通院は疲れます〜。

>>29
当方STH愛好者でありますが、最近のアニメはよくわからないです〜。
>>27 の元ネタもPS持ってないので実はやったことないです、ハイ。

31 名前:いい湯だな [2001/10/18(木) 17:55 ID:KFo3q75A]
町の銭湯「油屋」にユーロ班のメンバーが勢揃い。
みんなでおフロにはいりながら親睦を深める催しです。
熱いおフロのなかではどうなっているのでしょうか。
まずは男湯から覗いてみましょう。

「…というわけで、ユーロ班男子の友好を深めるために女湯を覗こうじゃないか」
「どうしてそうなる、マカロニーノ」
ゲルマッハ君の突っ込みにマカロニーノ君は胸を反らして仁王立ちになりました。
彼のビキニの海水パンツがなんだか輝いています。
「そこに美女がいるかぎり覗かないのは失礼というものさ」
「よくわからないが」
「おお、ゲルマッハ君」
マカロニーノ君は盛大に嘆きました。
「女の子の裸ほど萌えるものはないのがキミにはわからないのか」
ゲルマッハ君は首を傾げてしまいました。
「アーリアと毎日サウナに入っているが別に興奮することでもないだろうに」
「なにぃ、それはいかんよ同志ゲルマンスキー君。健全な男子たるもの女の子の入浴に情欲しないでどうするんだ。恥は掻き捨て世は情け。立てよエロ民、ジーク=ナオン!」
名演説と思ったのか、マカロニーノ君は悦には入っていました。
「ダメだこりゃ、次逝ってみよう…」
ゲルマッハ君の手にはちょうどケロリンの桶がありました。

かぽ〜ん。

32 名前:いい湯だな [2001/10/18(木) 17:56 ID:KFo3q75A]
「エリザベス、わたくしひとつお願いがあるのだけれどいいかしら」
「あら、遠慮なくおっしゃってフランソワーズ」
エリザベスちゃんとフランソワーズちゃんが肩を並べてご入浴中です。
「ニホンに聞いたのですけれどスパでは水着をつけないほうがより親密になれるそうですわ。試してみませんこと?」
フランソワーズちゃんの大胆発言にびっくり。
エリザベスちゃんは静かに慌てました。
"ああ、この娘はなんてことをいうのかしら。そんなことできるわけありませんわ!"
できるはずがありません。
それでは水着のしたに詰め物をしているのがバレてしまいます。
「…フランソワーズ、あなたの好きにするのがいいわ」
エリザベスちゃんはきっぱりといいました。
「だけれども、わたくしはそんなはしたない真似はしませんけれど」
「あらそれはどういう意味かしら」
「文字通りですわ」
エリザベスちゃんとフランソワーズちゃん一触即発です。
どうしてふたりはこうなんでしょう?

「………」
アーリアちゃんは湯船に浮かんだカエルのおもちゃをじーっとみています。
「どうしたの、アーリアちゃん」
トル子ちゃんがマッサージオイルを片手に立っています。
「ん、なんでもない。トル子は?」
「マッサージのアルバイトだよ」
わたしも親睦会にいれてくれないかな〜などと愚痴ながらトル子ちゃん。
「どうする、アーリアちゃん。せっかくだから、いっちょ揉まれていかない?」
「頼む」
アーリアちゃんは湯船からザバッっと立ち上がりました。

かぽ〜ん。

男の子たちは『私は女性の敵です』とか『私は敗北主義者です』とか書かれたプラカードを首からさげて油屋のおばあちゃんにしかられたり、湯上がりの牛乳にコーヒー牛乳は邪道だと論争するフランソワーズちゃんとアーリアちゃんといったハプニングがあったりしましたが、今回も無事に親睦会は終わりました。
おわかれの言葉はいつもこれです。
「「いい湯だな、あはは〜ん!」」


ではまた来週♪

33 名前:いい湯だな [2001/10/18(木) 18:05 ID:KFo3q75A]
一方その頃…

アメリー君とニホンちゃんがテレビを食い入るように見ています。
画面に映っているのは、どうやら油屋の浴室みたいですね。
「ど、どうだい、ニホンちゃん。ボクの作ったエシュろんはすごいだろう。(;´Д`)ハァハァ」
「フランソワーズちゃんの胸大きいなぁ(;´Д`)ハァハァ」
ああ、ふたりともダメダメなようですね。


どっとはらい


210話作者

34 名前:210話作者 [2001/10/18(木) 18:15 ID:KFo3q75A]
>>31-33
第480話「時間ですよ〜」
http://funshei.tripod.co.jp/html/480.html
に引き続き、銭湯話でした。

それにしてもEUの通貨統合、本当に大丈夫なんでしょうかね?

35 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/18(木) 21:12 ID:BxjrPL/c]
これはEUの通貨統合の話なんですか ちっとも気づかなかった。
エリザベスちゃんが嫌がっているのはEUの通貨統合の事なんですね

あと疑問なんですが・・・何でニホンちゃんが(;´Д`)ハァハァしてるんですか


36 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/18(木) 21:15 ID:PApwhzMc]
>35
EUの統合に、かつてニッテイさんから聞かされたダイトウアキョウエイケンの夢を見ているのでは(w

37 名前:名無し三等兵 [2001/10/18(木) 21:56 ID:iXRkSh.I]
>>36
いんや、ニッテイさんの従妹の嫁ぎ先のおっかさんの実家のお隣サンが「ミツコ」といって、
ハプスグルク先生の大伯父の妻の又従妹の婿養子の弟に嫁ぎ、
二人の間の次男坊が「汎欧州論」を唱えたからです。

38 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/18(木) 22:02 ID:3FVfh1/c]
ゲランのミツコってそのミツコさんに関係あるのかなあ?

39 名前:棄て ◆L7Vooglk [2001/10/19(金) 00:37 ID:RTo7LWZI]
>>38
そうだよ。


40 名前:名無し君@お腹いっぱい [2001/10/19(金) 03:03 ID:wsKVMODs]
801板みてきた。アメリーがニホンを調教するシーンに萌えた。
そしてそれを見つめるカンコにも。
―――なんで801なんだ。ま、脳内変換したけど。

あーいうのみると、非常にエロエロ書きたくなってくるけど、やっぱり駄目?

41 名前:名無し [2001/10/19(金) 03:44 ID:5vOX4iKY]
書いた後やおいに変換して801板のに載せてはいかがでしょう。
個人的にはニホンちゃん世界の男の子はパンツ見て鼻血出してるレベルでいいよ。

42 名前:210話作者 [2001/10/19(金) 08:46 ID:qceUL5wM]
>>35
ニホン「どうしてわたしが(;´Д`)ハァハァしてるんだろう?」
カンコ「210話作者は事実の歪曲ニダ。反省4る。本当はウリとアメリーが(;´Д`)ハァハァするはずだったニダ」
ニホン「カンコ君も210話作者さんもさいて〜だよ」
カンコ「ニホンも同罪ニダ。ケンチャナヨ〜」

なんでだろう、不思議ですねぇ(歪曲

>>40-41
かの板のロシアノビッチ君はなんだかカコイイ描写があったので参考になります

43 名前:屍鬼 予告編 [2001/10/19(金) 09:43 ID:v.s5/A/Q]
『ウリは死によって包囲されている』

ねえ、と唐突にニホンちゃんが声をあげた。
「カンコ君に大切な誰かさんがいたとして、その人を自分の望むだけ生かしていたいと思ったら、どうすればいいか知ってる?」
「合併するニダ」
「違うよ」
ニホンちゃんは笑う。
「殺すの」
カンコは、ぽかんとした。

『お前たちもまた、追放者ではないか』

カンコ家を出るんだ、とザイちゃんは思った。ニホンちゃんをたよって家を出て、可哀相なのを置き去りにしてしまおう。何もかも忘れるのだ。両親のこともザイニーのことも。あたしにはザイニーは北に帰った。カンコには出会わなかった。アガシちゃんなんている幼馴染みは存在しなかった…そういうことだ。

『呪われてあれ』

「ウリナラを滅ぼそうと思うなら、カンコ家の玄関に総督府を建てる。さらに確実を期すなら、家を分断する」
「…そんな!」
「いまにわかる」
ウヨ君は地面に杭を打ち付けた。

『___そんなつもりではなかった』

「逃げない…カンコ君もここにいて」
「ニホン」
「そのほうがいいの。このままここにいて、全部を終わりにするの。ここがわたしたちの墓所になるのよ」
ニホンちゃんはカンコ君の袖をつかんだ。
「…それともわたしと一緒に死ぬのはいや?」
「嫌ニダ!」

新進の在ニホン作家が描くウリナラサスペンスノベル『屍鬼』。
鋭意制作進行中(大嘘


新朝社

44 名前:屍鬼 予告編(校正版 [2001/10/19(金) 09:51 ID:v.s5/A/Q]
『ウリは死によって包囲されている』

ねえ、と唐突にニホンちゃんが声をあげた。
「カンコ君に大切な誰かさんがいたとして、その人を自分の望むだけ生かしていたいと思ったら、どうすればいいか知ってる?」
「合併するニダ」
「違うよ」
ニホンちゃんは笑う。
「殺すの」
カンコは、ぽかんとした。

『お前たちもまた、追放者ではないか』

カンコ家を出るんだ、とザイちゃんは思った。ニホンちゃんをたよって家を出て、可哀相なのを置き去りにしてしまおう。何もかも忘れるのだ。両親のこともザイニーのことも。ザイニーは北に帰った。カンコには出会わなかった。アガシちゃんなんていう幼馴染みは存在しなかった…そういうことだ。

『呪われてあれ』

「ウリナラを滅ぼそうと思うなら、カンコ家の玄関に総督府を建てる。さらに確実を期すなら、家を分断する」
「…そんな!」
「いまにわかる」
ウヨ君は地面に杭を打ち付けた。

『___そんなつもりではなかった』

「逃げない…カンコ君もここにいて」
「ニホン」
「そのほうがいいの。このままここにいて、全部を終わりにするの。ここがわたしたちの墓所になるのよ」
ニホンちゃんはカンコ君の袖をつかんだ。
「…それともわたしと一緒に死ぬのはいや?」
「嫌ニダ!」

新進の在ニホン作家が描くウリナラサスペンスノベル『屍鬼』。
鋭意制作進行中(大嘘


新朝社

45 名前:210話作者 [2001/10/19(金) 10:01 ID:v.s5/A/Q]
>>44
やっちまったい。元ネタは…
http://www2u.biglobe.ne.jp/~BIJIN-8/fsyohyo/dead_oni.html

polestarさんの「エクソシスト(仮題)」を激望

46 名前: [2001/10/19(金) 18:08 ID:2WuWEYrY]
ところで、801板のどのスレッドニダ?
行ってみたけどそれらしいのが見つからないニダ。


47 名前:話を書く際の諸注意 [2001/10/19(金) 18:29 ID:cEoEZpJ6]
1 キッチョム君はカンコのお兄さん
2 タイワンちゃんはチュウゴ君と腹違いの兄弟
3 ケベックはカナディアン君の義理の妹
4 アサヒちゃんは・・・よく分からない・・不思議少女
 
あとでデカイのを貼り付けます。ご了承ください

48 名前:polestar [2001/10/19(金) 19:01 ID:Xj7dI/qg]
>>47
アサヒちゃんは従姉妹だったと思います。サヨックおじさんの娘で。
判らんのがシャミンちゃんです。アサヒの姉妹でしょうか。

>>45
順調に遅れております(w
寛い心で待っていてください。

49 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/19(金) 21:09 ID:zYsdljHU]
タイワンちゃんとチュウゴ君って兄妹でしたっけ?
チュウゴ君パパがタクミンさんでタイワンちゃんパパがコクミンさんだったような

50 名前:話を書く際の諸注意 [2001/10/19(金) 21:50 ID:ZF/RLCBI]
>>48
そうゆう話もありますが、初期設定ではウヨと双子の兄弟、別の所では新聞屋の娘
と、まぁ色々あるモンで
>>49
http://funshei.tripod.co.jp/html/82.html
あらためて調べたら少し違ったようだそれとも他にあるのか


51 名前:間違ってる所も有るでしょうが [2001/10/19(金) 22:03 ID:ZF/RLCBI]
キャラの一覧暫定
アテネちゃん  パパはレストランを経営している。ギリシャの擬人化 247話
アルゼン君  エリザベスが言うには エリザベスのパンツを奪おうとし返り討ちに逢う アルゼンチンの擬人化 333話
イー・アン・フー先生 いつも下が赤で上に白の花柄というおかしなネグリジェのような服を着ている。従軍慰安婦の人が元ネタ 145話
イーグル       ニホン家に飼われている 犬の名前 とても大人しい 108話
イラク君  206話
インチョンおじさん  カンコ君の親戚、インチョン(仁川)空港の擬人化 287話
ウイグルさん  中華マンションの住人 374話
内モンゴルちゃん  中華マンションの住人 374話
エヌワイティ君  アサヒちゃんの部屋に分室みたいなものをおいて、アメリー君のうちで情報を流しています。ニュウヨークタイムズ 275話
エフツー       ニホンちゃんが作った番犬ロボット 327話
オレンジ伯爵     ? 116話
カイグンさん  アサヒちゃんの初恋の人でニッテイさんの甥 若くして死亡した 441話
カステ〜ラ家     ? 116話
カノゴロー  ベーゴマを考え出した。人  カノゴロー=嘉納治五郎  ベーゴマ=柔道 464話
カンボジア君       206話
キャンベラちゃん  オージー君の妹、好奇心旺盛な女の子、どうやら同級生とは標準語で話すが家族と話す時は語尾がダスになるようだ
キョーサン君  おそらくマル教を信仰している。男の子 302話
キョードー君  アサヒちゃんのたのもしい仲間? 273話
クレムリン荘  ロシアノビッチ君の家 380話
ケベックちゃん  カナディアンの義理の妹、兄を毛嫌いし、フランソワーズを慕っている。 303話
ゲルマン家  おそらくゲルマッハ アーリア兄妹のミドルネーム   ゲルマッハ・ゲルマン? 112話
コウライ       カンコのご先祖様 290話
コーメーさん  公明党の擬人化
コソボちゃん  ユーロ班の不登校児 126話
コルシカちゃん  ウヨの同級生 フランセワーズの義理の妹 姉とはかなり性格が違い、男言葉で話す 561話
コワンシー=チョワンちゃん 中華マンションの住人 374話
サヨ       アサヒちゃんの本当の名前?
サンケー君  アサヒちゃんのライバル、産経新聞? 273話
ジェイ隊3兄弟  リクジー・カイジー・クージーの三人、ニホンちゃんの弟、いつもサヨちゃんに虐められている 128話
シホン教       ベトナの母が傾倒していた宗教 504話
シャミンちゃん  風紀委員 すこしヒステリックな子
シンガくん  シンガポールの擬人化 186話
スタリンおじさん  ロシアノビッチのおじさん 176話
スハル       インドネシアの父、インドネシアと喧嘩中 206話
スホイ       ロシアノビッチ家で飼われている犬の名前 162話
ソビエトフスキーさん ロシアノビッチ君のお祖父さん 148話
ソレンスキー君  ロシアノビッチ君の兄 466話
タイゾー       ベトナちゃんの家に下宿していた青年 ベトナをかばって死亡 205話


52 名前:間違ってる所も有るでしょうが [2001/10/19(金) 22:04 ID:ZF/RLCBI]
タイランド(タイラン)君 普段はあまり目立たないが格闘技に関しては他の人には負けない 317話
タカサゴさん  古くからタイワン家に住む小父さん
タロとジロ  アサヒちゃんが飼っている犬の名前 433話
チエ・ゲバラ(下原智恵)姉さん 小さな頃から正義感が強く、弱い者を見るとほおっておけない任侠気質の姉御肌 現在行方不明 336話
チベットちゃん  中華マンションの住人 374話
チョゴリちゃん  事情があって施設に預けられているカンコの妹、いつもチョゴリを着ているのでチョゴリちゃんと呼ばれる 283話
チンソーくん  ニホンの親戚 で暴れん坊 365話
ツポレフ       ロシアノビッチ家で飼われている犬の名前 162話
テイコクお祖父さん  ニホンの父方の祖父か? 384話
でずねーランド  アメリー家の運営する。遊戯施設 217話
デゼニ(出銭)  アニメを作っていたおじさん もちろん元はディズニー 184話
デンマー君  デンマークの擬人化 125話
ドキュソちゃん  ニホンの親戚 オシャレ? 365話
トル子の家族  おすまん爺さん  ケマル・パパなど 338話
トンチャモン  カンコ家にすんでいる 23世紀のウリナラ技術で作られたロボット
ナイジェリア  シューキューゲームでカンコ君に引き分ける、家は貧乏のようである。アフリカ西部にある国
ナイショウさん  タイワンちゃんの母の名前、 82話
ナッチ祖父(ナチス祖父) アーリアの祖父  かつてEU町を恐怖と混乱の渦に巻き込んだ 235話
ナベツネおじさん 365話
ナリタおばさん  ニホンちゃんの親戚、成田空港の擬人化 287話
ニホン君       嫌われ者の成金。昔のことをよく忘れる。ハンググちゃんに憧れている。小説ハンググちゃんのキャラクター 426話
ニンシヤ=ホイちゃん 中華マンションの住人 374話
ネーデル・ラント君  オランダの擬人化
ノーベル・スウェーデン君 クラス一の秀才 128話
ノムさん       フランソワーズ家ご用達のそれなりに腕のいい庭師 しょちゅう意味のよく分からない詩を作っては人に聞かせるノストラダムス? 530話
パキスちゃん  お隣さんのイン堂君とは、なかが悪いらしい


53 名前:これで最後 [2001/10/19(金) 22:05 ID:ZF/RLCBI]
バチカンのおっさん  ヨーロッパ町の名物おじさん 414話
ハプスブルク先生  三年地球組の担任 おっとりして明るく誰からも好かれるがどこか非常識 没落はしたがユーロ街一の大地主の生まれで気品を感じさす。怒らすと怖いらしい。胸はかなり大きい。オーストリアの擬人化 561話
パラ雄(夫)  釣りが好きな男の子、いつも庭の池で釣りをしている。ちなみにパラオとはミクロネシアの島国 160話
ハンググちゃん  超美少女。成績優秀スポーツ万能、積極的な性格で地球町のアイドル 小説ハンググちゃんの主人公 426話
ハンググちゃん(小説)「韓国人によるニホンちゃんのパクリ」という設定で書かれた。裏「ニホンちゃん」 426話
バンケル叔父  ゲルマッハの叔父さん ロタリエンジンを発明した 369話
ビレイおばさん  タイワンパパの妹 とても芯が強く、その一方で優しさも兼ね備えた人 339話
ヒロヒト       ニホンママのお父さん、ニッテイの兄 298話
ファルコン号  カンコ家に飼われている。優秀な番犬 288話
ファントム  アメリー君がニホンちゃんにくれた犬の名前 162話
フィンラン  色白の可憐な女の子、フィンランドの擬人化
プーチパパ  ロシアノビッチ君のお父さん 148話
フビライ       チュウゴ君のご先祖様??? 348話
ボーズ       イン堂君のお祖父さん 384話
ホーチミン君  ベトナの兄、弱そうに見るが実は強い  北ベトナムの擬人化 138話
ポッポ叔父さん  近所の鳩小屋「民主」の主人 248話
ポルとガル  双子の兄弟 414話
マーンシュ  ニホンのパパが飼っていた。犬の名前  運悪く、チューゴ祖父の投げた石に当たって死んでしまう 133話
マル・玖珠  マル教の教祖  マルクスが元ネタ ゲルマッハのお祖父さんの弟 156話
マル教       すこし昔 町内で流行った宗教、  共産主義が元? 156話
ミグ       ロシアノビッチ家で飼われている犬の名前 逃げ出しアメリー家にもらわれていった 162話
ミグ姉さん  昔ロシアノビッチ家の会社で警備員をやっていた。ニホンちゃん曰く怖いお姉さん 494話
メニスちゃん  ニホンちゃんの同級生、胸が大きいのが悩みらしい。おそらくフルネームはトルク・メニス・タンではないだろうか 519話
メヒコ君       ニホンの同級生いつもマスクをかけている。放課後は、施設で子供たちの面倒をみているとかいううわさも  メキシコ? 334話
メリケン       アメリーのお祖父さん
ヤコブレフ  ロシアノビッチ家で飼われている犬の名前 162話
ヤマト       日ノ本家のご先祖様 151話
ユーゴ君       ユーロ班の不登校児 126話
ヨハネ君       ユーロ街の大きな教会の跡取り 天然ボケの浮世離れした性格。バチカン市国の擬人化 561話
ヨハン君       チューリップおばさんの親類 116話
礼人お祖父さん  ロシアノビッチのお祖父さん 176話
ヲタ君       ニホンの親戚 無口 365話


54 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/19(金) 22:17 ID:DMnKnneI]
>40
エロが書きたいのなら、pink系の板のどこかに自分でスレを立てれば?
応援するよ。
>46
801で読む国際情勢part2

55 名前:ニホンのoops ◆DRnX1.4. [2001/10/19(金) 23:06 ID:IEpndeC.]
>>51-53
ずごいです〜、おつかれさまです〜

56 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/20(土) 00:23 ID:1gaT/8vs]
お絵かき板に強烈に萌えなラスカちゃんがあったはずですが、倉庫の方に入ってませんね
誰か保存してません?(;´Д`)

57 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/20(土) 00:34 ID:WF9rRGyU]
>>56
これじゃなくて?
http://et.sakura.ne.jp/~k1/nihon/log2/149.htm

58 名前:56 [2001/10/20(土) 00:37 ID:1gaT/8vs]
>57
それも激しく萌えですが、シロクマのぬいぬいをだっこして不安げにしてるやつです

59 名前:57 [2001/10/20(土) 01:34 ID:WF9rRGyU]
>>58
う〜ん確かにないね。キャッシュにも残ってないや。お役に立てずスマソ。
最近ギャラリーが更新されてないね。イラスト倉庫の管理人さんどうしちゃったんだろ。
ageとけば誰かupしてくれるだろうか...??


60 名前:46 [2001/10/20(土) 11:11 ID:P/eek/yM]
>>54
ありがとうニダ。
「ニホンちゃん」とか「カンコ君」とか、
ここで使ってる名前じゃないからわからなかったニダ。

61 名前:フットボールムンディアル [2001/10/20(土) 17:51 ID:k3dIlnxo]
ユーロ街の下町にあるメゾン・イベリア。木造で2階建てのガウデゥイ建築の古時計の似合うアパート。
このメソン・イベリアの一階にはあのフラメンコ先生が年の離れた妹と一緒に住んでいるのでした。

このフラメンコ先生、ここメゾン・イベリアではマドンナ的存在。モデルのようなスタイルでは当然でした。
2階に住む浪人生のアンドラさん、ジブラルタルさんとロセリョンさんたち、ムッサイ男どもはみんなが
フラメンコ先生にハァハァしていました。当然でした。妹はそんな状況が面白くありませんでした。

妹は見た目や言葉遣いが先生とは全然違いました。年齢によるギャップもあり、難しいお年頃でも
あった妹は毎日のように姉とケンカをしていました。そんなガチンコのケンカの時、妹の言葉を姉には
理解できない時があり、あたかも外国人の話す異国の言葉を聞いているような感覚に襲われます。

(〜^◇^)<「チョーうざいよ!ていうかキショッ!って、カスタネットかよ!」  姉にはチンプンカンです。

妹の「バスク」さんはわかっていました。自分とはまるで違う姉に対するコンプレックスが苛立ちの正体だと。
今日もバスクさんはケンカをしてしまいました。今日は自分の部屋が欲しい!、私に自治を!との主張でした。
しかしそれは認められず、バスクさんはメゾン・イベリアをとびだしてしまいました。バスクさんが工事中の
サグラダファミリアでデビルマンよろしくでたたずんでいると、今時、携帯で「リンリンリン!」と鳴りました。
                                | 
 「もしもし!こちらバスクです♪どちら様ですか♪」>■(^◇^〜)

(σ‘д‘)σ <「あっガルちゃんです♪」
(σ´D`)σ <「あっポルちゃんれす♪ 」

62 名前:フットボールムンディアル2 [2001/10/20(土) 17:52 ID:k3dIlnxo]
シューキューはポルとガルのようなお子様には難しいゲームです。しかし、バスクさんのためならと二人は
無理を承知でヤラマイカ!と、いってきました。バスクさんはそれを察し、シューキューデッキを自作しはじめました。
なんと全てのカードはバスクさんの手作りによるもの。そうしてできたクラブデッキは「ビルバオ」!と名づけました。
デッキの系統は超バスク純血主義系、バスクさん以外に真似できない超自作の「ビルバオ」。一品ものです。

しかし、ポルとガルはバスクさんと目的とは異なり、バスクさんは「サカつく感覚」ですがあっちは「代表監督になろう」でした。
なんと、ポルとガルは大量のクラブデッキを作り、自分リーグを結成、なおかつ積極的にヨーロッパ町のお兄さんお姉さんと
カードをトレーディングしていきました。バスクさんは驚きました。町の人も驚きました。

 ( ´D`)ノ <「フィーゴに60億シューキューコイン払ったっていいらろー!」
ラッテホシインラモン!
 
 ( ‘д‘)ノ <「ワールドカップに出場がきまったよー!」
 
 (^◇^||||)・・・「ワールドカップってなんなんだ?」
「サカつく」程度のノリだったのにナショナルチームまで作り、地球町屈指のデッキを作ったポルとガル。
リーダーのバスクさんはないがしろな状態です。が、「ビルバオ」は残り、姉とは交流するようになったので・・・

「結果オーらいれす!」>\(´D` )( ‘д‘)/ <「『ポルガル」でした!!」
               バスコダ!  ガアマ!

さて、なにゆえこのような話をつくったか、それは次回へのシューキュー絡みのためです!


63 名前:フットボールムンディアル3 [2001/10/20(土) 17:53 ID:k3dIlnxo]
ニホンちゃんは自分の複数のクラブデッキ強くするために週末にカード同士をオートで戦わせていました。
しかし審判ははオートではできませんでした。シューキューの審判は絶対に人間!というルールがありました。
審判は大切なもの。大切ゆえにいろんな人を招待までして審判をおねがいしていました。

ジュビロデッキ(軍隊系)とアントラーズデッキ(ジーコ系)の試合にカンコ君を審判として招待していました。
クラブデッキ同士の試合にハマナコ沼のウナギやトンボ、カシマ土手のイソギンチャクやシカが応援にきてました。
サポーターも応援に力がはいっていました。一人だけ”並”の意気込みの人がいましたが・・・

試合は一進一退です。動物達も応援に力がはいっていました。そしてゲームは動きました。
ジュビロの「隊長」カードがアントラースの「フランケン」に危険なチャージをして得点をあげました。
当然にして審判のジャッジに注目が集まりました。そう、反則であるとみんながおもっていました。

<;`Д´><「ゴォォォォォオオオルゥウウウ!ピー」  (^▽^:)
副審のニホンちゃんは驚きました。サポーターも「隊長」のカードも驚いていました。

<ヽ`∀´><「普通にゴールニダよ、なにニダ!   「キーパーチャージでは・・・」>(^▽^:)
 ヤレヤレ   ごんゴールとか言えばいいニダか?」                    ミスジャッジ

<ヽ`∀´><「キーパーチャージ?                         「!」>(^▽^:)
 マッタク    あれは廃止したニダよ。」                           ・・・

なんと試合の誤審だけでなく、ルールも誤審していたカンコ君に対して「ウリがルールーブックニダ!」と
いわれたら主審にかなう副審はいません。ニホンちゃんはいけないのに何にも出来ないジレンマを感じました。
試合後に向けてカンコ君の帰りを待つファイト状態のサポーター、イソファイトやシカ君たち。ああ可哀想なカンコ君。






64 名前:フットボールムンディアル1.5 [2001/10/20(土) 17:58 ID:k3dIlnxo]
ぎゃー。抜けがありました。死ぬほど謝罪します。
てこで補完依頼です。1と2の間にお願いします。


ケンカを一部始終見ていた隣の住むこの二人、親分であるバスクさんを励ますべく、携帯に電話を掛けて
きました。バスクさんは二人のチビっ子なりのやさしい心使いが本当に嬉しいようです。ジ〜ンときてます。

( ‘д‘) <「バスクさ〜ん、あの〜、一緒に〜、シューキューデッキをつくりましょう。!」      
( ´D`) <「シューキューゲームで日ごろのウサを晴らすのれす。 」
  テヘテヘ



ミニ話。W杯にむけ地球町のみんなは練習を始めいます。

中米の花園(マジで!)ことリカちゃん(小須田 梨華)はW杯に向け練習にも力が入ります。
ご自慢のFWに力強く命令を出してます。

(*^∇^)<「いけ!ワンチョペ。フリーランニング!」


65 名前:210話作者 [2001/10/20(土) 18:14 ID:Wo3DEhjU]
第553話「ネットゲーム」のRagnarok試しにやってみました。

萌ぇ〜な感じでなかなかよかったですよ。さすがに韓国語サイトはいっ
てませんが、英語サイトではマターリと遊ぶことができました。
時間帯によっては日本人ゲマがけっこういたりして、簡単な英単語さえ
わかればなんとかまります。武器までもらってしまった(^^;

板違いですが結構な良作なのでageときます。
某ファルコムあたりで和訳版作ってくれないかなぁ(滅

66 名前:>56 [2001/10/20(土) 18:37 ID:Pumg4x.g]
ぬいぐるみ&ラスカちゃん、コピーありますけど、どうしたら?

67 名前:すてーしょん [2001/10/21(日) 00:23 ID:qTA/Z89M]
今日もいつものように授業が終わり、みんな帰り支度をしています。しかし、いつもならそそっかしく帰り支度をする
カンコ君がニダニダと机の上でノートに何かをかいている様です。
「カーンコ君。もう放課後だよ。授業中から一生懸命なにか書いてたみたいだけど、なに書いていたの?」
ニホンちゃんが尋ねるとカンコ君は、ニダニダと笑いながら、
「ウリもとうとう、宇宙開発に乗り出すことにしたニダ!これはその計画書ニダ!」
カンコ君は自信満々です。一方ニホンちゃんはかなり不安です。 (カンコ君のろけっとが私の家に落ちてきたらタイヘンだよ!)
「ね、ねぇカンコ君。宇宙開発って簡単に言うけど、すっごく大変なんだよっ。ろけっと一つ飛ばすのにも
 ものすごい技術が必要だし、お金もすごくかかるのよ。」
「なーにウリに心配要らないニダ!ケンチャナヨ!!優秀なウリの技術に問題はないニダ!!ははーん、さてはニホン!!宇宙開発がウリに
 追い抜かれるのを恐れているニダか?ニホンは2度もろけっと打ち上げ失敗して恥をさらしたニダに!!」
「うー、でもこの間のろけっとは成功したし・・・」 (そのケンチャナヨがものすごくコワイってば!!)
「成功してももう、ニホンの宇宙技術に信用する人はいないニダ!!これからはウリの時代ニダ!!やはり宇宙の起源であり
 半万年の歴史を持つウリナラこそ宇宙を開拓するに相応しいニダ!!みんなウリの技術に期待しているニダ!!」
カンコ君、この間のニホンちゃんのろけっと打ち上げ成功に対抗しようとしているのでしょうか。ニホンちゃんは止めといたほうが
いいのになぁと思いながらあきらめています。

「おーい、ニホンちゃん。何しているんだい。今日は『国際宇宙すてーしょん』建設の会議があるのにそんなところでグズグズしているヒマはないぜ。」
アメリー君が声をかけてきました。
「う、うん、そうだったね。それじゃあカンコ君ガンバッテネ。バイバイ」
「ほら、一緒に行こうぜニホンちゃん。ところで実験室の開発は順調に進んでいるかい?」
「うん、『きぼう』ね。順調だよー。」
「みんな順調に進めているのにロシアノビッチの奴・・・ウオツカばかり飲みやがって・・・あいつのせいでだいぶ遅れたぜ。」
「本当にね。一体いつ完成するんだろうねぇ。」
「でも、これだけのプロジェクトをみんなで進めるのは楽しいよハハハハハハ、・・・あれ、カンコ君まだいたのかい?早く帰らないと
 お家の人に怒られちゃうぜ。」
アメリー君、突っ立っているカンコ君にサラッと言いはなちます。
「な、なんでウリを仲間にいれてくれないニダーーー!!!アーーイイーーーゴゴゴーーー」
カンコ君、仲間はずれにされたと思ったのでしょうか?涙ながらに教室を飛び出して行きました。
はたしてカンコ君が『国際宇宙すてーしょん』に参加できる日はくるのでしょうか?







68 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/21(日) 00:45 ID:Fhg9WGks]
おおっ、ひさびさのニホンちゃん+カンコくんだ!
やっぱりこの物語の主役はニホンちゃんだと再確認しましたよ。
ところで最近長文が目立つのは何故? べつに短くてもいいのに。

69 名前:JY [2001/10/21(日) 01:03 ID:gzGi8Z3Q]
1、手の込んできている話が増えたから
2、落ちが単純じゃないから
3、話かぶるのを避けるため複雑に
4、ニホンちゃん自体のレベルが上がり、表現方法が高度化した
5、「萌え」を強くこめすぎ(w
などが原因かな、などと思う。

70 名前:らんまる [2001/10/21(日) 01:34 ID:PlcSgsM.]
はじめまして、ちゆちゃんの所から飛んできて、1週間ほどかけて
公開されているお話、全部読ませていただきました。
とても、おもしろかったです。
ニホンちゃんがきっかけで日韓関係にも少し興味を持ちました。

5年地球組の関係は日本から見た世界観としてよくできている
ほうだと思います。ドイツの兄弟やタイワンちゃんなんかは
少し親日すぎる傾向がありますが、お話の世界なのでそれはそれで
よいのかもしれません。
世界情勢に近づけるとするなら、東南アジアの方々が出てきて
弱弱しくニホンちゃんに味方してるとよいかもしれませんね。

しかし、このお話を読んでて、どうも自分は右よりの人間
だということに、気がつきました。もともと左よりだとは
思っていなかったのですが、にほんちゃんに頑張って独り立ち
してほしいなんて、思っているあたり、きっとそうなのでしょう。

作者の方々、これからも頑張ってください。
はじめての書き込みなので失礼なことしていても大目に見てください

71 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/21(日) 01:37 ID:Fhg9WGks]
ところで画像掲示板の永月弥生氏のイラストを念頭に置きながら
>>61-64を読み返すと萌える萌える…。
ポルとガル最高。

72 名前:JY [2001/10/21(日) 02:36 ID:hs3ka2m6]
ニホンちゃんは愛国小説だ!(?)

73 名前:ギネス記録ニホンちゃん編 [2001/10/21(日) 03:36 ID:TPaxU7N.]
世界記録を更新?

仲良く会話をかわしながら帰るニホンちゃんとカンコ君
珍しい事もあるものです。
「競技場がとうとう完成したニダ」
「よかった〜大会に間に合わなかったらどうしようかと心配してたのよ」
心のから安心するニホンちゃんカンコ君との共同開催の大会なのにカンコ君の作る
競技場の建設が遅れに遅れ、気が気でなかったニホンちゃんもほっと胸をなでおろします。
「ねェカンコ君、どうして競技場の完成が遅れたの?」
「ニダ?」
訊いてから後悔しまくるニホンちゃんどうせカンコ君の事です。金が足りなかったなどと答えるはずはなく
どうせ「ニホンが邪魔したからニダ」と難癖つけてくるに決ってます。
ところがですカンコ君の答えはちがっていました
「工事が遅れたのは、世界記録を更新するためニダ」
「本当なのカンコ君、どんな世界記録、観客動員世界一、それとも世界一の大きさ?」
カンコ君の発言に興味をもち訊ねるニホンちゃんに対しカンコ君は小さな声で
「競技場崩壊、死亡人数世界一ニダ」  「えっ?」
「建物崩壊はカンコ家のお家芸ニダ」  「なっ!」
「冗談ニダ」
それだけ言うと小走りでニホンちゃんから離れていくカンコ君
「まって〜カンコ君私のあげたお金でどんな競技場たてたのよ〜待っててっば〜本当に冗談なの〜ねぇ答えてよぉ」
一人残されたニホンちゃんの声が街にこだまします


作者 韓国の競技場がギネス記録を塗り替えない事を切に祈ります


74 名前:ギネス記録ニホンちゃん編 [2001/10/21(日) 03:41 ID:TPaxU7N.]
おなじネタでプロKにも書きました興味のある人はそちらも見てくださると嬉しいです。

75 名前:謎ジャム [2001/10/21(日) 07:30 ID:9ZdDNVU6]
「わたし、ジャム1瓶で食パン3斤はいけるよ」
ケベックちゃんはご満悦です。
「僕にもジャムくれないかな」
「しかたないわね、ちょっとだけよ」
ケベックちゃんは嫌そうな口調でカナディアン君にいいますが満更でもない様子。
いつもは口もきかないぐらい仲の悪い兄妹ですが、たまにはこんなときもあります。

"あらあら、きょうはふたりとも仲良しさんね"
カナディアンママは柱の影でうっとりと微笑みました。
"せっかくだからこのジャムも試してみましょうか"
その手に持つのは、真っ赤なジャムの入った瓶。
「カナディアン、ケベック。こんなジャムもあるんだけど…試してみない?」
「ママ、これ何のジャム?」
ケベックちゃんがたずねると、カナディアンママは微笑みました。
「それは秘密です」
興味津々のふたり。
「もしかしてハーブのジャム?」
そうよ、とカナディアンママはいいました。
「カンコ君のママに教わったの」
その言葉に、カナディアン君は背筋に怖気が走りました。
「ぼ、ボクいいや。もうおなかいっぱい」

玄関をでたカナディアン君はできるだけ速く遠くへと逃げるために走り出しました。
"ごめん、ケベック…でもあれだけはダメなんだ"
真っ赤な謎のジャム。
"ごめんよ、ケベック"
そのとき遙か後ろのほうで、ケベックちゃんの断末魔の叫びがあがりました。
カナディアン君は心の涙を流しました。


その後1週間、ケベックちゃんはカナディアン君を無視しつづけたそうです。
どっとはらい

76 名前:210話作者 [2001/10/21(日) 07:40 ID:9ZdDNVU6]
>>75元ネタはこちら
http://www.kanmon-ichi.com/shinri/togarashi.html#02
かの国には本当にあったのデスネ(滅

77 名前:ニホンのoops ◆DRnX1.4. [2001/10/21(日) 07:51 ID:VRrJiVQ6]
>>76
ちょっと興味あり、です。

78 名前:210話作者 [2001/10/21(日) 07:58 ID:9ZdDNVU6]
>>75 補足
ニホン「最初にケベックちゃんが食べていたジャムはメイプルジャムだよ」
カンコ「また210話作者は誤字脱字ニダ。謝罪と反省を要求しる」
ニホン「総督府と本家で微妙に文が違うのはそのせい?」
作者 「記憶にございません(w」

>>51-53
お疲れさまでした。
あとは管理人ニムに登場人物紹介ページを更新していただくということで。



79 名前:カナダ在住 [2001/10/21(日) 11:50 ID:pxkdVFaE]
>>76
ジャムと言うからには甘いのでしょうか?
何にしても食べる度胸はないです。
私の友人(かの国出身)はトーストにコチュジャンを塗って食べていたらしい…

80 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/21(日) 18:44 ID:Mryj0Oko]
>>66
サイトから行ける画像アップロード掲示板の方にアップしておいたらどう?

81 名前:66 [2001/10/21(日) 19:20 ID:HftZj2BI]
つう、わけで入れときました。

82 名前:大ニホン [2001/10/21(日) 19:40 ID:89U0UFfc]
ウリスソフトが送る冬の新大作【大ニホン】
戦後歴史構築ゲーム。マルチエンディング方式。
「今度は、違う未来を見たい…」


「この半島(シマ)はもともと、我が家のものだったのよ。だから、好きにさせてもらうわ」

「大好きだったあの子と涙の別れ。…そして、ブタの群れの来襲。ブタ! ブタ! ブタッ」

「ヒック。オレの家の家族の多さを見な。それに技術も懐具合も、アメリー家以外に敵はねぇ! 宇宙がオレを呼んでるぜヒィック!」

「違う! あたしたちは謝り続けるしかないのよ!」

「――みんな自分が可愛くてね。勝ったほうにつきたがるのさ。…これからは花火がある方、かな。君も含めてね」

「ニダニダニダ! ニホンは負けたニダァー!! これからはウリの時代ニダッ!! 今夜にでも…好きにさせてもらうニダ。蹂躙ニダァ。ヒョンニム!」
「もうニホンにでかい面はさせんニダ…」

「味方の家は多い方がいいアル。奴の後押しして、一気にたたみかけるアル」

「ロシアノビッチ家の力量も知りたい……うちはカンコの後押しだ」

「アーリアへ――もう林檎の花が咲く季節になったな。元気にしているか? 何時でも無事を願っている。     お前の兄 ゲルマッハ」
「…手紙、これだけなの?」
「そうだ。それより、この家はこれから新しい方針の下で新しい歴史を刻む。アーリア、そのためにもお前には強くなってもらわなければ困る!」
「はい!」

「…独裁者達も吊るして、全ては終わった。世界はまた彩りを取り戻すのさ。僕もさしあたり、潤いが欲しいね。…まるであの子の黒髪の艶のような」

「ケーキは四人で、話し合って分け合いましょう。…随分とボロボロのケーキですけれど」
「立場の逆転ですわね。…でも今度は、手加減しなくては。私たちは知性ある人間なのですから」
「では協議を始めよう」
「おまえら、分かってるだろうな? ウイック…」

「償いをするためなら、命だって惜しくはないわ――ニホン、邪魔はさせないからね!」


アサヒちゃん嘘ばっかつくから、や!


83 名前:ニホンちゃんのママの名前は? [2001/10/21(日) 22:32 ID:Isa3UjZI]
 植物の名前ならば、
  マツ、タケ、ウメ  駄目だよな
  あやめ、すみれ   このあたりだったりして。
 でも本命
  キク or 菊子   だよね。

84 名前:明河 ◆FIk/Y59c [2001/10/21(日) 23:31 ID:Gx/vkj/I]
「さくら」が使われているからのう。
「キク」や「菊」ではあんまりだと思うが・・・
せめて「白菊」・・・これもなんだか変だな。
日本らしい名前と言うと・・・
「椿」「楓」「牡丹」「紅葉」「瑞穂」
思いつくまま上げてみたが・・・。

85 名前:明河 ◆FIk/Y59c [2001/10/21(日) 23:44 ID:Gx/vkj/I]
あぁ、「弥生」「葉月」等というのもありかも知れぬ。

86 名前:名無しさんは在日同胞ニダ [2001/10/22(月) 00:52 ID:Nv8ugtjI]
>83
ナデシコさんじゃなかったっけ?
どこで見たんだっけか

87 名前:86 [2001/10/22(月) 00:56 ID:Nv8ugtjI]
つーってもナデシコさんじゃあまりにも「そのまま」だからまずいのか‥‥

個人的には「シラギク」さんきぼん

88 名前:七市 [2001/10/22(月) 01:40 ID:ISrSbmqQ]
>86
「ナデシコ」はニッテイさんの奥さんで、
ニホンちゃんのおばあちゃんのはず・・・
だと思ったぞ。

89 名前:テスギ ◆tS6CjM8I [2001/10/22(月) 03:13 ID:ht1mk/Bw]
>>84
牡丹は中国の国花では?

90 名前:なな吉 [2001/10/22(月) 03:23 ID:/8d/infI]
椿は、「トンベキ」が語源ニダ、ときいたことがあるからなぁ。

91 名前:210話作者 [2001/10/22(月) 06:24 ID:Nhugq/5Y]
第518話「三つの名前」によるとカム姓ではカムアメノヤスラギヒメ
日之本姓では…むつかしいなぁ。
桜繋がりで、咲耶=サクヤさんというのは?
あ、そしたらカム姓はカムコノハナノサクヤヒメになるか(歪曲

92 名前:名無しさんはアガシニダ [2001/10/22(月) 09:09 ID:sXOvD3Ew]
>>91
コノハナノサクヤヒメって、なんかえらく懐かしい響きなんですけど・・・


93 名前:止水 [2001/10/22(月) 12:52 ID:oUBhz.JM]
害虫駆除

ニホンちゃんはゴキブリが大嫌いです。
その姿をみるだけで気絶してしまいそうになります。
そこで台所にホウ酸団子を置いてゴキブリを
退治しようと思いました。
ニホンちゃん「ウ〜ん、こんなもんかな?」
ニホンちゃんはすでにホウ酸団子を作り終えていました。
それを窓からのぞき見ていたカンコ君は
カンコ君「ニダ・ニダ・うまそうニダ〜」
なんていってます。
そして皆さんの予想どうりカンコ君はニホンちゃんの
家に忍び込みホウ酸団子を残らず食べてしまいました。
そして、翌朝
ニホンちゃん「あれ〜?ホウ酸団子が全部ない?
       でも、ゴキブリもいない。どうして?」
なんて首をかしげている頃
カンコ君「ウ〜ん苦しいニダ〜」
ホウ酸団子ごとゴキブリを食べてしまったカンコ君、
本当に苦しそうです。
ニホンちゃんは思いがけず自分の身の回りをうろつく
害虫を一掃できましたとさ。

教訓:ホウ酸団子は人体にも有害です。                       END

94 名前:?氏 [2001/10/22(月) 17:21 ID:qn0rEuSQ]
イラスト倉庫のギャラリーが更新されないので、SUBの倉庫を作りました。
http://page.freett.com/nihon_chan/index.htm
ただ、173から239までが「ぼっこり」空いてしまいました...(泣
お持ちの方がいらっしゃいましたら、メールを頂ければ嬉しいです。
よろしくお願いします。

95 名前:たれぽん ◆ioJhOZxk [2001/10/22(月) 18:33 ID:AAFVdj/k]
ある日の日記

 今日はアメリーくんやロシアノビッチくんたちなどクラスのリーダーが
チューゴくんのおうちにお呼ばれしました。
チューゴくんは今日はみんなにわが屋の服を着てもらうと言って
おそろいの服を出してきました。
その時、リーダーでもないのについて来たカンコくんが一番先に手を出そうとしました。
するとチューゴくんはこわい目でカンコくんをにらんで怒り出しました。
「お前なんか、お情けで呼んだだけアル!何いい気になってるアルか!」
カンコくんはチューゴくんのけんまくに驚いておもらしをしてしまいました。
 私たちはかわいそうに思っておもらしをして泣いているカンコくんの着替えを
チューゴくんに用意してくれるようにお願いしました。
チューゴくんはわざと私達とはおそろいでない服をカンコくんにわたしました。
 そのあとみんなでお話しやご飯を食べたりしましたが、
他の人達と面と向かってお話しの出来ないカンコくんが
私のそばにぴったりつきまとっていたのは
はっきりいって「チョーウゼーコイツー」とおもいました。

96 名前:りどる [2001/10/22(月) 19:07 ID:dT11IY46]
ニホンちゃん、カンコ君とお揃いの服をきて謎々合戦です。
「この服ちょっと寒いニダ」
「ガマンだよ、カンコ君」
ふたりのお師匠、中華マンションに住む謎かけ師のDr.ルマさん直伝の衣装です。
「じゃあいくよ。狗子に還って仏性ありや?」
「んなもん全然わからんニダ!」
カンコ君はニホンちゃんの頭をポカッと叩きました。
「痛いよお」
全然謎々合戦になっていません。
あのね、カンコ君。単に衣を着るだけでは全然だめなんですよ。
言葉で示さなくっちゃ。


どっとはらい

97 名前:210話作者 [2001/10/22(月) 19:17 ID:dT11IY46]
>>96
元ネタは韓国禅宗の乱闘事件でした。

>>68-69
さすがに短いネタは難しいところがあります。
努力はしているのですが(鬱

拙作は原因1、2、5が該当してるし〜。

>>92
で、ニホンママのおねいさんはイワナガさん(w

>>94
お疲れさまです〜。
これからはお絵描きの恥は書き捨てられないのか(汗

98 名前:JY [2001/10/22(月) 23:52 ID:7iVT1YUA]
>>97
最近、おえかきで海苔海苔じゃないですか(w。

99 名前:名無しさんはアガシニダ [2001/10/23(火) 00:42 ID:YALWR7Ww]
>>83
「あやめ」か「すみれ」って、いいなぁ
なんか、大人の女性的雰囲気満載で

100 名前:カンコのカの字もでなくて済みません [2001/10/23(火) 01:40 ID:v.BDIU1M]
マカオがある日、両親に居間にくるように言われました。
マカオは話があるならその場ですればいいのにと考えながらも居間に向かう事にした。
居間のドアを開けると両親が沈痛な面持ちでソファーに座っている。
マカオもそれを見て気を引き締める。おそらく何か重大な事でも話すのであろうと
緊張の糸が張り詰める中、最初にマカオの父が口を開く
「マカオ、お前に大切な事を話す。驚かないで聞いて欲しい」
マカオの思った通りだ、でも一体何を話すのだろう、思い浮かぶ事はない、ただ一つを除いて
「お前は私達の実の子じゃない」
両親にそう告げられてもそれ程驚くことではなかった。
その事は薄々気づいていたが両親が本当の事を話すまで気づかない振りをしていたのである。
「私達は子供が欲しかった。そこでチュウゴ家に頼んでお前を養子にもらったんだ。
 この事はお前も薄々気づいているだろう、だが話はこれだけじゃない。
 実はチュウゴ家がお前を帰して欲しいと言ってきているんだ。」
さすがにこれにはマカオも驚いた。まさか今さらチュウゴ家に戻れと言われるとは思っても見なかった。
「父さん、まさか僕が邪魔になったから出て行けと」
「そういう訳じゃないんだ、チュウゴ家がお前を帰して欲しいと言って来ているんだ」
「今さら帰せなんて、それになんで何でチュウゴ家のいう通りにするの?」
「たしかにその通りだ、でも子供が欲しいばかりに、話し合いと名を借りた脅しまがいでお前を・・・」
そのまま泣き崩れる父、それに寄り添う母をマカオは見ていられなかった。
昔と違い両家の力関係は逆転しているこの事を断れば家はどうなる事かマカオにも分かっている。
それにチュウゴ家の人の気持ちも分かる。おそらく無理やり僕を連れて行かれたと思っているのだろう、
マカオは一つの決断をした。僕がこの家を出れば事は済む
「父さん、母さん、僕はこの家を出ます。これは僕が決めた事です。
 父さんには何も関係ありません、自分を責めないでください」


101 名前:カンコのカの字もでなくて済みません [2001/10/23(火) 01:41 ID:v.BDIU1M]
「すまない マカオ」
そのまま僕に頭を下げ動かない父
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、わがままな母さんを許してマカオ」
マカオに抱きつき謝り続ける母、両親の姿を見てあらためて思った。これで良かったのだと
別れの当日、
僕を迎えにきたタクシーの前で見送る両親
「さよなら、父さん、母さん、お元気で」
「マカオ、いくら離れ離れになっても・・・」
「わかってるよ、母さん、チュウゴ家に行っても、二人は僕の父さんと母さんだよ」
「あなた、マカオがこんなに立派に」
「当たりまえだ私達の息子じゃないか」
「では、名残惜しいですが、さようなら 父さん、母さん 運転手さんお願いします」
タクシーは走り出し、バックミラー越しに見えるのは父の胸に顔をうずめなく母、涙を必死に堪える父、
その二人の姿がどんどん小さくなるのを見つめながら、僕は素晴らしい両親に育てられたのだと心に感じていた。



102 名前:香港キャラを勝手に作って済みません [2001/10/23(火) 01:44 ID:v.BDIU1M]
チュウゴ家に着くと本当の両親が僕の到着を待っていてくれた。
マカオが感じた第一印象は大きな人である。大きさ、威厳、威圧感すべてにおいて大きい、
とても昔は張子の虎と陰口を叩かれていた人には見えない
「チュウゴさん、はじめましてマカオです。これからよろしくお願いします。」
マカオがそう言い頭を下げると、チュウゴさんは大きな手で僕の頭を撫でながら
「マカオ君、今日から家族なんだそんな他人行儀はやめたまえ、お父さんと呼んでくれないか、」
「はい、お父さん」
「うむ、こちらこそよろしくマカオ君・・・家族なのだからマカオ君ではいかんな、よろしくマカオ
出迎えがわしら二人だけで済まないねえ、他の連中にも出迎えるようにいったのだが、今呼んで来るからそこの椅子にでも座って待っていてくれ」
そう言うと僕を部屋にのこし他の人を呼びにいってしまった。
あらためて部屋を見渡すと物凄く大きい、今まで住んでいた家がウサギ小屋に思える大きさである、キョロキョロと部屋のなかを見ていると
大きな時計の陰から誰かがコチラヲ覗いている。
背格好からして同い年位の女の子、黒い瞳に黒い髪 赤いクツに赤い服、胸元には白い花のアクセサリー 出て来ようか隠れれようか迷っている様子
マカオも声をかけるべきか迷っていると、物陰に隠れていた女の子の方が先に時計の陰から話かけてきた。
「始めまして、私の名前は香、あなたの名前は」
「あっ始めまして 僕の名前はマカオ、今日からここの家に住むことになりました。」
それを聞くなり香はマカオのそばによると
「あなたがマカオなの 今日からここに住むっていう、何か困った事があったら私に聞いてね、私もここに着たばかりだけど、私の方が少しここに来るのが早かったから私がお姉さんよ、お姉さん、いい響きねぇ 昔住んでいた家にはねぇ・・・まあいいわ 私が姉 彼方は弟、わかった!!」
会話というより一方的に話し掛けられ困惑している所に
「香、マカオを困らせてはいかんぞ、マカオついた早々、香の相手をしてもらってすまないねえ」
「お父さん、私がマカオの相手をしてあげているのよ」
「そうか、でも年上の人を呼び捨てにしてはいかんぞ」
「えっそうなのマカオの方が年上なの・・・でも私の方がこの家に早く住むことになったから私が姉よ いいマカオ」
「香」
「ひっ?! 私が妹です。よろしくおねがいします マカオ兄さん」
「こちらこそ よろしく」
マカオは心の中で呟いた。
父さん、母さん、ここの人達をうまくやっていけるか少し不安です。
 


103 名前:うえの作者 [2001/10/23(火) 01:55 ID:v.BDIU1M]

ホントに韓国となんの関係も無い話ですみません
マカオ返還の話ですが既出は無いと思いましたがどうでしょう


104 名前:名無しさんはアガシニダ [2001/10/23(火) 06:07 ID:ExlhDj9A]
マカオ君はギャンブラーってイメージが・・・
そうなるとアメリー家のベガスちゃんも!?

105 名前:止水 [2001/10/23(火) 12:47 ID:xdGhjkdI]
真の敵

おや、カンコ君が草むらで暴れています。
カンコ君「ニダ、ニダ、ニダ〜」
イナゴを踏み潰そうとしています。
弱いものイジメとは根性腐っています。
イナゴたちはこの自分たちの敵を倒す事にしました。
イナゴは群れとなってカンコ君に襲い掛かります。
カンコ君「アイゴーーーーーー」
カンコ君は無様に逃げ去っていきました。
今度はニホンちゃんが虫かごを持ってやってきました。
ニホンちゃん「イナゴさん、おいしい餌があるよ〜」
イナゴたちは我先にと虫かごへ入っていきます。
ニホンちゃん「これだけいれば十分ね」
と、虫かごを持って家に帰っていきます。
ニホンちゃん「さあ〜て、おいしくつくるわよ」
イナゴたちはなにをおいしく作るのだろう?
とても疑問に思いました。
ニホンちゃん「おいしい佃煮になってね」
笑顔でイナゴたちに死刑宣告をします。
イナゴたちは真の敵を悟りました。

教訓:気づいたときにはすでに遅し                       END

106 名前:名無しさんはアガシニダ [2001/10/23(火) 17:39 ID:sDml4oHs]
>>104
バッ!、バニーガール!ハァハァ

107 名前:名無しさんはアガシニダ [2001/10/23(火) 17:56 ID:AjQG4t4Q]
ん〜、史実に則ってるところが「ニホンちゃん」のキモだと思うんだけど……。
童話作られてもちょっとねぇ。

108 名前:ななしさむ [2001/10/23(火) 23:03 ID:MontOtYQ]
「韓国 イナゴ」で検索〜

その後友達と一緒に外に出て近所のロッテ百貨店に行った。なにやら一角で北朝鮮スペシャル
コーナーがあり、北のものが売ってた。掛け軸みたいなものから、焼酎、干しイナゴとかあって面白
かった。平壌焼酎なるものを買って家に帰った。(日本に持ってくお土産にするのだ)
ttp://www.seoulwind.com/ujin/wd200006.html

蚕の缶詰
ttp://homepage1.nifty.com/TAP-T/kuirejo/kuir0015.htm


共和国ではイナゴを食ってるみたいですね・・・・・

109 名前:名無しのゴンベ [2001/10/24(水) 02:55 ID:noZnEbwE]
ふと頭に浮かんでニホンちゃんの外伝(テイコクさんが生きていた頃のやつ)を書いているんだけど
こっちにウプして良いのかな。

タイトルは「ムクゲ大戦」
まぁ、まんまサクラ大戦のパロなんだけどね
激!帝国華撃団の替え歌を作ったらつい調子に乗って・・・

110 名前:JY27 [2001/10/24(水) 03:05 ID:TDBkZDOs]
「美しきかな。」

エリザベスちゃんとフランソワーズちゃんが一緒に帰っています。
グランドのそばの花の道を、
ゆっくり歩くふたりは、まぁ、とっても絵になるものです。
しかし何やら・・・まあ、いつものことのようですが。

E「最近、よってくるバカが多くって〜。
F「ふーん、1個中隊の変態にモテてうれしそーね!
E「ふ〜ん、1個大隊よ!
  ワタクシが美しすぎるから、
  かしら?誰かとは違って〜?
F「(ムカ!)あなたのあだなって『鉄の女』だったけ?
  あなたの血の色は赤いのかしら?
E「(ムカ!)あなたこそ『マリーアントワネット』でしょ!
  「パンが無かったらお菓子食べれば〜」とかひど〜いこと言いそうよね。

すると、ここに落ち葉を掃いていた国連校長、登場。
   「いやいやおふたりさん、今日もお美しいですな。
    まさに、仲良きことは美しきことかな、ですな。」
E&F「まあ(可憐な笑顔がこぼれる)そうですわね。ごきげんよう、せんせい。」
    そのまま2人は、仲良く帰りましたとさ。    

おしまい。


111 名前:止水 [2001/10/24(水) 09:05 ID:ekKqs5/6]
越冬

ニホンちゃん「越冬野菜っておいしいんだよね〜」
タイワンちゃん「なに?それ」
ニホンちゃん「冬に雪の中に埋まっている野菜の事よ」
タイワンちゃん「凍って食べられないとかないの?」
ニホンちゃん「う〜ん?大丈夫みたいだよ」
この話をこそーりと聞いていたカンコ君は
カンコ君「ウリも越冬キムチを作るニダ」
まあ、ちゃんとまともにつくればそれなりに
おいしいんでしょうが・・・・・
カンコ君「まず、この瓶を雪の中に埋めるニダ」
カンコ君それじゃあただの保存でしょう!
カンコ君「とりあえず一週間後に取り出すニダ」
一週間後
カンコ君「どこに埋めたか、わからないニダ
     でも、適当に掘れば出てくるニダ」
そういってやたら深い穴を掘り始めます。
カンコ君「おかしいニダ、出てこないニダ
     新しい穴を掘るニダ」
カンコ君「ニダ?出られないニダ。寒いニダ」
雪が降り始めカンコ君を埋めていきます。
カンコ君「アイゴーーーーーーーーーーー」

後日:雪中から発見されたカンコ君は寒さで脳が
   縮みよけいキティになっていました。

教訓:置忘れ注意                         END

112 名前:kBA/EZJo [2001/10/24(水) 17:29 ID:3Y970hek]
ハン版の本家が急降下していますが、
「放置」ということでいいでしょうか。
まぁ、こちらは意味の無い荒れも無いからいいかもね。
ただ、見る人が固定されて
「同好会的存在」になってしまうのもねぇ。
昔はハン版でやっていた時も他の板に比べれば
そんなに荒れることは無かったのに。
偏っているとは言え他の板から得るネタ元情報も多かったし

113 名前:>112 [2001/10/24(水) 17:55 ID:WJCYvb5c]
こちらがコアになればいいんじゃないでしょうかね?
企業家さんのように、こちらに誘導するようにしていけば。
今までも随分貴重な人材が本家からつまらない諍いで去って行った訳ですし・・

114 名前:>111 [2001/10/24(水) 19:56 ID:.pQBEtE2]
>>111
教訓はいりません。ソースください。
>>107 もいってるように、
ニホンちゃんは歴史や社会情勢をネタに話を作っているからおもしろいのですよ。


115 名前:アラー組の生徒達 [2001/10/24(水) 20:04 ID:EQi6w0mo]
地球組のとなりにあるアラー組の教室からはきょうも楽しそうな歌が聞こえてきます。ちょっとだけ覗いて見ましょう。

告白しちゃうYO! わったしのHeartは〜♪
パキスちゃんの澄んだ声の調子にあわせて教壇の上にあがってくねくねとダンスを踊っているのはスーフィーちゃん。
担任の先生がこないことをいいことに自慢のダンスを披露中。くるくると回ったり、飛んだり跳ねたり、スーフィーちゃんとっても輝いてます。
「おい、スーフィー。いい加減にしないと先生がくるぞ」
そういってスーフィーちゃんを注意するのはちょっと頭でっかちなシーア君。腕を組んで、口をへの字にしています。
「いいじゃないNO、その時はそのときだYO」
せっかくの舞台を邪魔されたスーフィーちゃんも面白くありません。腰に手を当てて、ぷっくりと頬をふくらまします。
「だいたいだな、お前は人生楽しみ過ぎだ。歌と踊りばっかりじゃ立派な大人になれないんだぞ!」
「そんなことないYO!」
ああ、いけない感じになってきましたね。こうなるとシーア君いつキレてジハード宣言するかわかりません。パキスちゃんをはじめアラー組のみんなは不安になってきました。


116 名前:アラー組の生徒達 [2001/10/24(水) 20:04 ID:EQi6w0mo]
「シーア君、スーフィーちゃん」
なんとなく穏和な声がしました。
「ふたりともケンカはだめだよ。仲良くしようね」
その声にシーア君もスーフィーちゃんもなんとなく言い争う気にがなくなりました。
「スンナちゃんオハ〜♪」
「朝からなんとなくのんきだな、委員長」
インドネシアちゃんやトル子ちゃんとおしゃべりしててなんとなく遅くなっちゃったの、とスンナちゃんはいいました。
「ああそうかい」
シーア君は他にも言いたいことがありましたが口にしませんでした。なんとなくクラスのみんなに好かれるスンナちゃんを敵に回すと、いくら勉強はできても友達の少ないシーア君に勝ち目はありません。
「忠告しとくけど、トロいと太るぞ、委員長」
「やっぱりそうかな?」
どこまでもスンナちゃんはなんとなくマイペースでした。

117 名前:アラー組の生徒達 [2001/10/24(水) 20:05 ID:EQi6w0mo]
「きり〜つ!」
アラー組のイマーム、アーリム先生がやってきました。
「「「おはよ〜ございます」」」
「はい、みなさんおはようございます」
アリーム先生は教室をみまわすといいました。
「なんだかきょうはみんないつもより元気ですね。どうしたのですか、誰か先生に教えてください」
するとサウジちゃんが嬉しそうにいいました。
「学校がおわったらみんなで、わたしのお家で石投げ遊びするの!」
サウジちゃんの家のお庭には大きな遊び場があります。そこでぐるぐる遊びや石投げをしたりするのがみんなの楽しみです。アリーム先生も小さい頃にサウジちゃんの家で遊んだ楽しい記憶を思い出しました。
「ああ、なるほど。そうでしたか。それはいいことですね」
アリーム先生はほんとうに嬉しそうにいいました。
「それでは授業を始めますよ。みんな着席してください」
「「「は〜い」」」

きょうもアラー組の一日がはじまります。
きっといい日になることでしょう。


おわり

118 名前:210話作者 [2001/10/24(水) 20:07 ID:EQi6w0mo]
>>115-117元ネタはこちらとこちら
http://www4.justnet.ne.jp/~eden/Hst/dic/islam.html
http://www.hmv.co.jp/mu/g/wo/ae/0019/text.asp
地球組、アラー組とくれば…アフリ科か?(爆

119 名前:210話作者 [2001/10/24(水) 20:34 ID:EQi6w0mo]
>>112
先程書き込んできましたが、本家が寂しいです。
本家の皆さんも頑張って〜。

>>114 はう〜(汗
拙作も色々とソースなしの話を出しておりまして謝罪と(以下略

120 名前: [2001/10/24(水) 23:00 ID:ZTKfj7Mw]
ソースもつきてきたし、あんまし厳しくいわなくても…
せめてプロKみたいにソース提供すればいいんじゃないかな?


121 名前:これはウリのものニダ!1 [2001/10/25(木) 02:20 ID:xHTlkZCA]
「ただいま。ふー、疲れたな。」
「おかえり、パパ。お風呂わいているよ。」
ニホンパパはカンコ家の出張から帰ってきたところです。
ニホンパパは本当はカンコ家にあまり行きたくありませんでしたが、カンコ家がサンマを盗んだり、勝手にニホン家の池に侵入したりするので、
仕方なくカンコ家に話し合いに行ってきたところです。
「あなた、カンコ家では大丈夫でした?」
ニホンママが心配そうに尋ねます。ニホンママはカンコ家がニホン家の旗を燃やしたり、ニホンパパの人形を燃やしたりしていたので、とても
不安でした。
「ああ、なんとか無事に終わったよ。双方ともに反省するということで合意したよ・・・今日は疲れた、風呂に入ってすぐ寝るよ。」
最近、働き過ぎのニホンパパを心配するニホンママとニホンちゃんでした。

・・一方、カンコ家では・・・・・

「アイゴー!!せっかくニホンの奴を呼びつけてやったのに、全然こっちの意見が通らなかったニダ!!サンマも来年から盗めないニダ!!」
カンコ家ではみんな怒り心頭です。
「パパ、ニホンパパの奴、双方とも反省など言っていたニダ!!許せないニダ!!反省しるのはニホンだけニダ!!
さっそく、明日学校でニホンに謝罪と賠償を・・・(以下略)」
カンコ君また謝罪要求を要求しようとしています。
「しかし、カンコよ・・・最近ニホンに謝罪と賠償を要求しても相手にしてもらえないニダ!!それどころかニホンが
遊びに来なくなったので、我が家の財政はピンチニダ!!なにかニホンにギャフンと言わす方法はないニダか・・・」
カンコパパがニダニダと考え込むと、
「パパ!良い考えがあるニダ!!ウリにまかせるニダ!!ニホンを悔しがらせるニダ!!」
カンコ君なにやら良くない事を考えてそうです。





122 名前:これはウリのものニダ!2 [2001/10/25(木) 02:20 ID:xHTlkZCA]
次の日の朝ニホンちゃんが教室に入ると遅刻魔のカンコ君がニホンちゃんの机の前に立っています。
「あっ、おはよー、カンコ君。今日は早いね。」
ニホンちゃんが爽やかな笑顔で挨拶するとカンコ君は、いきなりニホンちゃんの机の上に上がって、
「ゴルァ!!ニホン!!最近ニホンのくせに生意気ニダ!!ちょーしにのっているニダ!!」
などと叫びまわります。ニホンちゃんは何がなんだか分かりません。
「ニホンは反省しる!!これを見るニダ!!」
するとカンコ君はニホンちゃんの机の上で、ズボンを下ろしました。
「ち、ちょ、ちょっと何しているのカンコ君!!きゃーー!!!」
カンコ君、机の上でニダニダと笑っています。タイワンちゃんが見かねて、
「ちょっと、バカンコ!!なに見せるのよ!!あんたそれ女の子のぱんつじゃないの!!」
カンコ君、なんとフリルのついたぱんつをはいています。はっきりいって変態です。
ニホンちゃんが口をぱくぱくさせながら、
「あ、あ、あたしの竹島ぱんつ・・・」
なんとカンコ君、ニホンちゃんから盗んだ竹島ぱんつをはいてきています。
「これは、ウリの独島ぱんつニダ!!」
カンコ君、ちゃっかりとバックプリントの竹島の文字をマジックで独島に書き換えています。
カンコ君はニホンちゃんがショックを受けているのを見てとっても大満足です。
一方ニホンちゃんは大切な竹島ぱんつがカンコ君の体臭でキムチ臭くなっているのを想像すると泣きたくなります。
「これから毎日このぱんつをはいてくるニダ!!」
そのままカンコ君は授業も受けず、みんなに見せびらかせながら、ぱんつ一枚で帰っていきました。
ニホンちゃんはカンコ君に汚された竹島ぱんつを取り返せる日が来るのでしょうか。







123 名前:これはウリのものニダ! [2001/10/25(木) 02:20 ID:xHTlkZCA]
ネタは小泉総理が帰ったあと、電撃発表した竹島(独島)国立公園化です。
やってくれましたね、カンコ君!

124 名前:JY28 [2001/10/25(木) 02:46 ID:iKf5iiVk]
「私は夢を持つ。」

彼は家に帰ってきた。
もうすっかり夜である。さすがに秋は日が暮れるのが早いのだろう。
遅めの夕食を食べおえ、そして今日もコンピューターの電源を入れる。
彼のささやかな趣味の作家としての時間は、仕事帰りのこの時間からはじまる。
「さてっ、ハングル板でも行こうかな。『ニホンちゃん』どうなったかな。」
彼は今日もお気に入りの、いつもの所をクリックする。
マウスを動かし終えた時、そこで何か音が聞こえる。
(こん・こん・こん)
ちいさく、そして丁寧なノックの音が聞こえた気がした。
「ん?誰か来たかな?こんな時間なのに。」
だれだろな〜、そう思いながら玄関に足を向ける。
すると薄明かりの玄関、そしてその場所に
ひとりの黒髪の女の子が紙袋をもって立ってた。
「え、きっ君だれ?」
驚き、おもわずたずねた私に、その子は微笑みで答えた。
「えっと、今日は ほんとはカンコ君が来る予定だったんですけど、
 カゼひいて寝込んじゃったから 私がかわりに来ました。
 おもしろいお話を、いつも これからもありがとう。」
そう言うと、呆然としている私へ、小さなキムチのビンを手渡し、
さっと風のように、出ていってしまったのである。
「君はどこからきたんだ?」
自らの声と共に、我にかえった私は思わずドアを開けた。
だが、そこにはだれの姿も無かった。
ただ秋の夜だけがある。
「待って!僕にもっと君の声をきかせてほしいんだ!」
そして静寂。秋空に返事は帰ってはこなかった。
しかも、たった今もっていたはずのビンも消えなくなっている。
・・・いったい、これは・・・夢だったのか・・・。
あれは秋の夜に見た、つかの間の夢だったというのか・・・。



ちがう!
否!
断じて否だ。
それは、このキムチの香りと私の胸の高揚が「信じることのできるもの」
として存在しているから。
幾百万の感動の言葉を押さえつつ私は感じる。
あの世界は、どこかにきっと実在しているのだということを。
「私の心の中に」などという、使い古された言葉を使うことなしにも。

[すべての作家さんたちへ捧ぐ。]


125 名前:読んで思った事 [2001/10/25(木) 03:00 ID:6JaZiYi2]
>>115-118
210話作者さん、キャラの紹介を一つ、ソース見ながらじゃ誰が何だか分からない
キャラクターの一覧を作るのにも少し困ります
ハイ

おまけ
メニス「ひどい、トル子ちゃんやインドネシアちゃんの名前は出ているのに
    どうして私は登場してないの、」
トル子「まあまあ私だって名前が出てくるだけだし、」
メニス「トル子ちゃんは準レギュラーだからそんな事がいえるのよ」
トル子「そっそんな事ないよ」
メニス「どうせ私はゲストキャラこのまま二度と登場せずに消えていく運命なのよ」
トル子「大丈夫よ、きっと210話作者さんが書いてくれるわよ」
メニス「いいえ、私には分かるのもう私の話が書かれる事も、一枚のイラストも
    画かれる事もなくヒッソリと消えてゆく、かわいそうな私、
    どうせ私は胸が大きいだけの女の子なんだわ」
トル子「メニスちゃん、やっぱし、胸の事自慢してるでしょ」

作者の一人 私には、無理です
ハイ



126 名前:本家より転載 [2001/10/25(木) 06:16 ID:H1OzD9KU]
アラー組ってよりアラー班(イスラム班)なんじゃないの?
今までの設定から鑑みるに。
でもアジア班の一部も組み込まれるようなら、いっそ塾にしてしまうとか。
小学 生なんだから不自然でもなかろうし。

127 名前:止水 [2001/10/25(木) 12:53 ID:G39dBCi6]
>>114まだ初心者なので大目に見てください

128 名前:210話作者 [2001/10/25(木) 20:27 ID:p5/4p7GM]
>>125.>>115-117登場人物紹介
アーリム先生…アラー組の担任の先生。
シーア君…ガリ勉で友達が少ない。イラン君の家に居候中。
スーフィーちゃん…ダンスの得意な女の子。
スンナちゃん…アラー組の学級委員長。なんとなくみんなから好かれるおっとりした女の子。
パキスちゃん…イン堂君の隣の家にすむ女の子。実は歌が上手。
サウジちゃん…アラー組いちばんの大金持ちの娘。

210話作者註釈
シーア君、スーフィーちゃん、スンナちゃんはそれぞれムスリムの宗派を擬人化しています。
パキスちゃん、サウジちゃんはいうまでもありませんが、パキスタン、サウジアラビアの擬人化ですね。
アーリム先生ですが、イマームとは『学識ある人』という意味ですが担任に置き換えています。
脳内変換では『○○まる子ちゃん』の担任の先生のような感じです。
余談ですがジハード宣言を出せるのはアーリム先生とシーア君とスンナちゃんの3人です。

サウジちゃんが石投げ遊びといっていましたが、これはメッカ巡礼の際に行うミナ平原の「石投げの儀式」のことを指しています。
ぐるぐる遊びはカーバ神殿にある「聖なる黒石」のまわりを巡るところからとっています。
ここらへんは、NHKスペシャル『イスラム潮流』第1回あたりをみると雰囲気がよくわかるとおもいます。

>>124
はわわ〜、嬉しいです〜。

129 名前:名無しさんはアガシニダ [2001/10/25(木) 20:55 ID:DcQCgNuo]
あまり設定について窮屈に考える必要はないんじゃないかな。作者が「これは面白い」と
思った設定を大らかにとり入れていけばいいと思ってるよ。
「早い者勝ち」みたいな状況にはしたくない。

130 名前:名無しさんはアガシニダ [2001/10/25(木) 23:09 ID:shg8JZOI]
しかし、今更蒸し返すようで何だけど、
やっぱり本家の方に戻った方がよくないかな?

止水さんの話は決して嫌いじゃない。
何で問題になるかというと、
止水さん含めて、話を書く人が
あまりにも固定しすぎているからだと思う。

もっと話を書く人が増えれば、止水さんの書く話も、
止水さんの作風ってことで、全く問題にならないと思う。
(だったらお前が書けと言われたら返す言葉もないが・・・・)

しかし、いまにして思えば、本家にあった頃、
歴代「ニホンちゃん」スレが
ほとんど荒らされることがなかったのは何故なんだろう?

131 名前: [2001/10/26(金) 00:09 ID:9BqLjD4.]
自分も本家光復に一票。
新しい血を入れないとこのままジリ貧になると思われ

あと個人的にはサウジは男のほうがいいかと
イスラム圏の人物を女の子にしすぎたら絵描きさんが困ると思う(笑)

132 名前:なー ◆i2juaL6k [2001/10/26(金) 01:16 ID:QRvHsUCU]
ハングル板の某スレタイトル「正直今の韓国は叩きがいがないと思う奴」
が、強いて言えば元ネタ

「なんだか弱気なカンコ君(1)」

「ただいま、アポジ...ニダ。」
「おー、カンコ、お帰りニダ。どうしたニダ?、なんか元気が無いニダ。」
「最近、ウリの電波が弱くなってるって言うやつがいるニダ、じっさいウリもそう思う
ニダ、アポジ...調子悪いし、今日は早退して来たニダ...」
「今はいろいろ騒がしいからニダ、きにするなニダ。キムチでも食べて元気出すニダ。」
「ん、食べるニダ...パクッモグモグ...」
「ほれほれ、どんどん食うニダ。」
「なんか元気がでてきたような気がするニダ、アポジ、どんどん食うニダ。ムシャムシャ
バリバリ...」


「・・・ニダ〜〜〜、思い出したニダ。今日はキムチ弁当を学校に持っていくのを忘れて
しまったんだニダ。」
「そうかそうか、カンコ、キムチが切れていたからニダ。がんがん食うニダ。」

「むふ〜〜〜、なんか電波が沸いてきそうニダ〜〜〜、カンコ君復活ニダ〜〜〜」
「ちょっと電波出して見るニダ、アポジ。ビリビリビリビリ〜〜〜」
「カンコ、なかなかいい電波出てるニダ。」



133 名前:なー ◆i2juaL6k [2001/10/26(金) 01:17 ID:QRvHsUCU]
「なんだか弱気なカンコ君(2)」

「はうっ?」
「あら、どうかいたしまして?ニホンちゃん。」
「エリザベスちゃん、あたし、なんかちょっと寒気が...」


「アポジ。調子いいニダ〜、電波を強めて見るニダ〜、ビリビリビリビリビリビリ〜〜〜」
「う〜ん、すごい電波ニダ。さすがカンコ、ウリナラの誇りニダ。」


「うぁっ?」
「ニホンちゃんどうしたの?具合悪いの?保健室行こうか?」
「タイワンちゃん...な、なんか目まいがしてき...」


「こうなったら電波最大出力して見るニダ〜〜。マキシマムレベル電波、スイッチオンニダ。
ビリビリビョリビャリビリバリビュリバリビビリリビリビリ〜〜〜〜〜〜」
「カンコの体が青白い電波に包まれているように見えるニダ...電波立国カンコマンセー。」


「あ?あれあれあれ? う...う〜〜〜ん」
「ニホンちゃん、顔色が悪いですよ、大丈夫ですか?」
「せ、先生〜〜、なんだか目まいがしてき〜まし〜〜た〜〜〜」


結局、ニホンちゃんもフラメンコ先生に早退するように言われてしまいましたとさ。

おしまい


134 名前:名無し [2001/10/26(金) 01:32 ID:xugIeP36]
>>132-133
ワラタ。確かに叩きがいがないなあ…ニホンちゃん低調もそのせいかね。

自分も本家復活きぼん。
今は少々馴れ合いが目立つ気が。お絵描き掲示板とか特にそうだけど、
描いてる人達しかレスつけあってないからちょっと妙な空間になってる気が…
(一応言っておきますが絵自体は大好きですよ)

多少荒らされてもズバッと言えるような状態がいいなあ。
書く人も読むだけの人ももっと増えると嬉しい。あんま増え過ぎると
初期みたいに作品が乱立しすぎて読者がおいつかないけど。
以上一読者の意見でした。

135 名前:100話作者 [2001/10/26(金) 12:47 ID:M3s2pKkA]
いまは海外ニュースが事実上アフガニスタンの戦争一色だからなぁ。
文化ネタもかなり使われてネタに乏しくなってるし。ふぅ。

136 名前:ニダニダ [2001/10/26(金) 12:53 ID:Sn0sD7mU]
幸運の天使

天使たちは人々を幸せにする仕事を持っています。
しかし、誰を幸せにするかは抽選によるものです。
悪魔から天使に転職したばかりの天使は今日
この日をとても楽しみにしていました。
天使の担当はカンコ君に決まったとも知らずに。
担当の決まった天使はさっそくその人を
幸せにするために地上に降りました。
そこで天使の見たものは・・・・・・・・
ニホンちゃんのスカートをめくるカンコ君。
犬を捕まえて鍋にするカンコ君。
その他諸々の蛮行の数々・・・・
天使は一発でカンコ君を嫌いになりました。
それでも仕事をしなければなりません。
天使はノイローゼになり悪魔に転職しなおしました。
そこで、カンコ君を不幸にする仕事に励んでいます。
カンコ君がなにをやってもうまくいかないのは
ウリナラキティのせいもありますが、このような面も
あるんですよ。
カンコ君が増水した川でおぼれています。
悪魔は流木がカンコ君にあたるようにします。
悪魔はこの仕事がとても気に入ってます。
ウリナラキティを退治するのは楽しいようです。
カンコ君「アイゴーーーーー」

137 名前:棄て [2001/10/26(金) 13:03 ID:QU18BAdM]
ネタ不足を不安なご貴兄。
よくよく考えてみてください、500以上の話があるのですよ。
短編といえども、この数と量は脅威的です。

いまは、しばらく、待つ時期ではないでしょうか。
今あるコンテンツの整理とか、いろいろあると思うよ。
あるいは、ペーパーメディアにして出版とか。
別の方向へのアクションだってある。

国際情勢が、アフガン一色の現在。
ハン板に戻っても、って思いますが。

138 名前:JY [2001/10/26(金) 23:12 ID:on1eUUKc]
昔の話を手直したいなぁ。
こういうのって、どうすればいいのか。

139 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/26(金) 23:24 ID:teg.uD7E]
>137
>ペーパーメディアにして出版

http://www.omaemona.sfcgi.com/

とか?(手遅れ)

140 名前:ni [2001/10/26(金) 23:41 ID:mYFIbPJM]
>>139
も…もっと早く知っていたら………ガク。

141 名前:JY [2001/10/26(金) 23:41 ID:on1eUUKc]
金からむとややこしいぞ〜。

142 名前:100話作者 [2001/10/27(土) 00:19 ID:G9A2wz3k]
売るのは面倒だよ。
本にするだけでも相当の手間だ。

143 名前:明河 ◆FIk/Y59c [2001/10/27(土) 00:55 ID:HrPMi2Ts]
近所だから行ってみようかのう。

144 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/27(土) 04:14 ID:t/ievo0s]
CDに焼けば良いんじゃないの?
2Chの廃止騒動の時も思ったのだけど、ハン板のログを見やすい形にして
CDで売れば運用資金ぐらいにならんかな?色々問題があるのかな?

145 名前:目次76 [2001/10/27(土) 10:59 ID:4wCtNWP2]
>>12          第7クール地鎮祭

>>13-16        第573話「3年地球組 金九先生」
>>24-25        第574話「技能大会」
>>27          .第575話「チェキすト」
>>31-33        第576話「いい湯だな」
>>44          .第577話「屍鬼 予告編」
>>61 >>64 >>62-63 .第578話「フットボールムンディアル」
>>67          .第579話「すてーしょん」
>>73          .第580話「ギネス記録ニホンちゃん編」
>>75          .第581話「謎ジャム」(>>78 参照)
>>82          .第582話「大ニホン」
>>93          .第583話「害虫駆除」
>>95          .第584話「ある日の日記」
>>96          .第585話「りどる」
>>100-102      第586話「養子」
>>105         第587話「真の敵」
>>110         第588話「美しきかな。」
>>111         第589話「越冬」
>>115-117      第590話「アラー組の生徒達」
>>121-122      第591話「これはウリのものニダ!」
>>124         第592話「私は夢を持つ。」
>>132-133      第593話「なんだか弱気なカンコ君」
>>136         第594話「幸運の天使」

146 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/27(土) 13:26 ID:CGpqmHx6]
HPにある紹介文
>このサイトにある100話以上小説ですが、驚くべき事に

は捏造ニダ!
500話以上に修正して謝罪と賠償を要求するニダ。


147 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/27(土) 15:48 ID:5zMVCJBo]
>>137 >>146
もう500話か・・・

もはや、「カンコ君」を笑うネタ小説と言うより、
国際情勢全般をわかりやすく説く寓話に成長したよなぁ。

ニホンちゃんが登場しない話すら、結構あるし。

148 名前:すがり [2001/10/27(土) 18:26 ID:zpclcyIE]
132-133

昔の関西テレビのCMおもいだしちゃった(笑)

ええか!東京まで電波とばしたれ!ってやつ。

149 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/27(土) 20:22 ID:qs.k.W6g]
ホームページの手直しをして欲しい
>>〇〇がそのままUPされているのは
問題だとおもうが

150 名前:ハックル ★ [2001/10/27(土) 23:07 ID:???]
あ、明日upします!!!!!!!!!
DAGE!!!

151 名前:JY [2001/10/27(土) 23:10 ID:Paeuu6D6]
いまだ、「ニホンちゃん〈仮)」だし(w。
でも、いろいろこういう所を直すのはかったるいですよね。
あんまりプレッシャーをかけるのは止めましょねー。

152 名前:?氏 [2001/10/28(日) 00:15 ID:wg83eUWU]
>>94
欠番、やっと埋まりました。
ご協力頂いた方々に、心より御礼申し上げます。
今後、微力ながらページ更新と充実に努力して行きたいと思います。

〜大河ドラマ『ニホンちゃん』(仮)読者イラスト倉庫(勝手に)補完計画
どうぞご贔屓に。
http://page.freett.com/nihon_chan/


153 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/28(日) 00:18 ID:PYFWnBgo]
>>137 >>139->>142
百人がお金を出し合えば、一人あたり1万円で1000部全国出版だ(w
挿絵、作者、編集はボランティアでどうだ
参照
http://www.ikuhousha.com/
http://www.shogakukan.co.jp/square/
http://www.kodanshashuppan-sc.co.jp/02/price.html

154 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/28(日) 00:37 ID:nvFtTcHE]
>153
いや、同人誌だったらそこまでせんでも‥‥

155 名前:らんまる [2001/10/28(日) 01:44 ID:UmkAyJvA]
同人誌でも全国出版にしても、お話を選んだうえで、再編集する必要ありですね。
一度に500話詰め込んでも、受けないだろうし、顔文字とか2ch的な表現とか
なおさないと、わけわからん人も多いだろうしね。

156 名前:polestar [2001/10/28(日) 02:25 ID:4k5yFN7o]
同人誌出版! 萌えますな。
ときに以前予告した三年地球組の続編なんですけど、書いてるうちにどんどん長くなり、
前編だけで四百字詰め原稿用紙で二十枚近い量になってしまいました。
(後編はこれから書きます。多分同じくらい)
まとめてアップするとあまりに荒らし臭いので、とりあえず前編だけ上げたいんですけど、
こういう形態はオッケーでしょうか。つーか前編だけでもニホンちゃん史上初って
くらい長いっす。

157 名前:ni [2001/10/28(日) 02:40 ID:TTmZKjAc]
こっちのスレでとりあえず優秀作品をあげてみては。
http://www.miniflo.com/bbs//test/read.cgi?bbs=korea&key=1000440962&ls=50


158 名前:ni [2001/10/28(日) 02:40 ID:TTmZKjAc]
あぷきぼん!!

159 名前:210話作者 [2001/10/28(日) 06:33 ID:uTqqWsWI]
>>137
ネタ不足というか、プロットはいくつかつくったのですが、悉くボツ。
代表例を挙げると…

隷奴 on Tsushima(エロエロなので断念)
チョゴリちゃんの話(ニュースソースが微妙)
翻訳文ネタ(元ネタがあまりにもマイナーだったのでボツ)
アイルちゃんのお部屋(DQNな設定になりそうなのでボツ)

はあぁ、他の作者のみなさんが羨ましい〜。

>>156
一読者として非常に読みたいです。

160 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/28(日) 12:27 ID:2Ij8wojk]
>>138 〇〇話の書き直しします とか書いて 話をかけば目次さんとハックルさんが
   何とかしてくれると思うがどうだろう

>>152 ご苦労様です

>>153 ポンと金だすパトロンでも現れないものか



161 名前:ハックル ★ [2001/10/28(日) 15:57 ID:???]
(・∀・)?

162 名前:名無し君 [2001/10/28(日) 16:54 ID:wpm4UBl6]
ニホンちゃんメガネをかける

 ニホンちゃんはゲームのやりすぎとアイモド電話のメールの影響で目を悪くしてしまいました。
 そこで、メガネを買おうと思いましたが、ニホンちゃんの知りあいの眼鏡屋さんのメガネは2万円と高くて、とてもじゃないですがニホンちゃんのおこづかいでは買えませんでした。
 仕方がないので、格安で手に入るメガネを探す為に、町中を探す事にしました。町を歩いていると、偶然カンコ君に出会いました。
 「どうしたニダ?何か探しているニダか?」
 「メガネを買いに行くの。」
 それを聞いたカンコ君は、これはウリの出番ニダと思い、ニホンちゃんにこう言いました。
 「ウリナラの技術では、40分でメガネを作れるニダ。価格も4000円と安いニダ。ついてくるニダ!」
 何か不安だなぁと思いながら、ニホンちゃんはカンコ君について行く事にしました。
 内心、カンコ君はウリのメガネをニホンがかければ、ニホンはウリの事を認めて謝罪するニダ、と思っていました。
 カンコ君の家に着いたニホンちゃんは、カンコ君に従い、視力検査をしました。カンコ君はカタログらしきものを持ってきてこう言いました。
 「どんなメガネがいいか選ぶニダ。選んだら少し待つニダ。」
 ニホンちゃんは、カンコ君に従い、少し待つことにしました。待っている間には、カンコ君の掛け声が「ニダニダムニダ!ムニダニダ!」と聞こえてきます。
 40分たちました。カンコ君は現代風のメガネを持ってきて、
 「出来たニダ。かけるハセヨ。」
とニホンちゃんに渡しました。
 「あ、ありがとう。カンコ君。」
と、戸惑いながらニホンちゃんはメガネを受け取りました。
 「何か困ったことがあったらウリに相談するニダ。」
カンコ君は、自信ありげに答えました。
 しかし、このメガネは、23世紀から来たウリナラ技術のロボット、トンチャモンの協力で作ったということは言うまでもありませんが・・・・

 次の日、カンコ君は、ニホンちゃんが、自分が作ったメガネをかけているかどうか、見てみることにしました。
 「これでニホンは、ウリの事を認めることになるニダ。」
 すると、目の前に、ニホンちゃんとタイワンちゃんが歩いてきました。
 「あれ?ニホンちゃん、メガネかけたんだね。かわいいね。」
 「うん。知り合いに作ってもらったんだ。」
 カンコ君は、めがねを見てビックリしました。なんと、それは自分が作ったメガネではなく、近頃メガネの安売りで有名なズフ屋のメガネだったのです。
 「アイゴーーーーーーーーーーーー!!!!」
 このあと、カンコ君が自己嫌悪に陥ったのは言うまでもありません。
(了)

 元ネタは、昨日のテレビのニュースです。
 
 

163 名前:名無 [2001/10/28(日) 22:05 ID:wnK6jtTg]
お話一つ一つにみんながかいた挿絵を入れては?

164 名前:polestar [2001/10/28(日) 22:42 ID:KGZU5GQc]
「オペラ座の怪人(『エクソシスト』改題)」前編

序章 「ダイアモンド」のもとで

オーケストラの金管が勢いよく、靴を打ち鳴らすようなスペイン風のリズムをきざみました。やがてタンバリンが浮上し、その次は
また金管という風に入れ替わり立ち代わりしながら、三拍子のメロディは崩れることがありません。
陽気ながら哀愁を帯びた曲調は、聴く者の胸を刷毛でなでるように騒がせます。
《アラゴネーズ》――オペラ「カルメン」は第四幕に入っていました。
前奏曲が響くのはオペラ座の大舞台。
現在のオペラ座――「オペラ・ガルニエ」では、バレエの公演が主で、オペラをおこなうことは殆どありません。
プラチナチケットを手に入れた聴衆は、舞台を馬蹄形に囲んだ客席に充満していました。
客席はすべて赤のベルベットで統一され、二階から五階のボックス席の欄干は黄金色。天井まで華麗な彫刻が施され、そのすべては
天頂に下がる大シャンデリア「ダイアモンド」に眩く照らされています。
前奏曲が終り、舞台に合唱が響き始めたとき、客席の一部に影が生じました。
「?」
オペラグラスの暗くなった中年男性が、異変を求めて視線を左右させます。
やがて「それ」を見つけると――眉をひそめました。
「ダイアモンド」の上に、黒マントの男が立っている……ように見えます。
幻覚でしょうか? しかし、他の聴衆も大シャンデリアを差して、ひそかに囁きかわしています。そもそも男かどうかも判りません。
何しろその人物は、シルクハットの下に仮面舞踏会(マスカレード)のような仮面をつけていたのですから。
(どうやって? いつの間に?)
ざわめきは次第に、客席全てを覆っていきました。客席から大シャンデリアへは、飛び移れるような距離ではありません。影が急に
生じたことから、その瞬間にいきなり大シャンデリア上に現れた――とも思えます。
黒マントの怪人は、満座の注目を集めたまま、「ダイアモンド」の縁に近づくと――。
いきなり飛び下りました。
颯爽となびくマント。あちこちであがる悲鳴や絶叫。いっせいに逃げる平土間の聴衆。
誰もが墜落の衝撃を予想した、その瞬間。
怪人は空気のように、平土間の床をすり抜けていきました。
「……………………!?」
誰もが目を疑います。自分たちは何を見たのでしょうか?
声高な議論の声があがります。
オペラ座にはもはや、無惨に破壊されたオペラの残骸が漂っているばかりでした。

165 名前:polestar [2001/10/28(日) 22:43 ID:KGZU5GQc]
   第一章 エクソシストの出番だ

「幽霊?」
ニホンちゃんが怪訝な表情をすると、
「そう、幽霊ですの……」
フランソワーズちゃんは溜め息をつきました。
昼休みの廊下。午後の活気溢れる空気のなか、ニホンちゃんはフランソワーズちゃんと一緒に歩いています。
フランソワーズちゃんは悩んでいました。フランソワーズ家所有の劇場『オペラ座』に、なんと幽霊が出没するという噂が立ってい
るのです。
「以前から客室係や俳優が妙な人影を見たりしていたのですけどね……先日、ついに公演中に現れまして……」
「そんなことがあったの?」
「あった、らしいのです。わたくしは見ていないのですけど……」
階段をふたつ降りると、三階にさしかかります。廊下の窓からは、すでに枯葉を散らす校庭の桜が見渡せます。
最近、急に寒くなってきました。まだ暖房を出すには早いこの時期は、寒さがとくに身にしみるような気がします。
「……季節はずれだよね、幽霊なんて」
首を丸めるニホンちゃんに、
「まったく」
フランソワーズちゃんは笑いました。
角を曲がり、図書室を通り過ぎると、そこは三年地球組の教室です。
「ごめんあそばせ」
「あっ……お姉さまぁん!」
ドアを開けたフランソワーズちゃんに、いきなりケベックちゃんが飛びつきました。
「お姉さま、聞いて下さる? 私ね、ツェルニーのピアノ練習曲四十番を弾けるようになりましたのよ!」
「まあ、三年生で四十番を? 凄いですわ。頑張りましたのね、ケベックさん」
「お姉さまのお陰ですわ。グズな私を励まして下さるから……」
「何を仰るの、貴方の頑張りですよ。……そうですわ、今度わが家でリストの連弾でもしてみませんこと? まだ難しいかもしれま
せんけど、ケーキもご馳走したいですし」
「ああ、お姉さま、お姉さま!」
ケベックちゃんはうっとりと両手を握りしめました。普段と口調も違います。
時ならずして広がる百合な雰囲気を、無遠慮なハスキーボイスが断ち切りました。

166 名前:polestar [2001/10/28(日) 22:44 ID:KGZU5GQc]
「あーーっ! クソ姉貴! 何しに来やがったんだよ!」
サッカーボールを小脇に抱えたコルシカちゃんです。校庭で男子と一緒に遊んできて、顔まで泥まみれでした。
「まーあ、コルシカさんてば冗談がお上手なんですから!」
フランソワーズちゃんは、にこやかに笑いながら、義妹の口に両手の親指を突っ込むと、横に広げてぐにぐにさせました。
「お姉さまと呼びなさいといっ・て・る・で・しょ!」
目だけ笑っていません。獲物を狙う猛禽類のような殺気を放っています。
「あががが」
「お姉さま」
「あががが」
コルシカちゃん、目を白黒させています。
「あがががじゃ判りません。お・姉・さ・ま!」
「お、おへえはま」
「宜しい」
やっと解放されました。
「本当に困ったものですわ……。まったく誰に似たのかしら」
ほう、と優雅に溜め息をつくと、
「仕方ねーじゃんか。オレはオレなんだし……ピアノなんか何の興味もないんだし……」
コルシカちゃんも口をさすりながらぶつぶつ言っています。
「ところで、姉貴……お姉さま、何しに来たんだよ?」
「貴方もご存知でしょう、オペラ座の怪人(ファントム)。あれがまた現れたのですわ」
「えっ、またって……いつ?」
「昨日です。貴方も家のことをもうすこし知りませんと」
「………………」
「大変だったのですわよ。オペラは台なしになるし……悪趣味な趣向と勘違いしたお客が、劇場に怒鳴り込むし……」
「………………」
コルシカちゃんは真っ青です。
「お姉さま、お可哀相!」
ケベックちゃんが手を揉み絞りました。
「……と、いうわけで、これ以上幽霊騒ぎを放っておくわけにはいかなくなったのです。わたくしがこのクラスに来たのは……」
息を吸い込みます。
「……腕利きのエクソシストがいると、伺ったからですわ!」
その瞬間、一同の耳に、「大いなるもの東方より」のBGMが聴こえたような気がしました。

167 名前:polestar [2001/10/28(日) 22:45 ID:KGZU5GQc]
第二章 凸凹コンビ出撃

「エクソシスト……。いたっけ、そんなの」
「お姉さまのお役に立てないのは辛いですけど……」
二人とも何も知らないようです。
「えーと……」
ニホンちゃんは三年地球組の教室を見渡しました。低学年なので机も小さく、どこかままごとめいています。
ウヨ君はベランダで素振りをしていました。
「あっ、いたいた。ウヨ、やっほー」
「あれ、姉さん? どうしたの?」
木刀を止めて汗を拭きます。姉譲りの柔らかな黒髪に鉢巻きを締めた姿は、しなやかな仔狼のような精悍さと愛らしさが同居してい
ました。
「体操服忘れたでしょ。持ってきてあげたのよ。……あのね、エクソシストって知らないかな。このクラスにいるらしいんだけど」
「エクソシスト? エクソシストって……」
「私に決まっているではありませんか」
「わあ!」
いきなり背後に立っていたヨハネ君に、ウヨ君は仰天して飛び上がりました。
「お、お前、何でそんな所にいるんだよ!」
「それはこっちの科白です。日課の祈りを捧げているところにやって来て、木刀など振り始めたのはウヨ君、貴方のほうですよ。
それはそうと、私に来客ですって?」
ヨハネ君はドアの方を振り返りました。
ひと回り小柄なので、頭がウヨ君の目のあたりにきます。春風駘蕩な彼が怒ることは勿論、声を荒げる姿さえ、誰も見たことがあり
ません。垂れ目がちの大きな瞳は、全てを見通しているようにも、あるいは何も考えていないようにも思えます。ウヨ君は絶対後者
だと確信していますが。
「お前、悪魔祓いなんてできるのか?」
「当然です。他に誰がいるのです? エクソシズムはカトリック教理でしか認められていないのですよ? ねえ、誰が?」
「判ったから栗鼠のように見つめるな。気持ち悪い」

168 名前:polestar [2001/10/28(日) 22:46 ID:KGZU5GQc]
やがて事情を聞いたヨハネ君は深く頷きました。
「成る程。劇場に妖魔が出没すると。それを私に退治せよと、そう仰るのですね」
「勿論お礼はしますわ。また公演を邪魔されては堪りませんもの。幾らでも寄付を……」
勢い込むフランソワーズちゃんを、ヨハネ君は手で制しました。
「それには及びません。弱き子羊のため、悪しき者と戦うのも聖職者の務めと心得ております。寄付なら、孤児院や救貧院にお願い
できないでしょうか? 私には無用です」
「ほう」
ウヨ君は感心しました。(意外と立派なやつだ)と思いました。
フランソワーズちゃんも、同じ感想を抱いたようでした。
「まあ……。判りましたわ。この事件を解決してくださった暁には、社会事業に寄付することを約束いたします」
「ありがとうございます」
ヨハネ君が深々と頭をさげると、場はわっと沸き立ちました。
「凄いですわ、ヨハネさん! なんて勇敢なのでしょう!」
ケベックちゃんが感嘆します。
ウヨ君もまったく同感でした。
「うんうん。ヨハネ、武運を祈るぞ!」
腕を組んで頷くウヨ君を、ヨハネ君はじっと見つめました。
「ウヨ君」
「うん?」
「手伝ってくれませんか?」
「ええっ!?」
急な申し出に、ウヨ君はすっかり面食らってしまいました。
「お願いします。悪魔祓いには助手が必要なのです。こんなことを頼めるのは、貴方しかいないのですよ」
「ウヨさん、わたくしからもお頼みしますわ。聞くところによると、貴方はブドーの名手とか。わたくしのために役立てて頂けない
でしょうか?」
「ちょっと、ちょっと待ってくれよ!」
ウヨ君は必死で二人の攻勢を押しとどめました。
「オ、オレはお化けなんかと戦ったことはないぞ! 霊感だってないし」
「だーい丈夫大丈夫。怪人は劇場の全員に見えたといいますし。私と一緒なら、お化けなんかいくらでも見せてあげますよ。魑魅魍
魎の世界にようこそ、ウヨ君」
「いや、あのな」
「……なあ、オレからも頼むよ」
先ほどから押黙っていたコルシカちゃんが、口を開きました。
「……オレも手伝うからさ。頼むよ……」
「う……」
いつになく深刻なコルシカちゃんの様子にたじろぐと、とどめにニホンちゃんが加勢しました。
「ねえ、ウヨ。姉さん、お祓いのことはよく判らないんだけど、武道って困った人のためにあるものじゃないかしら。修行を役立て
るのは今だと思うわ」
「う、うう」
追い詰められたウヨ君がふと目をやると、視線のあったヨハネ君はにへら〜と笑いました。その頭上に蝶々でも飛んでいそうな笑顔
に、
(こいつだけでは危ない)
と、急に危惧を感じました。
「……わかったよ。だけど、役に立てなくても怒るなよ?」
「おお、ありがとうございます!」
ヨハネ君は感動して、ウヨ君の手を固く握りしめました。二人を中心に喝采の渦が巻き起こります。
「本当に勇敢ですわ、お二人とも! ああ、わがクラスにこんな勇士が二人もいたなんて……」
「ありがとうございます、ありがとうございます。
……ところでケベックさん、先ほどから気になっていたのですが、なぜ今日に限って普段と口調が違っ……ぐふうっ!」
フランソワーズちゃんに見えないように放たれたエルボーが脇に埋まります。
彼はいつも一言多いのでした。

169 名前:polestar [2001/10/28(日) 22:47 ID:KGZU5GQc]
第三章 夕陽の校庭で

鬼灯(ほおずき)のように輝く夕陽が、校庭を鈍い朱色に染めています。去り行く一日を惜しませる夕陽の魔力は、しかしいまのウ
ヨ君とは無縁です。
掲揚台のポールの下に座り込んで、関ノ孫六の目釘を締めていました。
日本刀の茎(なかご)は、目釘を通して柄に固定されます。この部分の手入れがいい加減だと、斬り合いの最中に刀身がすっぽぬけ
ることさえあります。
目釘を締めるのは、実戦に臨む武士の心得でありました。
「うっ……うん!」
愛刀の手入れを終えると伸びをします。
ヨハネ君はまだ来ません。
怪人退治を引き受けた二人は、早速その放課後にオペラ座へ乗り込むことにしました。昨日が公演の最終日だったので、オペラ座は
一般公開されています。それも四時半までなので、二人が到着するころには、内部には少数のスタッフが残っているのみです。
「ウヨ君は待っていてください。用具一式を持ってまいりますので」
といって、ヨハネ君は帰っていきました。
「まだかな……」
待ちくたびれたウヨ君は、ポール下のコンクリートに寝そべりました。ひんやりした感触が心地良く、目の前の夕陽をぼんやり見つ
めます。
こうしていると、千々な思いが湧き起こってきます。
胸の奥底で、得体の知れぬ不安が渦を巻いています。半ばはずみで引き受けた悪魔祓い。
ヨハネ君は余裕に構えていましたが、蟻地獄に吸い寄せられるような不快感は、時が経つにつれて大きくなっていきます。
何か巨大な悪意が待ちうけている……そんな気がします。
(大丈夫か、ヨハネ)
寝返りをうちます。
しばし輾転するうちに、悩んでもしかたがない、と強引に見切りをつけました。
餅は餅屋といいます。悪魔祓いはヨハネ君に任せるしかありません。ウヨ君にできるのは、彼を極力サポートすることのみ。
今回の主役は、どこまでいってもヨハネ君なのです。
そう思い切ったとき、校庭に入ってきた白いライトバンがクラクションを鳴らしました。

170 名前:polestar [2001/10/28(日) 22:48 ID:KGZU5GQc]
「待たせてしまいましたね。さあ、早速向かいましょう!」
運転席からヨハネ君が顔を覗かせています。
「ん? ああ……」
ウヨ君が乗り込むと、ライトバンは勢いよく発進しました。
運転はヨハネ君です。大きなクッションを敷いて身長を補い、器用にクラッチやギアを操作しています。
やがてライトバンはハイウェイに入っていきました。
「へえ……ヨハネ、免許を持ってたのか」
ウヨ君が感心すると、ヨハネ君は心底不思議そうに、まじまじと見つめ返してきました。
「……持ってる訳ないじゃありませんか。いくら地球町がクレイジーとはいえ、小学三年生に免許を持たせると思っているんですか?」
「…………と、いうことは……」
「当然、無免許です。しかしご安心を、養父の運転を見て、だいたいのことは判っていますから」
「じょ、冗談じゃないっ!!」
ウヨ君は悲鳴をあげました。後部座席から運転席を揺さぶります。
「今すぐ停めろ、バカ坊主! お前じゃ事故を起こすに決まってるんだ!」
「これは失敬な。そんなことを言われると、もっとスピードを出したくなりますね。ほら、ぐいーん、と」
ライトバンが一気に加速すると、ウヨ君はがん、と運転席に頭をぶつけました。目前に迫る乗用車を大胆なハンドリングで追い越し
ます。百キロオーバーの警告音が脳天気に鳴り響きました。
「……………………!!」
悲鳴にならない悲鳴を漏らしながら、ウヨ君は後部座席にうずくまりました。窓の外では信じたくない速度で景色が流れていきます。
派手なコーナリングが決まるたびにがんがんと頭をぶつけます。
ヨハネ君は賛美歌を口ずさみながら、じつに楽しそうです。
それからユーロ街に到着するまでの間、ウヨ君の寿命はヤスリにかけられ通しでした。

(続く)

171 名前:なー ◆i2juaL6k [2001/10/28(日) 23:10 ID:ONY05f4Y]

コレが例のアレですか?後編うpは明日でしょうか。
楽しみです〜


172 名前:nanasi [2001/10/29(月) 00:02 ID:nmKgShNI]
最高〜!!
ショタ入ってる自分はハァハァ(;´Д`)しまくりです〜

後編に期待!

173 名前:十八番 [2001/10/29(月) 00:29 ID:UmBEhMrc]
ヨハネ君、何だか危険なキャラになっちゃいましたね〜。

174 名前:  [2001/10/29(月) 01:19 ID:1PCx1Eww]
ところでアメリーくんの住む町はアメリー町なんでしょうか。
全然関係なくてスマソ。

175 名前:sage [2001/10/29(月) 01:40 ID:GL1SND/w]
>174
 そのへん設定を考えたことがあって、ニホンちゃんたちが住んでいるのは「地球
町東亜1丁目」、フランソワーズやエリザベスは「地球町西欧1丁目」とか。
 でも一人で作りすぎると他の方を縛ることになると思ってやめた。私は作家でも
ないしね。

176 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/29(月) 06:00 ID:rNk8GicQ]
>164-170
 イイ!

177 名前:かんきょ〜はかい [2001/10/29(月) 12:32 ID:5kI.bptg]
「おイモ、おイモ、おイモだよ〜♪」
「みっともないからやめてくれよ、姉さん」
はしゃぐニホンちゃんはおもいっきりウヨ君から窘められてしまいました。
ニホンちゃんとウヨ君、枯れ葉を集めて庭で焼きイモです。珍しいことにアサヒちゃんまで一緒です。
食欲の秋まっさかりですね。
「そろそろいいんじゃないかな…っと、あっちっち!」
あまりの熱さに焼きイモを落としてしまったウヨ君。
「まったくあんたは意地汚いんだから」
「大丈夫、ウヨ?」
なぜか勝ち誇ったように笑うアサヒちゃんと、ウヨ君を心配するニホンちゃん。
大丈夫だよ、とウヨ君は答えました。
「どうすんのよ、あんたのせいで焼きイモに泥だらけじゃない!」
アサヒちゃんがいいました。
落としてしまった焼きイモはちょっとだけ土埃がついてしまっています。
「皮を剥けば食べられるよ、アサヒちゃん」
「それもそうだけど…」
アサヒちゃんはまだ何か言いたそうでしたが、食欲のほうが勝っていたので口を噤みました。
こんがりと焼けたサツマイモからは甘くておいしい香りがします。
(最初にレンジでチンしてあるから中までホクホクです)
みんなはほんわかとしながら焼きイモの皮を剥きはじめました。
「ニダ! ニダ!! ニダァーーーー!!!」
焼きイモの香りにつられたのか、突然カンコ君が日之本家の庭に乱入してきました。
「ニホンは反省しるっ!」
「ふぇ?」
「イモの皮は食べられるニダ! ニホンは環境破壊してるハセヨ!!」
カンコ君はそういうとニホンちゃんの焼きイモをとりあげてしまいました。
「あうぅ、わたしのおイモ〜」
「これで地球はラブ&ジュースニダ!」
土埃のついた焼きイモをおいしそうに食べてしまいます。
「カンコにしてはいいこと言うじゃないか」
「明日は雨かしら、あたしの予報だと晴れのハズなんだけど?」
「わたしのおイモさん〜」
ウヨ君もアサヒちゃんも驚いて焼きイモを食べるのも忘れてしまいました。
(ニホンちゃんはそうではないようでしたが)

「カンコ、どこ逝ってたニダ。手伝いするハセヨ」
帰った早々ママに一発殴られるカンコ君。
生ゴミを棄ててくるようにいいつけられます。
「う〜重いニダ、シッパル!」
カンコ君がゴミ袋をかかえて収集所にいくと、そこにはニホンちゃんとアサヒちゃんがいました。
「あ、カンコ君」
「ニホン、ちゃんと分別収集したニダか?」
してるよ〜というニホンちゃんとアサヒちゃんはそれぞれゴミ袋を持っています。
「相変わらずニホンはゴミばかり出すニダ、ウリナラのほうがゴミの量が少ないニダ」
そういってカンコ君は持っていたゴミ袋をニホンちゃんたちのほうに投げつけて帰っていきました。
ゴミ袋はびりっと破れて、中のものが飛び出しています。
ニホンちゃんとアサヒちゃんは唖然として道路に散乱するゴミをみていました。
「…アサヒちゃんこれって」
ニホンちゃんは震えながらいいました。
ゴミの中身は、魚の骨にしては大きすぎるし、牛の骨にしては小さすぎます。
散らばるモノのなかには、犬の首輪らしきものもいくつかあります。
「………」
アサヒちゃんは泣き出したくなりました。


どっとはらい

178 名前:210話作者 [2001/10/29(月) 12:34 ID:5kI.bptg]
>>177 元ネタはこちら…
食品ゴミ、日本料理店が最多
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2001/10/26/20011026000008.html

ん〜なんかアサヒちゃんがいい娘になってしまっている(藁

179 名前:210話作者 [2001/10/29(月) 17:47 ID:5kI.bptg]
>>161
バナーと人物紹介まで更新されてる。
お疲れさまでございます〜。

>>164-170
なにげにBGMが(w

>>175
ロンドン警視庁をスコットランドヤードとか逝ったりするので地名と通称は
併用してもまったく良いのでは?
地球町西欧1丁目〜3丁目=ユーロ街とか(大嘘

180 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/29(月) 18:21 ID:7ECBlJqw]
>バナーと人物紹介まで更新されてる。
>お疲れさまでございます〜。

ニホン「ホントだ人物紹介が付け加えられている。仮も取れているし」
ベトナ「人物紹介を書いたかいがありましたね、>>51-53 さん」

書いた人、付けたし、ありがとうございます・・・でもこんな事言っていいのか
     分かりませんが・・・ウリの名前は、>>51-53 じゃないニダ(w


181 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/29(月) 18:25 ID:7ECBlJqw]
ベトナの日記

□月∀日
今日、父様が昔の話をしてくれました。
父様の爺様の爺様がまだ子供だった頃
チュウゴ家の借家に住んでいたそうです。
でも、家賃を持っていくとワザワザ着てくれた
お礼にと家賃の倍のおみやげをくれたそうです。
でもチュウゴ君を見ていると、とても信じられません

∩月◎日
今日チュウゴ君が自慢話をカンコ君達にしていました。
チュウゴ君の言うには、うちのお兄ちゃんと七回ケンカをして
七回とも許してやったそうです。
でもあとでお兄ちゃんに聞いたらチュウゴなんかには負けた事は
ないといっています。
きっとチュウゴ君は七回負けて七回ヒドイ目にあわされたのに
それを許したという心の広いところを自慢していたのだと
思います・・・

〇月△Ω日 
今日、モンゴル君がカンコ君とチュウゴ君を引き連れ
ニホンちゃんに無茶な要求つけて困らしていました。
ニホンちゃんがキッパリ断ると、モンゴル君がニホンちゃん
に殴りかかりました。
でも、足をつまずかせ三人まとめて転んでしまい
三人はばつが悪いらしくすごすごと教室から出て行ってしまいました。
ニホンちゃんは気づいていないようですが、
実はホーチミンお兄ちゃんがモンゴル君の足を引っ掛けた
せいで転んだのです。
すこしいい気味です


182 名前:JY30 [2001/10/29(月) 18:55 ID:9z04kIGI]
「ニホンちゃんとカメラ」

この日曜日、ニホンちゃんはおかあさんとお掃除をしています。
物持ちで貧乏性のこの一家は、生活レベルのわりにいろいろごちゃごちゃしています。
おかげで押入れは、今までの家の歴史の山でうまっています。
それを何とかしようと、いつもいつも手を入れますが、ただ並べ替えただけみたいです。
今日も、そんな今まで幾度も繰り返されたことの、また繰り返しになりそうです。
そんな押入れから、やけにかさばった箱が出てきました。
ニホン「おかーさん!みて、みて!これ何?この、ほこりっぽい箱。」
母「ん〜、あ!カメラね、カメラ!だれのかな?そんなに古くないみたいだけど?」
うちの誰かが買ったけど、飽きてしまったのでしょうか?

ニホンちゃんはカメラが欲しかったところなので、これを貰うことにしました。
ニホンちゃんは女の子で、カメラに興味はないのでくわしくはないのですけど、
なかなかいいレンズ付いていて遠くまで撮れそうです。
うまいことに、家の中を捜すとぴったり合うフィルムが見つかりました。
それをセットし、ニホンちゃんはおもしろいものを探しに外に出ます。


最近、風邪気味で寝こんでいるカンコ君を撮ります。
真っ赤な顔して寝ているカンコ君は、こうしてみると
普通で、かわいくも見えます。
「フフ。きっとこの写真、いやがるだろうなぁ〜。」

ここの所、機嫌の悪いアメリー君を撮りました。
眉間のしわがますます深くなっているようでした。
「アレ、元に戻らなくなったらいやだなぁ。」

大きなスポーツバックをかかえて、挙動不審なアーリアちゃんを撮ります。
「なんか怪しい・・・。」

主婦を活動家にしようとアジっているシャミンちゃん&アサヒちゃんを撮ります。
「・・・。」

なぜか、チャイナ服を着ているチュウゴ君を撮ります。
「あれから、クセになったの?・・・」

公園には仲良く遊んでいる、キャンベラちゃん、ラスカちゃん、ウヨ君が居ました。
なんだか急に幸せな感じになったニホンちゃんに微笑が浮かびます。
「ふふ(微笑)。」

なんだかスーパーのビール袋にいっぱいのビールと缶詰を詰め込んだ、
ぼさぼさ髪のサヨックおじさんを撮ります。

ひさしぶりの再会でしょうか、マカオ君一家が家の前で泣いています。

エリザベスちゃんとフランソワーズちゃんがゆっくりと歩いています。
どこかからの帰りでしょうか。優雅ですね。

アラー組のパキスちゃん、スーフィーちゃん、スンナちゃんにシーア君、
それにインドネシアちゃんやトル子ちゃんが公園に集まって何か話し合っています。
いつもは歌や踊りで陽気なのに。
彼らにもいろいろ複雑な事情があるのでしょう。

路地裏の親猫と子猫を撮りました。
フラッシュで驚かせてしまい、隠れてしまいましたけど。

そして最後に、仲の良いお父さんとお母さん、イーグルを撮りました。

いろいろ、街じゅうを歩き回ったニホンちゃんは足が棒のようです。
ご飯をたべてお風呂に入ってから、机に座って今日のことを振り返ってみます。
すこしとくいなかんじがして、すぐに現像に出すのはもったいなく思いました。
「この写真は写真屋さんにも秘密にしておこうっと。もう少しの間だけ。」
そしてフィルムを、いろいろ大切な物をしまっておく机の鍵の引き出しにしまうのでした。

おわり


解説?
第563話「ブギーポップ」第562話「シャミンちゃん久々に登場?」
第584話「ある日の日記」第554話「ケッベックちゃん」
.第544話「転がる石にも苔は付く」第586話「養子」
第588話「美しきかな。」第590話「アラー組の生徒達」
第469話「緑色」
すいません。勝手に無断拝借してしまいました。ごめんなさい。
横につながる話が書きたかっただけなんです。



183 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/29(月) 19:03 ID:7ECBlJqw]
ホーチミン「分かりずらいので、これから上の解説をします、
      わからないとこは、あるかな?」
マカオ  「最初のは分かるけど、二番目のネタは?」
ホーチミン「これの元ネタは三国志です、孔明さんが南征のさい七擒七縦をしたが  
      ホントはそんな事なかったのです。」
 香   「じゃあ三番目のは元寇なのは分かるけど、それとベトナムが関係あるの」
ホーチミン「元は日本だけでなくベトナムにも同時侵攻しており、そのため日本を
      早く攻め落としたくて、早く船を作れるだけがとりえの韓国に船を作らせたために
      船は沈没、元軍の敗退となったわけです。分かったかな?」
マカオ、香 「はーい、わかりました」

ベトナ   「お兄ちゃん私の日記、勝手に見ないで下さい」


184 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/29(月) 19:05 ID:7ECBlJqw]
>183書くのが手間取ったせいですみません
ベトナの日記の解説です

185 名前:210話作者 [2001/10/29(月) 19:23 ID:5kI.bptg]
次は600話…もうここまできましたか(u

186 名前:polestar [2001/10/29(月) 22:31 ID:AU/ntoog]
>>171
>>172
>>176
ははーっ、ありがとうございます。
伊藤理佐が「説明しよう! マンガ家は誉められるととても嬉しいのだっ!」と家を建てる
マンガで言っていましたが、アレは真実ですね。本当にとても嬉しいです。

>後編うpは明日でしょうか
ごめんなさい。これから書くんです…。
二、三週間ほど待ってもらえないでしょうか。前編はそれくらいかかってますから…。
生産力低いな、俺。

それから目次製作者様。上記のような事情ですので、目次記載は完結してからにして
いただけないでしょうか。お願いします。


187 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/30(火) 01:54 ID:WRKyo3gA]
>>186
楽しみに待っております〜


188 名前:名無し [2001/10/30(火) 01:59 ID:y6JMkX.w]
>>182
すごくイイ…こういうマターリ大好きだ。

189 名前:JY [2001/10/30(火) 02:18 ID:doN4neRo]
>>188誉めてくれてありがとふ。
勝手に話を使わせてもらった方々にも感謝。
前後の話を中断してしまってスマソ。

190 名前:止水 [2001/10/30(火) 12:32 ID:GF8kjRx2]
御酌

今日、五年地球組では飲み物を持ち寄ってみんなで盛り上がっています。
心やさしいニホンちゃんはみんなに御酌して回っています。
カンコ君に御酌しようとすると
カンコ君「いい、心がけニダな」
とてもぞんざいで身の程知らずなことをほざきます。
それでもニホンちゃんは
ニホンちゃん「はい、どうぞ」
と、飲み物をついで上げます。
カンコ君「注いだニダな」
意味ありげな笑みを浮かべるカンコ君。
カンコ君「ニホンはウリの僕ニダ」
そう、カンコ君の家では女性が御酌していい男性は夫か主だけという
決まりがあるのです。
カンコ君はニホンちゃんの主になった気でいるようですが・・・
ニホンちゃん「何で?」
他の家の子にはそんな決まりは関係ありません。
カンコ君「言う事きくニダ、決まりニダ」
ニホンちゃんやクラスのほかの子達には全然わからない事をほざいています。
カンコ君「言う事聞くニダー」
ついにニホンちゃんに飛び掛ります。
ニホンちゃん「イヤーーー」
ドガ、ガス、グシャ・・・・・
エグい効果音の後
タイワンちゃん「大丈夫ニホンちゃん」
ニホンちゃん「うん、カンコ君は?」
タイワンちゃん「帰ったわよ」

ゴミ箱にはボコボコにされたカンコ君が捨てられていました。
カンコ君「アイゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
                                       fin
参考
ttp://www.allkorea.co.jp/cgi-bin/allkorea.front/100425256556/ContentView/1000046/1/1200126


191 名前:eS1Krqd. [2001/10/30(火) 15:30 ID:7eNCX/Lw]
こちらに書かれていない
ハン版のみの文章があるようですが、
通し番号に入らないのでしょうか?

192 名前:無名の武装SS回収班員 [2001/10/30(火) 17:04 ID:H.WOgHZM]
>>191
本家6クール350番レス「秋刀魚」ですね。
早速転載依頼掛けます。

193 名前:秋刀魚 [2001/10/30(火) 19:11 ID:H.WOgHZM]
ある日の事、
カンコ君の漁船団が北のお池に魚を釣りに来ていたのを
見つけたニホンちゃんはカンコ君にいいました。
「あの池はウチの池なのよ、勝手に魚をとらないで・・」
カンコ君はニダニダしながら
「何を言うニダ、あれはロシアノビッチ君の池ニダ!!ロシアノビッチ君と約束したからいいニダ!!
 これは経済問題で領土問題には関係ないニダ!!」
とまったく相手にしてくれません。
ニホンちゃんは「一言ことわってくれればいいから」とか
「三陸池の方が獲れなく成っちゃうよ〜」と言っても
「これはロシアノビッチ君との話でニホンは関係ないニダ」と相手にしません。
カンコ君は内心「ニホンを孤立させたニダ・・」と大喜びです。
しかしカンコ君が喜んでいる間にニホンちゃんはカンコ君に内緒で
ロシアノビッチ君と話し合いをした結果、
来年からの北のお池での魚釣りは
ロシアノビッチ君以外はさせないことに決まりました。
それを知ったカンコ君は
「アイゴー!、来年から北の池で秋刀魚が取れないニダ〜」
とビックリしています。
この穴を埋めようと三陸池で秋刀魚を獲ろうとしましたが、
ニホンちゃんは
「獲っちゃダメ、北の池で勝手に獲ったからいいでしょ」と連れない返事。
カンコ君は
「なにを言う!!これはもう国際問題ニダ!!」といくらキムチ色に顔を染めて怒っても
「最初に経済問題と言ったろ〜」とにべの無い返事・…
「アイゴ〜、ウリの外交が失敗したニダ〜」
とカンコ君の家の中では大騒ぎになったとさ…

194 名前:90PKEROA [2001/10/30(火) 21:26 ID:41s5VjFU]
こんなのあったんだけど
日ノ本桜子ちゃん抱き枕
ttp://www.p80.co.jp/p/kmaam.htm

195 名前:らんまる [2001/10/30(火) 22:48 ID:ySYW5ojE]
>>194
正直、萌えてしまった自分に
げんなり

196 名前:polestar [2001/10/30(火) 23:24 ID:QQZ2XYP.]
>>194
ニホンちゃんはこんなはしたなくないやい。
しかし人に見られたら全人格を否定されそうな枕だな…。

197 名前:ベトナの日記 [2001/10/30(火) 23:43 ID:msVXJm5g]
∧月∩日
フランソワちゃんは私の為にいろいろ親切にしてくれます
うれしいです、ベトナは友達に恵まれています

∧月〇日
フランソワちゃんが突然、私をいじめるようになりました。
わたしの持ち物を無理やり奪っていくのです。
悲しいです、ベトナは何か悪い事でもしたのでしょうか

∧月◎日
今日、ニホンちゃんが私をかばってくれました。
フランソワちゃんは憮然としていました
助かりました、ありがとうニホンちゃん

∧月◇日
ニホンちゃんはあの日以来親切にしてくれます
本当にありがとう ニホンちゃん

∧月Ω
ニホンちゃんがアメリー君に叱られていました。
何かやらかしたのでしょうか
心配です

∧月□日
今日の事は何も書きたくないです
思い出したくもないです

∧月∀日


∧月∧日


198 名前:>>197の訂正 [2001/10/31(水) 00:54 ID:9UOmeLVo]
∧月◇日
ニホンちゃんはあの日以来親切にしてくれます
本当にありがとう ニホンちゃん
     ↓
∧月◇日
ニホンちゃんはあの日以来、たまに無茶な事も
言いますが、いろいろと親切にしてくれます
本当にありがとう ニホンちゃん

元のままの方がいいと思うのなら
しなくてもいいです、ハイ


199 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/31(水) 06:41 ID:l2Fyxmdk]

     「カンコ君、ふんだりけったり」

 ある朝のこと。ちょっと俯き加減で登校してきたニホンちゃん、アーリアちゃんと
二、三言葉を交わしてから、意を決したようにカンコ君に近づきました。
「あ、あの………、カンコ君………」
「なんの用ニダ、ニホンッ!!」
 おやおや、カンコ君ご機嫌斜め。北方池から閉め出され、三陸池でも魚が捕れなく
なったので、近頃ことのほか虫の居所が悪いようです。
 ニホンちゃんは、カンコ君の怒鳴り声にびくり、と体を竦ませました。
 気の弱いニホンちゃん、口元に当てた握り拳が小刻みに震え、見る見るうちに目に
涙が溜まってゆきます。
「………………カンコ」
 アーリアちゃんのよく通る声が冷たく響きます。カンコ君は、その迫力に押されて、
声のトーンを落としました。
「………ニホン、用があるならさっさと言うニダ。ウリは忙しいニダ」
「う、うん。………カンコ君、あのね…………あの……そのぅ…………」
 いらいらいら。元々忍耐心に乏しいカンコ君、おどおどと言葉を詰まらせるニホンちゃん
を睨み付けます。
「あのぅ………ええっと………その…………ふぇぇ」
 なかなか用件を切り出せないニホンちゃんを見かねて、アーリアちゃんが励まします。
「ニホン、おまえは自分で言うって決めたんだろう?なら、勇気を出して言うんだ」
「う、うん…………」

 カンコ君は訝しげにそんな二人を眺めています。そのとき、カンコ君の頭にひらめく物
がありました。
『ひょっとして………ニホンはウリに告白しようとしているニダか!?』
 ヲイ。
『ニホンのこの恥ずかしげな態度…………』
 カンコ君を怖がっているだけです。
『キムチ色に紅潮したほほ…………』
 緊張しているだけです。それにこういう場合は、桜色に、と形容するものです。
『悩ましげにウリを熱く見つめる瞳…………』
 自意識過剰です。
『間違いないニダ!ニホンは男らしいウリに告白しようとしているニダ!』
 勘違いもいいところです。なぜ、さんざんいぢめている女の子に告白されると思える
のでしょうか?彼の頭の中には水素かヘリウムガスが詰まっているのかもしれません。



200 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/10/31(水) 06:44 ID:l2Fyxmdk]


   つづき

「あ、あのね、カンコ君!」
「分かったニダ!ウリも男ニダ!ニホンなんかの言うことをきくのは癪だけど、認めてやる
ニダ!オッケェニダッ!」
「え!…………ほ、ほんとぅ?」
「ああ、ほんとニダ」
 さあ、ウリの胸に飛び込んでこーい!とばかりに両手を広げるカンコ君。馬鹿全開です。
 一方のニホンちゃん、カンコ君の言葉を聞いてぱあぁっ、と、その名の通り桜の花が開く
ような可憐で清楚、そして明るい笑みを浮かべます。
「うん、ありがとう!約束だよっ!」
「ああ、約束ニダ!」
『だから早くウリの胸に飛び込んで来るニダ!』
「じゃあ、来年からうちのお池で獲るお魚の量、減らしてね」
「……………………………………………………………………………へ?」

 カンコ君、ぱかーん、と大口を開けて固まってしまいました。
「きゃー、やった、やったよ、アーリアちゃーん」
「ああ、よかったなニホン」
 その前でニホンちゃんとアーリアちゃんは手を取り合って喜んでいます。
「に…………ニホン。ニホンの話って……………」
「え、だからぁ、来年からうちのお池で獲るお魚の量、減らしてほしいってことだよ。
だって、カンコ君のおうちの船って、うちの船の邪魔ばっかりするし、お魚根こそぎ獲って
いっちゃうし。せっかくうちが稚魚を放流したり、捕る量を調節して、お魚がいなくならない
ようにしても、カンコ君のおうちの船が台無しにしちゃうんだもん」
「二、ニダ!?」
「お父さんもシシローおじさんも怒ってたよ。あ、そうそう。黙って獲ろうとしたら、今度から
花火をぶつけるかもしれないって、お父さんがいってたから。もうしないでね」
「な…………な……………ななな………」
「でもよかった。カンコ君がこんなにあっさりと言うことを聞いてくれて」
「だから言っただろう、ニホン?自信を持って堂々としていれば、なめられたりしないって」
「うん、アーリアちゃんのおかげだよ。おかげでわたしも少し自信がついた、かな?」

 きゃっきゃ、とはしゃぐニホンちゃん達の横で、カンコ君は両手を広げたお間抜けなポーズ
のまま、いつまでも固まっていました。
 勘違いで恥をさらし、先走ったためにお魚を失い、挙げ句の果てには花火の警告です。

 カンコ君、トリプルショック!

「アァァァァァァァァァイイイィィィィィィィィィグオォォォォォォォォォォォォォッ!!」

 抜けるような秋空に、カンコ君の雄叫びが、爽やかに響き渡っていきました。

                                  おしまい



201 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/10/31(水) 06:47 ID:l2Fyxmdk]
ぐわ、しまった。>>199に名前入力し忘れた。

えー、総督府ではお初になります&ニホンちゃん初投稿の三毛と申します。
以後お見知り置きを。

今回のネタは、日韓水産当局者会議で、日本側水域内での操業の条件として、
漁獲高の削減を要求した、と言う話です。

http://japanese.joins.com/php/article.php?sv=jnews&src=pol&cont=pol0&aid=20011029221131200

最初は、いつものよーにカンコ君が文句言いまくりの展開を考えていたのですが、
ちょこっとだけ願望を込めて、こーいう展開にしてみました。
ちなみに、煩悩はたっぷりこもってます。特にニホンちゃんの描写に(爆)

拙い駄文ですが、お楽しみいただけたら光栄です。


………カンコ君の勘違いネタって、以前にもあったような気がしてきたなあ………。


202 名前:希望〜ニホンちゃん外伝 [2001/10/31(水) 09:41 ID:rmIxdpOc]

「どうする?」
紫苑ちゃんは言いました。
「借りるの、借りないの?」
路地裏の片隅でカードをひろげる紫苑ちゃん。
ロシアノビッチ君やらゲルマッハ君をはじめとしてユーロ街

のおもだった子供達が集まっています。
なかにはあの気位の高いフランソワーズちゃんやエリザベス

ちゃんまでいます。
「高いぞこの強欲トレーダー、魔女の婆さんに喰われちまえ

!」
「貧乏人はこれだから困りますわ…ねえ紫苑、わたくしのた

めにカードを10枚ほど用立てていただけないかしら」
紫苑ちゃんはニヤリと笑うとポケットのなかからいくつかの

カードを取り出しました。
「残りは明日でいいよね、エリザベスちゃん」
「よろしくてよ」
エリザベスちゃんからお金を受け取ると、紫苑ちゃんは他の

みんなにいいました。
「で、どうするの。借りるの借りないの?」
こうやって紫苑ちゃんはお小遣いを稼いでいました。

203 名前:希望〜ニホンちゃん外伝 [2001/10/31(水) 09:41 ID:rmIxdpOc]

この様子をオーストリ家の庭から見ていた紫苑ちゃんの伯父

テオは考え込んでしまいました。
"このままではいけない"
紫苑ちゃんは家のない子。親戚を頼ってユーロ街の家々を転

々としています。
「あの娘には情操教育が必要だ」
テオ伯父は決心しました。
あの子に歌を教えよう。
急いで詩を書き上げ、慣れないピアノを何度も弾いて、よう

やく歌ができあがりました。
"できた"
テオ伯父は微笑みました。
さっそく、紫苑ちゃんをはじめ一族の子供達を呼び集めて歌

を教えました。
物悲しいピアノの旋律に子供達が唱和します。
子供達は気に入ったのか、難しい歌をすぐに覚えてしまいま

した。
「みんな、よく覚えられたね」
「ねえテオ伯父さん、この歌なんていうの?」
紫苑ちゃんに尋ねられたテオ伯父は微笑みました。
「『希望』っていうんだよ」
テオ伯父は紫苑ちゃんの頭を撫でました。

204 名前:希望〜ニホンちゃん外伝 [2001/10/31(水) 09:41 ID:rmIxdpOc]

それから間もなくして、ご町内で大きな火事がありました。

このせいでユーロ街の家屋敷は壊れたり焼けたりしてしまっ

たのです。それだけならまだよいのですが、ハプスブルク先

生のお兄さんは寝込んでしまいますし、おす饅堂のスルたん

はギックリ腰で入院です。
滅茶苦茶になったユーロ街をどうするかフランソワーズちゃ

んの家で会議が開かれました。
火事をおこしたゲルマン家やオーストリ家をどうするかが話

し合われましたが、火事で焼け出された人たちをどうするか

も重要です。
アメリー家の代表として出席したウィルソンさんなどは、「

オーストリ家の使用人やおす饅堂の従業員たちは独立して自

分の家を持てばいい」などと勝手なことを言い出します。
色々モメましたがボロボロになったユーロ街を再開発しよう

ということに決まりました。ゲルマン家に金を出させ、オー

ストリ家とスルたんの敷地を分割し、たくさんの家を造るこ

とになったのです。

205 名前:希望〜ニホンちゃん外伝 [2001/10/31(水) 09:41 ID:rmIxdpOc]

「お祖母さま」
「なんだい、私の可愛いエリザベスや」
ブリテン家の奥津城ウィンザーではエリザベスちゃんがおば

あちゃんに相談していました。
「わたくし、火事で紫苑には大変お世話になりましたので、

家をプレゼントする約束をしましたの」
「よい心懸けだね、私の白百合」
「でも、お祖母さま」
エリザベスちゃんはいいました。
「同じ約束をアラブ家の者にもしてしまいましたの。どうし

たらよろしいのでしょうか」
エリザベスちゃんのおばあちゃんは顔を顰めました。
家はひとつしかありません。
それをふたりに与えることなどできるはずがありませんでし

た。
「聞くがよい、愚かな雛よ」
エリザベスちゃんは叱られるかとおもって首を窄めました。
「軽率な約束をするでないよ。だが、交わした約束は重んじ

なければなるまいね。それとも淑女のかわりに売女になるお

つもりか」
「家はひとつしかありませんのよ、お祖母さま!」
エリザベスちゃんのおばあちゃんはいいました。
「ならば同じ家に店子として住まわせるがよい。愚かな雛に

も大家の真似事ぐらいはできるであろうさ」
エリザベスちゃんは改めておばあちゃんを尊敬しました。
そうです、エリザベスちゃんの守らねばならない家訓にもあ

ります。
『ブリテンよ統治せよ!(Rule Britannia)』

206 名前:希望〜ニホンちゃん外伝 [2001/10/31(水) 09:43 ID:rmIxdpOc]

建てられたばかりの小綺麗な家。
「これが、わたしの家?」
「そうよ紫苑。パレス・シナっていうのよ…名義はわたくし

のものですけれど」
「エリザベスちゃん最高っ!」
紫苑ちゃんは嬉しくなって、テオ伯父に教えてもらった歌を

うたいはじめました。

♪我の胸にある限り 忘れ得ぬ我が家族
 遙か遠く東の地 我が家を振り返る
 輝き星そこにあり 帰りの路を照らしだす
 昔より想い継ぐ 希望は滅びない
 我らの郷シオンの地 流浪いびとのこの希望♪

…こうして、紫苑ちゃんに帰るところができました。
実は同居人がいてケンカをすることになったり、弟のラエル

君を呼ぼうとしたらエリザベスちゃんに意地悪されることに

なったとしても。
それはまた別の話によって語られることでしょう。


おわり

207 名前:210話作者 [2001/10/31(水) 10:10 ID:rmIxdpOc]
ぐはぁ、>>202-206改行失敗してるし〜。
すいません、板汚しですが再うpします。

208 名前:210話作者 [2001/10/31(水) 10:11 ID:rmIxdpOc]

1.伝説のトレーダー

「どうする?」
紫苑ちゃんは言いました。
「借りるの、借りないの?」
路地裏の片隅でカードをひろげる紫苑ちゃん。
ロシアノビッチ君やらゲルマッハ君をはじめとしてユーロ街のおもだった子供達が集まっています。
なかにはあの気位の高いフランソワーズちゃんやエリザベスちゃんまでいます。
「高いぞこの強欲トレーダー、魔女の婆さんに喰われちまえ!」
「貧乏人はこれだから困りますわ…ねえ紫苑、わたくしのためにカードを10枚ほど用立てていただけないかしら」
紫苑ちゃんはニヤリと笑うとポケットのなかからいくつかのカードを取り出しました。
「残りは明日でいいよね、エリザベスちゃん」
「よろしくてよ」
エリザベスちゃんからお金を受け取ると、紫苑ちゃんは他のみんなにいいました。
「で、どうするの。借りるの借りないの?」
こうやって紫苑ちゃんはお小遣いを稼いでいました。


2.希望の歌

この様子をオーストリ家の庭から見ていた紫苑ちゃんの伯父テオは考え込んでしまいました。
"このままではいけない"
紫苑ちゃんは家のない子。親戚を頼ってユーロ街の家々を転々としています。
「あの娘には情操教育が必要だ」
テオ伯父は決心しました。
あの子に歌を教えよう。
急いで詩を書き上げ、慣れないピアノを何度も弾いて、ようやく歌ができあがりました。
"できた"
テオ伯父は微笑みました。
さっそく、紫苑ちゃんをはじめ一族の子供達を呼び集めて歌を教えました。
物悲しいピアノの旋律に子供達が唱和します。
子供達は気に入ったのか、難しい歌をすぐに覚えてしまいました。
「みんな、よく覚えられたね」
「ねえテオ伯父さん、この歌なんていうの?」
紫苑ちゃんに尋ねられたテオ伯父は微笑みました。
「『希望』っていうんだよ」
テオ伯父は紫苑ちゃんの頭を撫でました。

209 名前:希望〜ニホンちゃん外伝 [2001/10/31(水) 10:11 ID:rmIxdpOc]
3.会議は踊る

それから間もなくして、ご町内で大きな火事がありました。このせいでユーロ街の家屋敷は壊れたり焼けたりしてしまったのです。それだけならまだよいのですが、ハプスブルク先生のお兄さんは寝込んでしまいますし、おす饅堂のスルたんはギックリ腰で入院です。
滅茶苦茶になったユーロ街をどうするかフランソワーズちゃんの家で会議が開かれました。
火事をおこしたゲルマン家やオーストリ家をどうするかが話し合われましたが、火事で焼け出された人たちをどうするかも重要です。
アメリー家の代表として出席したウィルソンさんなどは、「オーストリ家の使用人やおす饅堂の従業員たちは独立して自分の家を持てばいい」などと勝手なことを言い出します。
色々モメましたがボロボロになったユーロ街を再開発しようということに決まりました。ゲルマン家に金を出させ、オーストリ家とスルたんの敷地を分割し、たくさんの家を造ることになったのです。


4.二枚舌

「お祖母さま」
「なんだい、私の可愛いエリザベスや」
ブリテン家の奥津城ウィンザーではエリザベスちゃんがおばあちゃんに相談していました。
「わたくし、火事で紫苑には大変お世話になりましたので、家をプレゼントする約束をしましたの」
「よい心懸けだね、私の白百合」
「でも、お祖母さま」
エリザベスちゃんはいいました。
「同じ約束をアラブ家の者にもしてしまいましたの。どうしたらよろしいのでしょうか」
エリザベスちゃんのおばあちゃんは顔を顰めました。
家はひとつしかありません。
それをふたりに与えることなどできるはずがありませんでした。
「聞くがよい、愚かな雛よ」
エリザベスちゃんは叱られるかとおもって首を窄めました。
「軽率な約束をするでないよ。だが、交わした約束は重んじなければなるまいね。それとも淑女のかわりに売女になるおつもりか」
「家はひとつしかありませんのよ、お祖母さま!」
エリザベスちゃんのおばあちゃんはいいました。
「ならば同じ家に店子として住まわせるがよい。愚かな雛にも大家の真似事ぐらいはできるであろうさ」
エリザベスちゃんは改めておばあちゃんを尊敬しました。
そうです、エリザベスちゃんの守らねばならない家訓にもあります。
『ブリテンよ統治せよ!(Rule Britannia)』

210 名前:希望〜ニホンちゃん外伝 [2001/10/31(水) 10:12 ID:rmIxdpOc]
5.流浪の終わり

建てられたばかりの小綺麗な家。
「これが、わたしの家?」
「そうよ紫苑。パレス・シナっていいますのよ…名義はわたくしのものですけれど」
「エリザベスちゃん最高っ!」
紫苑ちゃんは嬉しくなって、テオ伯父に教えてもらった歌をうたいはじめました。

♪我の胸にある限り 忘れ得ぬ我が家族
 遙か遠く東の地 我が家を振り返る
 輝き星そこにあり 帰りの路を照らしだす
 昔より想い継ぐ 希望は滅びない
 我らの郷シオンの地 流浪いびとのこの希望♪

…こうして、紫苑ちゃんに帰るところができました。
これで紫苑ちゃんの話は一端終わります。
実は同居人がいてケンカをすることになったり、弟のラエル君を呼ぼうとしたらエリザベスちゃんに意地悪されることになったとしても。
それはまた別の話によって語られることでしょう。


おわり

211 名前:210話作者 [2001/10/31(水) 10:26 ID:rmIxdpOc]
>>208-210
元ネタはシオニズム運動でした。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/7219/columns/3aa_business/Israel_ParestinaBattle.html
作中に出てきた歌の曲はこちらです。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand/9101/hatikva3.mid

登場人物紹介
紫苑(シオン)ちゃん……シオニズム運動の擬人化。
テオ伯父……ユダヤ人ジャーナリスト、テオドール・ヘンツル。

210話作者註釈
紫苑ちゃんは「ヴェニスの商人」のシャイロックも参考にしています。
エリザベスちゃんとおばあさんの会話は英国外相バルフォアを念頭
においています。

212 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/10/31(水) 12:01 ID:b5VQD1N2]
    「夜・這・い〜カンコ君地獄極楽変〜」

 今日はニホンちゃんのお家に、タイワンちゃんとアーリアちゃんが遊びに来ています。
おやおや、二人ともお泊まりセット持参ですか。どうやらお泊まり会のようですね。

「うーん、ニホンちゃんちのお風呂って広いんだねぇ。ヒノキって言ったっけ?」
「うん、そうだよ。檜の湯船っていい匂いでしょ」
「うむ、森の匂いがしてなかなか心地よかったな。バスタブも、ゆったりしていてなかなか
面白かった」
 お風呂上がりの乙女三人。ニホンちゃんのお部屋に敷かれた、ふかふかのお布団に
寝そべってお喋りに花を咲かせます。
 テレビ番組のこと、ファッションのこと、趣味のこと、家族のこと、学校のこと、ペットの
こと…………話題は尽きません。
「ねねねねね、タイワンちゃん。タイワンちゃんってさ、気になる男の子、いる?」
 あらら、ニホンちゃんが急に話を切り替えました。
「え!?………あ、え、え、その………えええ!?」
 話を振られたタイワンちゃん、目を白黒。一方のニホンちゃんは、瞳にお星様をキラキラ
と輝かせています。
「ほう、それは私も興味があるな。どうせこの三人しかいないのだ。誰にも言わないから、
言ってみてはどうだ?タイワン」
「ア、アーリア、あんたまでっ!」
 おっとっと……。普段クールなアーリアちゃんもやはり女の子、ノリノリですね。
「いいではないか。なんなら、私も教えてもいいぞ」
「ねぇ、教えてよ〜、タイワンちゃ〜ん。わたしも教えてあげるから〜」
 上目遣いで甘えた声を出すニホンちゃん。無意識のうちに発動されるニホンちゃんの
必殺技に、タイワンちゃんあえなく轟沈。
「う………。わ、わかったわよ。……あのね、あたしの……………」
 ふふふ、彼女たちもお年頃になってきた、ということですね。さて、このまま聞くのも野暮
なので、ちょっと席を外すとしましょうか。

 ニホンちゃん、タイワンちゃん、アーリアちゃん、君たちの想い、叶うといいですね……。



213 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/10/31(水) 12:02 ID:b5VQD1N2]

   つづき

 夜も更け、虫たちが草むらで優雅な音楽会を開いています。下弦の月が、地上を優しく、
柔らかな光で照らし出して、秋の夜は、静かに、ゆったりとした時を刻んでいます。
 ニホンちゃん達もすっかり寝静まっていますね。大きなお布団に三人、川の字になって
健やかな寝息を立てています。
「んぐ………」
 ちょっと寒かったのでしょうか?タイワンちゃんがお布団の中に潜り込んでしまいました。
アーリアちゃんもすでに掛け布団の下。ちゃんと顔を出しているのはニホンちゃんだけです。

 カラカラカラララ…………………。

 その時、微かな音を立てて、部屋の窓が開きました。そして、怪しい人影が、窓枠をひらり
と乗り越えようとして―――失敗しました。短い足を引っかけたようです。
 顔面から落下する人影。「がしゅう」と、痛そうな音がしました。
「……………!!〜〜〜〜!〜〜〜〜〜!!」
 声を殺して悶絶する怪しい人影。まったく、間抜けな侵入者です。刹那、月光が部屋に差
し込み、人影の顔を照らし出しました。
(い、痛いニダ…………)
 なんと!人影はカンコ君でした!!(バレバレですけど)
(シッパル!こんな目にあったのもニホンのせいニダ!酷い目に遭わせてやるニダ!)
 自分の間抜けさを棚に上げて勝手な言い分ですね。しかし、何故彼はこんな事を?
(最近、ウリのやる事なす事うまくいかないニダ。魚は捕れなくなるし、シューキュー大会は
ニホンのほうばかり目立つし、シシローはウリを無視してチューゴ家に先に行ってしまうし)
 ……………逆恨みですか。
(だから!今日はニホンのぱんつを盗んでやるニダ!独島ぱんつは既にウリのものだから、
今度は対馬ぱんつをウリの物にするニダ!)
 ……………下着泥棒ですか。
 まったく、この男、その情熱を他に向ければいい物を……………。



214 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/10/31(水) 12:02 ID:b5VQD1N2]

   つづき

「う………ん……………」
 カンコ君が、タンスに抜き足差し足にじり寄り、あと一息、と言うところで、ニホンちゃんの
声がしました。
(……………………!!!)
 カンコ君、ビックリ。まるでメデューサに睨まれたかのように硬直していましたが、ニホン
ちゃんが起きてこないので、ふうっ、と肩の力を抜きました。
(ニホンめ!ウリを脅かすなんて生意気ニダ!どうせ、間抜け面して寝ているに決まってる
ニダ。ついでだから顔にイタズラ書きしてやるニダ!)
 ニホンちゃんの机からマジックを抜き出すと、カンコ君は舌なめずりしながらお布団に近づ
いていきます。そして、ニホンちゃんの顔をひょい、と覗き込みました。
「………………………………………………………………………………………………」

 そこには、女神が居ました。
 色白の肌は、まるで燐光を放っているかのように闇に浮かび上がり、豊かな、みどりの黒髪
が、柔らかな美しいラインの頬を彩っています。長い睫毛は、濡れたように月光を弾き、薄桃
色の唇は、微かに開かれて、白い健康的な歯が覗いています。
 額縁にはめ込めば、何処に出しても恥ずかしくない名画になりそうな、それは神秘的な光景
でした。
「……………!!」
 カンコ君の心臓が、おおきくジャンプします。魅入られたように、指一本動かすことなく、ニホン
ちゃんの寝顔を凝視するカンコ君。
「ん…………んふふ…………………」
 楽しい夢を見ているのでしょうか、ニホンちゃんがふにゃあ、と大きな笑みを浮かべました。
 ドッキ――――――ン!
 カンコ君の心臓が、今度は成層圏まで飛んでゆきそうなほどおおきく跳ね上がりました。



215 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/10/31(水) 12:03 ID:b5VQD1N2]

   つづき

 頭の中に心臓があるかのように、自分の鼓動が大きく響きます。流れる血液の量が多くなっ
ているからでしょうか、こめかみがズキズキと疼きます。カンコ君の顔は、今やキムチ色を通り
越して唐辛子色になっていました。
(ニ………ニホンに目を奪われるなんて、これは何かの間違いニダ。ニホンなんかがこのウリに
釣り合う訳がないニダ。ドキドキしてるのは、きっと風邪をひいているからニダ)
 カンコ君、必死に自己暗示をかけようとしていますが、目はニホンちゃんから離れません。
「ん………ううん…………ダメだよぅ……タイワンちゃん……そんなところ………」
(!!こっ…………こいつ、どんな夢見てるニダ!?)
「くふん………だめだったらぁ……………きゃん」
 ぷちん。
 ニホンちゃんの鼻にかかった甘い声が、カンコ君のアルミホイルよりも薄い理性を崩壊させて
しまいました。そのとたん、彼の頭の中を、文字で表現するのは絶対に憚られる妄想が埋め尽
くします。
「ハァ………ハァ……ハァ…ハァ…ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」
 カンコ君の鼻息はどんどん荒くなり、顔色は唐辛子色どころか既に煉瓦色です。盛大に鼻血を
吹き上げないのが、いっそ不思議なくらいでした。
(ぐぐ………、も、もう我慢出来ないニダ!こ、こうなったのもニホンが悪いニダ………)
 カンコ君、一気にニホンちゃんに顔を近づけました。そして……………。
 にゅ〜〜〜。
 なんと、唇を思い切り突き出します。その様は、正にタコ。或いはオオアリクイ。
 そして、じり、じり、と、ニホンちゃんの可憐な唇に、その呪われた唇を近づけていきます。

 嗚呼、危うしニホンちゃん!!



216 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/10/31(水) 12:03 ID:b5VQD1N2]

   つづき

 あと、十センチ。
 カンコ君の魔の唇が、ニホンちゃんの紅唇ににじり寄っていきます。
 あと、八センチ。
 ニホンちゃんは目を覚ます気配がありません。幸せそうにすぴょすぴょ寝息をたてています。
 あと、五センチ。
(い、いくニダッ!!)
 カンコ君は、意を決して、残りの距離を一気に縮めようと目を瞑ります。んが、その時!

 ばっちん!!

 突然お布団の中から飛び出してきた特大の洗濯ばさみが、容赦なくカンコ君の唇を挟みます!
「!*+・↑☆§⊂±MA〒$θφh!!!!」
 いきなりの激痛に、絶叫しつつ床の上をのたうち回るカンコ君。
(な、なにごとニダ!?まさかニホンに気づかれた!?)
 いえ、ニホンちゃんならばまだましだったでしょう。そこに幽鬼のように佇んでいたのは、カンコ君の
天敵、タイワンちゃんとアーリアちゃんだったのです!
 「!!!!!」
 一瞬のうちに、藁半紙のような顔色になるカンコ君。カメレオンもビックリです。そして、さらに。
「な、なにごとだっ!?姉さ……ん……………?」
 愛用の木刀を携えたウヨ君までもが飛び込んできました。ここにいるはずのないカンコ君の姿
を見て、一瞬にして事態を悟ったようです。
 彼の前に立ちはだかった三人の顔には、青筋が思い切り浮かび、瞳の中には青白い鬼火が
揺れています。なんというか、殺意の波動に目覚めまくったようです。すでに、鬼です。
(あ………………あぁ……………ぁ……ぁ……………)
 カンコ君は、お得意の「アイゴー」すら出ないほどすくみ上がっています。
『カンコ………………覚悟は、完了?』
 三人の声が、綺麗にハモります。
「奥義だけでいくよ………………………」
「ヴァルハラに送ってやる……………………」
「遺書は書いたか…………………?」

 そして、地獄の饗宴が始まりました。



217 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/10/31(水) 12:05 ID:LeufHbKY]

   つづき

 朝がやってきました。夕べの惨劇など無かったかのような、穏やかな朝です。
「んん………ふわぁぁ……………あふ………おはよぉ〜」
 最後に起きてきたニホンちゃん、お布団の上にぺたんととんび座りをして、目元をこしこしと擦ります。
「…………しかし、あの騒ぎでも目を覚まさないとは………」
「うん…………ひょっとしてニホンちゃんって、すっごく図太いんじゃ…………」
 既に起きていたタイワンちゃんとアーリアちゃん、呆れたようにニホンちゃんを見やります。
「まあ……………姉さんは、低血圧だからね。それに、眠りが無茶苦茶深いんだ」
 二人の言葉を引き取ったのはウヨ君。三人とも、寝不足気味のようです。
 そう、カンコ君は、この三人にさんざんぼてくりまわされたあげく、今はあるお仕置きを受けて
います。どんなお仕置きかって?それはまた後で…………。
「ときに、ニホンよ。窓の鍵もちゃんと掛けておいた方がいいと思うぞ」
「ん〜…………そ〜かなぁ〜…………」
「うん、やっぱり最近物騒だし。あたしもそう思うよ」
「うん。絶対そうしたほうがいいって、姉さん」
 三人にこもごも説かれて、ニホンちゃんはこっくりと頷きました。まだ寝ぼけているようですが。

「ふわわわわ…………」
 可愛らしく欠伸をしながら窓に歩み寄るニホンちゃん。ふにゃふにゃと揺れながらも、カーテンを
一杯に引き明けます。
「あ…………雨、振ってたんだぁ」
 しとしととそぼ降る秋雨が、ニホンちゃんの視界に広がります。と、ニホンちゃんは、庭の木に
何かがぶらさがっているのに気づきました。
「………………?」
 それは、カンコ君でした。簀巻きにされた上に、木の枝から逆さ吊りにされています。そう、これが
「お仕置き」でした。既に動く気力も尽き果てたようで、時折吹く風だけが、カンコ君の体を優雅に
揺らします。
 それをぼ〜っと眺めていたニホンちゃんは、やっと納得がいった様に呟きました。
「…………ルテルテ坊主?……………あ、そっかぁ、だから雨が降ってるんだ〜」


                               おしまい
 


218 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/10/31(水) 12:06 ID:LeufHbKY]
>>212>>217

ああ…………やってしまったよ(w
これは、ニホンちゃんHPのイラストコーナーにうぷされたタケダ様のイラストに触発された物です。
正確には、イラストにつけたコメントから、イメージが一気に膨らんだのでリビドーとパトスの赴くまま(w
書き上げた物です。

ぐはあっ、煩悩大爆発!(w
タケダ様、素晴らしいイラストを汚すようなモノを書いてしまってごめんなさいっ!!m(_ _)m
逝ってまいります…………。

追伸
タケダ様、もしお気に召さなかったら、遠慮なく仰って下さい。
即座に削除依頼いたします。

219 名前:ミリタリー屋 [2001/10/31(水) 13:57 ID:l24EF3kU]
「ある歴史的事実」

 ある日のこと、お昼休みの図書室の事です。アーリアちゃんは
歴史本がおいてあるコーナーで難しい顔をしながら本を読んで
いましたが、突然

「くすっ」

と笑い出しました。周りが静かな雰囲気なので笑いを抑えようと
努力したようですが、

「…くすくすくす」

 どうやら笑いが止まらないようです。何を読んでいるのでしょうね。
たまたまそこを通りかかったタイワンちゃんが不思議そうな顔をして
アーリアちゃんの顔を覗き込みます。

「何がそんなに可笑しいの?」
「ま、まあこれを読んでみてくれ(くすくす)」

 アーリアちゃんから難しそうな歴史の本を受け取ります。その本は
「日本の歴史:大正時代の変遷」というタイトルの本です。
別に笑うような本だとは思えません。
 タイワンちゃんは適当に読み始めましたが、なにやら難しい記述だらけで
ちっとも面白くありません。

「こんな難しい本の何処が可笑しいのよぉ〜」

もっともな御意見です。それを聞いたアーリアちゃんは

「ああ、ごめんごめん。このあたりを読んでみれば分かるよ」

と言い、あるページを指差しました。
タイワンちゃんは素直にそこから読み出します。

「ええと、大正十二年九月一日…」

 数分後ー

「こ、これ悪いけど可笑しい(クスクス)」
「だろう?(くすくす)」

 あれれ、タイワンちゃんまで笑い出してしまいました。
一体何が書いてあるのでしょうね。ちょっと覗いてみましょう。

「関東大震災:

 大正十二年九月一日、関東地区を襲った大地震(関東大震災)
により東京を含む京浜地区は壊滅的打撃を蒙るに至った。

 この震災の第一報は地上の設備が壊滅していたため、横浜港に
繋がれていた貨物船から発せられた。この貨物船「これや丸」は
桟橋に繋がれていたため、震災の影響で船体が傾斜していたが、
通信の機能は正常であったことから、京浜地区が大打撃を受けた
事は「これや丸」から発せられた電波によって日本各地に伝えられた
のである。

 またこの応急の電信所から各地への電信を担当した担当官は、
風聞情報も確認せずにすべて発信したため、後に責任を取らされて
職務から外される事になった。
問題となった風聞情報には下記のようなものがあった。

○ 東京地区は完全に壊滅、鎌倉等も全滅、大島も海没した
○ 朝鮮人が暴動を起こし、日本人を襲い、井戸に毒を投げ込んでいる

(以下略)」

 どうやら二人は上の文章を読んで、カンコ君が「ニダニダニダー」と
妄想炸裂電波を飛ばしている図が頭に浮かんでしまったようです。
まあカンコ君に罪は無いのですが、日頃の言動のお陰で妙な想像を
されてしまったようで。

 一方ニホンちゃんはくすくす笑う二人を遠くから見て、「?」マークを
頭に浮かべて小首を傾げていましたとさ。

220 名前:ミリタリー屋 [2001/10/31(水) 14:00 ID:l24EF3kU]
 うむ、「これや丸」と電波だからネタになるか?と思って書いてみると
全然面白くないですね(爆)。謝罪と反省をするので逝ってきます。

なお、「これや丸」から関東大震災を伝える第一報が出たのは事実です。


221 名前:乃木 [2001/10/31(水) 15:54 ID:lX8e/wKU]
「ハロウィンパーティー」

さて、今日はハロウィンです、地球組の皆が女性陣は魔女等の格好を、男性陣はジャック・オ・ランタン等の格好をして、クラス会をしています。
当然、皆の弟、妹達もパーティーに参加して、かなり萌えな状況になっております。

ラスカちゃん「アメリーお兄ちゃん、トリックオアトリート?」
アメリー君「ハハハ、ラスカにだったらいたずらされても良いな・・・・」
ラスカちゃん「もう、お兄ちゃんの意地悪・・・・」

なんてやり取りを見ていて、ロシアノビッチ君はかなり乗る気でなさそうですが・・・・、そんな中、エリザベスちゃんの所のアルスター三兄妹が何やら、姉のエリザベスと言い争いになっております・・・

エリザベスちゃん「スコットったら、また、こんな時にもスカートなんて履いてきて、一体、いつになったら女の子の格好をするのを止めるのよ!!?」
スコット君「手前の方こそ、いつになったら、この伝統衣装のキルトの事をスカートって言うのを止めるんだ、大体、俺は女装をしてるんじゃないって何度言ったら分かるんだ、この馬鹿女!!!」

そう言って、スコット君がエリザベスちゃんに殴り掛かろうとします、・・・がアルスター家の長男のウェールズ君が羽交い締めにして、止めながら、こう言います

ウェールズ「スコット、皆様の楽しい席で喧嘩なんてするな、おまえの言い分も分かるがここは私に免じて堪えてくれ・・・・」
スコット「・・・・・・・・・分かった、やい馬鹿女、今回はウェールズ兄さんに免じて許してやるが、今度、間違えたらただじゃ済まないぞ!!!」

ウェールズ君、さすがは日和見主義者です、大喧嘩をいとも簡単にいさめてしまいました・・・・・

さて、こんな楽しい席でも我らが電波はやる事が違います・・・・

カンコ君「トリックオアトリート、ニホンはウリに謝罪と賠償をするニダ、今すぐシルニダ!!!」
ニホンちゃん「ええッ、何でカンコ君にそんな事をしなくちゃならないの?」
カンコ君「うるさいニダ、ハロウィンはウリナラが元祖ニダ、ウリナラではニホンは謝罪と賠償をする決まりニダ、今すぐするニダ、しないならいたずらするニダ!!!」
ニホンちゃん「でも・・・・・」

このやり取りを聞いていた皆の中でアーリアちゃんとタイワンちゃんが動こうとしましたが・・・・、それよりも早く、アルスター家のアイルちゃんがカンコ君に抗議の言葉を言います

アイルちゃん「馬鹿電波、黙って聞いてれば、私の国の文化を汚しやがって・・・、ハロウィンの元祖はアルスター家の文化に決まってるでしょうが!!」
カンコ君「な・・・・、何を言っているニダ、さてはおまえもウリのパクリをしたニダな・・・・、謝罪と賠償を・・・」
アイルちゃん「いい加減にしろ!!!、大体にして、あんたの国は・・・・」

この後、悪辣にして、正論な言葉が1時間に渡ってカンコ君に浴びせられた・・・・・

カンコ君「・・・・・・・・うわ〜〜〜〜ん、ひ、ひど過ぎるニダ、アイゴ〜〜〜〜〜!!」

カンコ君、走って会場から逃げていく、それを見てアイルちゃん一言

アイルちゃん「言い過ぎちゃったかな、てへ」

この様子をはたから見ていたアメリー君とエリザベスちゃん

アメリー君「君の所の妹は末恐ろしいな、いつもあんな風なのかい?」
エリザベスちゃん「いいえ、あの子は怒った時だけああなるの普段は空想家でとてもおとなしい良い子よ・・・」
アメリー君「じゃ、じゃあ、怒らせないように気を付けないとな・・・・・」

210話作者さんがせっかく絵で描いて下さったアルスター三兄妹の話を今日はハロウィンなので、ハロウィン話に交えて、書いてみました、下手くそな文章ですが何とぞご容赦を・・・・。

222 名前:210話作者 [2001/10/31(水) 16:46 ID:rmIxdpOc]
>>221
あ〜今日はハロウィンでしたか、すっかり失念です。


アイル「わたしもお菓子つくったよ」
ニホン「あ、美味しそうなケーキ。食べてもいいかな?」
アイル「たくさんあるから、いっぱい食べてね」
エリザベス「それではわたくしも頂こうかしら」
アイル「どう?」
エリザベス「なかなか美味しくて…ウッ(きゅぅ)」
ウェールズ「姉様、大丈夫ですかっ!?」
スコット「アイル、なんか変なのケーキのなかにいれなかったか」
アイル「ううん、いつもわたしが食べてるやつだけだよ」
ウェールズ「…もしかして」
アイル「シン・フェイン糖だけど、それがどうかしたの?」
ウェールズ・スコット「「………」」



223 名前:もけけ [2001/10/31(水) 21:18 ID:CxvcL7mk]
「サヨックおじさんの過去」改訂版

 今でこそハト派なサヨックおじさんですが、大昔は
違いました。
なんとアメリー家との喧嘩を嫌がっていたニッテイさんを
けしかけていたのです!
サヨック「鬼畜米英!」「暴戻なる支那!」
今ではウヨ君も憚る様な台詞を大声で連呼していたのです。
 ニッテイさんは、今アメリー家と喧嘩すれば負ける事が分かっ
ていました。しかし、サヨックおじさんは当時から頭が弱く、
そんな事は分からなかったようです。ただ感情的な事を言って、
周りの人から目立ちたかっただけかも知れません。

 そしてとうとうニッテイさんと、アメリー家の間に大喧嘩が
起こってしまいました。しかし当初の予想を覆し、ニッテイさんは
連戦連勝でした。サヨックおじさんと、アサヒちゃんは大喜びで
「無敵皇軍!」「大東亜の夜明け!」と有頂天になっていました。

 しかし、元からの力の差が出てでしまい、ニッテイさんは徐々に
押され始め、喧嘩の中盤からは押されまくっていました。
喧嘩を担当していたカイグンさん、リクグンさんはまずいと思い、
日之本家の人々に嘘をつき始めました。日之本家の人々は、これが
嘘だと薄々気づいていたようですが、サヨックおじさんとアサヒちゃん
は相変わらずの状態でした。

 そして喧嘩がニッテイさんの敗北で終わりました。すると喧嘩を
指揮したリクグンさん、カイグンさん等が次々とアメリー家を中心とした
町内会の人々に、つるし上げを食らい始めたではありませんか!
それまで喧嘩を煽っていたサヨックおじさんや、アサヒちゃんは
ビビリ始めました。リクグンさん、カイグンさん等の後は、自分達の番か
もしれないと・・・。

つづく


224 名前:もけけ [2001/10/31(水) 21:25 ID:CxvcL7mk]
 >>223 つづき

町内会の人々は、サヨックおじさんなど殆ど気にしていませんでした。
しかし当人は生きた心地がしません。サヨックおじさんは、無い知恵で
考えに考えました。そんな時、一つの光明がみえました。
 ニッテイさんが喧嘩をする時、座敷牢に入れられていたキョー
サン君がヒーローとして座敷牢から出てきたのです。
キョーサン君は当時流行りだったマル教信者で、周りから白い目
で見られていました。しかし、喧嘩反対を唯一唱えていたところが
評価されたのです。

 当時地球町でマル教が流行り、紅い風邪にやられ「世界革命だ!」
と、のたまう人が数多く出たのをサヨックおじさんは見逃しませんでした。
 今まで戦争を賛美してきた免罪符と、マル教の上っ面の良さにころっと
騙されたのとで、サヨックおじさんとアサヒちゃんはマル教に帰依しました。
 その後アメリー家ではマル教は、カルト扱いされ信者が炙り出され
弾圧されました。日之本家でも少し弾圧されました。
しかし、サヨックおじさんとアサヒちゃんはめげませんでした。

 しかし、もともと頭が弱いサヨックおじさんとアサヒちゃん。
上手く立ち回れませんでした。
キョーサン君と仲たがいして、シャカイさんについたりしました。
ソビエトフスキー家のスタリンおじさんが、悪い人だと気づくと
チューゴ家についたりと落ち着きがありません。
喧嘩はイカン!といったその口で乱暴な人を擁護したり、まったく
支離滅裂です。
キッチョム家を「地上の楽園」といってニッポンヅマーさんや
ザイニー君達の他の兄弟を送りつけたりもしました。
 カンコ家を最初をワンマン経営だと罵っておいて、最近では
土下座しに行ったりもしています。

 こんなサヨックおじさんですが、ニホンちゃんのことが本当に
大好きなのです。何度も言いましたが、頭が『少し』弱いだけな
のです。悲しいですね。

 終


225 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/10/31(水) 23:45 ID:NSvQprZI]
>221
おジャ魔女さんなニホンちゃんを想像してしまった・・・
スミマセン


226 名前:七誌7 [2001/10/31(水) 23:57 ID:6bVxivC.]
>223 アサヒちゃんいったい何歳なんだ?



227 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/01(木) 11:17 ID:waRIvFmk]
      「噴水」


 今日も賑やかな五年地球組の朝。
 おや?ニホンちゃん、イタリー君になにやら頼み込んでいますね。いったい何を
お願いしているのでしょう?
「うーん、シューキューの練習試合ねえ………」
 どうやらイタリー君に練習試合を申し込んでいるようです。さすが努力家のニホンちゃん、
シューキュー大会にむけて準備に余念がないようですね。
「うんっ。やっぱり、強い人と練習した方がいいと思うの。ウヨには悪いんだけど、ちょっと
弱いし。イタリー君ってすっごく強いから、いい練習になると思うんだ。ねっ、お願い〜」
 おっと、ニホンちゃんおねだりモードに入りましたね。胸の前でお祈りをするように手を
組んで、長身のイタリー君を上目遣いに見上げます。
「ああ、もちろんいいよっ、ニホンちゃんの頼みだったらなんだってオッケーさぁっ!」
 早っ!
 イタリー君、犯罪的なまでに可愛いニホンちゃんのおねだり攻撃に瞬殺です。
「ホント?ありがとう、イタリー君!嬉しいなっ」
「ああ、喜んでくれるとボクも嬉しいよ。…で、練習が終わったらさ、ボクと夕食でも…」
 流石はイタリー君、早速ニホンちゃんを口説き落としにかかります。さりげなーくニホン
ちゃんの肩に手を回し………。
 がしっ!
 その時、イタリー君の後頭部を誰かが鷲掴みにします。
「懲りない男だな、お前も…………」
「あ、アーリア………?」
「お前には学習機能が付いていないのか?カンコと同類か?」
「あ、アーリアちゃん、それはイタリー君に失礼だと思うよ………」
 ニホンちゃん、君もさりげなく失礼なことを言ってますよ。
「ニッダ〜ニダニダニダダ〜♪」
 噂をすれば影、我らがカンコ君が、奇妙な歌を歌いながら教室に入ってきました。珍しく
ずいぶんとご機嫌です。
「おはよう、カンコ君。なんだか嬉しそうだけど、なにかあったの?」
「おう、ニホン、聞いて驚くニダ。ウリの家に噴水が出来たニダ!」
『噴水?』
 ニホンちゃん、アーリアちゃん、イタリー君の声がハモります。それが何故驚くような事
なのか、さっぱり分からないようです。
「そうニダ!ウリの先進技術を結集して作った大噴水ニダ!もちろん地球町一ニダ!
ゥゥゥウリナラマンセェェェェ!!ウリナラチェゴォォッ!!」
 カンコ君、テンション高すぎ。
「なんだってそんなもん作ったんだい?」
「イタリーッ!そんなもんとはどういうことニダ!この噴水はウリの家で開くシューキュー
大会を記念しているニダ!202メートルの高さに吹き上がる噴水は、ウリの家に漲る
壮健な精気を象徴しているニダ!そんなもの呼ばわりしたイタリーは謝罪と(以下略)」
 つばを飛ばして熱弁を振るうカンコ君。イタリー君タジタジです。
「お前の家じゃなくて、ニホン家との共同開催だろうが」
 アーリアちゃんの冷静なツッコミも、スタンピード中のカンコ君には聞こえません。
ニホンちゃんはイタリー君に助け船を出そうかと思いましたが、矛先がこちらに向いて
『ニホンはウリに嫉妬しているニダ!』などと因縁を付けられるのがおちだと分かって
いたので、沈黙しています。イタリー君、人身御供決定。
(うう………ゴメン、ゴメンね………イタリー君)
「……分かったニダか!?イタリーは反省しる!」
 五分ほど経って、ようやくイタリー君が解放されました。散々デムパ攻撃を浴びた
イタリー君、ガックリと机の上に崩れ落ちます。慌てて介抱するニホンちゃん。
「そーいう訳で、今日は特別にみんなにも噴水を見せてやるニダ!放課後にウリの
家に集合するニダ!ウリの素晴らしい技術に驚嘆するニダーッ!」
 自信満々で宣言するカンコ君。ニホンちゃんとアーリアちゃんは、不安そうな、そして
ちょっぴりイヤそうな表情を浮かべて、お互いの顔を見合わせました。
(だ、大丈夫かなあ……。今までが今までだし、酷いオチがつきそうな気がするよぉ)
 ニホンちゃん、ひしひしとイヤな予感を感じているようですね。
 はてさて、どうなりますことやら………………。




228 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/01(木) 11:18 ID:waRIvFmk]
   つづき

 で、放課後。
 カンコ君の家に、みんなが集まっています。いや、実際にはカンコ君に半ば無理矢理
連れてこられたのですが。
「全く、わたくしも暇じゃありませんのよ!」
「ああ、俺もアラブ組のヤツに狙われてるからのんびりしてられないってのに……」
「ねぇねぇ、アメリーお兄ちゃん、ここでなにかあるの?」
「あれ、ウヨも来てたの?」
「ああ、カンコのヤツがお前も来いって五月蝿くてね。でも姉さん、オレ、イヤな予感が……」
「うん、わたしも………」
 おや、ウヨ君やラスカちゃんもいますね。ラスカちゃんは、よく分からないままアメリー君
にくっついてきたようです。
「みんなよく集まったニダ!さあ、これを見てウリの素晴らしさを魂に刻み込むニダァ!」
 カンコ君、得意の絶頂です。
「ご託はいいから、さっさと始めるアル」
「うっ………わ、分かったニダ」
 チューゴ君の一言で、あっさりテンションダウンしたカンコ君。なんとか気を取り直して、
噴水のスイッチに指をかけます。
「では、いくニダ…………スイッチ・オン!!」

 ぶしゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!

 池の真ん中に作られた噴水から、大量の水が勢いよく飛び出しました。水は、ぐんぐんと
空に駆け上り、太い水柱になります。
「おおおおぉぉぉぉぉぉ…………」
 みんなの口から、感嘆ともため息ともつかない声があがります。
「うわー。すごーいっ!きれい〜。ねぇ、すごいねっ、アメリーお兄ちゃん」
「ああ。カンコもまともなモノ作れるんだなぁ」
「ふん。カンコにしては上出来アルな」
「綺麗じゃない。バカンコもけっこうやるのね」
「あいつもこういうモノが作れるのか……。少し意外だな、兄上?」
「うむ。なかなかダイナミックじゃないか。カンコをちょっと見直したな」
「まあ、華やかさに欠けるのが難点ですわね」
「あたくしならばもっとエレガントに演出しますわ」
 ほほう、みんなの評判は上々ですね。カンコ君鼻高々です。
 しかし、ニホンちゃん姉弟は、硬い表情のまま水柱を見上げていました。
(絶対になにかが起こる…………………!!)


229 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/01(木) 11:19 ID:waRIvFmk]

   つづき

 水柱は、どんどん背を高くして、やがて止まりました。後は、万有引力の法則に従って
下の池に落下するだけなのですが…………ここでカンコ君はミスをしていました。
 地上は無風状態でも、上空ではそれなりに風が吹いているのです。高度200メートル
を吹き抜ける風は、水柱の先端を突き崩し、大きくそのコースをねじ曲げました。

 そう。地上で見上げるみんなに向かって。

 ドバシャァーッ!!
「キャァァァァァァッ!」「ウワァァァ!?」「アイヤーッ!」「つっ、冷たい!」「アイゴー!」
 時ならぬ局地的集中豪雨に、みんな逃げまどいます。まさに阿鼻叫喚。
「あ〜ん、やっぱりぃ〜」
「くっ、カンコの野郎!あいつはオチをつけんと気がすまんのかぁっ!」
 ニホンちゃんも頭を抱えて泣き出し、ウヨ君は激高しています。
「カンコッ!とっととスイッチを切るアル!」
 しばらく経って、ようやく理不尽なシャワーは収まりました。洪水に遭ったかのように、
あたりはびしょ濡れ、当然みんなは濡れ鼠です。
「オーマイガーッ!俺のお気に入りのジャケットが………」
「ひんっ……ひっく………ふえぇ」
 可哀想に、ラスカちゃんはアメリー君のジャケットの裾を掴んで、えぐえぐとしゃくり上げて
います。
「せっかく綺麗にセットしたわたくしの髪が………台無しですわっ!」
「あたくしの服もどろどろ………。ひ、酷いですわ!」
「…………こう来るか。兄上、止めないでくれ」
「止める気はない。むしろ僕も参加したいな、アーリア」
「ば、バカンコはいつもいつもいつも………………!」
「お仕置き。それもフルコースアルね………」
 エリザベスちゃん、フランソワちゃん、アーリアちゃん、ゲルマッハ君、タイワンちゃん、
チューゴ君、皆怒り心頭です。
(や、やばいニダ……………………)
 カンコ君、そーっとその場から離れようとしますが、そうは問屋がおろしません。
 がし。
「どこ行く気?カンコ…………………」
 怖い笑みを浮かべたタイワンちゃんに襟首を掴まれてしまいました。

「カンコ君………噴水よりも先にやることがあると思うんだけど………」
 おずおずとニホンちゃん。こんな時でもいささか弱腰ですね。
「そうだっ!ゲーム台にひびが入ったりしてるそうじゃないか!」
 対照的なウヨ君。はっしとカンコ君を睨み付けています。
「ほんとうか!?ちゃんと作れよ、カンコ!」
 流石に呆れた様子のアメリー君。
「う〜〜〜、ラスカ、アナタなんかきらい!きらいきらいきらい、だいっきらい!」
 ラスカちゃんは目に涙をいっぱい溜めています。
「みんなが休む場所が無いって聞きましたわよ。やる気ありますの?」
「まったく、ニホンちゃんに任せてしまえば良かったですわ」
 眉をしかめて吐き捨てるエリザベスちゃんと、冷たく言い放つフランソワちゃん。
「そうだな。ニホンがやるって決まりかけていたのに、妙な横やり入れるから…」
「外見だけ取り繕ってニホンちゃんに対抗しても意味がないだろう」
 冷静に指摘するゲルマッハ君・アーリアちゃん兄妹。
「それにアンタ、大会中はニホンちゃんの家に自由に出入りさせろっていってるんだって?
何考えてんのよ、バカンコ!」
 タイワンちゃんは今にもカンコ君に飛びかかりそうです。
「恥かくだけアル。みんなおまえの家でも大会をやるなんて忘れてるアル」
 チューゴ君………それはとどめに等しいですよ?

 集中攻撃ですね。みんなの冷たい視線を一身に浴びて、カンコ君は小さくなっています。
「うぅ……。こ、こんなはずじゃなかったニダ。ウリの技術を見せつけてヒーローになるはず
だったニダ。それなのに、それなのに…………」
 カンコ君、目論見が外れてしおしおになっていますね。珍しいことです。
「ア―――――――――イ――――――――――ゴ―――――――――――!!」
 カンコ君の悲痛な声が響きます。噴水の名残でしょうか、小さな虹が、その光景を静かに
見下ろしていました。


                               おしまい


230 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/01(木) 11:20 ID:waRIvFmk]
>>227>>229

えーと、今回のネタはWCを記念して大噴水を作ったニダ!という記事からです。
本当に世界一の大噴水だそうです。

ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2001/10/30/20011030000029.html

これに、WC関連のネタをちりばめました。
作中でニホンちゃんにも言わせていますが、噴水より先にすることがあるだろう、韓国。

さて、作品については………ごめんなさい!ラスカちゃん泣かせちゃいました!!m(_ _)m
ある程度キャラを出したいと思いまして、総勢12人に出演してもらいました。年長組の
中心人物(ゲルマッハ君最近影薄いなぁ)と、年少組のウヨ君。そして人気のラスカちゃん。
本当はもう一人、これまた人気のヨハネ君も出したかったんです。ウヨ君を盾にして一人
だけ濡れてない、とか、「争いはなにも産み出しません」と、みんなを止めようとする、とか
考えていたんですが、そんなまねさせたら真っ先にボコられそうだったので(w 泣く泣く
やめました。

…………しかし、どんどん暴走が激しくなっていくような………私…………。
今度はカンコ君のほのぼのを書いてみようかな…………。

231 名前:もけけ [2001/11/01(木) 12:28 ID:9zA2L16A]
>>223>>224

遅くなりましたがこのネタは、戦後の左翼と朝ピー新聞の戦前から
の行動パターンを題材にしました。

>>226
>アサヒちゃんいったい何歳なんだ?

これに関しては私も考えました。しかし朝ピー新聞は軍国賛美から
左翼賛美に変わっただけで、体質的にも考え方もむしろ悪化してます。
これを「ニッテイさんからニホンちゃん」の様な世代交代と同列に
は置けないと考え、「アサヒちゃん」のままで通しました。
 私の考えでは、きっと世代交代したように見せかけた若作りか、
あの頃から成長してない(出来て無い)のどちらかでしょう。

232 名前:七誌7 [2001/11/01(木) 16:15 ID:1xmQBLJE]
そのような強引な新解釈はいかがなものか。謝罪と・・・

233 名前:もけけ [2001/11/01(木) 18:01 ID:9zA2L16A]
>>232
確かにちょっと強引でしたね。ここは日本男児らしく素直に非を認め
回線切るついでに腹も切って逝ってきます。

234 名前:  [2001/11/01(木) 23:29 ID:mKhGb1Yo]
>>233
単純にアサヒパパにしてみたらどうだろうか。
逝かなくていいから(藁

235 名前:朋萌 [2001/11/02(金) 00:43 ID:OXbxu.2E]
 アサヒ姉とか、母ってのは駄目なの?

236 名前:polestar [2001/11/02(金) 01:42 ID:rVl6gV42]
>三毛 ◆wPntKTsQさん

おお、正調ニホンちゃんですね。ニホンちゃんはあくまで可憐に、カンコ君は間抜けに。
ニホンちゃんのあるべき姿というものを再認識させていただきましたよ。続編を楽しみにしてます。
それにしても筆が早いですね。羨ましいっす。


237 名前:もけけ [2001/11/02(金) 01:57 ID:A3ielBwk]
うーん・・・。どれも捨てがたいのですが、今までの流れから
考えるに「アサヒパパ」が自然なのかもしれませんね。
取りあえず固有名詞を直したほうが賢明なようなので直します。

それと初心者質問で大変悪いのですが、改訂版を新しくアップ
したほうが良いのでしょうか? それと改訂版をだすにしても、
新しい話を作るにしてもハン板と総督府のどっちにアップすれ
ば良いのでしょうか?

238 名前:名無し君@お腹いっぱい [2001/11/02(金) 02:06 ID:iyYdF/q2]
「かの国の本音」(1/3)

「アメリー君大丈夫?」
 二ホンちゃんは心配そうに声をかけました。アメリー君はちょっと厄介ごとが長引いて確かに憔悴の色は隠せません。
「大丈夫さ。元々時間がかかることは判っていた。
 簡単に片付けられるようなことでもないことも」
 そして目を伏せて呟きます。
「それをちょっと手間取ったからって、とやかく言いやがって。
 は、誤爆だぁ!?
 いまさら民間人の百や二百がなんだ。
 オレは日本で五十万、ベトナムで四十万殺してるんだ。文句があるのならそれを超えてから言いやがれ」
 それは平和に慣れた二ホンちゃんの顔色をなくすほどの凄惨な表情でした。
「…ねぇ、アメリー君。ちょっと休んだ方がいいよ。
 疲れているだけだから。
 わたし、手伝うよ。出来ることがあれば何でも言って…」
「手伝う!? じゃあ、お前はオレが殺すっていったら手伝ってくれるのか?」
「…それは、出来ないよ…」
「殺す覚悟もないくせに戦場にでばるな!」
 激昂したアメリー君は二ホンちゃんの胸ぐらをつかんでいたことに気がつきました。その上に涙で泣き濡れる顔があり、後悔が感情を冷やします。
 しかし、素直に謝ることは出来ませんでした。
 ぎこちなく手を離し、視線を外して、かすれたような声で言います。
「勝手にしろ。だが、邪魔だけはするな」
 そして、返事も聞かず背中を向け、歩き出しました。
「私、絶対に手伝うからね。誰がなんと言っても」
 座り込む二ホンちゃんが言っていたようですが耳には届きません。
 彼の耳には呪文のように呟く自らの声しか聞こえていませんでした。
「オレは勝つ。絶対に。
 たとえ、アレを使用することになろうとも。
 なに、二回目だ。ためらう必要はない」

239 名前:名無し君@お腹いっぱい [2001/11/02(金) 02:06 ID:iyYdF/q2]
「かの国の本音」(2/3)

 家に帰るなり、アメリー君は部屋に鍵をかけ閉じこもりました。
「畜生。何とかならないのかよ。
 オレは正義であり、正義は必ず勝つはずだ。
 なのに、どうして上手くいかないんだ…」
 大きな熊のぬいぐるみに向けて話しかけます。ちょっと滑稽な構図ですが、本人は至って真面目な顔つきでした。
 このぬいぐるみの正体はティディ・ベアです。百年前にアメリー家をここまで大きくしたティディおじさんの形見の品でした。
 アメリー君はティディおじさんは大好きです。
 だって、ティディおじさんはアメリー君が夢想する、カウボーイ・保安官・騎兵隊・大統領・ライオン狩り、この全てをやったのです。
 男らしく熱血漢で、それでいて繊細な神経を持つ彼は、まさに男の中の男としてアメリー君の尊敬の対象でした。おじさんの口癖である「太い棍棒を持って静かに話す Speak softiy and carry a big stick.」は、アメリー君の座右の銘となっています。
 アメリー君は天啓を授かったかのように顔を上げました。
「そうだ。おじさんの書斎に行けば、きっと何かヒントを書いた本があるに違いない」
 ティディおじさんが亡くなった後も部屋はそのまま残されています。普段アメリー君が足を踏みれる事は禁じられているのですけど、そんなことも言ってられません。
 早速こっそりと部屋に入り込み、書棚を探険し始めました。
 大恐慌前の「古き良きアメリカ」の品の良い調度品で統一されている落ち着いた部屋です。
 そのうちの一冊にアメリー君の目がとまりました。


240 名前:名無し君@お腹いっぱい [2001/11/02(金) 02:07 ID:iyYdF/q2]
「かの国の本音」(3/3)

「ううむ。
 ―――ロッキー山脈以西が黄色人種に占領される怖れがある。奴らは礼儀正しくにこやかだが、その中では何を考えているか判らない。奴らは我々にとけ込もうとせず、強固に自らの文化を守り、少しでも劣等民族視されることを許さない、その誇りは不必要なまでに高い―――
 これって、カンコの事じゃないのか!?
 百年も前から迷惑をかけているなんて…」
 失笑しながらページをめくります。するとそこには衝撃的なことが書いてありました。「―――奴の名は、ニホン…!?
 え!? バカな。二ホンちゃんが百年も前の本に。ええっ!?」
 動転するアメリー君は背後の気配に気がつきませんでした。
「!?」
 気を失い倒れるアメリー君。そこには彼のパパが難しい顔つきで立っています。
「アメリーよ。この本はお前にはまだ早い。今読んだことは忘れるのだ。
 だが、今にきっと理解する日が来るだろう。あの家の恐怖を。
 全力で屈服させ、洗脳し、良き隣人に育てた。我々の努力を。
 そして番犬を与えた。あの家を守るのではない。見張るために」
 床に落ちた本を拾い上げ、本棚に戻します。
 その本の背表紙には『黄禍論』とあったのでした。


241 名前:名無し君@お腹いっぱい [2001/11/02(金) 02:07 ID:iyYdF/q2]

総督府板あとがき
 二十世紀初頭のアメリカ史を勉強する機会があり、そこの黄禍論を聞いたときに「カンコ君みたいだなぁ」と言うのが書くきっかけになりました。
 書いた後に時事ネタに合わせて修正するハメになりましたが…
 ティディおじさんは、セオドラ・ルーズベルト。二十世紀最初の十年間大統領を務め、進歩主義によりアメリカ繁栄の基礎を築きました。
「いかにも」なアメリカ人で人間的にも面白い人物です。彼自身は日本人に対して好評価でした。理由は戦争に強かったから(笑)
非戦闘員の死亡者数は、資料により異なり曖昧な数字になってます。あくまで目安と思ってください。

242 名前:  [2001/11/02(金) 02:32 ID:DIY66LfA]
>>240
いいですね。番犬、というのもアメリカ国民の心情を反映していますね。
アメリカ国民は在日米軍を日本が再軍備しないように見張る役目を負っていると認識していますから。

243 名前:  [2001/11/02(金) 02:40 ID:FxiYN2DU]
>>237
先ほどアサヒパパ案を提案したものですが、ママもいいかもしれません。
ヒステリックに基地外投稿を書く様子が目に浮かびます。(藁

それから、改訂版は、過去に何人か書いていらっしゃる方もいます。
もし書くのでしたら、こことハン板と両方にアップするのをお勧めします。


244 名前:JY31 [2001/11/02(金) 02:56 ID:PW2mjdnQ]
「宅急便」

明日から街のハロウィンが始まります。
前夜、クラスの子たちは胸を躍らせながら仮装の準備をしています。
お祭り好きのフランソワーズちゃんも、もちろんそんなひとりでした。
「うーん、明日何着てパレードに行こうかなぁ。
 魔女の格好っていったって、みんな同じになっちゃうと思うんだけど。
 あ!そう言えば!
そう言うなり、ニホンちゃんから借りたDVDを持って、
テレビ置いてある部屋にかけていきました。

二時間後、部屋から出てきた彼女は、DVDを見終わって自信まんまんです。
「これよ、これ!燃えるわ!」
そういうなり自分の部屋に向かって忙しくかけこみ、
クローゼットを小一時間くらいひっかきまわし、
『赤いリボン』と『ポーチ』と『黒猫のぬいぐるみ』を持ち出してきました。
「これよ!私こそコスプレの女王になるのよ!」
ひと通りかっこいい高笑いをした後、
そのままひとりで、鏡の前でポーズをとっていました。
そしてまた時間がたって、それにも飽きたフランソワーズちゃんは
外にでたくなりました。
「どーせ外は暗いから、わかんないわよ。」
家族の常識のある制止をふりきって、ホウキを片手に
外に飛び出していってしまいました。
実は、ほかの女の子がどんなカッコウをしてくるのか、
さっきから気になっていたのです。

家を出た彼女は、
すこし行ったところにある、アーリアちゃんの家に行ってみようと思いました。
するとなぜか、ガレージに明かりがついています。
そっとガレージをのぞくと・・・

そこには、自転車にプロペラを無理やり取付けているゲルマンスキー(兄)と、
短い髪を赤いリボンで束ねた、かわいらしいカッコのアーリアちゃんがいました。
顔を赤くしてアーリアちゃんは何か言っています。

アーリア「兄さん、恥ずかしいから止めようよ。こんなの〜。
     バカみたい。軽薄!
お隣じゃないんだよ!うちのモットーは質実剛健!
兄「いや、これが成功して空を飛べるたなら、(ブツブツ)」
とかいいながら、金づちでガンガンやっています。夜中にこれは非情に物騒です。
真面目君は一度走り出すと怖いですね。

なんだかムカついたフランソワーズちゃんは、ムカムカ来た道を戻ります。
納得いかない思いで歩いている途中、ふと顔を上げると見慣れたシルエットが
目に入ります。
(あ!)
それはやっぱり、黒いドレスを着、黒猫のぬいぐるみとホウキを持った、
おまけにトランジスタラジオまでかかえた、
やはりかわいらしい、エリザベスちゃんでした。
しかし今回は、ふたりとも
真っ赤な顔で、道の両端をうつむいたまま通り過ぎました。

たった一本の街灯に照らされた、狭く気まずい夜道でのことでした。
「う〜ん、考えることはみんないっしょね・・・。」


次の日パレードには、ご存知の3人はふつうの格好で参加していました。
「ニホンちゃんなら、あのリボンで来るかなって思ってたのに。」
しかし、
フランソワーズちゃんの前に居るニホンちゃんは、予想を大幅に裏切り、
よくわからない、黄色のモコモコした動物の着ぐるみを着て、テレていました。
(もう、なんだかわからないわ。)
今日のフランソワーズちゃんは、なんだか冷めていましたとさ。

おしまい。


245 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/02(金) 03:12 ID:QnDmpMP.]
>>236 polestar様

ありがとうございます!そう言って頂けるとPCの周りをスキップで42周するくらい
嬉しいです!←なんだその数字は

>それにしても筆が早いですね。
いや……たまたま美味しそうなネタがあっただけだと思います。
前にちょろっと書いた「カンコ君のほのぼの」は、一日中考えても話が浮かんできてません(T_T)
仕事中も考えていたので、職場で「〜ニダ」と口走っちゃいましたよ(w

あ、そうそう、訂正と謝罪を。
>>227「噴水」で、マカロニーノ君をイタリー君と表記しておりました。
もしこれから読まれる方がいらっしゃいましたら、お手数ですが脳内変換して下さい。
すいませんでしたm(_ _)m 今後はこのようなミスを出来るだけ減らしていきますので、
お見捨て無きようよろしくお願いいたします。

追伸
polestar様、私も「オペラ座の怪人」後編を楽しみにしている一人です。
執筆頑張って下さい!




246 名前:止水 [2001/11/02(金) 13:44 ID:QRYomSvo]
kimchiを作る季節

十月はカンコ家のなかでとても大切な季節です。
なぜならカンコ家の命ともいえるkimchiをつける季節なのです。
そんなわけでカンコ家はとても大忙しです。
カンコ君「忙しいニダ、忙しいニダ」
今日ばかりは本当に忙しそうです。
そしてkimchiが出来上がりました。
カンコックさん「カンコ、このkimchiをニホンに持って行くニダ」
カンコ君「いやニダ、ニホンなんかにやらないニダ」
カンコックさんはカンコ君に諭すように
カンコックさん「カンコ、御礼は十倍返しを要求するニダ」
カンコ君「わかったニダ、行ってくるニダ」
カンコ君は急いでニホン家に行きました。
カンコ君「開けるニダー、kimchiもってきたニダー」
ニホンちゃん「あっ、カンコ君、丁度よかった」
カンコ君「ニ、ニダ?」
ニホンちゃん「今、丁度kimuchiをつくってみたの、食べてみてくれる?」
カンコ君はニホンちゃんの笑顔につられてkimuchiを食べ始めます。
カンコ君「まあまあニダ」
ニホンちゃん「そう、ありがとう、じゃーねー」
と、言ってドアを閉めて家の中へ入っていきます。
カンコ君は何かを思い出したようです。
カンコ君「しまったニダー、十倍返しが〜」
カンコ君「アイゴーーーーーーーーーー」
                                      fin
参考
ttp://www.allkorea.co.jp/cgi-bin/allkorea.front/100425256556/ContentView/1000046/1/1200125

247 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/11/02(金) 14:24 ID:45C8jDlE]
>246
一年分のkimchiを漬けるって・・・
かの国にはそんな習慣があるのか・・・

248 名前:名無しさん [2001/11/02(金) 16:15 ID:7ww7QV06]
キムチ休暇があるくらいだから、、、

249 名前:名無しさんはウリナラタイマーニダ [2001/11/02(金) 19:59 ID:xmMSa8dM]
>>247
家も4、5月に梅酒と梅干し一年分漬けるけど
変?

250 名前:名無しのゴンベ [2001/11/03(土) 00:14 ID:BLazRZF.]
>>247
って言うか元々キムチは「野菜のとれない厳寒期」の為の保存食なので一年分漬けるのは普通だよ
白菜の旬もあるしね

>>249
漬けものはそもそも一年分まとめて漬ける物だから問題なし

251 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/03(土) 03:44 ID:jajfe8Fg]
      「おともだち」


 今日は、使われないまま倉庫になっていた教室の整理をすることになりました。クラス総出で、適当に放り
こまれたままのガラクタやら、古い机を運び出します。
 机や資材などの重い物は男の子が、小物類は女の子が担当します。
「はーい、それじゃみんな、ちゃっちゃと済ませちゃいましょうね。サボったら、宿題を三倍にしちゃいますよ」
 明るく言い放つフラメンコ先生。鬼の言いぐさです。クラスのみんなは、密かに呻き声を上げました。
「あーあぁ、面倒だなぁ、ね、ニホンちゃん」
「うん………。でも、頑張ろっ。みんなでやったら、きっとすぐに終わるよ」
 タイワンちゃんに、可愛らしくガッツポーズをしてみせるニホンちゃん。生真面目な彼女は、サボるなど毛頭
考えていないようです。
「じゃ、始めますよー」
 先生が、教室の鍵を開けます。中に入ったニホンちゃん達は、籠もったにおいに眉をしかめます。
「けほっ、けほっ………凄いほこりですわね」
「ええ。体操服じゃなかったら、ちょっと入りたくありませんわ」
「窓を開けて空気を入れ換えたほうがいいダスね。チューゴ君、ゲルマッハ君、手伝って欲しいダス」
「わかったアル」
「了解した」
「よし、じゃあ男子は机と椅子から運び出そう」
「女子はこっちの段ボール箱ですわ。重かったら、無理しないで、二人で運ぶんですのよ」
 アメリー君とエリザベスちゃんの号令一下、みんなが一斉に動き出します。なんだかんだいってこのクラ
ス、チームワークは良いようですね。
 一旦校舎の外に荷物を運び出し、そこで処分するものと、屋外の倉庫に入れるものとに分けることになっ
ています。ニホンちゃんも、手近に転がっていた箱を持ち上げます。がららん、という音からして、中身は空のペンキ缶みたいですね。
「よいしょ、よいしょ」
「うわ、見てよ、ニホンちゃん。このプリント、二十年前のだよ」
「ホントだぁ………。お母さん達も、このプリント使ったのかな?……なんだか処分するのもったいないね」
「ニホン…………そんなことばっかり言ってるから、おまえの家には訳の分からないガラクタが溜まっていく
んだと思うぞ?」
「ぅ……………」
「………インドネシアちゃん…………重いの。手伝って……………」
「あらら、ホント。重いわこれ…………。ベトナちゃん、そっち持って」
「……うん」
「……どうやったら机の天板が割れるんだろうか……?これは処分しかないだろうが…興味深いな」
「ううぅぅ、シャワーを浴びたいですわ………。こんなに埃っぽいなんて………」
「………………………」
「おわっ!脅かすなよカナディアン!」
「ああ、ゴメンねアメリー君。…………でもボクさっきからここに居たんだけど………」
 いやはやなんとも、賑やかなことですね。


252 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/03(土) 03:44 ID:jajfe8Fg]
      つづき

 みんな一生懸命作業したので、教室の中もかなりすっきりしてきました。ニホンちゃんも、教室と外を十回
以上往復して、額にうっすらと汗を浮かべています。
「あ、ニホンちゃん、ちょっと待って!」
 ニホンちゃんが教室に続く階段に足をかけたところで、フラメンコ先生が声をかけてきました。ちなみに先
生も、今日ばかりはジャージ姿で奮闘しています。
「なんですか、先生?」
「カンコ君、見なかった?」
「え?カンコ君ですか?……………あれ、そういえば………」
「うかつだったわ………。一番騒がしい子がいないのに気づかなかったなんて………」
 フラメンコ先生、忌々しげに爪を噛みます。柳眉を逆立てて、なかなかに迫力がありますね。
「考えてみれば、最初ッから姿が見えなかったのよね……。いい度胸してるわ。放課後の特別スパルタ授
業と、宿題十倍決定ね…。ふふ……ふふふ…………ふふふふふふふふふふ」
 怖いです、先生。
「あ、あはははは………………(ひ〜ん、怖いよぉ)」
 ニホンちゃん、後頭部に巨大な冷や汗を浮かべて、引きつった笑い声を漏らします。
 はっきり言って、異様な空間でした。
「ふふふふふふふふふふふふ……はっ!い、いけない、先生トリップしちゃったわ。……こほん。それじゃあ
ニホンちゃん、カンコ君を発見したら、先生の所に出頭するように勧告して頂戴。抵抗するようなら、捕獲して
連行してきてね。お願いよ」
 先生先生、言葉遣いが不穏当です。
「は、はい……分かりました………」
 ニホンちゃんの返事に頷くと、フラメンコ先生は足音荒く立ち去っていきました。カンコ君は、放課後に魔女
の大釜に叩き込まれて地獄を見ることになりそうです。
 先生がいなくなったのを見届けると、ニホンちゃんは小さくため息をつきました。そして………。
「カンコ君、そこに居るんでしょう?」
「に、ニダ…………」
 ニホンちゃんが声をかけると、カンコ君はばつが悪そうに階段の陰から姿を現しました。………そう、彼女
は気づいていたのです。その場に漂う微かなキムチ臭に。すぐ近くに、カンコ君が隠れていることに。
「だめじゃない、サボっちゃ。先生の言葉聞いたでしょ?すぐに行って、先生に謝って、残りの仕事を頑張れ
ば、先生きっと許してくれると思うよ?ね、行こ?私も一緒に先生にお願いするから」
 やっぱりニホンちゃんは優しい女の子ですね。でも、カンコ君は聞く耳を持ちませんでした。
「う、うるさいニダ!ニホンがウリに命令するなんて思い上がりもいいとこニダ!」
 いきなり逆切れされたニホンちゃん、戸惑いつつも反論します。
「め、命令って………!酷い!どうしてそんなこと言うの……!?わたしは、カンコ君の………」
「やかましいニダ!!おまえはいい子ぶって、陰でウリをバカにしてるニダ!そんなヤツの言うことなど信用
出来るはずが無いニダッ!口先だけでウリを騙そうなんて半万年早いニダ!」
「酷い…………。酷すぎるよ……カンコ君………わたし、そんなつもりじゃ……」
 まさかこんな悪罵を叩きつけられるとは思ってもみなかったニホンちゃん、絞り出す声が湿り、澄んだ瞳に
大粒の涙が浮かんできます。しかし、カンコ君はさらに言い募ります。
「どうせ、先生にいいとこ見せて、点数稼ごうって魂胆に決まってるニダ!親切ごかして、ウリをだしにしよう
としたって、そうはいかないニダ!」
「…………!!!…………分かったわよ………勝手にしたらいいじゃない…!……ひくっ……うっ………
……ぐすっ…………か、カンコ君の…………カンコ君のバカぁっ!!」



253 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/03(土) 03:45 ID:jajfe8Fg]
      つづき

 ニホンちゃんはツバメのように身を翻すと、階段を駆け上ります。零れた涙が、まるで真珠を振りまいたか
のように陽光に煌めきます。
「……………ふん!」
 意地を張ってしまったカンコ君も、それを見て、胸の奥がチクリと痛みました。しかし、子供じみたプライドが
邪魔をして、ニホンちゃんを追いかけることが出来ません。が、その時………………!
 ずるっ!!
「えっ……………!?」
 足元を見ていなかったニホンちゃんが、階段を踏み外してしまいました!
 バランスを失った体が、大きく揺れた後、もんどりうつように宙に浮き上がります!
「きゃあぁぁぁ――――――――――――――――っ!!」
「に、ニホンッ!」
 ニホンちゃんの華奢な体が、小石のように宙を舞い―――――――。

 どんっ………どかっ!!

「ぐぅっ…………!」
 意外なほど小さく、柔らかな衝撃と共に、カンコ君の呻き声が聞こえました。恐怖のあまり、目を堅く瞑っていたニホンちゃんは、おそるおそる目を開き――自分の下敷きになって倒れているカンコ君を見つけました。
「か…………カンコ…………君………?」
(わたしの下敷きに………ううん、ひょっとして………わたしを庇って………!?)
 慌ててカンコ君の上から降りると、肩に手をかけて、そっとゆすってみます。
「カンコ君………ご、ごめんなさい…………大丈夫だった?………ねえ………カンコ君ってば………」
 しかし、カンコ君はぴくりとも動きません。ニホンちゃんのこころに、真っ黒な雲が広がってゆきます。
「ち、ちょっとカンコ君!…もう、やめてよ。こんなときに冗談止めて………ねえ、ねえってば………ひ!?」
 息を呑みました。カンコ君の体の下から、鮮やかな緋色の水たまりが広がってゆくではありませんか。
 ニホンちゃんは、恐慌の坂道を滑り落ちてゆく自分を自覚しながらも、カンコ君に声をかけ続けます。
「う、嘘……………うそ、うそ、うそ、うそだよねっ!カンコ君っ!!ねえ、カンコ君!カンコ君っ!」
 その声を聞きつけたクラスメート達の足音が近づいてくるのを、自分の中の奇妙に冷めた部分が知覚して
いました。しかし、ニホンちゃんはその全てを無視して、カンコ君に声をかけ続けました。それだけが、自らに
課せられた宿命であるかのように。
「ねえ………お願いだから……目を開けてよ………何か言ってよ…………変な歌、歌ってよぅ……………
……イヤだよ………こんなの………冗談きつすぎるよ………意地悪だよカンコ君………」
 ぽろぽろ、ぽろぽろ………。涙がとめどなく流れます。手が、足が、唇さえもが震えています。それでも、
ニホンちゃんは、カンコ君を揺すって、話しかけ続けました。
「イヤ…………イヤだよ……………死んじゃイヤだよぅ………………カンコくぅん……………うぇっ…………
カンコ君…………ねえ………死なないでよ……………カンコ君!!」
「…………!!……………!…………!!」
「………!?…………!…………………………………!」
 クラスメート達が、なにか叫んでいます。慌ただしい足音が、あちこちに散らばっていきます。その騒ぎの
真ん中で、ニホンちゃんは、何も見ずに、何も聞かずに、幼い子供のように泣きじゃくりながら、カンコ君の名
を呼び続けていました。

「カンコくぅぅ――――――――――――――――――――――――――――ん!!!!!」



254 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/03(土) 03:46 ID:jajfe8Fg]

      つづき


 地球町中央病院。
 診察室に続く待合室には、半ば固形化したような、重苦しい空気が澱んでいました。ムードメーカー的存
在で、女の子を口説いていない時は軽口を叩いているようなマカロニーノ君も、暗く沈んだ顔をして沈黙して
います。時折誰かが、耐えきれなくなったかのように口を開きますが、言葉は紡がれることなく虚無の縁に
沈み、雰囲気は重苦しさを増してゆきます。
「……………………………………………………………………先生」
 しかし、あまりに痛すぎる沈黙も、ついに破れるときが来ました。ニホンちゃんが、血の気を失った唇をぎこ
ちなく震わせて、フラメンコ先生に問いかけたのです。
「……カンコ君の血液型、知っていますか?」
「…………え?……何故、そんなことを訊くの?」
「わたしの血液型、A型なんです。もしカンコ君が同じなら、わたしの血、全部使っても構わないから、カンコ君に、あげてほしいと思って」
 クラスメート達は、その声に、等しく背筋を震わせました。感情の欠落した、人形の声。その平板な発音は、いつもの、柔らかく包み込んでくれるようなニホンちゃんの声とは、似ても似つかぬものでした。
「ち…………ちょっと、ニホンちゃん、落ち着きなさい。そんなことしたら、貴方が死んじゃうじゃない」
「だって!」
 いきなり、ニホンちゃんが激した口調で叫び、椅子から立ち上がりました。静から動へ、その変化はあまり
にも急激でした。
「だって、カンコ君は、階段から落ちたわたしを庇って、あんな怪我したんですよ!?あんなに血を流したん
ですよ!?カンコ君が居なかったら、診察室にいるのは私だったんですよ!?」
「に、ニホン!少し落ち着くアル!」
「離して!」
 どん!! ――ニホンちゃんは、完全に冷静さを失っているようです。諫めにはいったチューゴ君を突き飛
ばし、ロシアノビッチ君やオージー君もろとも床に転がしてしまいました。
「カンコ君にあんな大怪我させたのはわたしなんです!本当はわたしが怪我をしているはずなんです!
それなのに……それなのに………わたしはこんなところでのうのうと…………!」
 血を吐くような呻きに、誰もが圧倒され、なにも言い出せません。その間にも、ニホンちゃんの自らへの呪
詛はつづきます。
「いっそのこと…消えてしまいたい……!……わたしなんて、この世から消えてしまえば!」
「!!……………ご、ごめんねっ!ニホンちゃん!」


ぱぁぁぁぁん!


 乾いた音が、待合室に響きました。ニホンちゃんの上体が、大きく泳ぎます。辛うじて転倒を免れた彼女
は、張られた左頬に手を当てて、憑き物が落ちたような顔をその人物に向けました。
「……カナディアン…君………………」
 そう、それはカナディアン君でした。彼は、振り抜いた右手を降ろしながら、悲しげな顔をニホンちゃんに向けました。
「どうして、そんな事言うのさ……!たしかに、カンコは君を庇って怪我したかもしれないけど、だからって、
君がいなくなっちゃって、それでカンコが喜ぶのかい!?それはカンコの気持ちを裏切ることになるんじゃな
いのか!?カンコの…人の気持ちを無視するなんて、ニホンちゃんらしくないよ…………」
「…………………!!」
「大丈夫だよ……カンコは死んだりしない。あの無駄に生命力が強くて、人三倍血の気が多いカンコが、こ
れくらいで死ぬわけないじゃないか。炭疽菌を直喰いしたって発病するか怪しい位なのに」


255 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/03(土) 03:47 ID:jajfe8Fg]
      つづき

「ニホンちゃん………いつものニホンちゃんに戻ってよ………。ボクらみんな、明るくて優しいニホンちゃんが
大好きなんだから、さ」
「そ、そうだよニホンちゃん!あたし………さっきみたいなニホンちゃん………キライだよ」
「ああ、ニホンちゃんはキュートな笑顔が一番似合ってるよ!」
「そうだな、ニホン。私も暗く泣きべそかいているおまえなど見たくないぞ」
「オラもそう思うダスよ。なあに、カンコならキムチさえあれば三十秒で復活するダス!」
「……ニホンちゃん………悲しむのは………立ち止まって、前を見ない事よ。それじゃ、ダメ…」
「貴女がいるから、わたくし達がわたくし達たちらしくいられますのよ。貴女が欠けたら………だめですわ」
「ほら、しゃっきりなさいな!みんなの中で笑っている……それが日ノ本さくらじゃなくって?」
「そんな顔、ラスカが見たら悲しむよ………。俺も、だけどな」
「みんなニホンちゃんが大好きなんだから………自分を嫌いにならないで!」
「みんなに笑顔を分けてくれるのは、ニホンちゃんだと、僕は思う。だから……笑っていて欲しい」
「カンコなんかどうでもいいアル。……でも、お前が暗いと、なんだか調子が狂うアル」
「ああっ、そうだな。カンコとニホン、どっちか選べって言われたら、俺様はニホンをとるぜ」

「みんな………みんな…………」
「分かった、ニホンちゃん?みんなには、アナタが必要なの。そして、アナタの後ろには、みんながついてい
てくれているのよ。それが“おともだち”でしょう?」
 フラメンコ先生が、ニホンちゃんを優しく抱きしめてくれました。先生の―――そして、みんなの温かさが、
ニホンちゃんの凍てついた心を、ゆっくりと、優しく溶かしてくれます」
「先生………みんな………カナディアン君、タイワンちゃん、マカロニーノ君、アーリアちゃん、オージー君、
ベトナちゃん、エリザベスちゃん、フランソワちゃん、アメリー君、インドネシアちゃん、ゲルマッハ君、チューゴ君、ロシアノビッチ君………みんな……みんな……ごめんなさい…………ありがとう!」
「さ、もう戻れるわね………いつものニホンちゃんに!」
「はい、先生。戻れます…………ううん、戻ります!」
 そう言ってにっこり笑ったニホンちゃん………それは、間違いなく、今までで一番の笑顔でした。
「よろしい!」
 その一言で、五年地球組の雰囲気がようやく戻ってきました。ニホンちゃんがいて、タイワンちゃんがいて、アーリアちゃんがいて、そして、そして、みんながいて………。
(ああ………みんな、わたしの“おともだち”でいてくれるんだ……。みんな…本当にどうもありがとう!)
 ニホンちゃんの頬を、透明な筋がもう一度伝います。それは、歓喜の涙。絶望の涙から最も離れた場所に
ある、未来を照らす希望の光。
「わたし、みんなが………みんなのことが、大好きだよっ!」

 診察室の扉が開き、お医者様が現れました。みんなの間に、かすかな緊張が走ります。
「先生っ!カンコ君は、カンコ君は…………!?」
「ええ、ピンピンしてますよ。数カ所の打撲と頭部裂傷。出血は派手ですが傷そのものは大したことはありま
せん。まあ、頭を打っているので今日明日と入院してもらいますが、単なる検査入院です。まあ、おそらく、
なんの異常もないでしょうね」
「よ………良かった……………良かったよぅ……………」
ニホンちゃんの後ろで、、みんながほっとした表情を浮かべています。先ほど、どさくさ紛れに酷いことを言っ
ていた人も若干名いましたが、やっぱり心配だったんですね。………カナディアン君、君のことですよ。
「あの…………先生……………カンコ君に、会えますか?」


256 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/03(土) 03:48 ID:zK8tpmcQ]

      つづき

「あ、あの…………カンコ君………?」
「………ニホンニダか………………」
「うん…………あの、その…………………ごめんなさい」
「…………………………………………………」
「それと…………どうもありがとう」
「…………ニダ?」
「庇ってくれたでしょう?………………わたしを」
「…………………………まあ、恩を感じてウリを尊敬するニダ…………ウリは検査で忙しいニダ」
「う、うん……………それじゃ、カンコ君…………お大事にね」
「当たり前ニダ」
「それと……………また、学校で、ね。………………ばいばい………」
「………………ニホン」
「なに……?」
「……………済まなかったニダ」
「………………え?」
「先にお前を泣かせたのはウリニダ。………元々、ウリがサボってたからニダ。………お前に、酷いことを
言った…………と、思う…………ニダ。……………………悪かった、ニダ」
「カンコ君……………」
「だから…………これはおあいこみたいなモンニダ。………変に気にされると、気色悪いニダ」
「………………………………………」
「さあ、とっとと行くニダ。ウリに余計な時間は無いニダ」
「う…………ん………………………………ねえ、最後に一つだけ、いい?」
「何ニダ?」
「わたしたち…………………“おともだち”…………だよね?」
「………………………………………………………………………」
「………………………………………………………………………」
「………………………………ああ…………………………………“ともだち”ニダ……」






「ありがとう」






 ………その瞬間、今日最後の涙が、床の上で弾けました。


                    おしまい




257 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/03(土) 03:49 ID:zK8tpmcQ]


……………ごめんなさい!今度はニホンちゃん泣かせちゃいました!m(_ _)m

えーと、前回のあとがきに書いた「カンコ君のほのぼの」を目指したのですが……………。
全然、ほのぼのぢゃないやん、コレ(泣
最初にイメージしたのが、大久保駅のあの事件でした。
おおきなテーブルを、誤って階段から落としてしまい、潰されそうになったニホンちゃんの代わりに
カンコ君が―――――。
と、思っていたのですが、そうすると、ニホンちゃんよりもテーブル落とした連中のほうが、良心の呵責に
苦しむことに(w    ボツ。
で、このような形になりました。
カンコ君と大喧嘩→ニホンちゃん階段落ち→カンコ君下敷き→ニホンちゃん鬱に

しかしいざ書き始めると苦しい苦しい。序盤はともかく、喧嘩シーン以降は書くのが辛いのなんの(w
あたしゃギャグの方が性に合ってると再認識しちゃいましたよ。
で、鬱状態のニホンちゃんを立ち直らせるのはクラスメートで、という展開は、最初の予定どおりです。
ニホンちゃんをひっぱたく役は―――驚かれましたか?(w

適役はアメリー君やアーリアちゃんだと私も思います。 が!根っからのひねくれ者&陰の目標として
マイナーキャラを目立たせるという目的がありまして、彼にやってもらいました。
ちなみにさりげなく毒吐いてるのは私の人格がにじみ出ているだけです(w

クライマックスは―――――疲れた。とにかく疲れた。
ここで十三人に喋らせてるんですよね。口調と、内容がかぶらないように頭を酷使しました。
タカビーコンビはどうしてもかぶるけど。
読み返すと………いやー、はずいはずい(w  青い台詞回しですねー(w

で、最終章。
これは意図的にこうしました。といっても、深い理由はありません(爆
こんなのカンコ君ぢゃないやい!とお思いでしょうが、壇君陵より広い心でお読み下さいm(_ _)m

………しかし、この「中○生日記風ニホンちゃん」…………受け入れてもらえるだろうか…めっさ不安(w
ありとあらゆる意味で問題作になってしまったよーな気がする……………。

258 名前:名無しさん [2001/11/03(土) 04:32 ID:VTdo5tMo]
感動しました!マンセー!
はじめてカンコ君に同情を抱いてしまいました。

259 名前:最後に幸せな寝顔を [2001/11/03(土) 07:43 ID:V7YoOqS.]
夜も更けて、みんなそろって夢の中。
「Zzz...テキサ子...クーロイを......虐...ちゃダメ...ぞ」
なにやらアメリー君が寝言をいっているみたいです。
「アメリー家...よる、アメリー...のための......」
なんだか長い寝言ですね。

さて、ニホンちゃんは…。
「...ごめ...ね、ごめん...」
夢の中でも謝っているようです。
「...も、トクガワ君も...るいんだよ...」
ニホンちゃん、トクガワ君はもう気にしてないよ…きっと。

おや、カンコ君はヘソを出して寝ていますね。
「ムニャムニャ......マイ...ブラ........キッチョム...」
お兄さん思いですね。
見直しましたよ、カンコ君。
「一緒...ニホン...撃ニダ......アイ...グォ........チョム、後...から殴...ニダ?...」
どうやらキッチョム君に裏切られたようです。
まあ、勝手に信じたのが悪いんですけどね。
それよりカンコ君、風邪引かないように気を付けてね。

ベトナちゃんは勉強机に突っ伏しています。
疲れて寝ちゃったのかな?
「...熱い......痛い....助けて...」
ベトナちゃんは悪い夢をみているようです…。
「......助け...て......」
そこに、ホーお兄さんがやってきました。
「どうした、ベトナ?」
うなされるベトナちゃんをホーお兄さんは揺さぶります。
「......助け...て......お兄ちゃん...」
ベトナちゃんは起きてくれません。
しかたないなと呟いて、ホーお兄さんはベトナちゃんを抱き上げました。
いわゆる、お姫さまだっこ、というやつでしょうか。
「ベトナ、もう傷は治っただろ」
ホーお兄さんは優しくいいます。
そして、ベトナちゃんをベッドに寝かせました。
「...治...た?...」
「そうだ、ベトナ」
するとベトナちゃんの寝顔はほほ笑みに変わりました。
「おやすみ、ベトナ」
最後に、幸せな寝顔を。


おわり

260 名前:210話作者 [2001/11/03(土) 07:58 ID:V7YoOqS.]
>>259
寝言は、上から南北戦争、戊辰戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争の順です。
それにしても読者イラストコーナーのアーリアたん寝起き姿は萌え〜。

チューゴ君「ボクの出番が少ないアル」
ニホンちゃん「そういわれても、困るよ」
チューゴ君「210話作者は自己反省するヨロし」
210話作者「我反省。チューゴ君万歳、万々歳!」

261 名前:247は亀レスを反省しる! [2001/11/03(土) 17:19 ID:JRtQ9.pg]
>249-250
あ・・・そうなんだ・・・
なんか「かの国」ってだけで変なフィルターがかかってたみたいです。
失礼しました。

262 名前:十八番 [2001/11/04(日) 01:18 ID:uPs3ZmaU]
>>257
良い話でス。

263 名前:棄て ◆L7Vooglk [2001/11/04(日) 01:31 ID:taWraQQ.]
三毛さんの、話は面白い。
だけど、エクスキューズが余計だと思うのは私だけだろうか?

その、なんだ。
こっぱずかしくなるのだ。

264 名前:七誌7 [2001/11/04(日) 02:04 ID:ASvEkZIE]
長い&ぱずかしい

推敲を

265 名前:新参者 [2001/11/04(日) 03:41 ID:sis4jc..]
紫苑ちゃんというユダヤキャラができたみたいなので
ユダヤでやってみたかったネタで1作うpさせて下さい
初めてなのであまり自信ないですが、まあ読んでやって下さい

266 名前:新参者 [2001/11/04(日) 03:42 ID:sis4jc..]
10支族?(1/2)

今日は地球町公民館の落成50周年記念日です。
イベントとしてあの超長寿番組「笑点」の公開収録が行われます。
もちろん地球組の面々やその家族の顔も客席の中に結構多く見ることができます。
我らのニホンちゃんもタイワンちゃんと一緒にちゃっかりと中央前よりの
いい席に陣取ってキャラキャラと楽しそうにおしゃべりしています。
「私、大喜利が大好きなの。特に木久蔵師匠の“イヤ〜ンバカ〜ン”というの
もう最高!!」
「そ、そうなの…………なんだか今日のニホンちゃんノリが違うぅ〜」

そうこうする内に収録が始まりいよいよメインの大喜利です。
まずはメンバーの自己紹介から。

「このたびは地球町公民館落成50周年という事だそうで、まことに
おめでとうございます。地球町公民館落成100周年の時にも
私と円楽さんだけは必ずお伺いしますので、どうかよろしくおねがいします。
歌丸です」

ニホンちゃんとタイワンちゃんは顔を見合わせて思わず吹き出します。
特にニホンちゃんはこういうのが笑いのツボにど真ん中らしく
おおうけしています。タイワンちゃんもニホンちゃんのおおうけぶりに
ちょっとあきれながらも結構楽しんでいるようです。
そんな様子を少し後ろの席から紫苑ちゃんがうらやましそうに見ていました。
「いいな、ニホンちゃんとタイワンちゃん。いつも仲良くて楽しそうで。
私もあんな風にできる人がほしいな」
そうなのです。過去にいろいろとあったため、みんな紫苑ちゃんと接するときは
どこか腫れ物にさわるようなよそよそしさがでてしまうのです。
紫苑ちゃんがそんなことを思っている間にも笑点メンバーの自己紹介は進みます。

「郷土の皆様方、お懐かしゅうございます。地球町で生まれ、新潟で育った
こん平が久方ぶりに帰って参りました。なお、会場のみなさまにお知らせが
ございます。私の帰りの旅行カバンにはまだジャッカンの余裕がございます。
コンペーーでーーーーーーーーーーす」

会場が笑いに包まれる中、一人紫苑ちゃんが拳を握っています。
「そうよ。これよ、これだわ」
紫苑ちゃん、いったいなにを思いついたのでしょう。


267 名前:新参者 [2001/11/04(日) 03:43 ID:sis4jc..]
10支族?(2/2)

次の日の朝、ニホンちゃんが教室にやってくるといきなり紫苑ちゃんに
捕まりました。
「ねぇ、ねぇ、ねぇ。ニホンちゃん、これを見て。」
紫苑ちゃんは数枚の写真をニホンちゃんに示しながら、まくし立てます。
「まず、この2枚の写真を見て。1枚はニホンちゃんの家の石灯籠に刻まれた
マーク、そしてもう1枚は家の紋章の“ダビデの星”よ。どう、そっくりでしょう?
次はこれ、1枚はニホンちゃん家の“菊の紋章”、もう1枚は家の門に刻まれた
マークよ。こんなに共通点があるのはもはや偶然とはいえないわ。
そう、これは必然!必然なのよ」
「?????????」
ニホンちゃんは訳が分からずただ目をぱちくりさせています。
何事かと近くにやってきて話を横で聞いていたアーリアちゃんが、こめかみに少し血管を浮き立たせながら訊ねます。
「で、紫苑。早い話おまえはなにが言いたいのだ?」
「あら、あなた以外と血の巡りが悪いのね。これだけの証拠があれば
導き出される答えは一つ。」
紫苑ちゃんはニホンちゃんにピッと人差し指を突きつけながら言い抜けました。
「そう、ニホンちゃん、あなたは家で生まれて日ノ本家に引き取られて育った
私の姉妹なのよ。さあ、私の帰りの旅行カバンにはまだジャッカンの余裕があるわ。
お姉さんの胸で思い切り甘えなさい」
ニホンちゃんは目が点状態で「ほぇ?」と言えただけでした。
“ブチッ”とアーリアちゃんのこめかみに浮いていた血管が破裂する音が
地球町中に響きました。


あとがき
紫苑ちゃん書いている内にキャラが暴走してすごいおバカになってしまいました。
ユダヤのキャラに似つかわしくないと言う指摘もありましょうがどうかお許し下さい。
元ネタは日ユ同祖論です。
ちょっと詳しく説明しますと伊勢の皇太神宮の石灯籠に六芒星が刻まれているそうです。
更に、エルサレムのヘロデ大王の門には菊の門に似たマークが刻まれているそうで。
ただ、これらはムーブックスで調べたことなのでどこまで信用できるかわかりません(W


268 名前:ななし [2001/11/04(日) 05:33 ID:JfUPiNKI]
>>251-257
久しぶりに泣けたよ
いいねぇ!

269 名前:210話作者 [2001/11/04(日) 08:07 ID:h5CTF3XU]
>>241
"テディ"ルーズベルト。熊狩りの説話で有名ですね。
キューバ家はこの頃からいぢめられてたのかな?
まあ、メヒコ君はもっと昔からのやられ役ですし(藁
メリケン班の子供達は本当にご苦労様です。

>>257
泣けました。ハイ。
本当はカンコ君はいい子なんです。
ちょっとキムチで、知恵遅れで、ニホンちゃんが憎いだけ。
そんなカンコ君に幸あれ(藁

>>266-267
ぐはぁ、ムーブックスですか!
ウヨ君やサヨックおじさんあたりも何か言ってそうだな〜。


話は変わりますがネタ用にSpritSongを意訳していたら、ぼろ
ぼろと泣いてしまいました。最近涙腺が脆くていけません。
良きかな、古き善きアメリー家!!

270 名前:msx [2001/11/04(日) 13:23 ID:Ifc0YIbI]
フリーメーソン団の恐怖(?)

地球町には、昔から伝わる古い噂がありました。
この町は、フリーメーソン団という秘密結社に支配されている、というものです。
フリーメーソン団とは、各家庭の名士のみで構成された集団で、秘密の活動をしているといいます。
彼らは密かに地球町を牛耳り、地球町を征服しようとしてるのだそうです。

ですが、確かにフリーメーソン団というのは存在していますが、別に秘密の活動なんてしていません。
構成員もきっちり公開されてますから秘密結社とも言えませんし、事実上はただの友愛グループです。
が、何故か地球町で事件が起こると、必ずフリーメーソン団が関わっているという人が出てきます。
そんな電波な事を言うのはあの家かと思うでしょうが、
ところがどっこいアメリー家でも日ノ本家でも言う人がいます。
時々ウヨ君までそんな事を言い出しますから困ったもの。
これはもう一種の伝説のようなもので、根絶するのは不可能でしょう。

となると、それに乗ってしまう人も出てくる訳です。そう、ご想像の通り。
「分かったニダ!」
我らがカンコ君でした。
「考えてみればおかしいニダ。なんで優秀なウリナラがニッテイに支配されたニダ?
これは、国家的陰謀に決まっているニダ!」
例によって例のごとくです。
「さっそく哀れなニホンに教えてやるニダ!」
いい気分で日ノ本家に向かうカンコ君です。

「……と、いう訳で、ニッテイがウリナラを支配したのはフリーメーソン団のせいニダ!」
突然やってきてこんな事をのたまいます。
いい加減慣れきったニホンちゃんにはこの後の展開がすっかり読めるような気分でした。
「……次にカンコ君は、『フリーメーソン団に操られたニホンに謝罪と賠償を要求する!』と言う」
「フリーメーソン団に操られたニホンに謝罪と賠償を要求するニダ! はっ!?」
「……わーい……」
ちょっと歪んだ喜びをするニホンちゃんです。
「に、ニホンはちっとも反省してないニダ!」
反対にカンコ君は激昂して顔がキムチ色に染まりました。あ、いつもの事でしたね。
ただ、今日は珍しく考え始めました。
(まったく、どうしてニホンはちっとも反省しないニダ? ここまで来ると何か陰謀を感じるニダ……
はっ、そうニダ。ニホンもフリーメーソン団に操られているニダから、反省できないニダ。
そうニダ、そうに決まっているニダ!)
頭の上に電球が輝いたように、カンコ君の顔が輝きます。
「分かったニダ、ウリが何度言ってもニホンが反省しないのは、フリーメーソン団のせいニダな」
「いや、そういう訳じゃ……」
消極的に反対するニホンちゃんですが勿論カンコ君は聞いていません。
「よしよし、ウリは『当方礼儀の国』ニダ。
フリーメーソン団の操り人形のニホンもある意味被害者ニダから、
これから一緒に悪の大元に謝罪と賠償を要求するニダ」
「大元って、まさか……」
ニホンちゃんの顔が青くなっていきます。
「そうニダ! ユダヤ家に謝罪と賠償を要求しに行くニダ!」
とうとうニホンちゃんは真っ青になりました。

271 名前:msx [2001/11/04(日) 13:24 ID:Ifc0YIbI]
フリーメーソン団の恐怖(?)2/2

「や、やめようよ、カンコ君……」
「かーっ、そういう態度は駄目ニダ! 賠償を要求する時はもっと強気で行くニダ!」
無理やりカンコ君に連れられて、とうとうニホンちゃんは紫苑ちゃん家に来てしまいました。
「帰ろうよう……」
「うるさいニダ! おら、出てくるニダフリーメーソン団!」
カンコ君がどんどんと扉を叩きつけます。
「はいはい、どちら様?」
それに答えて、紫苑ちゃんが顔を出しました。
「あ……ニホンちゃんとカンコ。どうしたの、遊びにでも来てくれ……」
一瞬嬉しそうな顔を見せた紫苑ちゃんでしたが、続くカンコ君の言葉にがくんと首を落とします。
「出たニダな、フリーメーソン団! ウリナラを弄んだ罪によって謝罪と賠償を要求するニダ!」
「……フリーメーソン団?」
その言葉を聞いて、紫苑ちゃんはちょっとむっとした表情になりました。
「そうニダ! お前らが地球町を牛耳っているのは明らかニダ! さあ、謝罪と賠償を……」
ところが、紫苑ちゃんは怯えるでも無く身体から闘気を立ち上らせ始めました。
「な、何ニダ……」
「どいつもこいつも……ユダヤ陰謀論なんぞにはまって……そんなに金持ちが憎いのか?」
紫苑ちゃんの目が赤く光ります。
「ニ、ニダッ……!」
「……けぇぇぇっ!」
怪鳥音も高らかに、紫苑ちゃんがカンコ君にとびかかりました。

一瞬後、完全に打ちのめされたカンコ君がぼろ雑巾のように崩れ落ちました。
「あ、あれが猛者怒……」
ニホンちゃんは呆気にとられています。
紫苑ちゃんが使うという伝説の殺法、猛者怒(もさど)。
それを目の当たりにするのは初めてでしたから。
「それで……ニホンちゃんも同じ用件?」
紫苑ちゃんがニホンちゃんにまで恐ろしい目を向けます。
「ちちち違うよ、私はそんな事しないよう。あ、いや、私はちょっと遊びに来たの!」
「……そう?」
その途端紫苑ちゃんの目が和らぎました。
「ふふっ、それなら寄っていって。うちには色々あるわ。嘆きの壁とか」
「じゃ、じゃあ、お邪魔します……」
ぼろ雑巾のカンコ君にちらりと目をやった後、ニホンちゃんは紫苑ちゃんの家にお邪魔しました。

「……アイゴォォォォォ! やっぱりニホンはフリーメーソン団と結託していたニダ!」
取り残されたカンコ君は、ふつふつと恨パワーを貯めこんでいます。
「あんなニホンにもう遠慮はいらないニダ! 次こそ確実に謝罪と賠償を要求するニダァァァ!」
堅く誓うカンコ君。こうしてますますニホンちゃんへの恨は高まる一方なのでしたとさ。

272 名前:msx [2001/11/04(日) 13:26 ID:Ifc0YIbI]
元ネタは宇野正美とか色々……
まあ、ユダヤ陰謀論です。実際イスラエルに抗議に行くような事は無いでしょうけど。
ナッチ祖父あたりも絡めようかと思いましたが、話がややこしくなるので断念。

273 名前:100話作者 [2001/11/04(日) 14:57 ID:j4cE2UqU]
>>227
遅いツッコミでスマソ。
イタリアはたしかマカロニーノだったと。

274 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/04(日) 17:10 ID:BQdwAaOI]
>>258,>>262,>>263,>>264,>>268,>>269
皆さんどうも有り難うございます。ニホンちゃんを使った二次創作みたいな物なので、とても不安でした(w

棄て様、エクスキューズって、後書きのことですか?どうも無学なもので………。確かにいらん事まで言ってますね。心します。
七誌7様、はい、どんどん長くなっているのは自覚しています。拙いな、こりゃ……。貴重なご意見有り難うございます。
210話作者様、そうです!カンコ君はキムチで……ぢゃなくて(w……だって、カンコ君あまりにも哀れなんだもん(w
>>273 100話作者様
>>245で訂正と謝罪してますよぅ(泣

皆様、本当に貴重なご意見とご感想有り難うございます。これからも投稿させて頂きますね。


275 名前:これだれの? [2001/11/04(日) 18:44 ID:h5CTF3XU]

アメリー君が新しい携帯電話をみんなに見せびらかしています。
「パパに買ってもらったんだぜ」
ぴっかぴかの携帯ついているストラップには何だか目玉の大きな3人の女の子があしらわれています。
アメリー君の趣味でしょうか。
「テレビ電話機能もついてとってもCoolなのさ」
すると機械にうるさいゲルマッハは食い入るように携帯電話をみつめます。
「うん、なかなかよさそうだ。ところでアメリー、これはどこの家で作ってるのかな」
「さあ〜ドイツんだろうね? パパなら知ってると思うよ」
気に入ったものがあればどこの家で造られたのかも無頓着なところがあるアメリー君は答えられませんでした。
「ここにメーカーロゴがあるんじゃないかな」
ゲルマッハ君が指さすところには『のきあ』と刻印されていました。
「ああ、ニホンちゃんのところで作ってたのか」
「どうりで高性能なわけだ」
なるほどなとアメリー君とゲルマッハ君は頷きました。
そこに名前を呼ばれたと思ったのかニホンちゃんがのこのことやってきました。
「どうしたの、みんな?」

276 名前:これだれの? [2001/11/04(日) 18:44 ID:h5CTF3XU]

「ニホンちゃん、この携帯なんだけど僕にも譲ってくれないかな。できればアーリアのもあれば嬉しいんだが」
余程気に入ったのでしょうか、ゲルマッハ君が熱心に拝み倒します。
「ちょちょっとまってよ、その携帯わたしのウチのじゃないよ」
「でも『のきあ』ってロゴがあるし」
ニホンちゃんは小首を傾げますが、いくら思い出そうとしてもおもいだせませんでした。
それもそのはず、日之本グループ傘下の会社に『のきあ』なんていうのはありません。
「やっぱりウチのじゃないよ」
ニホンちゃんがいうと、ゲルマッハ君は焦れてしまいました。
「じゃあこれだれのなんだ?」
「う〜ん…」
ニホン風のメーカーロゴって…そこまで考え、ニホンちゃんはひらめきました。
「カンコ君なら知ってるんじゃない?」
「カンコ?」「奴が、なんで」
うん、とニホンちゃんは頷きました。
「だって、カンコ君こ〜ゆ〜こと得意そうだし。カンコく〜ん、ちょっとこっちきて〜」
ニホンちゃんが呼ぶと、カンコ君が犬のように凄い勢いでやってきました。
「ウリに用にか? 謝罪と賠償なら25時間いつでも聞いてやる」
「う〜んとねゲルマッハ君がカンコ君の家でつくってる携帯電話欲しいんだって」
「ウリナラの携帯二か?」
ゲルマッハ君は頷いて
「これと同じやつなんだが、僕とアーリアのぶんとお願いできるかな」
と、アメリー君の携帯電話を指し示します。

277 名前:これだれの? [2001/11/04(日) 18:45 ID:h5CTF3XU]

"ウリナラでこんな携帯造ってたにか?"
カンコ君にも全く見覚えがありません。
「カンコもたまにはいい携帯作るじゃないか、見直したぜ」
「そ、そうにか?」
「そうだよカンコ君、わたしも参考にひとつ欲しいなぁ」
ニホンちゃんにおだてられてカンコ君、舞い上がってしまいます。
「ウリナラ半万年の技術の結晶だから当然にだ。ニホンなんか屁のチョッパリだ」
こうなるとカンコ君、嘘がとまりません。
「アメリーのは研究室でできあがったばかりのだから、ゲルマッハは少し待ってろ。もちろんニホンは一番最後だ!」
"嘘も放便、ケンチャナヨ〜"
「いますぐ欲しいんだが、これでなんとかならないかな」
ゲルマッハ君は財布のなかからお札を何枚か取り出します。
カンコ君の毎月のお小遣いとは桁がふたつほど違っていました。
「千里馬精神でやるゲルマッハニム!!」
といってカンコ君はゲルマッハ君の手からお札をもぎ取りました。
"あとでコソーリアメリーのところに忍び込んで朴ればいいや、マンセー"
カンコ君はにやにやと笑いました。
「ちょっと待って!」

278 名前:これだれの? [2001/11/04(日) 18:45 ID:h5CTF3XU]

その声に振り向くと、フィンランちゃんがぷりぷりと怒っていました。
「嘘つかないで、その携帯スオミの作ったのだもん!」
「え、ほんとうなのスオミちゃん」
ニホンちゃんが訊ねると、フィンランちゃんは口を酸っぱくしてそうだもんと強調しました。
"な、なんてこった"
カンコ君絶対絶命、このままではお金も取りあげられてしまいます。
「う、嘘っぱちはお前だ!」「嘘じゃないもん!」
フィンランちゃんはポケットのなかからアメリーくんとまったく同じ型の携帯電話を取り出しました。
もちろんロゴマークも『のきあ』です。
「そ、それは、ウリの家から盗まれたものだ! シッパル!!」
ニホンちゃん、アメリー君、ゲルマッハ君は罵りあうふたりを固唾をのんで見守っています。
フィンランちゃんはいったん口を閉じました。
「ほら、やっぱりウリから盗んだ携帯だ」
カンコ君が嫌みたっぷりにいうと、フィンランちゃんは上目遣いでカンコ君を睨みました。
「盗っ人が猛々しいハセヨ」
さらにカンコ君は追い打ちを掛けます。
「いいもん…」
フィンランちゃんはいいました。
「カンコ君のところから絶対ぜった〜いに携帯用のメモリ買ってあげないんだもんっ!!」

279 名前:これだれの? [2001/11/04(日) 18:47 ID:h5CTF3XU]

………
…………
「アァァァァァァァァァイイイィィィィィィィィィグオォォォォォォォォォォォォォッ!!」
嘘をついたカンコ君はお金を取りあげられたうえにアメリー君とゲルマッハ君にボコ殴りにされてしまいました。
そのあとでカンコ君はフィンランちゃんに土下座させられたそうです。
「はあぁ〜〜」
ボコられるカンコ君を横目に、ニホンちゃんは盛大に溜息をつきました。


どっとはらい

280 名前:210話作者 [2001/11/04(日) 18:57 ID:h5CTF3XU]
>>275-279
元ネタはこちらとこちら
http://www.miniflo.com/bbs//test/read.cgi?bbs=korea&key=999965310&st=116&to=119
http://www.google.com/search?q=cache:SwPFf0gkhzs:www.technetjapan.com/contents/20010326.txt+nokia%2B%89%EF%8E%D0%96%BC&hl=ja

あいも変わらず駄作量産の210話作者でし。

281 名前:100話作者 [2001/11/04(日) 19:13 ID:j4cE2UqU]
>>274
ありゃー、読み落としてました。
すんまへーん

282 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/04(日) 20:02 ID:TQJNXGzA]
>>275-279
そうそう、ノキアってどこの会社か知らない人って結構多いんですよね。
私もお客様からよく「ノキアってどこの?」と訊かれました。(元電器店店員です)
それにしても………フィンランちゃん、だよもん星人ですか(w  
いかんこんな事書いたら葉鍵板に帰れって言われる(w

>>281
いやいやお気になさらず(w


283 名前:目次77 [2001/11/04(日) 21:53 ID:tNeo2UeU]
>>145    第573〜594話

>>162    第595話「ニホンちゃんメガネをかける」
>>177    第596話「かんきょ〜はかい」
>>181    第597話「ベトナの日記1」
>>182    第598話「ニホンちゃんとカメラ」
>>190    第599話「御酌」
>>193    第600話「秋刀魚」
>>197-198 第601話「ベトナの日記2」
>>199-200 第602話「カンコ君、ふんだりけったり」
>>208-210 第603話「希望〜ニホンちゃん外伝」(>>207参照)
>>212-217 第604話「夜・這・い〜カンコ君地獄極楽変〜」
>>219    第605話「ある歴史的事実」
>>221    第606話「ハロウィンパーティー」
>>223-224 第607話「サヨックおじさんの過去」改訂版
>>227-229 第608話「噴水」(>>245参照 イタリー君→マカロニーノ君)
>>238-240 第609話「かの国の本音」
>>244    第610話「宅急便」
>>246    第611話「kimchiを作る季節」
>>251-256 第612話「おともだち」
>>259    第613話「最後に幸せな寝顔を」
>>266-267 第614話「10支族?」
>>270-271 第615話「フリーメーソン団の恐怖(?)」
>>275-279 第616話「:これだれの?」

>>164-170 「オペラ座の怪人(『エクソシスト』改題)」(>>186参照)は
       後編が投稿されてから作品番号をつけます。
>>192    無名の武装SS回収班員様、ありがとうございます。

284 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/04(日) 22:27 ID:IdqO8sLQ]

「名前はどっち?」

 今日の五年地球組、四時間目の授業は家庭科の調理実習です。みんなは、班ごとに調達してきた材料
を抱えて、調理実習室に向かっています。
「今日は確かニホンちゃん家の料理だったよな?ええと、ミソ・スープだったっけ?」
「うん、そうだよアメリー君。あと、鮭の塩焼きと、ほうれん草のおひたし、それにご飯。本当は朝ご飯のメ
ニューなんだけど」
「ニホンちゃんのお家のお食事って、ヘルシーな物が多いって伺いましたけど、本当ですの?」
「あ、それは本当だぜ、エリザベス。家のママもニホンちゃんのママに教わったスシやビーフボウルなんかを
よく作ってくれるけど、美味いしカロリー控えめだし、家でも評判いいんだぜ」
「そうですの。わたくしもニホンちゃんに教わろうかしら。よろしくて?」
「うん、いいよ。それじゃ、今度お家に来てくれる?」
 実はニホン家の食事、ニホン食は、地球町内では愛好家が多いのです。美食家が多いことで知られるマ
カロニーノ家やフランソワ家でも、ニホン食は、しっかりと受け入れられています。

「さ、今日はニホンちゃんのお家の料理を作ってみましょう。刃物や火を使うので、みんなくれぐれも怪我に
は注意するのよ」
 フラメンコ先生が、みんなに注意を促します。それにしても、先生のエプロン姿は、まるで若奥様の様です
ね。この姿にノックアウトされた独身教師も多いようです。
「ううむ……。私は料理が苦手なんだが………」
「………………それを言うな、アーリア。僕だって苦手だ」
「ま、二人はぼくとフランソワがフォローするから大丈夫さっ!まーかせてよ」
 自信なさげなゲルマッハ・アーリア兄妹とは対照的に、妙に張り切っているマカロニーノ・フランソワの美食
家コンビ。実はこの二人、調理実習が大好きだったりします。

「こっちの班はオレやタイワン、ニホン、ベトナ、タイランド、イン堂、料理上手がそろってるアル。楽勝アル」
 余裕綽々のチューゴ君。やっぱり彼も調理実習に燃えるタイプの様です。巨大なMY中華鍋を装備して、
すぐにでも始めたくてうずうずしているようですね。
「この鍋は焼く・煮る・炒める、どんな調理法も出来る万能調理具アル。チューゴ家の食の歴史が産み出し
た、偉大な道具アル!」
 チューゴ君、鼻息荒いですね。ちなみにタイワンちゃんも、MY中華鍋を持って鼻息を荒くしていたりします。


285 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/04(日) 22:28 ID:IdqO8sLQ]

     つづき

「はい、今日のメニューは、ご飯、鮭の塩焼き、ほうれん草のおひたし、それにお味噌汁です」
「異議ありニダ!」
 ぱかぁん!!
 フラメンコ先生が味噌汁と口にした途端、胴間声を張り上げるカンコ君。それを耳元で喰らったタイワンちゃ
んは、重い中華鍋を無言のままフルスイング。まともに顔面で受けたカンコ君は、地獄車よろしくキリキリと
回転しながらすっ飛んでいきます。
「え、えーと…………カンコ君、何か意見が?」
「味噌汁はニホン家の呼び方ニダ!それは間違ってるニダ!」
 だくだくと鼻血を流しながら主張するカンコ君。怖いです。
「はぁ?何言ってんのよバカンコ!ニホンちゃん家の味噌を使うから味噌汁なんじゃない!」
「違うニダ!味噌の起源はウリの家のテンジャンニダ!ニホン家はそれをパクったニダ!テンジャン汁と言う
のが正しいニダ!」
「ほう…………オレの家にも甜麺醤という味噌に似た物があるけど……それもパクりアルか?」
「う……そ、それとこれとは別ニダ!テンジャンという名前は地球町中で一般的に使ってるニダ!」
「あん?知らないぞテンジャンなんて」
「下品な響きですわね。あたくしも知りませんわ」
「我が家でも使っていないな。味噌は味噌だろうが、カンコ。何故そんなことを問題にする?」
「ぐ………ぐ……………」
「はぁ……。先生、もうどっちでもいいですから、早く始めましょう。時間が勿体ないです」
 ニホンちゃんはもう諦めの境地に達しているようです。いささかなげやりな口調ですね。
「待つニダ!なら、半万歩譲ってテンジャンのアメリー家式の呼び方の“そい・びぃんず・ぺぇすと”にするニ
ダ!これで納得してやるニダ!」
「………………それってつまり味噌のことじゃねーか」
 アメリー君も、呆れてツッコミに力が入りません。

「あーはいはいはいはい、分かりました。じゃあソイ・ビーンズ・ペースト・スープにします。これでいいですね」
「しょうがないニダ!それでいいニダ!」
「はぁぁ………全くどーしてこの子は…………こほん。それじゃあ皆さん、始めて下さい」
 その声に、みんな一斉に動き出しました。食材を切る音や、鮭の切り身を焼く音が、食欲をそそるハーモ
ニーを奏でます。ニホンちゃんも、水を差されたことを忘れて、楽しげに料理をしています。純白の布地に大
きな赤丸を染め抜いた、シンプルなデザインのエプロンがよく似合っていますね。


286 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/04(日) 22:28 ID:IdqO8sLQ]

    つづき

「……………ん?………あれ?」
 ニホンちゃんは、その場に妙な刺激臭が漂っていることに気づきました。その匂いは、カンコ君の方から
漂ってきます。
「ねぇ………………、タイワンちゃん……………」
「ニホンちゃんも気が付いた?」
「うん…………。一言言っておいた方がいいかな………?
「放っときなさいよ…………。どーせ、素直に聞くわけないし、あのバカ」
「でも、先生に怒られちゃうよ?」
「いい薬よ。散々怒られれば、少しは聞き分けが良くなるかもよ?」
「うん…………。分かった…………………」
 どんどん強くなる刺激臭を、努めて無視しながら、ニホンちゃんは料理に勤しむのでした。

「はい、みんな出来たようですね。では、試食しましょう。みんな上手くできましたか?」
 楽しい楽しい試食タイムです。みんな、自分で作った料理の味はひとしおのようですね。フラメンコ先生
は、みんなの席を批評して回っています。
 やがて、先生がニホンちゃん達の所にやってきました。
「さて、ここは………。流石にアジア班のみんなは料理上手ねぇ。先生羨ましいわ」
と、先生は、ニホンちゃん達の力作が並ぶテーブルを見渡します。……が、その視線が、一点で釘付けにな
りました。

「………………カンコ君、それはなに?」
「これはウリナラが誇るキムチニダ!これがオイキムチ、これはムルキムチ、こっちはペクキムチ、そしてこれ
がカクテキニダ!さらにこっちは石焼きビビンバニダ!」
「………………鮭の塩焼きや、みそ…もとい、ソイ・ビーンズ・ペースト・スープはどうしたの?」
「なんでウリがニホンの家の食べ物を作らなくてはならないニダ!そんなものを作ったら一族の恥ニダ!
フラメンコ先生は謝罪と(以下略)」
 ぶっちん。
 フラメンコ先生のこめかみから、何かがちぎれたようなステキな音が聞こえてきました。
「そう………それじゃあカンコ君、昼休みに先生の所に来てくれる?先生、そのキムチとビビンバにすごく興
味があるんだけど」
「行くニダ!絶対行くニダ!これでウリナラの料理の素晴らしさが証明されたニダ!嫉妬したニホンが卑怯
な妨害を仕掛けてきても行くニダ!マンセー!ウリナラチェゴ!」
 興奮して舞い上がるカンコ君を後目に、アジア班のみんなは、そっとため息をつくのでした。

 ………その日のお昼休み、フラメンコ先生の凄まじい怒声と、カンコ君の「アイゴーッ!」という悲鳴が
学校中に轟き渡り、生徒全員の食欲を奪い去ってしまいました。


                                        おしまい


287 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/04(日) 22:29 ID:IdqO8sLQ]

三毛であります。
今回のネタは、世界知的所有権機構に味噌と焼酎が登録されるのを阻止したニダ!というものです。

http://japanese.joins.com/php/article.php?sv=jnews&src=biz&cont=biz0&aid=20011101221730300

なんつーか、子供のいやがらせレベルのことを大真面目にやってるな……。
今回は萌えを(一発変換だよ…)控えめにしてみました(w
では!

288 名前:名無しのゴンベ [2001/11/04(日) 23:08 ID:vCU9QxKU]
「朝鮮奥地紀行」

今日は図書室でニホンちゃん、アーリアちゃん、タイワンちゃんが仲良く読書しています。
「ニホンちゃん、何読んでるの?」
とタイワンちゃん。
「『日本奥地紀行』って言う本なの。今から130年ぐらい前のウチの田舎の様子が書いてあるの」
「バードの『日本奥地紀行』か。読んだ事はないが、かなり高名な本だな。文体がかなり辛辣らしいが」
「どんな事が書いてあるの?」
「うーん、東北から北海道までの旅行の感想を書いた手紙形式の本だよ。治安の良さと礼儀正しさにかなり感心しているみたい。
一方で子供っぽさが抜けていないとも書いてあるけど」
「今と変わっていないな。そこがニホンの良さだ」
「えー、昔からそんなに治安が良かったんだ。ホント羨ましいな〜」
と、まったりとしたいい雰囲気の会話が続いています。
と、そこにニダニダニダニダーッという足音が近づいてきて、図書室のドアの前まで来ました。
そして乱暴にドアを開けたところには我らがチョソンパンマンニョンの捏造の申し子、カンコ君が立っていました
カンコ君、学校の廊下を走ってはいけませんよ。
「カンコ、廊下を走るなといつも言っているだろうが」
と、アーリアちゃんがカンコ君を諫めます。
「ドアももっと静かに開けなさいよ」
タイワンちゃんもあきれ顔で注意しました。
「五月蠅いニダ。ウリはチンイルパの意見なんて聞かないニダ。ところで何してるニダ」
これを聞いてアーリアちゃんとタイワンちゃんはちょっとムッとしてしまいました。言葉は選びましょうね、カンコ君。

289 名前:名無しのゴンベ ◆TWFgpxs. [2001/11/04(日) 23:09 ID:vCU9QxKU]
「朝鮮奥地紀行」2

「イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読んでいたの」
と、ニホンちゃん。下手に隠し立てするとまたニダニダうるさいのでここは素直に言った方がいいのです。
「『日本奥地紀行』?知らないニダ。そんな下らない本を読んでいる暇があったらウリの『朝鮮奥地紀行』を探すニダ」
作者が一緒とはつゆ知らず、カンコ君言いたい放題です。
「それなら、あそこの棚にあるよ」
「珍しく日本にしては使えるニダ。これもウリナラが兄の国として(以下略)」
カンコ君が去ると、ほっとした様子のアーリアちゃんとタイワンちゃんは
「やれやれ、他の人間なら礼賛本すら出しかねない日本についてでああなら奴のところだとどうなるかなんて自明の理だな」
「どうせけちょんけちょんに扱き下ろしているに決まってるわ」
と言いたい放題です。ま、間違ってはいないんですが。
しばらくすると。
「アイゴー」
と言ういつもの声と共に、顔をキムチ色にしたカンコ君がニホンちゃんの元に駆け寄ってきました。
「やいニホン!!!!!!!これはどういう事ニダ!!!!!!!!!!!!」
あっけにとられたニホンちゃんたちがカンコ君の差し出した「朝鮮奥地紀行」のページを読むと。
『朝鮮は、日本から使い方を知らない独立という贈り物を受け取った』
と書かれていました。
「これがどうした」
と、アーリアちゃん。
「ウリミンジョクの独立はウリナラがイルチェに対する激しい抵抗の後に勝ち取った物ニダ。ニホンは反省汁謝罪汁」
アーリアちゃんはいつものアレか、と呆れた様子。
タイワンちゃんは何か引っかかる様子で、カンコ君から本をヒョイと奪い取るとその近辺を読み始めました。
「カンコ、これ第二次町内大喧嘩の前に書かれた本じゃないの。独立ってチューゴのところからの独立の事よ」
そう、第二次町内大喧嘩ならアメリー家から与えられた独立のはずです。

290 名前:名無しのゴンベ ◆TWFgpxs. [2001/11/04(日) 23:10 ID:vCU9QxKU]
「朝鮮奥地紀行」3

「そんな事知らないニダ。例えそうだとしてもウリミンジョクは自力で独立したニダ」
と、そんな事全く気にかけずいつもの調子で言いたい放題です。カンコ君にとってはニホンちゃんに謝罪と(以下略)出来ればなんでも良いのです。
ところが、タイワンちゃん聞いてません。それどころか今にも笑い出しそうなのを必死にこらえている様子です。
それが面白くないカンコ君。
「何がおかしいニダ。ウリは真面目に話しているニダ」
と、これが最後の引き金になってしまったようです。
「もうダメェ〜。あっはっはっは〜」
タイワンちゃん大爆笑です。
「タイワン、なにがそんなにおかしいのだ」
「だってこれぇ〜」
笑いすぎてお腹が痛いのをこらえてタイワンちゃんはアーリアちゅんに本を渡しました。
しばらくは真面目に読んでいたアーリアちゃんですがやがて・・・
「プッ、ククククッ」
と笑いがこみ上げてきたようです。やがてはこらえきれずにタイワンちゃんと二人で大爆笑し始めました。
カンコ君はそんな二人の様子を見てキムチ色どころか唐辛子色になって激怒しています。
大爆笑の二人と激怒するカンコ君の狭間でニホンちゃんはおろおろしています。
「ちょっとタイワンちゃん、アーリアちゃん。何をそんなに笑っているの?カンコ君が激怒してるよ」
これを聞いて笑いをやっと抑えたアーリアちゃんが
「悪い悪い、これの最終章を読めば分かる。ワッーハッハッ」
こんな堅い本を読んでなぜ二人が大爆笑しているか分からないニホンちゃんですが、取りあえず読み始めました。

291 名前:名無しのゴンベ ◆TWFgpxs. [2001/11/04(日) 23:10 ID:vCU9QxKU]
「朝鮮奥地紀行」4

そこには・・・・・・・
-朝鮮の大きくて普遍的な災禍は大勢の強壮な男たちが、少しましな暮らしをしている親類か友人に頼るか「たかり」に耽る風習である。-
-多年にわたって朝鮮の恥となってきた党争は少しも原則の衝突でなはく、権力側に立った者に、
官職や金銭の自由処分権を授ける政府内の地位獲得のための闘争に過ぎなかった。-
-朝鮮語辞典の著者は、朝鮮語の働くという言葉は「損失」「邪悪な」「不運」と同義語であり、
仕事をしないで生活を送る男は、紳士社会に就く権利を立証している、と述べている。-
-朝鮮の官庁が置かれている無秩序で、堕落した状態以上の物はない
(この後、英国人財政顧問マクレリア・ブラウンの財政改革によって破産確実と言われた状態から一転、
百五十万円の黒字となった事態の詳細が述べられているが、あまりに長いので省略)-
(「朝鮮奥地紀行」イザベラ・バード著 朴尚得訳 平凡社東洋文庫 第三十六章「朝鮮に寄せる最後の言葉」より抜粋)
・・・・・・・・要するに現在と大して変わらないカンコ家の姿が辛辣かつ正確に書かれていました。
ニホンちゃんは内心「これは二人が笑うのは無理ないな」と思いましたが、口には出しませんでした。
「ニホン、何が書いてあるニダ?正確に言わないと謝罪と(以下略)ニダ」
「えっと〜」
この内容を正直に言えば、カンコ君が激怒するのは火を見るより明らかです。
かといって言わないとそれはそれで因縁をふっかけてくるのもいつもの事です。ニホンちゃんは困ってしまいました。
一方でアーリアちゃんとタイワンちゃんの笑い声はますます大きくなっていきます。

292 名前:名無しのゴンベ ◆TWFgpxs. [2001/11/04(日) 23:10 ID:vCU9QxKU]
「朝鮮奥地紀行」5

ここでカンコ君のキムチ色の脳細胞が激怒していつもより脳にたくさん巡ってきたカプサイシンの影響で閃きました。
「もう言わなくても分かったニダ。この本にはウリミンジョクにやられて無様なニッテイのことが乗っていたニダね。
それであまりにおかしいのであの二人は笑っているニダ。まーったくニホンはいつもそうニダ。
これからも世界の笑い物になっているがいいニダ。ニーダッダッダ」
この言葉が発せられたその刹那、タイワンちゃんとアーリアちゃんがカンコ君をにらみつけました。
「カンコ、いい加減な事を言うとお仕置きだぞ」
「そうよバカンコ。この本にはねぇ、あんたの先祖のあんたと大して変わらない失態の数々が書かれていて笑ったのよ。
なによ、昔からニホンちゃん家が居ないとなぁんにも出来ないじゃないの」
「うっうっうるさいニダー。チンイルパどもにはお仕置きニダー」
と、カンコ君。既に激怒しているので見境が無くなってあろう事かニホンちゃん、タイワンちゃんアーリアちゃんのスカートを
疾風のごとくめくりました。ちなみにパンツの色は彼女たちもお年頃と言う事で内緒です。
「何するのよバカンコ」
と、タイワンちゃんの鋭い正拳突きがカンコ君のみぞおちにクリーンヒット。
口をぱくぱくさせるばかりでカンコ君は声も出せません。
「カンコ、全てを忘れるがいい」
と、アーリアちゃんの音速の回し蹴りがカンコ君の頭を正確に捉え、
カンコ君は自分が空けっぱなしにしていた図書室のドアから廊下に吹き飛ばされていきました。

暫くして校庭の松の枝には簀巻きにされて「私は女の敵です」という掛札を首にかけられたカンコ君が風に揺れていました。

−おしまい−

293 名前:名無しのゴンベ ◆TWFgpxs. [2001/11/04(日) 23:11 ID:vCU9QxKU]
ええ、遅れましたが「朝鮮奥地紀行」作者です
今回の元ネタは作中に出てますがイザベラ・バードの「朝鮮奥地紀行」です

ちなみにこれの東洋文庫版は訳者あとがきと解説が反日在日によるデムパゆんゆんで
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi/korea/988559964/l50
に私が一部をコピペしてます(647〜649)
ある意味一粒で二度おいしい本ですね。
しかし萌えない話だ・・・・・

294 名前:なー ◆i2juaL6k [2001/11/04(日) 23:52 ID:pfZyEfAs]
「D?(1)」

「チューゴ君、チューゴ君、ニホンを困らせる作戦を考えてきたニダ。」
「ふむ?申せ。」
「どうやらニホンはABCDに包囲されると弱ってしまうらしいニダ。」
「ABCD...なんだそれは???風水のようなものか?」
「調べたところによりますとニダ、Aはアメリー、Bはエリザベス...」

「お前のところがCoriaでもKoriaでもどっちでもいいが、ウリナラ
マンセーな話になるのなら聞き耳もたん、下がるが良い。」
「と、とんでもないニダ。Cはもちろんチューゴ君ニダ。」
「む?ではDは誰だ?」

「それがちょっと分からなくてなやむ所ニダ。ABCに並ぶくらいに力のある者
といっても、ロシアノビッチはR、フランソワーズはF、ゲルマッハはG...
適当な奴が思いつかないニダ。」
「ふむ、まあお前の考え付く作戦などそのようなものだな。役に立たん。」

「ちょ、ちょっとチューゴ君、ウリがDの役をやって見るニダ。だから、
アメリーとエリザベスがニホンの近くにいる時に、チューゴ君がうまい位置に
陣取って見て欲しいニダ。」
「おまえの作戦に乗ってどうなるものかは分からんが、それほどいうならば
やってみるとするか。」
「カムサハムニダ、チューゴ君。ぜったいに成功させて見せるニダ。ニダニダ...」


295 名前:なー ◆i2juaL6k [2001/11/04(日) 23:52 ID:pfZyEfAs]
「D?(2)」

(...カンコはああ言っていたが、なにをするつもりなのやら。うん?ニホンの
席のそばでアメリーとエリザベスが立ち話をしているな...たまにはカンコの作戦
にも乗って見てやるか...やってみせろ、カンコ)

チューゴ君はさりげなくニホンちゃんの席のとなりに移動しました。

(ニダニダ、さすがはチューゴ君、ウリもほふく前進開始するニダ...ニダニダ、
誰にも気づかれずニホンの背後を取ったニダ...これで包囲完了ニダ。)
(これから恐ろしい攻撃を開始するニダ、ウリジナルアニメのトンチャモンも得意
としている...ニダニダ、これでもくらうニダ、ニホン!!!Dokuガス発射
ニダ〜〜〜)

「プゥ〜〜〜、プッ、プッ、プピッ、プス〜〜〜」

「あらあら、はしたないですわね、ニホンちゃん。レディーが人前でそんなこと...」
「う?...この刺激臭...ニホンちゃんも案外...」

「え?え?あたしじゃないよぅ〜、」

(カンコらしいといえば、カンコらしいが...まぁ、ニホンの評判を落とすには
なんでもいいか)「う〜ん、目にしみてきた...これは、ひどい、ひどすぎる、
ニホンちゃん、ひどいよ。」
(しかし、実際ひどいにおいだ...)

「あ、あたし、してないもん〜、そんな...何もしてないのに〜。」

ニホンちゃんは恥ずかしそうに顔を真っ赤にしています。

296 名前:なー ◆i2juaL6k [2001/11/04(日) 23:53 ID:pfZyEfAs]
「D?(3)」

そこへ通りすがりのネーデル・ラント君、

「あれ?カンコ君、そんなところに這いつくばって、何してんの?...あ?まさか
またニホンちゃんのぱんつ、ねらって?」

「きゃぁぁ〜〜、カンコ君、いつのまにそんなとこに...」
「ふ〜ん、そうか、カンコお前か。そういえば、このキムチくさい刺激臭...」
「このわたくしにあのようなものを嗅がせるとは...覚悟は完了なさっているの
でしょうね...」

指をポキポキならしてアメリー君、エリザベスちゃんにいたっては首をゴキゴキいわせ
ながら、ゴルァな顔でカンコ君に迫っています。

「アイゴッ、ちょ、ちょっと待つニダ、チューゴ君...あ?あれ?チューゴ君?
チューゴ君〜〜〜、どこいっちゃったニダ?、ア、ア、ア、アイゴ〜〜〜」

その後の展開は、いつもと同じ。ボロ雑巾のようになったカンコ君のまわりで、
オロオロ、アゥアゥしているニホンちゃんでした。

おしまい

※オランダ(Dutch)キャラは公式設定っぽいネーデル・ラント君を使って
 みました。
 ABCD以外は史実とはほとんど関係ないことをお詫びします。

297 名前:ななしさむ [2001/11/05(月) 00:15 ID:tjS745zA]
オランダ(Dutch)。
実は意外なところですごいんです。

世界の水道業界では、米国・英国・仏国・日本そしてオランダがベスト5と言っていいくらい
オランダの水道技術は高いんですよ〜。

298 名前:> [2001/11/05(月) 01:51 ID:f54XOW0Q]
オランダ・・・・正直あまり良いイメージはないですね

http://yasai.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/998775035/l50
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=whis&key=990706212

こんなのを見たらねえ・・・・

299 名前:Mr.ムーンライト [2001/11/05(月) 02:54 ID:8aPt.F7U]
夜のお月さまはとても綺麗です。あの一休さんも母上様になぞらえたほどです。
しかし、月は自分の力だけでは美しく光りません。月の輝きは太陽の光によるもの。
月の美しさは月だけの力でなく、太陽があってのものなのです。・・・前フリです。

パラ雄君は今日も張り切ります。ニホちゃんの前だったら、いつでも200%です。
ニホンちゃんがトロを食べたいといえば銛一本でマグロを捕ると言い出したり、

       マッテテネ!        ヤメンテー!
  (^〜^0)=3     \(^▽^;)=3
  ←━○━○           /

ニホンちゃんが宝塚歌劇に胸がキュンとして、恋にあこがれていると、

 (0^〜^)ノ_          (^▽^*) ヅカファン!
ハナグミ!  \「OH! 心が痛むというのかい?う〜ん、BABY それは 恋...恋煩いさ。
         きっと、僕と出会ったから...君は恋をしたんだね。
         さあ、もう大丈夫、僕はここにいるよ、おいで、踊ろう!」

パラ雄君の一生懸命な姿に心打たれるも東京砂漠を心に持つニホンちゃん。
素直に喜べず、理解のできない不思議な気持ちで一杯になっていました。

 (0^〜^)<「・・・・・」          (^▽^*)ウレシイケド・・・


300 名前:Mr.ムーンライト 2番 [2001/11/05(月) 02:55 ID:8aPt.F7U]
パラ雄君は思います。ニホンちゃん、君は太陽なんだ。そして僕は月なんだ。
君という太陽の光があって初めて輝くことができる月、なんだよね。これが。 
本当はそんな顔じゃなくて笑って欲しいんだけど・・・

しかし、お互いに思っていることを口にすることはありませんでした。青春だね〜。

   ( ・≧・) <「『モーオタ』、7つの大罪の一つってことで、じゃっチャ・」
 マカロニーノ,デス


 <ヽ`∀´>_    「・・・・」>(・≦・; )クルリ
 、     \「まつニダ!イタ公!」


 <ヽ`∀´><「今度ニホンと試合するらしいニダね」 (・≦・; )
ハイセンコクノクセニ!                      カルチョゲーム

 <ヽ`∀´><「それもベストのメンバーで!!!」  (・≦・; )
トッティ、デルピー!                       ベスト・アズーリ

 <*`∀´><「5−0で頼むニダ。5−0で!!!」  (・≦・  )
コテンパンニ!                         ・・・・・

そうなのです。他愛もないモーオタの話はマカロニーノ君をおびき出す為の狂言でした。
そして、カンコ君はくれぐれ手加減するな!と懇願しました。とびっきりの笑顔でした。

301 名前:Mr.ムーンライト 3番 [2001/11/05(月) 03:05 ID:8aPt.F7U]

病気のため,ニホンちゃんが→( ^▽^)♪ にしかできないものです。

差し替えたいです。お願いします。すみません。


       マッテテネ!        ヤメンテー!
     (^〜^0)=3     \(^▽^;)=3
  ←━○━○           /



お詫びのミニ話。

カイジさんは近々旅にでます。出不詳のカイジさんが出かけるとなにかと
うるさい人(アジア町やアサヒちゃん)がいます。こんな感じで。

ザワザワ      ザワザワ
     ザワザワ        
_■■     ザワザワ
(´Д`;)
オマエラ、ソレデモニンゲンカ                 


302 名前:Mr.ムーンライト 欠番 [2001/11/05(月) 03:49 ID:Ac3BzZ3g]
(^▽^;)ひたすら謝罪 (k韓栄養罪を鼻からすすります。)
最悪ですね、カイジの顔ずれてますね。

_■■
 (´Д`;)

一つ前の話のなんですがオランダ、わかんないものですね。
でも、W杯でニホンにくれば黙るでしょ。・・あ!オランダはこない!
小野チンに期待しましょう。いい奴と思われます。日本人!

イラストにあるアイルちゃん、プレーオフですが、個人的には
アジア側がんばって欲しい。紫苑ちゃんも、たしかプレーオフ(曖昧)

正直、カンコ君との試合のほうがマカロニーノ君との試合よりも見たい
カンコ君びいきの(^▽^)でニホンちゃんの人でした。

303 名前:棄て ◆L7Vooglk [2001/11/05(月) 05:23 ID:4o1kfPgQ]
>>280
サムソンの携帯電話。
http://samsungelectronics.com/mobile_phone/wireless_terminals/gsm/sgh_r220_features.html
これを見て、これを見てみよう。
Nokiaの携帯電話。
http://nds1.nokia.com/press/photo/phones/jpeg/02_8310_lowres.jpg

どっちが先に出ているか当ててみよう。サービス問題だ。

304 名前:総督府用改良版 [2001/11/05(月) 10:50 ID:E8hAT2Kk]

今日は両親に頼まれ、弟達のめんどうをみてるロシアノビッチ君、あっちをちょろちょろ
こっちをうろうろする、弟達を追いかけていますが、数が多くて手におえません
「おい、おまえ達、兄さんを困らせるんじゃない、頼むから、すこし大人しくしていてくれ」
とうとう堪忍袋の緒が切れ声を張り上げます。
「それじゃ、大人しくするから、遊園地に連れてってよ、あんちゃん」
「それいい、それ ねえ大人しくするから、お願い、お・に・い・ちゃ・ん」
「遊園地♪ 遊園地♪ 」
兄が声を張り上げても妹達はちっとも、こたえてないようです。
「わかった、連れてってやるから、大人しくしてくれ。」
それで大人しくなるのならと、ロシアノビッチの諦め気味に応え椅子に座り込みます。
ウロチョロする。弟達のめんどうをみるのが相当、堪えたようです。
「やった〜遊園地♪ 遊園地♪」
一方、弟達は遊園地に連れって行ってもらえると大喜び
今まで以上にあっちをちょろちょろこっちをうろうろ
疲れ果て 追いかける力もなく、を目で追うだけのロシアノビッチ
(弟達のめんどうがこんなに大変だとは、思わなかった、他の奴らはどうしているんだろう?)




305 名前:総督府用改良版 [2001/11/05(月) 10:51 ID:E8hAT2Kk]

 ではロシアノビッチ君のご要望に応え、チュウゴ家の様子でも覗いて見ましょうか
なにやらチュウゴ君か弟達に何か言っています。お説教でしょうか・・・
「頼むアル、マカオ、香 今月ピンチアル 少しお金貸してくれないアルか」
「もう、お兄ちゃん またなの、もう少し計画的に使ってよね」
「そうですよ、お兄さん いくらアレでお金がいるからって・・・」
でも他ならぬ兄の頼みです。二人は財布からお金を出しチュウゴ君に渡します。
「これで最後ですよ、兄さん」
「チュウゴお兄ちゃんは長男なんだから もっとシッカリしてよね!!」
二人してチュウゴ君に小言を言いますが
でも二人のお説教は、もはやチュウゴ君の耳にはとどきません
「ありがとアル 恩に着るアルよ」
そう言い残し足早にドコかに行ってしまいました。
「もう、お兄ちゃんてば!!」
チュウゴ君あんたって人は・・・・・




306 名前:総督府用改良版 [2001/11/05(月) 11:03 ID:E8hAT2Kk]
話の説明は別にいらないでしょう、
ロシアノビッチ家の弟達の名前は決めてません
ブリヤート? アルタイ?それともカレリア?
他の人にまかせます。
ハイ

おまけ
妹「ひどい作者よねぇ 私達の名前は考えてないんだって」
弟「まあ、まあ この作者も他の作者の締め付けにならないように
  つけなかった、らしいからそんなに怒らないで」
妹「ホントにそんな理由なの?ロシアの事をよく知らないとか、面倒だから
  とかじゃないの?」
弟「たぶん・・・」

307 名前:乃木 [2001/11/05(月) 11:47 ID:vfaDlsUg]
>306
>ロシアノビッチ家の・・・
確か、ロシアノビッチ家は過去に色々な所から養子をもらって、シスタープリンセス状態になっていた気が・・・
とりあえず、アフガニスちゃん、カザフスちゃん、フィンランちゃん等はロシアノビッチの妹だった(今は違いますが・・・)はずです。

308 名前:KZT@はじめて [2001/11/05(月) 15:58 ID:aA/K8vzs]
「プライド」

「安くメモリーたくさん作っても誰も買わんから破産寸前ニダ!これもニホンの陰謀ニダ!
 謝罪よりまず賠償汁!」
「そ、それはカンコ君が需要と供給のバランスを理解してないから」
「言い訳とは聞き苦しいニダ!メモリー全部買い取るニダ!」
「それにカンコ君は自分の機械でメモリー作れないし・・・」
「アイゴー!今ウリのぎじゅちゅをブチョクしたな!賠償と賠償と賠償汁!」
ヤスクニがどうたらイルボンの文化はすべてウリナラ発祥云々途中省略
「うえーん、ごめんなさい・・・」
またカンコ君がニホンちゃんにお金を無心しています。
「おいカンコ」
見かねてアーリアちゃんが割って入りました。
「ア、ア、アーリアは関係ないニダ!」
「またニホンから金をせびっているようだがおまえにはプライドがないのか?」
「い、家をまっぷたつにするベルリンの壁ぐらいのプライドがあるニダ!パカにするな!謝罪しる!」
「そんなものとっくの昔に崩壊したが?」
「ア・・・」
「それに家庭内別居しているのはおまえのところだけだ」
「アイゴーーー!!」
痛いところを突かれたカンコ君はエラを真っ赤にして走り去りました。
「ニホン、たまには何か言い返さないとたかられ続けるぞ」
「うん、ありがとう」
瓦礫みたいなプライドしかないから人にお金を無心しても平気なのかな、とニホンちゃんは少しカンコ君がかわいそうになりました。


つまらんオチ。

309 名前:新参者 [2001/11/05(月) 20:55 ID:j/Mck.pQ]
憲法を作ろう(1/2)

ニホンちゃんはここ数日アーリアちゃんの家に泊まり込んでお勉強です。
大体のことはそつなくやってしまうニホンちゃんでしたが、この科目だけはとても難しくて
どうしても誰かに教えてもらわなければならなかったのです。
アーリアちゃんの机を借りて真剣に問題集に取り組むニホンちゃん。
そしてニホンちゃんが書き込む解答を肩越しにそっとのぞき込むアーリアちゃん。
「あっ、ニホン。違うだろ?そこはこうして……」
アーリアちゃんはニホンちゃんが持っているペンをニホンちゃんの手ごと握って添削を始めました。
「万世………一系の……天皇……………これを…統治す…っと
ほら、こうすればこの第1問目の答えとして充分だろ?」
「わぁ、ほんとだ。アーリア先生すごい!」
「ニ、ニホン……。その先生というのはやめてくれないか?」
ニホンちゃんは顔をアーリアちゃんの方に向けながら言いました。
「え?アーリアちゃん、先生って呼ばれるの、いや?」
最後の小首を少しかしげながらの「いや?」にアーリアちゃん理性の糸が一瞬切れそうになります。
デスメタルのリズムでドラムを打ちはじめた心臓を必死になだめながらアーリアちゃんは平静を装いました。
「い、いや。嫌なわけではないがそんな他人行儀にすることもないと思ってな……。
そ、それよりもこの第5問も…………」
アーリアちゃん、添削を続けながらさらなる冒険にでました。
左手をそっとニホンちゃんの肩に回します。
自然と顔がニホンちゃんの顔の隣まで出て、耳と耳が今にもふれあいそうです。
……………………………………………………………………………


310 名前:新参者 [2001/11/05(月) 20:57 ID:j/Mck.pQ]
憲法を作ろう(2/2)

「……………………………………………………………………アーリアちゃん?」
煤uど、どうした?ニホン」
「アーリアちゃんも自分の勉強があるのにこんなに親切に教えてくれてほんとにありがとう。
私もやっとこれでこの科目をマスターできそう。アーリアちゃんが先生でとてもよかった」
ニホンちゃんはそういって自分の肩に乗せられたアーリアちゃんの手に
そっと自分の手を重ねてきました。
先ほどからすごい力で引っ張られ続けていたアーリアちゃんの理性の糸が
プチプチと音を立ててほつれはじめました。
このままこの娘といっしょに新しい世界に飛翔しちゃおうかなぁ、などという
いけない考えがアーリアちゃんの脳裏をかすめたその瞬間、ゲルマッハ君が慌てた顔で
部屋に飛び込んできました。
「大変だよ!ニホンちゃん。今、君の家から電話があって入院中の岩倉おじさんの容態が
急変したって」
「えぇ!本当?大変。急いで帰らなきゃ。アーリアちゃん、ゲルマッハ君
今日までほんとにありがとう。それじゃぁさよならぁぁ」
ニホンちゃんはあわただしく荷物をまとめて帰っていきました。
「大したこと無ければいいんだけど………、なぁ、アーリア……………?」
と、ゲルマッハ君がアーリアちゃんの方を見るとアーリアちゃんがすごい目で
ゲルマッハ君をにらんでいました。
「なっ?いったいどうしたんだ?アーリア」
#「なんでもないっ!!」
何で僕が怒鳴られるんだ?と、戸惑うゲルマッハ君でした。


311 名前:新参者 [2001/11/05(月) 20:57 ID:j/Mck.pQ]
元ネタは明治憲法作成のためにドイツで憲法を勉強したという歴史です。
本当ならニッテイさんを出すべき時代ですよね?ちょっとルール違反でしたか?


312 名前:名無しさんは半万年の歴史ニダ [2001/11/05(月) 21:26 ID:4W/VPJgs]
いろいろあってもいいと思います〜
ageます

313 名前:名無しさんは半万年の歴史ニダ [2001/11/05(月) 21:46 ID:5OakFZxw]
ちゆ12歳にも出てたよ
http://tiyu.to/

314 名前:名無し君 [2001/11/05(月) 22:49 ID:Ere4wiQ2]
 寝起きな。

 これは、みんなが起きたばかりのときのおはなしです。

 「ふぁあああ・・・・・兄さま、おはようございます。」
 アーリアちゃんが起きてきました。ちょっと眠そうです。
 服装は、大きめのワイシャツ一枚です。
 向こうでは、ゲルマッハ君がコーヒーを沸かしています。
 「おはよう、アーリア。もうすぐコーヒーが出来るからシャワーでも浴びたらどうだ?」
 「そうだな。兄さま。」
 アーリアちゃんは、シャワーを浴びにバスルームに出かけました。

 「うわあああああーーーー。遅刻だーーーーーー。」
 下着姿のタイワンちゃんがそこら辺の物を引っ掻き回しています。
 タイワンちゃんの朝は、恐ろしいほど目まぐるしく回っているので、いつもこうなのです。
 「今日はどれ着ていこうかなぁ・・・・」
 と言いながら、ドタバタして、タンスの中をあさっていました・・・・

 「おはよう・・・」
 ベトナちゃんの朝は、いつも早いです。そう、早起きなのです。
 「おはよう。ベトナ。散歩にでも行こうか。」
 兄さんが言いました。
 「うん。行こう。」
 ベトナちゃんは、喜んで兄さんと一緒に散歩に出かけました。

 「お嬢様、おはようございます。」
 そう言う執事の声で起きたのはエリザベスちゃん。
 「おはよう。今日もいい朝ですこと。」
 「お嬢様、今日の朝食はコーヒーになさいますか?それとも紅茶になさいますか?」
 「紅茶を頼みますわ。ダージリンティーでね。ミルクを入れるのを忘れないことですのよ。」

 「おはよう。くまちゃん・・・」
 寝ぼけまなこで起きてきたのは、ラスカちゃん。朝起きて、目を開けると、そこには、お供(?)の
白くまのぬいぐるみがそばにいます。
 すると、キッチンの方から、おいしそうなパンケーキのにおいがしてきました。
 服を着替えてから、くまちゃんを連れて、アメリーお兄ちゃんの待つダイニングルームへ向かいます。
 「アメリーお兄ちゃん、おはよう。」

 「姉さん、起きろ!!」
 ウヨ君がニホンちゃんを起こしに来ました。
 ニホンちゃんはおねぼうさんなのです。
 「うーん・・・もうちょっと寝かせて・・・・・」
 「姉さん。お願いだから起きてくれー!!」
 そして、目覚ましが鳴りました。しかし、ニホンちゃんは起きません・・・
 「お願いだから、起きてくれ――――!!!」
 やはり、ニホンちゃんはおねぼうさんですねぇ。

 >タケダ様
 イラストを元にして、話を作らせていただきました。ご感想をいただければ幸いです。
 ニホンちゃん、エリザベスちゃん、ベトナちゃん、ラスカちゃんはオリジナルです。
 
 

315 名前:名無し君 [2001/11/05(月) 23:36 ID:Ere4wiQ2]
寝起きな。(訂正)

この話を少々追加訂正します。

「おはよう・・・」
 ベトナちゃんの朝は、いつも早いです。そう、早起きなのです。
 「おはよう。ベトナ。散歩にでも行こうか。」
 ホーチミン兄さんが言いました。
 「うん。行こう。」
 ベトナちゃんは、喜んでホーチミン兄さんと一緒に散歩に出かけました。

以上です。 

316 名前:JY32 [2001/11/06(火) 00:44 ID:GjpBe.sY]
「チキン」

ウヨ君は教室で今日もなごやかに昼の休み時間をすごしています。
いつもの仲間達も一緒です。
しかし、そんな楽しいひと時に突然、ウヨ君が体と表情をこわばらせました。
「だっ誰だ!(この邪悪な気配は!)」
といって振り向いたその時、突然カンコ君が、ドアを蹴倒しこのクラスに乱入してきました。
あ然としたクラスメイトを掻き分け顔を突き出します。
カンコ「いたニダ!ウヨ!またニホンに告げ口したニダなー!
    もうすこしで、謝罪と賠償が取れるとこだったニダ!
    半万年恨むニダ!声を大にして国際社会に正義を問いつづけるニダ!!! 
ウヨ「もう、もう!怒ったぞ!いつもいつもいつも・・・勝手なこといいやがって!
   俺だって、姉ちゃんだって堪へ難きを堪へ、忍ひ難きを忍んでんだぞ!!!
カンコ「ウ〜〜〜、何を言うニダ!
こうなったら、ウヨ勝負ニダ!
今夜、DRAM埠頭でチキンレースで決着をつけるニダ!

そして午前零時。市内某所埠頭。
つめたい海風と照らされるコンクリートの埠頭、ウヨ君が白ランで登場。
ウヨ「来てやったぞ!バカンコ!」
そして、めちゃくちゃなデザインの特高服をきたカンコ君が名乗りをあげます。
カンコ「見るがいいニダ!これが、我が家の命運をかけた最新鋭『ハイニックス号』ニダ!
    もう!後退のネジは、はずしてあるニダ!!!
・・・
そして、まあ、不吉な名前とみなさんの想像の通り、
ブレーキを壊したひとりチキンレースによって、
カンコ君とハイニックス号は共に海に沈み2度と浮上しませんでした。
「まだ沈んでないニダ〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(しかし、そろそろでしょうか・・・?)


ソース
http://www.netomo.com/cgi-bin/transkj.cgi?http://www.donga.com/fbin/output?f=todaynews&n=200110310205&main=1


317 名前:JY [2001/11/06(火) 00:45 ID:GjpBe.sY]
ベタで短くてスマソ。

318 名前:  [2001/11/06(火) 01:04 ID:RmDMIpZw]
・・・安易にアーリアの絡む百合くさいネタを出すなよ
前何度か揉めたのにさ

だからドイツがそんなに親日なはずないっての。

319 名前:名無しさんは半万年の歴史ニダ [2001/11/06(火) 02:03 ID:RE9aBMyw]
最終話は10年後でニホンちゃんとカンコ君の結婚式ね。

320 名前:名無し [2001/11/06(火) 02:07 ID:Xfs5yNWI]
>>319
氏ね(わら

321 名前:名無し [2001/11/06(火) 02:21 ID:Xfs5yNWI]
外務省の見解

>日独関係は伝統的に良好に推移している

>ドイツは日本にとり欧州最大の、又日本はドイツに
>とってアジア最大の貿易相手国

>ドイツにおける日本年
> 99年1月より本年9月まで日本を総合的に紹介する「ドイツ
>における日本年」が開催され、ドイツ全土で約900の事業に約
>百万人の観客が訪れ、ドイツ国民全体の日本への理解を深める
>上で大きな成果があった。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/germany/kankei.html

322 名前:319 [2001/11/06(火) 02:24 ID:RE9aBMyw]
んでムコ養子に入るか、嫁に出すかで揉めて、
「併合する気ニダ、謝罪と賠償を要求するニダ!」でおしまい。

323 名前:名無しさんは半万年の歴史ニダ [2001/11/06(火) 04:03 ID:ah4Z6HFk]
もめる原因となるのはたいていその話を作った人よりも
その話に文句をつけた人だと思う。


324 名前:名無しさんは半万年の歴史ニダ [2001/11/06(火) 04:34 ID:IoPK4LJU]
>>323
そりゃそうでしょ。
あえて波風を立てているんだから。
荒れない程度ならたまに揉めてもいいと思うけど。(この意見は小数派?)
ただ、このスレじゃなくてベストを選ぶスレの方でやってほしいとは思う。

325 名前:新参者 [2001/11/06(火) 04:54 ID:aqjkB0nc]
>>223以降、アサヒちゃんの年齢についての話が出ているが、
第五十話の
「アサヒちゃんはウヨくん達の隣のスペースの連中を体で操り、不買運動を展開させたのです。」
でエライことになってる気がした。


326 名前:名無 [2001/11/06(火) 05:33 ID:ZTtvfAAw]
確かアサヒちゃんはニホンちゃんの従姉妹のはず。本名サヨ。
で、その父親がサヨックおじさん…なのかな?

327 名前:ななし [2001/11/06(火) 08:05 ID:7YQ.8/Nw]
>>318
まぁ、百合臭いネタってのは置いとくとして、
明治憲法のモデルがドイツの憲法ってのは事実なんだから、いいんじゃないの?

328 名前:210話作者 [2001/11/06(火) 10:01 ID:HpHBWmdw]
う〜ん、最近活発だなぁ。
レスも多いし、新規参入の作者さんも活躍してるし。
嬉しいですね〜。

329 名前:名無しさんは半万年の歴史ニダ [2001/11/06(火) 13:25 ID:Js.PauPU]
>>299-302
顔文字氏の書きこみはほのぼのした人柄が偲ばれてすごくいいな。

330 名前:ニホンファン [2001/11/06(火) 16:01 ID:p/r7G4FM]
正直、ハングル板住人以外でニホンちゃんがどう思われてるのか気になる。

331 名前:331? [2001/11/06(火) 17:49 ID:kFESbPTM]

「バイバイ、ニホンちゃん また明日ね」
「うん バイバイ インドネシアちゃん」
別れの挨拶をすまし、別々の道を往く、ニホンちゃんとインドネシアちゃん
ニホンちゃんが家路に向かっていると、すこし前の四辻を横切る人がいます。
赤いシャツに白いスカート、さっき別れたハズのインドンシアちゃんのようです。
(変だな〜さっき別れて反対の道を歩いていったハズなのに、何で私の前を)
ワケを訊こうとインドネシアちゃんに駆け寄り声をかけます。
「インドネシアちゃん〜」
駆け寄ってみると、その子はインドネシアちゃんではありません
「あれ、モナコちゃん?! ごめんなさい、インドネシアちゃんと同じような服を
着ているから、間違えちゃった」
モナコちゃんは、ため息を一つつくと
「インドネシアちゃんも、しょうがないわねぇ いくら私がコーディネートした。
服が可愛いからって、真似しないでほしいわよねぇ、もう・・・・あれニホンちゃん
どうかしたの」
どういう訳か、モナコちゃんの後ろを指差し、小さな声で
「モナコちゃん 後ろ」
「ニホンちゃん、えっ後ろになにか・・?!」
モナコちゃんが後ろを振り向くとそこには、インドネシアちゃんが
「ニホンちゃんに言い忘れた事があるから走って来てみれば!!モナコちゃん、
 ニホンちゃんに出鱈目を吹き込まないでよね、このコーディネートは私が先に考えたの!!」
「なによそんな事 無いわよ、こんなに似ているのは真似した証拠よ!」
「まねなんかしてないわよ」
ニホンちゃんの事など忘れて口論を始める二人を交互に見ながらニホンちゃんは思いました。
(止めるべきかしら、でも巻き込まれたくないし、ココは・・・・・逃げる!!二人ともゴメンなさい)
ニホンちゃんがドコかに行ってしまった事にも気がつかず、まだ二人の口論はつづきます
終わり


332 名前:331? [2001/11/06(火) 17:51 ID:kFESbPTM]
解説
モナコちゃん 初登場ですね モナコ公国です
話の内容は、国旗=服で、モナコとインドネシアの国旗が図柄がまったく同じなので
モナコが変更を求め抗議した事がありましてが、インドネシアの国旗もモナコと同じぐらいの
歴史があるとして、インドネシアはそれを拒否したいきさつがあるのです。
ちなみにルーマニアとチャド共和国の国旗も同じ図柄です

http://www.flag.or.jp/nf/mc.html
http://www.flag.or.jp/nf/id.html

333 名前:名無しさんは半万年の歴史ニダ [2001/11/06(火) 17:58 ID:kFESbPTM]
>>283 目次さん 今さらなんですが
第597話「ベトナの日記1」 は>>181>>183 で作られています
申し訳ありませんが訂正をお願いします

334 名前:名無しさんは半万年の歴史ニダ [2001/11/06(火) 23:33 ID:fsX8BJVY]
>330
私ゃもともとハン板の住人じゃなかったけど、ニホンちゃんはすげえ好きよ。
面白いし、新しいことを知れたりもするし、萌えるし。

作者さんも絵師さんも楽しませてくれてありがとうです。


335 名前:朋萌 [2001/11/07(水) 00:47 ID:7Ub7uyh.]
>>334
 実は私も、ニホンちゃんでハン板を知ったのでした。(w
 お陰で国際情勢にも強くなりました???。

336 名前:なー ◆i2juaL6k [2001/11/07(水) 01:46 ID:im9wbf8U]
「ある日の食卓1」

「さくら、そろそろお味噌汁にお豆腐を入れてちょうだい。」
「はい、お豆腐切って見たけど、このくらいの大きさでいい?」
「いいわ、お豆腐入れたら、あとは、お味噌はこのくらいの量でね。」
「はーい」

「お?さくら、今日はおかあさんのお手伝いかい?」
「あ、おとうさん、お味噌汁の作り方教わってたの、今日のはわたしが作ったのよ。」

「そうか、それは楽しみだな。うん?そこで焼いているのは秋刀魚か...やっぱり
秋は秋刀魚だなぁ、油がのっててうまそうだ。」
「はいはい、もうすぐ焼けますからね。さくら、じゃあ、ご飯とお味噌汁、みんな
の分よそってしまって。」
「はーい」

「あ?わーい、今日のおかずは秋刀魚?じゃあ大根おろし作るね。」
「ウヨも手伝ってくれるの?じゃあ、大根は冷蔵庫、おろし金はそこよ、お願いね。」

「秋刀魚も焼けたようね、じゃあそろそろごはんにしましょ。」


「ハグハグ、熱ッ、ハフハフ...秋刀魚、おいしー」
「うん、姉さん、この、腹の部分の苦味と、ハフハフ...、油の乗った部分...
それにパリッと焼けた皮のところが...」

「うーん、やっぱり秋は秋刀魚だね、かあさん」
「そうですわね、さくらもウヨもおいしそうに食べてますわ。」

337 名前:なー ◆i2juaL6k [2001/11/07(水) 01:46 ID:im9wbf8U]
「ある日の食卓2」

「ニダ.........ニホンの家のほうからサンマを焼いてるにおいがするニダ」
「......どうしてウリはサンマをとることが出来ないニダ?」
「サンマ......食いたいニダ」
「腹減ったニダ...とりあえずキムチで飯食うニダ...」
「モグモグ、バリバリ、ムシャムシャ...」

「そろそろ今年もキムチ、漬けないといけないニダ。去年漬けた分も、もうそろそろ
無くなって来たニダ」
「サンマどころじゃないニダ、ハクサイ買ってこないといけないニダ。」
「でも、メモリも儲からないニダ。クルマもいまいちニダ。キムチボーナス出るか
どうかわからないニダ。」

「なんか景気が悪いニダ...ウリナラの無限の資源といえば電波ニダ、これをどこか
の国に輸出できれば景気回復できるニダ...でも、誰も買ってくれないニダ...」


カンコ君最近ちょっとブルーです。変なことを考えなければいいんですけど。

※おかあさんのお手伝いをするニホンちゃんを書いてみたかっただけなんです。
 すいません。

338 名前:名無しさんは半万年の歴史ニダ [2001/11/07(水) 03:15 ID:z1ZDlfgc]
>>337 ザイちゃんとザイニーちゃんは同じ食卓に入れてもらえないニダ
    可哀想ニダ、差別ニダ 反省しる(w
この二人どうなったんでしょうねぇ、いまだにニホン家にいるのでしょうか?
>>332
誤解をまねきやすい書き方をしたので・・・・
ルーマニアの国旗がモナコと似ているわけではなくっていうか、ぜんぜん似てません
ルーマニア≠チャドです、ハイ


339 名前:その1 [2001/11/07(水) 09:11 ID:JVb99/xk]
これはカンコ君とベトナちゃんがまだ小さかった頃のお話。

「どうしてニダ?アボジ?」
カンコ家にカンコの大声が響きました。
「…何も聞かず、ベトナの庭で暴れればいいだけニダ」
カンコパパ、厳しい顔つきでカンコ君に命令しました。
しぶしぶ家を出るカンコ君ですが、その表情はさえません。
「…何でウリがこんな事しなきゃならないニダ…」

ベトナちゃん家はカンコ家からちょっとだけ離れた所にあります。
とぼとぼ歩いていたカンコ君は背中を叩かれました。
「…お前ン家も?カンコ」 オージー君です。彼の顔もどんよりしていました。
「まったくなぁ、アメリーん家も金さえ払えば言う事聞くと思ってんだぜ、俺たちの事」

そうなのです。
今、ベトナちゃんのお家ではアメリー君のお家とロシアノビッチ君・チューゴ君んちが
もめているのです。
カンコ君達二人はアメリー君家から『ちょっと手伝ってくれない?』と言われて
かり出されたのでした。
(続く)

340 名前:その2 [2001/11/07(水) 09:12 ID:JVb99/xk]
ベトナちゃん家では、既にアメリー君がカンシャク玉をいっぱいばら撒いていました。
パンパンパンパン!! 凄い音と煙です。
周りではアメリー君の犬達がたくさん走り回っています。
(一匹だけ「トムキャット」という猫ですが)

カンコ君は荒れ果てたベトナちゃん家の庭を見て悲しくなりました。
昔、塀越しですがのぞいたお庭はとてもきれいで、お花がいっぱい咲いていたのです。
「…うちとおんなじニダ…」
カンコ君の家も、アメリー君とロシアノビッチ君の大喧嘩のとばっちりを受けたことがあるのです。
あれから、キッチョム兄さんは引きこもってしまいました。

二人に気づいたアメリー君、早速命令です。
「じゃあさ、オージーは向こうを頼むよ。」
「ウリは?」
「そうだなぁ…カンコ、お前はベトナ達を探すんだ」
「?探してどうするニダ?」
「決まってんだろ、いじめるんだよ」アメリー君、凄みのある微笑を浮かべています。
「…でも、ベトナは何も悪い事してないニダよ…」
「アア?僕がやれって言ってんだよ!」


341 名前:その3 [2001/11/07(水) 09:13 ID:JVb99/xk]
ベトナちゃんは大きな物音で目を覚ましました。
この頃、ベトナちゃん一家は地面の下のトンネルで暮らしていました。
外にいるとアメリー君がカンシャク玉や犬達でいじめるからです。
ホー兄さんは、アメリー君家と戦うと言って何処かに行ってしまっています。
大好きなお兄ちゃんがいないので、ベトナちゃんはとっても寂しいのです。

「たまにはお外で遊びたいなぁ…」
ベトナちゃんがそぉっと外をのぞいてみると、向こうからカンコ君が歩いてきます。
「あ、カンコ君だ!!」
ベトナちゃん、思わず外に飛び出しました。
同じ班のカンコが遊びに来てくれたと思ったのでした。
「カンコ君〜」
でも、カンコ君はベトナちゃんに飛び掛ってきます。
「ウリィィィィぃー!!」
ベトナちゃんに馬乗りになって、そのほっぺたをはたき始めるカンコ君。
「カンコ君?痛い、痛いよぉ〜!!」
お友達だと思っていたカンコ君にはたかれて、ベトナちゃんはボロボロ泣き始めました。
「うぇ〜ん!!カンコ君、やめてよぉ〜…」
ベトナちゃんは目をつぶっていたから気づかなかったのですが、
泣いていたのはベトナちゃんだけではありませんでした。


342 名前:その4(終) [2001/11/07(水) 09:13 ID:JVb99/xk]
…カンコ君も大粒の涙を流しながらベトナちゃんをはたいていたのです…

「お、お疲れ!カンコ」
アメリー君がニコニコして出迎えてくれます。
「いやぁ、さすがだな、お前。ベトナを泣か…」
「…約束の物、早く渡すニダ!!」
「な、何怒ってんだよ?変な奴だな?じゃ、これ…」
アメリー君が差し出した封筒をひったくるようにしてもぎ取るカンコ君。
「また頼むからさ〜…」
アメリー君の声を聞かずに、カンコ君は帰っていきました。

物凄い勢いで走るカンコ君。
その目から大粒の涙があふれます。どうしても止まりません。
噛締めた唇からは血が滲んでいました。


343 名前:. [2001/11/07(水) 10:29 ID:2Kaz.UHY]
感想:カンコくんはそんなにいいヤツじゃないやい!!

344 名前:名無しさんは半万年の歴史ニダ [2001/11/07(水) 11:32 ID:e7vbS6mA]
 そうだね、ベトナムでの現実を考えると黙々と
ベトナちゃんを殴ってそうな気も・・・。

345 名前:名無しさんは板違い [2001/11/07(水) 12:30 ID:wCrEmIFc]
スネ夫がのび太をいじめる時に、罪悪感なんて感じないだろ?邪慰安にいやいや
したがってるってだけじゃないよ。

346 名前:名無し [2001/11/07(水) 13:35 ID:e8PZ26OM]
>>339

韓国は嬉々として参加したんじゃないかな?
しかも住民虐殺方法って、同じアメリカ軍の観察将校から
クレームが出るくらい、徹底したものらしい。



347 名前:愛の劇場 古代ローマ編 [2001/11/07(水) 15:10 ID:LF5TkktY]

子供達は秋の芸術祭の準備におおわらわ。
衣装を作ったり、金槌をふるったり、稽古をしたりで蜂の巣をつついたような大騒ぎです。
「台詞覚えられた?」
「全部覚えたけど、こんなに台詞少なくて大丈夫かなぁ」
ニホンちゃんが心配すると、脚本を書いたアテネちゃんは心配ないよといいました。
「足らないところはアドリブでいっちゃってもいいんだよ」
「わたしアドリブって苦手だよ」
あはは、とアテネちゃんは笑いました。
「主役のマカロニーノ君はこういうの得意だから大丈夫、ニホンちゃんが間違えてもきっとフォローしてくれるから」
「そうかなあ」
「これから通し稽古だから、そこで雰囲気に慣れちゃえばいいよ」
明日は芸術祭当日。
劇を成功させるためにみんなは頑張っていました。

348 名前:愛の劇場 古代ローマ編 [2001/11/07(水) 15:11 ID:LF5TkktY]
第1幕 ママは女神様

舞台にはアテネちゃんひとりだけがいます。
「遠い昔、ユーロ街がまだ森ばかりだったころのお話です」
アテネちゃんの麗しい声で語り始めました。
「マカロニーノ家のご先祖さまに、ユリウス君という男の子がいました。貴族の家に生まれたユリウス君はお母さんをはじめ周囲の愛情をたっぷり受けて育ちました」
舞台の袖からマカロニーノ君とニホンちゃんが駆け込んできました。
「母さま、ただいま!」
「お帰りなさい、ユリウス。早かったのね」
「母さまが恋しくて運動場からずっと走ってきたのさ」
薄絹の衣装をまとったアテネちゃんはお母さんというよりは女神様のようです。
アテネちゃんはマカロニーノ君に微笑みかけました。
「うれしいわ…でもユリウス、従者を困らせてはだめですよ。あなたとちがって女の子なんだから」
従者役のニホンちゃんが舞台の床に座り込んでしまっています。顔は真っ赤で、ハアハアと息も絶えだえといったところ。
「アテ…じゃない、奥様。ユリウス様ったらひどいんです。わたしのお尻を触ったんですよ!」
「だから駆け足だったのね。ユリウス、おいたのしすぎは良くないわ。後ろから刺されても母さまは知りませんからね」
マカロニーノ君は弁解しますがアテネちゃんは許しません。
客席からはクスクスと忍び笑いが漏れてきます。
「さあ、ふたりとも。奥で先生がお待ちかねですよ。ご挨拶してらっしゃいね」
「「はーい!」」
促されてマカロニーノ君とニホンちゃんは入ってきたのとは反対側の舞台袖から退場していきました。
また、舞台にはアテネちゃんだけになりました。
「そして月日は流れました」
照明が徐々におとされて、女神様の姿は舞台のなかに消えました。

349 名前:愛の劇場 古代ローマ編 [2001/11/07(水) 15:11 ID:LF5TkktY]

第2幕 キリキアの海賊

『ある日、勉強のためにロードスさんの住む島に向かっていたユリウス君は、運の悪いことに海賊につかまってしまいました』
「お前らはウリの虜ニダ!」
ドクロマークのバンダナにアイパッチをしたカンコ君、見事海賊役にぴったりです。
「解放されたければ身代金を払うニダ、ニホンはウリの奴隷になるニダ」
劇にかこつけ言いたい放題です。
「これは僕の従者だからキミには渡せないよ」
そういってマカロニーノ君はニホンちゃんの肩を抱き寄せました。
ニホンちゃんは恥ずかしくて下を向いてしまいます。
「URrrryyy! なんかむかつくニダ、身代金を20万ウォソ要求しる!!」
ニホンちゃんは驚きますが、マカロニーノ君は鼻で笑いました。
「おい海賊、僕を誰だと思ってるんだ。そんな端金さ、せめて50万ウォソ要求しろ」
こんどはカンコ君も驚きました。
「ほ、本当ニダか!?」
「ユリウス様、そんなお金…」
驚くニホンちゃんですがマカロニーノ君は大丈夫と太鼓判を押します。
「ただし海賊、僕の従者が金を持って戻ってくるまでお前が僕の奴隷だぞ」
「わかりましたぁユリウスニムゥ」
マカロニーノ君の足許に捨身拝謁するカンコ君でした。
『従者は一生懸命お金をあつめ、ユリウス君は解放されました。彼はすぐに人を集めて海賊征伐に向かいました。身代金をせしめて油断していた海賊はまんまと捕まってしまいます』
「台詞にないことをいう海賊は縛り首さ」
「アイゴー! 許してくださいユリウスニム、奴隷にでも何にでもなるハセヨ!!」
「ユリウス様、海賊さんも反省してるっていってるし…」
「女の子のお願いじゃしかたないなあ」
こうしてカンコ君は脚本にはありませんが従者になりました。

350 名前:愛の劇場 古代ローマ編 [2001/11/07(水) 15:11 ID:LF5TkktY]

第3幕 借金は誰がため?

『勉強も終わり家に戻ったユリウス君は贅沢三昧の日々を過ごしました』
金貨の入った革袋に囲まれて幸せそうな紫苑ちゃんがライトアップされます。
「クラッスス様、ちょっとお願いが…」
「また借金なのね、いいわよ。でもユリウス君に伝えておいてよ、借りるだけじゃなくてたまにはお金返してねって」
大富豪役の紫苑ちゃんにいわれて、ニホンちゃんは演技でもないのに恥じ入ってしまいました。
『家の庭を素敵な公園にしたり、舗道を作り直したりしたので、ユリウス君の借金は膨らんでいきます。でももうひとつ借金の原因は…』
「貴女はきょうも素敵に輝いていて僕は眩暈がしそうだよ」
マカロニーノ君がフラメンコ先生にモーションをかけています。
「あら、世辞がお上手ね」
「本当のことを言ったまでさ。そんな大人の魅力溢れる貴女には胸飾りを贈るよ」
「まあ、綺麗な品。だけれど、高価だったでしょう?」
「ほんの家一軒分払っただけさ。でも心配は無用だよセニョリータ」
そこに、従者役のニホンちゃんがやってきます。
陽気なマカロニーノ君にニホンちゃんは無言です。
「…何だか機嫌が悪いようだね。怒った顔も悩ましいけれど、キミに似合うのははにかんだ笑顔さ」
そういってマカロニーノ君は懐から革製の首輪を取り出しました。
「僕キミに首ったけっていう意味さ」
観客、とくに大人の客からはどっと笑いが巻き起こります。
「ま、マカロニーノ君っ!」
「台詞が違うよ、僕はユリウス」マカロニーノ君は莞爾と笑いました。
一方、舞台の片隅では…
「アイゴー! なんでウリが借金返済のためにコキ使われるニダ!!」
小麦袋を山ほど担ぎ歩くカンコ君が紫苑ちゃんに小突かれていました。

351 名前:愛の劇場 古代ローマ編 [2001/11/07(水) 15:12 ID:LF5TkktY]

第4幕 ガリア戦記

『さて、ユリウス君の家の隣にはガリアという土地があります。そこには野蛮人が住んでいます』
「ムキーッ! わたくしは野蛮人ではなくてよ!!」
「ですからこの劇はアステリックスにしましょうと提案しましたのに」
「あのような下品な劇はわたくしの好みではありませんことよ」
「わたしは問題ないが」
「だからあなたは川向こうの野蛮人でしてよ、アーリア」
『そこ、うるさいです(怒)…野蛮人はユリウス君が嫌いだったのでヴェルチンジェトリックスを先頭にユリウス君と戦うことになりました』
鎖帷子に長剣大盾という装いで揃えた野蛮人の王を演じるフランソワーズちゃんと、アーリアちゃん、エリザベスちゃん。
対するは、抜き身のグラディウス剣を掲げ、黄金色に輝く胸甲冑に深紅のマントを纏ったマカロニーノ君。
後に従うカンコ君とニホンちゃんは投槍と盾を構えています。ニホンちゃんの被っているヘルムは大きめでちょっとぶかぶかです。
『闘いは7日間続きました』
途中カンコ君がボコ殴りにされたり、ニホンちゃんのスカートがめくれあがってしまうハプニングがありましたが、マカロニーノ君は絶妙な剣技を発揮して勝利をおさめました。
『最後にヴェルチンジェトリックスは負けを認め、自ら捕らわれの身となりました』
「く、屈辱的ですわ!」
いくら劇とはいえ剣術を嗜むフランソワーズちゃんは怒りも露わです。
「キミは僕の虜さ」
といってフランソワーズちゃんの手の甲にキスをしました。
女の子相手には本気…もとい、女の子だから本気になるのですね。
「こんな重たい剣を持たされて腕が鉛のようになってしまいましてよ!」
「…同じ形の剣ならマカロニーノには負けない」
何だか変な降伏シーンを横目にぶ〜たれるエリザベスちゃんとアーリアちゃんでした。

352 名前:愛の劇場 古代ローマ編 [2001/11/07(水) 15:12 ID:LF5TkktY]

第5幕 賽は投げられた

『野蛮人に勝ったユリウス君は家に帰ろうとしましたが、お家の事情で当主になっていた従兄弟のポンペイウス君が家に入れてくれません』
「どういて家に入れてくれないんだ、ポンペイウス」
「家に入るならユリウス、女の子たちを解放するんだ」
ポンペイウス役のゲルマッハ君がいいました。
マカロニーノ君に従うニホンちゃんをはじめ、軍団の女の子たちは麻の短衣の上から板鎧を着込んだ揃い衣装の一団は見栄えがします。
「この軍団を手放すなら、運命の女神に勝利を願うさ!」
マカロニーノ君はグラディウス剣を鞘から抜きました。
観客たちは息を飲みました。
『ついに賽は投げられました』
ゲルマッハ君も剣を抜きます。
刃身が照明に煌めき、一合、そしてまた一合。偽物の剣なので切れませんが、それでも剣が交わされるごとに突き刺すような金属音が劇場に響き渡りました。
実力が伯仲しているのかいくら撃ち合っても勝負が決まりません。マカロニーノ君は一計を案じました。
「海賊、お前は従者失格だからクビだ!」
「な、何を言い出すニダ、ユリウスニム!?」
「クビといったんだ、お前役立たずだからポンペイウスの応援してていいよ」
「アイゴー! 一生懸命尽くしてきたのに酷い仕打ちニダ」
怒ったカンコ君は剣をとると背後から打ちかかりました。
繰り出した剣がまさにマカロニーノ君をうちのめそうとしたとき、マカロニーノ君は身を屈めました。必然、剣はゲルマッハ君を捉えて気絶させてしまいます。
「に、ニダ??」
『ユリウス君は勝ちました。戦いに負けたポンペイウス君は遠くオリエントまで逃げてゆきました』

353 名前:愛の劇場 古代ローマ編 [2001/11/07(水) 15:12 ID:LF5TkktY]

第6幕 凱旋行進

「なんで俺、こんな格好してるんだ?」
「馬だからだと思うよ、アメリー君」
「カナディアンよぉ、なんか嬉しそうだな」
「ロシアノビッチ君はうれしくないの? 役があったのに」
「馬鹿アルか、これなら群衆その1のほうがましヨ!」
なんだか騒々しい馬4頭立ての戦車はカンコ君が御者になり、マカロニーノ君を乗せています。
整列する軍団兵の女の子達。
大道具や衣装係をやっていた裏方の子供達もチェニカやトーガといった衣装をきて凱旋行進に参加します。
そして、舞台の奥にいるのは戦の神マルスに扮したゲルマッハ君と美の女神ヴェヌスを模したアテネちゃん。にこやかにマカロニーノ君を迎えます。
花びらが舞い、槍の穂先や甲冑がきらきらと輝くなかで、マカロニーノ君を除く全員が唱和しました。
『『市民たちよ女房を隠せ! エロ将軍のお通りだ!!』』
客席は拍手と爆笑に包まれました。
「そりゃないよぉ〜」
マカロニーノ君は情けない声で抗議をしましたが、誰の耳にも届きませんでした。

354 名前:愛の劇場 古代ローマ編 [2001/11/07(水) 15:13 ID:LF5TkktY]

芸術祭も終わり、みんなそろってキャンプファイアを囲みます。
「マカロニーノ君見直したよ、すっごく強いし」
タイワンちゃんに誉められてマカロニーノ君鼻高々です。
「はは、本気を出せばこんなの簡単さ」
「問題なのは、マカロニーノは女の子が絡まないとまったく本気を出せないというところだな」
ゲルマッハ君が茶々をいれます。
「なるほどね、だから配役が女の子多かったんだ」
「そうなの。マカロニーノ君注文多すぎて、アテネ困っちゃった」
アテネちゃんまで。
「衣装にも口を出すんだよ。ニホンちゃんとフランソワーズちゃんの衣装もっと露出の多いのにしてって」
フィンランちゃんがバラしてしまいます。
「「「え〜、マカロニーノ君て最低〜」」」
あ、あはは〜とマカロニーノ君の乾いた笑いがキャンプファイアの炎にのって天高く昇っていきました。


終劇

355 名前:210話作者改めmachina [2001/11/07(水) 15:38 ID:LF5TkktY]
>>347-354
煽りに近いうpに恐縮です。
元ネタは、もちろんユリウス・カエサルです。

配役は下記の通りです。

ユリウス君…マカロニーノ君
ユリウスの母(美の女神ヴェヌス)…アテネちゃん
従者A(軍団兵1)…ニホンちゃん
海賊(従者B)…カンコ君

大富豪クラッスス…紫苑ちゃん
上流婦人…フラメンコ先生

野蛮人の王ヴァルチンジェトリックス(軍団兵2)…フランソワーズちゃん
王の部下A(軍団兵3)…アーリアちゃん
王の部下B(軍団兵4)…エリザベスちゃん
ポンペイウス(戦の神マルス)…ゲルマッハ君

馬1…アメリー君
馬2…カナディアン君
馬3…ロシアノビッチ君
馬4…チューゴ君

356 名前:_ [2001/11/07(水) 19:24 ID:EmOBJOt6]
おお・・・活気が・・・

작자인 분들, 최고!

と、書いてみる(藁



357 名前:ハックル ★ [2001/11/07(水) 20:51 ID:???]
ニホンちゃん10歳
いつの間に…

358 名前:名無しさんは板違い [2001/11/07(水) 23:11 ID:t8arwgAY]
>>355

「ローマ人の物語」ですか、好きですね〜

359 名前:  [2001/11/08(木) 20:25 ID:X.c1Xjlw]
http://210.160.208.40//search/20000412/wa_sug1.html

360 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/08(木) 23:46 ID:0V3NDL8M]
     「舌禍事件」


「時間アル、試合終了アル!」
 審判のチューゴ君の声が響きました。真剣な目で遊技台とカードを見つめていたニホンちゃんとマカロニー
ノ君は、示し合わせたかのように大きく息をつき、互いの健闘を讃え合って握手します。
「う〜ん、やっぱり強いね、マカロニーノ君。ひょっとしたら勝てるかなって思ったけど、あっさり追いつかれ
ちゃうんだもん」
「ま、ボクにだってプライドがあるからね。ニホンちゃんも随分強くなったじゃないか」
「………そう、かな?」
「ああ、ボクの守備が引っ掻き回されるなんて思わなかったよ。こりゃ本番が楽しみだ」

 二人はこの日、開催が目前に迫ったシューキュー大会にむけて、練習試合をしていたのでした。結果は引き分け。前半に、「ヤナギサワ」カードの攻撃が決まって先制に成功したニホンちゃんでしたが、後半開始直
後に今回初めて投入した「ドニ」カードの逆襲を喰らい、同点にされてしまったのでした。
「でも、まあ、今回はあくまで練習だからね。本番とは違うよ」
 マカロニーノ君の自信に溢れた言葉。それは負け惜しみでもなんでもなく、彼にとっては事実の指摘でし
かありません。
「うん、分かってる。でも、明日のわたしも今日のわたしとは違うんだよ」
 ニホンちゃんの切り返しに、苦笑しながら肩をすくめるマカロニーノ君。今回の試合は、ニホンちゃんにとっ
て大きな自信になったようですね。
「チューゴ君も審判どうもありがとう」
「ああ、オレも大会に出ることになったし、審判として試合を見るのはいい経験になったアル」
「それじゃ、お疲れさま、二人とも。お茶持ってくるね」

 翌日。五年地球組は、昨日の試合の話題でもちきりでした。
「ニホンさん、マカロニーノ君と引き分けたんですって?最近、どんどん強くなってますわね」
「うん、でも、試合そのものがわたしに有利だったもの。マカロニーノ君、カードのコンディションを整える暇も
なかったし、私の家でやった試合だし」
 シューキューに使われるカードのパラメータは、刻一刻と変化します。他の家に持っていくと、それが大きく
落ち込んだりするので、普段は早めに持ち込んで、パラメータの回復を図ったりするのです。また、自分の
家で試合を行う際には、パラメータに有利な修正が付いたりします。「ホーム効果」という現象です。
「それを差し引いても、ですわ。もっと自信を持ってもよろしくてよ」
「そうですわ。前にあたくしがカンコ君の家でやったときは、彼、肩慣らしにもならない試合しか出来なかった
んですもの。今の貴女は、カンコ君以上の力を持っていると思いますわ」
 エリザベスちゃん、フランソワちゃんも、昨日の試合には驚いているようですね。
 と、そこにカンコ君がやってきました。なにやら浮かない顔をしています。
「おはよう、カンコ君。………どうしたの?元気ないみたいだけど」
「………今度、ウリがやる練習試合で、困ったことが起こったニダ」
 いつも無意味にテンションが高いカンコ君ですが、今回は心底困り果てた表情ですね。一方のニホンちゃ
ん、“困ったって、遊技台がいきなり崩れたりしたの?”と、のどまで出かかりましたが、ぐっと押さえて聞き
返します。
「…困ったこと?」



361 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/08(木) 23:47 ID:0V3NDL8M]
     つづき

「ウリの家でも今日練習試合をやるニダ」
「うん、セネガル君だよね、相手は」
「あら、セネガル君もシューキュー大会に出場するし、丁度いいじゃありませんの。何がありまして?」
「見分けが付かないニダ」
『は?』
 三人の声がハモリます。
「アフリカ班の連中、みんな真っ黒で見分けることが難しいニダ。それに、セネガルのヤツが使っているカー
ドに描かれているのも練炭みたいに真っ黒な連中ばっかりニダ。おまけに、字が読めるかどうかも怪しいか
ら、どうやって案内していいか分からないニダ」
 その場の空気が、一気に白くなってしまいました。側で、聞くともなしに聞いていたアメリー君やゲルマッ
ハ君も、信じられないものを見るかのように、カンコ君を凝視しています。
「………ど、どうしたニダ?」
 周りの態度がいきなり変わったので、カンコ君も流石に気づいたようです。クラスのほぼ全員が、カンコ君
に殺気だった視線を突き刺してきます。ニホンちゃんですら、呆れたような、そして少し怒ったような表情で、
カンコ君を睨んでいます。
「おまえ…………最っ低なやつだな!」
「今の時代にそんなことを言うやつがいるとはな」
「聞き捨てなりませんわね、その台詞。何考えてますの?」
「言っていいことと悪いことの区別が出来ないようですわね」
 非難の嵐です。まあ、今回ばかりは同情できませんね。自業自得でしょう。

「………カンコ君、本気で言ってるの?」
 ニホンちゃん、底響きのする声でカンコ君を問いつめます。普段大人しいだけに、怒ると意外に迫力があり
ますね。
「………なら、今日はわたし、セネガル君を応援するわ」
「……そうだな。カンコなんざ死んでも応援したくないぜ」
「こてんぱんにされてしまえばいいんですわ」
「まあ、せいぜい遊ばれることだな」
「学習能力がなさそうだし、練習試合も意味がないんじゃなくて?」
 みんな、凍えるほどに冷たい態度でカンコ君から離れてゆきます。カンコ君は、オロオロしながらそれを見
送るしかできませんでした。
「み、みんないったいどうしちゃったニダ!?」
 カンコ君、自分の爆弾発言に気づいていないようです。というより、爆弾発言をしたという意識すら無いんで
しょうね。混乱したカンコ君は、ニホンちゃんの腕を掴んで引き留めます。
「お、おいっ!ニホン!」
「………触らないで。離してよ」
「…………!!」
「あ、セネガル君。今日の練習試合、頑張ってね。みんな、応援してるよ〜」
「…………ア、アイゴォ〜〜」
 たった一言で見事に孤立してしまったカンコ君。寂しげな声に振り向く人も、誰もいませんでしたとさ。

………結局、練習試合も0−1でセネガル君に軍配が上がりました。カンコ君には何も良いことが無い一日
となってしまいましたね。

                                      おしまい


362 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/08(木) 23:47 ID:0V3NDL8M]
三毛であります。
今回のネタは…………まあ、見ての通り、差別発言です。

http://korea.hanmir.com/ktj.cgi?rl=http://sports.chosun.com/news/sports/20011108/1bh09004.htm

どうしてこういうことを堂々と書いたり出来るんでしょうね?翻訳の精度が低い、と思いたいけど………。

363 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/08(木) 23:54 ID:0V3NDL8M]
訂正です。>>362のURL、間違ってました。正しくは↓です。

http://korea.hanmir.com/ktj.cgi?url=http://sports.chosun.com/news/sports/20011108/1bh09004.htm

大変失礼いたしましたm(_ _)m

364 名前:名無しさんは半万年の歴史ニダ [2001/11/09(金) 00:15 ID:a.QKPudo]
>363
別に問題発言はないと思うが


365 名前:JY [2001/11/09(金) 00:54 ID:ku9/1QSc]
「ハ・ヤ・オ!」

見事に街路樹が生えそろう郊外のベットタウン、そこにやけに目立つハイカラな建物がたっています。クリーム色の外壁と機能性のありそうな外見を持つ建物です。が、
しかし、この街並みの上品さとはかけ離れたガラガラ声が中から聞こえてきます。
この中ではハヤオおじさんの不機嫌な声が、スタジオジ○リに響きわたっていました。
「どーなってんだボケ!こんなへぼい絵使えるわきゃねえだろ!
 まったく、こんなんだったら隣の馬鹿な国に発注出したほうがマシだよ!
 この、ジブ○の面汚しが!
 絶対吊るすからな!人民法廷の開催まで首洗っとけ!!!」
あわれなアニメ−ター君は、泣き出してしまい首を吊るロープを買いに行きそうな様子です。
しかし監督の叱責は止まりません。
「泣きゃあ、許されんのか!、泣けば客入るのか!ゴルァ!」
そして、その後も30分お説教は続きます。
とどめに、廃人同然になったアニメーター君に、
「あー、もう!おまえはいじめる価値もねぇ!
 ムカムカしたから外いってくる!
 代理店きたら適当に誤魔化しとけや。
後、おまえ!手だすんなら最後までやっとけよ、ペッ(唾)」

とスタジオを出るなり、自慢のアウディに乗り込みエンジンをかけました。
アウディのすばらしい走り出しに、監督の機嫌はもうなおっています。
なんだかんだ難癖をつけましたが、それというのは、
ここのところネタがつまり気味で、才能と体力の限界を感じていましたから、
もう仕事ほっぽり出したくてしかたなかったのです。
でも、彼はなかなか前向きな人なので、もうケンチャナヨです。
「このまま、2,3日ばっくれてネタ探すか〜。」
なんだかプロデュサーが聞いたら怒髪天を突くようなことを言います。

「あーなんかねえかな〜。」
適当に切るハンドルは、車を市内へと向けました。
行くところのない人は、自分の過去へと向かうもので、
知らず知らずのうちに彼の母校の小学校に向かっていました。
「おっなつかしいな。この風景。」
そんな彼の視界に赤いランドセルをかついだ小学生が入ってきました。
「ん!こっ、これじゃ〜〜!」
そう叫ぶなり、急ブレーキ。車をぶつけんばかりにドリフトさせ学校裏の空き地に突っ込ませ停車。
大急ぎで後ろシートのバックの中をまさぐり、デジタルビデオカメラを取り出しました。

バッテリーやあれやこれやをチェックして、カメラを構えほくそ笑みます。
「ふ・ふ・ふ。リアルこそ作品の命だ。(ニヤリ)」
完璧に変質者ですが、客観的な判断は芸術の敵なのでしょうか。
(がさ、がさ、がさ)
年のわりに大柄な彼が、忍び足でグランドわきの枝の細い木々の中に隠れます。
そんな彼のいるグランドでは、放課後の小学生達が遊び戯れていました。
そんな中にはニホンちゃんや、タイワンちゃん達の姿がありました。
なんだか、きゃーきゃー、楽しそうな声が聞こえます。
カメラを構える彼は、生の感動に溺れてしまいます。
「これだよ!これだ!うーむ、いい、実にいい!
 このアングルだよ!いいですねぇ、じつに!」
いきなり、ハァハァ息が荒いのが気になりますが・・・。

そんな彼の感動が切れたのは、そのしばらくした後でした。
「こらぁ!神聖な学び舎でなにやっとるか!!!」
振り返るなり、向こうからなぜか鎖鎌を持った用務員が走ってきていました。
「うわー、ごっ誤解だ〜。芸術だ〜!!!」
当然、耳を貸してくれることもなく、彼が車のある空き地に戻ったのは、
あちこち服をやぶき、小枝が髭や髪からまって、クタクタになった頃でした。
ですが当然、カメラを手放すようなヘマはしませんでした。
「ふふふ。こ、っこれさえあれば・・・(ト○ロのようににんまり)。」
彼はぼろぼろでしたが、得た収穫は大きかったみたいです。

そしてその年の夏、いよいよ国民的アニメ『○と○尋の神隠し』がクランクインしました。
ニホンちゃんも当然タイワンちゃんを誘って見に行きます。

あーおもしろかった!
でも、あの子、誰かに似てたねぇ。
うん。なんか、そんな気がしたね。

・・・・・・おしまい。

解説?
本当は夏に出せばよかったんですけど。
内容は・・・あくまで、リスペクトですから・・・。


366 名前:JY [2001/11/09(金) 00:55 ID:ku9/1QSc]
JY33かな?

367 名前:名無しさんは半万年の歴史ニダ [2001/11/09(金) 00:57 ID:2DzFESxg]
>>364
黒人の肌が黒いのは当たり前。それを練炭のようだと発言するのが問題と思われ。
文盲率が高いと行っても日常会話はできるのだからフランス語ができる職員を
配置すればよいだけのこと。
かの国はそれすらやってないのか。

368 名前:machina [2001/11/09(金) 06:58 ID:qPY.OAyI]
フィリピンキャラっていましたっけ?

369 名前:>>三毛 ◇wPntKTsQ [2001/11/09(金) 09:07 ID:wHa9J7js]
こんなにはやいとは思わなんだ
徹夜ですか?(ワラ

370 名前:いや [2001/11/09(金) 15:17 ID:nFj6q2ss]
三毛さん素晴らしい。

371 名前:祝20話目 [2001/11/09(金) 18:45 ID:Nqt4zKVs]
遠足の日。今はお弁当の時間。
ニホンちゃんは嬉しそうにお弁当を取り出します。
「おべんと♪ おべんと♪ うれしいな♪ 何でも食べますよく噛んで♪」
歌いながお弁当のフタを開けようとしていると遠くから、
「これだけ離れれば、いいニダ」
「駄目アルもっと離れるアル、まったく懲りずにキムチ弁当をもってきて
お前は一人で弁当を食べるアル」
「サビシーニダ〜」
どうやらキムチ弁当を持ってきたカンコ君がキムチの匂いがとどかない所に追いやられています
「なんだか可哀想ねぇ」
「うん すこし可哀想」
「ニホンちゃんもインドネシアちゃんも人が善いんだから あんなのは自業自得よ」
と話していると後ろから
「タイワンちゃんはきつい事をいうねぇ」
三人が振り向くと そこにはパンパンに膨らんだ缶詰めをもった
ノーベル・スウモ高

372 名前:書き直し [2001/11/09(金) 20:13 ID:hG8JFCCA]
遠足の日。今はお弁当の時間。
ニホンちゃんは嬉しそうにお弁当を取り出します。
「おべんと♪ おべんと♪ うれしいな♪ 何でも食べますよく噛んで♪」
歌いながお弁当のフタを開けようとしていると遠くから、
「これだけ離れれば、いいニダ」
「駄目アルもっと離れるアル、まったく懲りずにキムチ弁当をもってきて
お前は一人で弁当を食べるアル」
「サビシーニダ〜」
どうやらキムチ弁当を持ってきたカンコ君がキムチの匂いがとどかない所に追いやられています
「なんだか可哀想ねぇ」
「うん すこし可哀想」
「ニホンちゃんもインドネシアちゃんも人が善いんだから あんなのは自業自得よ」
と話していると後ろから
「タイワンちゃんはきつい事をいうねぇ」
三人が振り向くと そこにはパンパンに膨らんだ缶詰めをもった
ノーベル・スウェーデン君が立っています。
「あれ、スウェーデン君まだお弁当食べないの・・・あっ分かった缶きり忘れて困ってるんでしょう
私缶きり持ってるから、開けてあげる」
「いいよ、タイワンちゃん、そういう訳じゃないから」
「なに遠慮してるのよ、いいから貸しなさい開けてあげるから」
そう言うとタイワンちゃんはスウェーデン君の持っているパンパンに膨らんだ不思議な缶詰めを
取り上げると缶きりで開けようとします。これから阿鼻叫喚地獄絵図が始まる事もしらずに
               ・ 
               ・
               ・
               ・
       「えーん、臭いよー、臭いよー」
         「目に、目に染みるよ〜」
          「鼻が捻じ曲がるよ〜」
ただ一人平然としてるのはスウェーデン君だけです。


解説
久しぶりに登場のノーベル君ですね 
テレビなどでおなじみ世界一臭いといわれている食品、シュールストレミングです
ニシンの塩 漬の缶詰でスウェーデン原産です。缶の中で発酵が進むため、
発生し たガスの圧力によって、その缶はパンパンに膨らんでいます。
開けようとすると汁が飛び散り、それがかかると一週間は臭いがとれないとか

オマケ
モナコ「この作者の作品はこれで20話目です」
香  「え〜と 約600話あるからその内20話ということは」
マカオ「約3%だね」
香  「なんだ、消費税より少ないじゃない、目指せ消費税なみ」
モナコ「それより誤字は無くしましょうね、作者さん」

作者 何話書いても誤字はなくなりませんねぇ 確認はしてるのに


373 名前:?氏 [2001/11/09(金) 22:59 ID:pZGirIYM]
>>365
...本当にやってそうで怖い...(ぼそっ)

374 名前:名無しさんは半万年の歴史ニダ [2001/11/09(金) 23:30 ID:6fyeTqeo]
>368
キャラの一覧を作った時には気づかなかったけど
どうだろう、たぶんいないと思うなぁ

PS いた場合には、反省と謝罪はします。賠償は(以下略)

375 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/09(金) 23:46 ID:GQdVBZTY]
>>369,>>370
有り難うございます(w
>>369
いえ、徹夜じゃないっす。そんな体力ありません(w
七時ごろ本家のホームランスレで見かけて、その場でプロット組み立てて製作開始。
六割くらい書いたところで一旦止めて韓国-セネガル戦の結果待ち。
この間に本家でデムパ迎撃に参加(w
十時ごろに結果を知って、続きを書き上げて十一時半ごろにうp。
というタイムスケジュールでした。
急造品だったので、ギャグも萌えも皆無の作品になっちゃいました。


376 名前:?氏 [2001/11/09(金) 23:55 ID:5jBU18c.]
>>355
勝手に保管庫も過去遡ってペンネーム変えといた方がイイですか?

377 名前:幸せは南溟に消ゆ [2001/11/10(土) 09:49 ID:knCZRxeI]
「…チューゴ君それわたしの」
チューゴ君が持っているのは更紗の布地。極彩色にロウ染めされたこの布地ははるか海の彼方でつくられた一品もので、これで服を作って着れば幸せになれるという噂のアイテムです。
「なにいうか、これは僕のだ。これでパンツを作るアル」
名前まで決めてあります。
南沙パンツ。
「だめ、チュオンサショールにするの」
「うるさい!」
ベトナちゃんが布地を取り戻そうとしますが、チューゴ君は絶対拒否です。ベトナちゃんを泣かせてしまいます。
「どうしたの? ふたりとも」
通りかかったフィリピ君が訊ねます。
「ベトナが悪いアル」
「チューゴ君がいぢめるの」
よくよく話を聞いて更紗の布地が原因と気づいたフィリピ君はいいました。
「この布地が悪いんだね」
フィリピ君は布地をチューゴ君から取り上げました。
「なにするアルか!」
「ふたりが喧嘩にならないようにこれは僕が当分の間預かっておくよ」
「「そんなのダメ(アル)!」」
騒ぎを聞きつけてタイワンちゃんやマレーシア君、ブルネイちゃんまでやってきました。
「その布地、わたしがニホンちゃんから貰ったんだからね!」
「そんなことないよ、この模様は私の下着の模様に似ているわ」
「嘘ついちゃいけないよ、ブルネイちゃん。だからこれは僕のさ」
もう収拾がつきません。
幸せを自分のものにしようとみんな布地を引っ張ります。
するとどうでしょう、いい感じの音がして、更紗の布地はびりびりに破れてしまいました。
「「「「「ああああぁぁぁぁぁ!!!!」」」」」
地獄のバトルロイヤルの始まりです。
この様子をこっそりと見ていたニホンちゃんは呟きました。
「ロシアノビッチ君から樺太織借りられてよかった〜」

どっとはらい


378 名前:machina [2001/11/10(土) 09:54 ID:knCZRxeI]
>>377
元ネタは南沙諸島でした。
http://www.sekainenkan.com/2001/3/003_a/A029.htm
チューゴ君の南沙パンツ…なんか嫌です。

>>376
お手数掛けてしまうので保管庫のはそのままでいいです〜。

379 名前:新参者 [2001/11/10(土) 15:28 ID:izbAh2Qo]
ニホンちゃんの通販生活(1/3)

第1夜

“ピンポ〜ン”
ニホンちゃん家のチャイムが鳴りました。
「はいはーい、どちらさま?あれ、カンコ君。どうしたの?」
「クロニダーコグリョの宅急便ニダ。日ノ本家にチューゴ家からの届け物を持ってきたニダ。感謝しる」
「クロニダーコグリョの宅急便?なにそれ?」
「うちの新しい副業ニダ。タイムサービスもばっちりニダ。おまけにカエル時もラクダニダ」
「へぇ〜、そうなんだ、がんばってね。
そうだ!じゃあこれからは運んでもらいたい物があるときはカンコ君に頼むことにするね」
「いい心がけニダ。そんなことよりさっさと荷物を受け取って受取票にサインするニダ」
「あ、はいはい。う〜んと、どれどれ?チューゴ君から?あ、そうか。前に注文しておいた“千字文”ね。
やったわ、これでうちの言葉を文字に書き表すための研究ができるわ。ご苦労様、カンコ君、またよろしくね」

第2夜

次の日、クロネ…もとい、クロニダーコグリョの宅急便がまたやってきました。
「ニホン、今日も荷物を持ってきてやったニダ。心からの感謝と(以下略)」
今日のカンコ君は少しくたびれているようです。
「カンコ君、大丈夫?随分疲れているようだけど」
「た、たいしたこと無いニダ。ウリナラの輸送技術を以てすればこのくらいの距離ケンチャナヨ」
「そう?今日の荷物は…ええと、……イン堂くん?と、いうことは
中身は“螺鈿紫檀五弦琵琶(らでんしたんごげんのびわ)”ね。わぁ、これ届くの楽しみにしてたの。
これで家でも雅楽を思い切り楽しむことができるわ。ありがと、カンコ君、またよろしく〜」


380 名前:新参者 [2001/11/10(土) 15:29 ID:izbAh2Qo]
ニホンちゃんの通販生活(2/3)

第3夜

そのまた次の日、ニホンちゃんの家にまたも荷物が運ばれてきます。
カンコ君はバテバテになりながらニホンちゃん家の呼び鈴を押します。
「きょ、今日はさすがに少しきつかったニダ。シーアの家はさすがに遠いニダ。
ニ、ニホン、さっさと出てきて荷物受け取るニダ!!」
「いらっしゃい♪カンコ君。今日はシーア君の所からでしょ?まってたの。」
ニホンちゃんはカンコ君の疲れ果てぶりには少しも気づく様子もなく
いそいそと荷物の中身を出してうっとりとした目でそれを見つめました。
「ニホン、それはいったい何ニダ?」
「うふふ、カンコ君も気に入った?これは“漆胡瓶(しっこへい)”という水差しよ。とってもステキでしょ?」
「フ、フン。そんなものウリナラの高麗青磁の足元にも及ばないニダ、ウリナラチェゴ!!」
ニホンちゃんはそんなカンコ君の言葉はちっとも聞かずに漆胡瓶(しっこへい)を見ながら
一人で身悶えています。
「ああん、どうしましょう。はやく使いたい、けど飾り物として置いておくのも悪くないし
ニホン、困っちゃう」

第4夜

そのまたまた次の日、やはりニホンちゃんの家に荷物が届けられます。
カンコ君はニホンちゃんの家のドアの前で肩で息をしながら独り言を言っています。
「ニ、ニホンの奴、あんな遠いところに住んでいるアテネの家から荷物を運ばせるなんて
いくら何でも無茶苦茶ニダ。謝(以下略)てやるニダ。ゴルァ、ニホン、とっとと出てくるニダ」
カンコ君はニホンちゃん家の呼び鈴を押さずにドアを握り拳でガンガンとぶっ叩きました。
「ハ、ハイ。………だ、誰ですか?……!…なあんだ、カンコ君か。
ストーカーかと思って警察に電話しちゃうところだったよう。で、今日は何?」
「アテネの家から届け物ニダ。だいたいニホン、あんな遠いところからウリにいったい何を運ばせたニダ?」#
「えっ?アテネちゃんから?やったー。カンコ君も見たい?へっへーん、ジャーン。
これはなんとエンタシスの設計図なのですぅ!
次のうちの改修の時にこれを使えばきっと家ももっとかっこよくなるわ。早速パパに見せて来ようっと」
「あっ、ニホン待つニダ。謝罪と賠償………」
今日のカンコ君、疲れ果てていたため得意の謝罪と(以下略)攻撃にも全然キレがありません。
ニホンちゃん家の玄関前にぽつんと取り残されてしまいました。


381 名前:新参者 [2001/11/10(土) 15:30 ID:izbAh2Qo]
ニホンちゃんの通販生活(3/3)

第5夜

そんなことを繰り返したある日、ニホンちゃんの家にクラスの友達が遊びに来ました。
みんなニホンちゃんの家に置かれた工芸品や古文書を物珍しそうに見ています。
「さすがにニホンちゃんの家にはこういった物が多いね。歴史の古い家ってうらやましいよ。
その点ボクの家はまだ歴史が浅いからちょっと寂しいな」
何でも1番が好きなアメリー君ですが、こういうことで張り合っても分がないことを
知っているのでそれほど悔しそうではありません。
「ほんと、ニホンちゃんの物持ちの良さは驚異的ですわね。すごいのを通り越して呆れるほどですわ。
まあ、我が家の博物館にはかないませんけど」
エリザベスちゃんもそんなことは言いながらも興味深げに見入っています。
そんな中カンコ君は秘かに恨エネルギーを上昇させています。
(面白くないニダ。ここにある物はすべてウリがニホンに伝えてやった物(?)なのに
ニホンばかりがちやほやされるのは絶対に許せないニダ。こうなったらウリにも考えがあるニダ)
カンコ君、かなりいけないことを思いついたようです。

第6夜

「あれ?あれれぇ?おかしいなぁ。“高麗版大般若経”がない!昨日まで確かにあったのに。
どうして?どこに行っちゃったのぉ?」
ニホンちゃんは必死に探し回りましたが結局最後まで見つけることはできませんでした。
そして、その“高麗版大般若経”にそっくりな物が今、なぜかカンコ君の家にあるそうです。


382 名前:新参者 [2001/11/10(土) 15:31 ID:izbAh2Qo]
元ネタはこちら
http://teri.2ch.net/korea/kako/996/996375656.html
螺鈿紫檀五弦琵琶(らでんしたんごげんのびわ)と、漆胡瓶(しっこへい)については、ここらあたりをご覧下さい。
ttp://www.toshocard.com/shosoin.html
ttp://tokyo.cool.ne.jp/nara_hakken/gyouji-moyoosi/syousouin.htm
今回は余り萌えませんね。


383 名前:棄て ◆L7Vooglk [2001/11/10(土) 15:40 ID:qcoaXiMc]
>>新参者さん
へばったカンコくんがみょうにおかしかったです。

384 名前:新参者 [2001/11/10(土) 16:53 ID:P6cB6GyU]
あ、感想ありがとう。
励みになります。

385 名前:名無しman [2001/11/10(土) 20:36 ID:1V2rfErc]
>ニホン、困っちゃう

なんかツボ(笑)。

テレテレするニホンちゃん、萌え〜!

386 名前:櫻花大戰 [2001/11/10(土) 21:33 ID:gI/o6P3c]
「は・し・れ〜、こうそくの〜、ていこ〜くかげきだん〜♪」

ニホンちゃんがタイワンちゃんとチューゴくんにゲームをあげています。ニホン家の
セガおじさんが作ったもので、ニッテイお祖父さんが若い頃のニホン家を舞台に、テ
イコク華撃団の女の子たちが悪者をやっつけるゲームです。

「はい、こっちがタイワンちゃんち用のハンタイ版、こっちがチューゴくんち用のカ
ンタイ版だよ」
「うれしい〜、ずっと待ってたんだ」
「うちの者も喜ぶアル。前のやつもみんなで楽しませてもらったアルよ」

このゲーム、最初のものは既にタイワン・チューゴ両家に贈られてとても好評だった
のです。今日ニホンちゃんが持ってきたのは、その第2弾です。正式にプレゼントす
るものなので、ゲームのメッセージがちゃんと両家で使われる言葉に直してありま
す。

「それにしてもテイコク華撃団はかっこいいアルな。かわいいし」
「あら、チューゴくんちはニッテイさんが嫌いじゃなかったの。いつもお墓参りの時
には文句を言うくせに」
「タイワン、それはそれ、これはこれアル。過去にとらわれて今の楽しみをふいにす
るほど、我が家の人間は愚かではないアルよ」
「うふふ、楽しんでもらえてうれしいな」

ゲームを囲んで歓談する3人の周りに、クラスメートも集まってきます。

「ニホンちゃん、早くそのゲームのイングリッシュ版も頼むよ〜。ニホン家版のまま
でもらったけど、やっぱりうちの家の言葉で遊びたいよ」
「わたくし存じてましてよ、このゲームの最新作では我が家のパリの間が舞台だそう
じゃありませんこと。フレンチ版も急いで頂きたいわ」
「和服に黒髪の女性は美しい…イタリー版も是非お願いしたいね」

387 名前:櫻花大戰 [2001/11/10(土) 21:34 ID:gI/o6P3c]
このゲーム、正直かなりニホン家の趣味全開なのですが、よその家の人にとってはそ
れがエキゾチックな魅力に映るらしく、ニホンちゃんにとっては意外なほどよその家
に知られ、支持されているようです。

「ちょっと待つニダぁぁぁ!」

はい、毎度お馴染みカンコくんです。

「そのゲームはニッテイを美化しているニダ!テイコクグンジンが主役のゲームなん
てとんでもないニダ!グングツの足音が聞こえるニダ!謝罪と賠償を要求するニ
ダぁぁぁ!」

いきなり割って入って一気にまくしたてたカンコくん。当然座の空気は真っ白です。

「…このゲーム、カンコくんちにはあげてないのに、よく知ってるね」
「に、ニダ?」
「カンコんちってニホンちゃんちのものは持ち込み禁止なんでしょお?」
「どうせまた勝手に忍び込んでコピーして行ったんだろうアルよ」
「そういやお前、俺んちの窓OSも勝手に持って行ってたなあ。取り返しに行った奴を
悪者扱いしたり」
「に、ニダ…」

みんなが一斉に白い目を向けてきます。カンコくんピンチ。

「もういいよ、どうせ止めてもやるんだから。そのかわりカンコくんちの言葉には絶
対訳してあげないもん。それより、今度タイワンちゃんちのゲームをうち用に作って
くれるんでしょ?楽しみだなあ」
「うん、もうちょっと待っててね」
「そのゲーム、開発はうちでやったアルぞ」
「あ、そのゲームが遊べる機械はうちのゲイツおじさんが作ってるんだぜ」

みんなカンコくんを無視して元のおしゃべりに戻ってしまいました。

「…あぁぁああいいぃぃぃぃいごぉぉおおおおお!!」

とりあえず、遊びたければ勝手に取って行くのはやめようね、カンコくん。

「う、ウリの家にもゲームが」
「いやあぁぁぁっ、生首ぃぃぃぃッ!!」
「な、なぜ逃げるニダ!アイゴォォォォ!!」

388 名前:櫻花大戰 [2001/11/10(土) 21:35 ID:gI/o6P3c]
元ネタは、サクラ大戦2中国台湾で発売の話。
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20011108/sakurapc.htm

台湾発XBox用ゲームはこれ。
http://www.success-corp.co.jp/bistro/

ま、ギャルゲオタネタですが、ひとつご勘弁を(汗

389 名前:90PKEROA [2001/11/10(土) 22:34 ID:9u3WOdhk]
> 「は・し・れ〜、こうそくの〜、ていこ〜くかげきだん〜♪」
「走れ 皇国の 帝国華撃団」だと思い込んでいた(鬱

390 名前:櫻花大戰 [2001/11/10(土) 22:48 ID:gI/o6P3c]
>「走れ 皇国の 帝国華撃団」だと思い込んでいた(鬱

私もですが、何か(鬱
実際は「光速」だそうで。

まあ、「皇国」に聞こえるようにわざとやってるんじゃないかと思いますが。

391 名前:90PKEROA [2001/11/10(土) 23:09 ID:9u3WOdhk]
> 実際は「光速」だそうで。

走れ 高速の 帝国華撃団
唸れ 衝撃の 帝国華撃団

歌詞調べたらこうだったよ。
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Ink/6781/sakurasong.htm

392 名前:名無しさんは反省しるニダ [2001/11/10(土) 23:18 ID:qE6DM8BA]
>>387
それよりもグングツって・・・・・。ジョーク?それともグンカの間違い?

393 名前:名無しさんは反省しるニダ [2001/11/10(土) 23:52 ID:kmATnWXM]
>>387
なんとなくジョジョってますね・・・

394 名前:櫻花大戰 [2001/11/10(土) 23:58 ID:gI/o6P3c]
>>391
ぐはっ、二度間違いで赤恥ニダ!
謝罪と賠償(略

>>392
それは、ネタです(藁

395 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/11(日) 00:00 ID:c.EK2Dzs]
>>392
昔、本家(ニュー速だったかも)で、
「ぐんぐつの音が聞こえる
 ぐんぐつの音が聞こえる」
なんてレスをかましてた小夜がいたんですよ。
「…………ぐんか、だろ」
と、突っ込まれると、
「ぐんぐつです!」
と言い張ってました。散々弄くられたみたいですよ(w

396 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/11(日) 00:01 ID:c.EK2Dzs]
>>395
ありゃりゃ?
じゃあ、↑は違うんですか?あやや、失礼しましたm(_ _)m

397 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/11(日) 00:04 ID:c.EK2Dzs]
自己レスしてるし…………。
>>396>>394の間違いです。
重ね重ね失礼しました。

398 名前:名無しのゴンベ ◆TWFgpxs. [2001/11/11(日) 00:08 ID:jNopDY3c]
>>394
手元のサクラ大戦(DC)の取説見たら
光速になってましたよ?
どっちなんだろう光なのか?高なのか?
音は一緒だけど

399 名前:櫻花大戰 [2001/11/11(日) 00:13 ID:7W1rAFMo]
>>395
いや、それが元ネタですよ(藁

400 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/11(日) 00:18 ID:c.EK2Dzs]
>>399
あ、やっぱり(w
2ちゃんに来るようになってから初めて見たデムパだったんで、印象に残ってたんですよ(w

401 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/11(日) 01:58 ID:OZAMjYYc]
      「お泊まりするなら」

「やっぱり泊まるならニホンちゃんの家がいいな。設備も整ってるし、環境もいいし、遊べるし」
 今日も騒がしい五年地球組。マカロニーノ君が、なにやら熱弁をふるっています。
「そうですわね。あたくしもニホンサンの家がいいですわ。前にカンコ君の家に行ったときなんか、散々でした
もの。その点、ニホンサンの家ならば安心できますし」
「そうだな。勝手知ったる……って訳じゃないけど、ニホンちゃんちの方が落ち着くし」
「オレ様はどっちでもいいや………。でも、まあ、ニホンの家のほうが面白そうだな」
 マカロニーノ君にフランソワちゃんやアメリー君、そしてロシアノビッチ君が賛同します。実は彼らは、シュー
キュー大会の時ににどちらの家に泊まるかで盛り上がっているのです。
 シューキュー大会は規模も大きく、当然長丁場になるので、出場する人は数日前から泊まり込んで、準備
をすることになります。カードのコンディションを整えたり、戦術を確認したり、ライバルの偵察をしたり……。
 どうやらみんな、泊まるならばニホンちゃんの家の方がいいと思っているようですね。今回は出場を逃して
しまいましたが、アメリー家のお隣のメヒコ君も、ニホンちゃんの家に泊まるつもりだったそうです。実は、泊
めてもらう部屋まで決めていたそうですよ。
 ところで……話題がこういう展開になると、必ず口を挟んでくる人がいますね。そう、彼です。
「い、いったいどういうことニダ!どうしてみんなウリの家には泊まらないニダ!」
 顔をキムチ色に染めて喚き散らすカンコ君。そんな彼に、冷たく言い返すフランソワちゃん。
「だって、貴方の家にいると、体が痒くなってくるんですもの」
「ア、アイゴーッ!そんなことないニダ!これはニホンの陰謀ニダ!しゃ」
 ごき。
 タイワンちゃんが、カンコ君の頭頂部に肘を叩き込んで沈黙させます。
「…………せめて最後まで言わせてあげてもいいと思うけど」
「いいのよ、ニホンちゃん。どーせコイツは同じ事しか言わないんだから。聞き飽きたわ」
「う、うん………でも、カンコ君だって、みんなが泊まる準備を一生懸命してるみたいだし……カンコ君の家
に泊まってもいいんじゃない?」
『えぇ〜〜〜〜〜!』
 みんなのイヤそーな声が綺麗なハーモニーを奏でます。
「ア、ア、ア、アイッゴォォォォ―――――――――ッ!!」
 カンコ君、号泣。そのまま教室を飛び出してしまいました。
「ボクは何が何でもニホンちゃんちに泊まるよ!ニホンちゃんち以外は考えられないね!」
 マカロニーノ君が力説します。ニホンちゃんは小首をかしげると、タイワンちゃんに小声で尋ねました。
「ねぇ、どうしてマカロニーノ君、そんなにわたしの家に泊まりたがるのかな?」
 タイワンちゃんは苦笑を浮かべて答えました。
「どうせ泊まるなら、女の子の家に泊まりたがるに決まってるじゃない。だって、マカロニーノ君なのよ」

                                         おしまい


402 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/11(日) 01:59 ID:OZAMjYYc]
三毛であります。
今回のネタは、なぜかイタリア代表の監督が、絶対日本でキャンプする!と断言したおはなしです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011108-00000032-ykf-spo

なんででしょうね?そんなに韓国に行きたくないのか……?
今回のオチは、ニホンちゃんの世界だから成立するものですね(w
では!

403 名前:名無し観測班 [2001/11/11(日) 02:06 ID:wdnX0RdE]
>>394
5年程前に買ったCDシングルでは「光速」になってるな。
この頃は消費税も3%だったなぁ。

404 名前:polestar [2001/11/11(日) 03:12 ID:9w/gFv/A]
>>386
おお、ちょっと前に予告されていた方ですか? そうか、中国版が出るのか…。
それにしても英語版が出ないのは何故でしょうね? アメリカのサクラ大戦サイトなんて
「英語版出してくれ〜!!」の大合唱なのに(全テキストを自力で英訳したまったくご苦
労様なページもあるし…)。

405 名前:目次78 [2001/11/11(日) 06:45 ID:gyT2Isk.]
>>283 第595〜616話

訂正
>>181 >>183 第597話「ベトナちゃんの日記2」(>>333 参照)
>>197-198  .第601話「ベトナちゃんの日記3」
※第436話に「ベトナちゃんの日記」がありましたので、タイトルを
変更させていただきました。

>>284-286 第617話「名前はどっち?」(>>287 解説)
>>288-292 第618話「朝鮮奥地紀行」(>>293 解説)
>>294-296 第619話「D?」
>>299-301 第620話「Mr.ムーンライト」(>>302 ズレ修正)
>>304-306 第621話「こちらにも」
>>308    第622話「プライド」
>>309-310 第623話「憲法を作ろう」(>>311 解説)
>>314-315 第624話「寝起きな。」
>>316    第625話「チキン」
>>331    第626話「モナコちゃん」(>>332 解説)
>>336-337 第627話「ある日の食卓」
>>339-342 第628話「小さな頃のはなし」
>>347-354 第629話「愛の劇場 古代ローマ編」(>>355 解説)
>>360-361 第630話「舌禍事件」(>>362-363 解説)
>>365    第631話「ハ・ヤ・オ!」
>>372    第632話「遠足の日」
>>377    第633話「幸せは南溟に消ゆ」(>>378 解説)
>>379-381 第634話「ニホンちゃんの通販生活」(>>382 解説)
>>386-387 第635話「櫻花大戰」(>>388 解説)
>>401    第636話「お泊まりするなら」(>>402 解説)

406 名前:なー ◆i2juaL6k [2001/11/11(日) 11:05 ID:GPaXB7nU]
イラストHP
http://members.tripod.co.jp/nihongatyou/
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Brush/8126/graphic/nihon.jpg
http://203.174.72.111/nagathuki/

他にもあったら教えてくらさい。

407 名前:なー ◆i2juaL6k [2001/11/11(日) 11:09 ID:GPaXB7nU]
>>406
自己レス、2番目のはこっちが正?
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Brush/8126/index.html


408 名前:テンシュ [2001/11/11(日) 14:36 ID:vjUwLF4o]
 ニホンちゃん・古代編
 感化元はN○Kのドラマ

 「……やっと着いた。ここがワコクかニダ」
 クダーラの国から、海を越え、山を越え、ようやくヤマトの地へ到着した、一人の技術者。
故国は隣国シーラに戦争をしかけられ、戦乱より逃げてきたのです。
 「まったくワコクの連中は瓦も焼けない、薬草もとれない、鉄も造れない、音楽もない。
ウリらがいなければ何にもできないやつらニダ」
 仲間たちもうなずきます。
 「クダーラから来ていない物は、クダーラナイものニダ」(ウソです)
 「まったくニダ。こんな野蛮な土地によく無事でこれたニダ」(じゃあこなきゃいいじゃん!
というツッコミはお待ちください)
 「あーあ、早くかえりたいニダ」(けっきょく帰りません)
 と、一人の立派な身なりの人物がやってきました。ソガのオーミです。
 「……よくきた、よくきた!」
 と、いままでえらそうな事を言っていたクダーラ人たち、急にペコペコして、
 「はは! お招きいただき、感謝の極みです!」
 ヤマトことばで話しだしました。
 仏教伝来以後、ソガのオーミはライバルのモノノベのオームラジを滅ぼし、いまやヤマトの
独裁者なのです。
 「おお、息子さんをお連れしたのか。よく来た、よく来た」
 技術者の後ろより、一人の少年が顔を出しました。技術者が紹介します。
 「息子の、カンコです」
 「ウリたちが着たからには、このワコクも少しは文化的になるニダ。おじさん、
感謝するニダ」
 「…………!!」
 クダーラ人たち、卒倒しそうになりました。あわてて口をおさえ、
 「いや、いや、なんでもありません!!」
 ソガのオーミは懐の大きい人ですから、もちろん(表向きは)気にしてません。
 そのオーミの後ろより、みずら髪も初々しい、黄金の飾りをつけた可憐な少女が
顔を出しました。
 「孫の、ニホンだ」
 
 つづく
 

409 名前:テンシュ [2001/11/11(日) 15:13 ID:.CEfkO9Q]
  ニホンちゃん・古代編 2
  感化元はN○Kのドラマ
 
  ソガのオーミの後ろから現れた可憐な少女は、恥ずかしそうに、
 「……ニ、ニホンです」
 と、いきなりカンコ君、
 「ニホンニダー!! こんなとこでなにやってるニダ! ニホンは謝罪と反省しる!!」
 しかし、反省や謝罪をしなくてはならないような事は、ヤマトはなに一つしてません。
 「……ニダ!?」
 カンコは君は我に帰りました。
 「はっはっは、元気があってよろしい。ニホン、アスカの都を案内してあげなさい」
 ソガのオーミはビクビクしているクダーラ人たちを連れて、行ってしまいました。
 ニホンちゃんは都を案内しました。
 「……こっちが宮殿、あっちが市場。向こうがカンコ君と同じクダーラの人たちが働いている場所」
 「フン! ウリらのおかげで、ずいぶんと国らしくなってるニダ」
 「そうね、クダーラにも、ヤマトビトがたくさんいたんでしょ?」
 「いたニダ。でも、それがシーラのやつらは気に入らないニダ。戦をしかけてきたニダ。クダーラは
滅んで、ウリはもう帰る国がないのニダ」
 「そうなの……」
 「ワコクなんかと手を結んだから、クダーラは滅んだニダ!!」
 「……ごめんね」
  ニホンちゃんの哀しげな瞳としぐさに、カンコ君はウッと言葉をつまらせ、
 「いや、まあ、その……別になんでもないニダ!! ニホンは関係ないニダ」
 そこへ、お供の人を連れ、ソガのオーミにまけないくらい立派な身なりの人が通りかかりました。
 ウマヤトのミコです。
 「あ、ミコさまー!!」
 ニホンちゃんは手を振りました。ミコの大ファンなのです。ミコは摂政としてオオキミの手助けをし、
半島をとびこえて直接中国と話をつけた、スゴイ人です。
 カンコ君はそんなミコへ、
 「……あの人はクダーラがシーラにせめられても、援軍を出さなかったニダ!! しかもウリナラを差
し置いてズーイと手を結んで、汚いニダ! ずるいニダ! 反省しる!!」
 「そ、そんなの誤解よ! カンコ君なんか嫌い!!」
 「あ……」
 ニホンちゃんは走り去ってしまいました。カンコ君は、言い過ぎだったといま気づきましたが、もう
遅いです。
 「アアーイゴオオオーーーー!!」
 アスカ路の空に、悲痛な叫びがこだましました。
 
 とりあえずおしまい
 


410 名前:名無しさんは反省しるニダ [2001/11/11(日) 18:10 ID:ztzd5FyE]

アマテラスなニホンちゃん。ニホンちゃんのとおーいご先祖様で
今は日ノ本家の守り神ってとこかな。
そんなのもいいかも。


411 名前:名無し@ニホンちゃん [2001/11/11(日) 19:33 ID:rcyENi62]
おお、早くも600話突破!

412 名前:テンシュ [2001/11/11(日) 19:48 ID:10lHwaYQ]
>>410
 レスありがとうございますです。でも、そういやここって町だったんですよね。
久しぶりの投稿で油断しました。アーリアちゃん・クルセイダー編なんかも企画中。

413 名前:さるさ [2001/11/11(日) 20:29 ID:JG.T9iZ6]
「歓迎 ニホンご一行様」


学校からの帰り道、ニホンちゃんの背後から
アロハシャツにサングラス、ウクレレを持ったなにやら怪しい人影が忍び寄ろうとしています。
「アロハ〜ニホンちゃん、元気してるか〜い?」
「あ、羽合おじさん」
ニホンちゃんに声をかけたのは、
太平池の真ん中で「地球町ハワイアンセンター」という
観光施設を経営している羽合おじさんでした。
それにしても、地球町北地区はもうすぐ冬だというのに
アロハシャツ1枚で寒くないんでしょうか。
「最近あんまりうちに来てくれないねぇ〜
 ニホンちゃんの所はうちのお得意様なんだけどな〜」
「あ、それは・・・やっぱりアメリー君がああいう事してるでしょ?
 そんな時に外に出るのはやっぱりちょっと怖くて・・・」
ニホンちゃんのいう通り、最近のアメリー君の行動はアッラー組の反感を買いかねず
協力すると公言しているニホンちゃんもその仕返しが気になっているのです。
特に、本家から離れて住んでいるもののアメリー家の一員である羽合さんの所に行くとなれば
その可能性は更に高くなります。
「それはそうなんだけどねぇ〜」
これにはいつも陽気な羽合さんもさすがに返す言葉がありません。
「もうすぐ冬休みだし、どこかに遊びに行きたいのは山々なんですけど・・・」
「それならウリのところに来るのがいいニダ!」


414 名前:さるさ [2001/11/11(日) 20:30 ID:JG.T9iZ6]
(続き)

「「!!!!!」」
唐突過ぎるキムチ臭い大声に、二人が声の方向を振り向くと、
そこには案の定というかお決まりというかなんというか、
とにかくカンコ君がいました。
「ウリの所ならニホンちから近いニダ! それにグンタイもいるから安心ニダ!!」
「で、でもカンコ君のところはうちが嫌いなんじゃ」
「そんなことはないニダ! いいからどんどんうちに遊びに来るニダ!!
 もし来なかったら謝罪と(以下略)!!!」
いつもの事ながらキムチ色の顔をしてまくし立てるカンコ君に、
ニホンちゃんは手も足も出ません。とその時。
「なに言ってるんだバカンコ! ニホンちゃんはうちに来るのが一番好きなんだ、
 そうだろ? ニホンちゃん」
いきなり横から入ってきたのはアメリー君でした。
連日の疲労で少しやつれたようですが、その分テンションは高ぶっているようです。
「ボクの所ならグランドキャニオン岩や金門橋、
 それに自由の女神像だってあるぜ!」
一度は混乱状態に陥り家の門を閉鎖していたアメリー君の家ですが、
今では以前と同じように自由に遊びに行けるようになったのです。
「でもやっぱりアメリー君の家に行くのは・・・」
「それならぼくの家がいいアル」
またしても突然現れたのはチューゴ君です。
その顔には心なしか営業スマイルが浮かんでいるような気がします。
「なんといってもぼくの家には4000年の歴史があるアルよ。
 料理も4人のコックが腕によりをかけた1級品だし、
 なにより運動会に向けて大掃除が進んでいるからきれいアルよ」
自分の家の紹介をするチューゴ君は、普段の彼からは予想も出来ないフレンドリーさです。
「あ、あのでも」
「ぼくの家なら本場のムエタイやピリッと辛い料理がいい味出してるよ」
いつの間にかニホンちゃんの隣にいたのは、普段はあまり目立たないタイランド君でした。
「ニホンちゃんだったら私のところが一番に決まってるでしょ!
 なんてったって私とニホンちゃんの仲なのよ。
 うちに来てくれたら大歓迎するわ、そう、色々とね・・・」
背後から現れたタイワンちゃんの目は少し危険な香りがします。
「うちに来れば『百万ドルの夜景』が見れるし、
 ニホンちゃんの好きなブランド品もたくさんあるわよ〜」
チューゴ君の家にいるものの、自分の部屋では自分の好きなようにやっている
香ちゃんにとってもニホンちゃんはお得意様なのです。
「アジア町もいいけど、自然あふれる我が家もいい味出してるダスよ。
 エアーズロック岩の雄大さやグレートバリアリーフ池の綺麗さは格別ダスよ」
目立たないなりにもオセアニア町で一番の名家であるオージー君は、
あえて田舎っぽさを売りにして来たようです。
「なに言ってるかタイワン、香、ニホンは我が家に来るのが一番アル」
「あんたこそ何言ってんのよ、普段はバカンコと一緒で
 ニホンちゃんのことよく思ってないくせに!」
「うるさいニダ! そんなこと今は関係ないニダ!」
「どいつもこいつも好き勝手言いやがって、
 ニホンちゃんはうちのことが一番好きなんだぜ」
「運動会は終わっちゃったダスが、うちにも是非来てほしいダス」
「うちも・・・」
「うちは狭くてちょっとごちゃごちゃしてるけど、その分いろんな物があるんだから!」
「あ、あの、みんな落ち着いて・・・」
当のニホンちゃんを無視して、みんなヒートアップしてしまっています。



415 名前:さるさ [2001/11/11(日) 20:32 ID:JG.T9iZ6]
(続き)

それもそのはず、遊びに来たニホンちゃんは気分が高ぶっているせいか、
必要以上に大量の買い物をして行ってくれるのです。
どこの家も不景気な今、お金持ちのニホンちゃんを家に招き入れるために
必死になるのも仕方のないことです。
「なんだか大変なことになっているねぇ〜」
「羽合おじさん・・・」
「ま、彼らが何を言おうが、結局はうちに来てくれるよね、ニホンちゃん?」
「う〜ん、やっぱり羽合おじさんのところに行かないとなんか落ち着かないし」
「うんうん、それでこそ苦労してニホンちゃんの船を探索したかいがあるってもんだ。
 それじゃ待ってるよ。アロハオエ〜♪」
そう言うと、羽合さんはウクレレをかき鳴らしながら去ってしまいました。
「あ、羽合おじさん、私どうしたら・・・」
ニホンちゃんが羽合さんを呼び止めようとしたその時、
7人がこちらを振り向きました。
ニホンちゃんの脳裏に嫌な予感がよぎります。
「結局ニホンはどこがいいニダ!」
「結局ニホンちゃんはどこがいいんだい!」
「結局ニホンはどこがいいアルか!」
「結局ニホンちゃんはどこがいいのさ!」
「結局ニホンちゃんはどこがいいの!」
「結局ニホンちゃんはどこがいいのよ!」
「結局ニホンちゃんはどこがいいダスか!」
「そんなこと聞かれたって、私どうしたらいいの〜〜!?」

(おしまい)


初投稿です。
今まで気楽にROMっていたんですが、
ふとハワイキャラがいないな〜と思い、
その後は勢いだけで書き上げてしまいました。
登場した7人は日本からの観光客の多い国です。
http://www.jata-net.or.jp/tokei/004/2000/05.htm
タイが3番目というのは意外でしたが・・・

文才の欠片もないもんで、気分を害したらすみません。
謝罪はしますが(以下略)、ということで。


416 名前:ハックル ★ [2001/11/11(日) 20:36 ID:???]
>>405
毎度ありがとうございます!!
更新はもうちょっと…出力してるCGIの調子が不調…

>>406
(・∀・)イイ!!
リンクしてもいいのかな…


417 名前:名無しさんは反省しるニダ [2001/11/11(日) 21:39 ID:qWaxvuS2]
誰かニホンちゃん用語辞典(直接参加型) 作ってくれないかなぁ
ホームページにUPされた話の感想を書いたり、今まで出たキャラの事を
自由に解説、意見、関連リンクを書き込める辞典、
誰かお願い、私には無理でした。
参照
http://www.nmt.ne.jp/~misao/cgi/index.html
http://www.nmt.ne.jp/~misao/cgi/ziten.html

418 名前:Mr.コパ ◆75ri/Ckk [2001/11/11(日) 23:50 ID:70OAlr9Y]
新作完成したんですけど、7レス分の長編にナチャタヨー。
おまけに(一般的センスから言えば)かなり不謹慎なんすけど。
長くてヤヴァくてもいいっすか?

よければ発表させて頂きたいのですが。

419 名前:polestar [2001/11/12(月) 00:22 ID:Tpi9gYv6]
いやあ、全然オッケーでしょ。

>7レス分の長編にナチャタヨー

そんなこと言われたら僕の立場は……(w


420 名前:Mr.コパ ◆75ri/Ckk [2001/11/12(月) 00:27 ID:LFn2OYRE]
>>419
よく考えたらヤヴァイのは今更でしたね。
長いのは、少しひっつめてみたんで平にご容赦を。ではと…


421 名前:Mr.コパ ◆75ri/Ckk [2001/11/12(月) 00:33 ID:LFn2OYRE]
「常任戦隊 コクレンジャー」

「ニホンの歪曲日記は許せないニダ!ニホンは反省しる!!!」
「えぇ〜、嘘なんか書いてないよぉ。カンコ君の日記の方が変なんじゃないのぉ?」
今日も今日とてカンコ君。いつもの通り暴走中です。
「許せないニダ!ニホンのコクレンジャー入りを阻止して思い知らせるニダ!」
そう。ニホンちゃんちは他の家より高い町内会費を払っているのですが、
お金ばかり出して、やる仕事はゴミ掃除やドブさらいばかり。
ニホンちゃんが町内会の花形、自警団「常任戦隊コクレンジャー」の
5人のパイロットの仲間入りをしたがっていると知っての嫌がらせです。
「コクレンジャーにテーソするニダ!コクレンジャー!コクレンジャー!」

「うるせぇな。ヒック。」
「アメリー家を提訴するとか騒いで、ウチまで押し掛けて来たばかりなのにな。」
「あぁ下らない。面倒ですわ。それより放課後、お茶会でもいかが?」
「でも、放っておくといつまでもやってるに違いありませんわ。」
「出番アルネ」

422 名前:Mr.コパ ◆75ri/Ckk [2001/11/12(月) 00:33 ID:LFn2OYRE]
「コクレンジャー!(100回目) コクレンジャー!(101回目)」
「待てぃ!!!」「何者ニダ?」「はっはっはっ、ここだ!!!」
「ああっ、校舎の裏の採石場に!ってゆ〜か、いつの間に採石場が出来たの?」
細かい事は気にしない、タイワンちゃん。
ナゼか突然出現した採石場の上には、特殊戦闘服に身を包んだ5人の戦隊が。
ちなみにスーツの色は3人が赤で2人がピンクです。なんか目が痛くなりますね。

「アメレンジャー」ズボーム      「ロシレンジャー」ズボーム
「チューゴレンンジャー」ズボーム  「ベスレンジャー」ズボーム
「フランソレンジャー」ズボーム
「5人そろってコクレ」けりっごろごろごろガスッ
レッドの一人が採石場から蹴り落とされて、校舎の角に頭をぶつけてしまいました。
後頭部が血まみれです。赤いスーツはこういう時、気にならないので便利ですね。
「アイヤー何するアル、アメレンジャー! 戦闘服がなければ死ぬとこアル!」
「うるせぇ。テメェ、誰にことわってド真ん中でリーダー面してる?」
「一番家系の長い者がリーダーで当然アル。ろくに歴史のない家の奴は黙るアル。」
「何ぃ?リーダーすなわちレッドと言えば、このアメレンジャーしかないだろうが!」
「何言うアルか? アカと言えばこのチューゴレンンジャーアルヨ!」
「おいおい、元祖レッドは、俺様ロシレンジャーだろうが」
おやおや、カンコ君そっちのけで仲間割れですか?

423 名前:Mr.コパ ◆75ri/Ckk [2001/11/12(月) 00:34 ID:LFn2OYRE]
「アナン博士!コクレンジャーが(仲間割れで)ピンチです!」
「うむ。コクレンジャーマシーン発進! 全員マシーンに乗り込んで合体だ!」
「らぢゃー!」 って何でそうなるかなヲイ。
まずアメマシーンにチューゴマシーンが近づいて…
ガスッ!きりきりきりきりズボム。ああっ、チューゴマシーンが!?
「おおっ、スマソ。ま、たまにはこんな事もあるさHAHAHA」
チューゴレンジャーの額にピキピキと血管が浮かび上がります。
「何するアル!今度こそ許せないアル!変形!!!」ガシャガシャキュピーン
実はチューゴマシーンは単体でも人型決戦兵器に変形する機能があるのです。
ああっ、腰部が妖しい動きを始めました。どうやら腰部主砲の
「中華キャノン」に大地の氣のエネルギーを充填しているようです。
「・・・ああっ、ミサイルが勝手にっ!スマソ」ぽちっひるひるひるズボム
「アイヤー!」
酷いよアメリー君。もといアメレンジャー。

一方、ピンク2人が搭乗したコンコードは… 火だるまで墜落中。
「フランソレンジャー!ちゃんと整備してますの?」ゴオオオオ…
「あら、わが家の技術は完璧ですわ。
 ベスレンジャーの家で設計した部分がイカレてるんじゃありませんこと?」ゴオオオオ…
「ムキー!何ですってぇ?」ズボーム
あらあら、お嬢様方2人の髪はもうちりちりパーマ。ドリフのギャグ状態ですね。
その時!突然海の中からロシレンジャーが…
「俺の潜水艦にぶつけて大穴あけたのはおまえらか!ウ〜イ、ヒック」
それは、君の投げたウオッカの空き瓶が魚雷に当たったせいでは…

「何やってるニダ!早く地球町の平和の敵、ニホンをやっつけるニダ!
 ついでにチューゴ家以上の9200年の歴史を持つ偉大なウリも
 コクレンジャーに入れるニダ!ウリナラチェゴー!!!」
ビキビキビキブチン「五月蠅いアル!何が9200年アルか!中華キャノン発射!!!」
「アイゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーォォォォ」

424 名前:Mr.コパ ◆75ri/Ckk [2001/11/12(月) 00:35 ID:LFn2OYRE]
その頃、ニホンちゃんはすっかりふさぎ込んでいました。
「いいなぁ。私もコクレンジャーに入りたいなぁ。」
「そう焦ることはないさニホン。5人の心が1つになった時、
 コクレンジャーマシンはスーパーロボット・ダイコクレンに合体する。
 だけど合体しなければ、何の役にも立たない瀕死の狸なんだからな。」
「だが、普段はああでも合体したら世界最強のマシーンとなる。
 敵に回せば最悪の事態だ。だからいつかは我々もコクレンジャーに
 入らなければいけないね。でも今は時期尚早か… ま、気長にやるさ。」
「アーリアちゃん… ゲルマッハ君… そうね。あたし頑張る!
 もしコクレンジャーに入れたら私がピンクね。」グッ!
ニホンちゃんも意外と野心家です。だってお年頃のおんなのこなんですもの。

「だがニホン、奴がいる限りまだ道は遠いぞ。」
「あいつはじーさまの代には仲間だったのに、
 今は僕たちのの成功をねたんで足を引っ張ってばかりいるからな。」
「え?それって、カンコ君の事?」
「いや、違うよ。ユーロ町にも僕たちの敵がいるのさ。」
「え?え?え? それって、誰?」
「それは僕だよ。ニホンちゃん。」

425 名前:Mr.コパ [2001/11/12(月) 00:43 ID:LFn2OYRE]
「悪いね、ニホンちゃん。君がそんなに悲しむと、僕の胸も痛むよ。
 さあ、涙を拭いて。君みたいに綺麗な子には、やはり笑顔が一番さ。」
「マカロニーノ君… どうして…」
「じいさんの代には仲間だったのに、今更僕だけハブだなんて非道いじゃないか。
 ニホンちゃんには何の恨みも無いけど、特にそこの2人が
 コクレンジャーに入るのは許せないな。これだけは譲れないよ。」
「き、貴様…」「こうなったら見過ごすわけにはいかないな…」
「待って、2人とも。そんな事で喧嘩するくらいなら
 コクレンジャーになんか入れなくてもいいじゃない。
 でもマカロニーノ君… 今、思ったんだけど、マカロニーノ君ってなんだか…」
「何だい?」
「カンコ君みたい」
ガ━━━━━━━━━━━━(゚Д゚;)━━━━━━━━━━━━ン!

「コクレンジャーに入るのは当分無理かなぁ。
 くすん。あたし、もう帰るね。バイバーイ。」
「今日はニホンに免じて許してやる。だが、いつか決着をつけてやるからな。」
「あ… あんまり気にするなよ… じゃな、お大事に…」
ガ━━━━(゚Д゚;)━━━━ン! ガ━━━━(゚Д゚;)━━━━ン!

4時間後…                           カア カア…
ガ━━(゚Д゚;)━━ン! ガ━━(゚Д゚;)━━ン!ガ━━(゚Д゚;)━━ン!

8時間後…                           トップリ…
ガ━(゚Д゚;)━ン! ガ━(゚Д゚;)━ン!ガ━(゚Д゚;)━ン!ガ━(゚Д゚;)━ン!

マカロニーノ君は翌朝、立ったまま気絶している所を発見されて
そのまま保健室にかつぎこまれたということです。
「女子にモテモテの伊達男」を自負するマカロニーノ君には
殺人的な一言だったようですね。おそるべしニホンちゃん。

426 名前:Mr.コパ [2001/11/12(月) 00:44 ID:LFn2OYRE]
ソース

対日関係全面見直し決議、韓国国会が採択 歴史教科書問題に関連
国連安保理常任理事国入りの阻止を韓国政府として積極的に検討するよう要求
http://www.asahi.com/international/jk/010718a.html
http://www.jcp.or.jp/activ/activ14_kyoukasyo/news/2001-0719-2.html
http://www.worldtimes.co.jp/kansok/kan/pol/010407-4.html
2001年6月 コリア国際戦犯法廷
http://www.korea-htr.com/osaka/koriasenpan1.htm
こわし屋、つぶし屋、イタリ屋国連安保理改革の壁は…
http://opendoors.asahi-np.co.jp/span/briefing/385.htm
中国の人型決戦兵器
http://isweb31.infoseek.co.jp/art/inutaka/
米軍機が中国軍機と空中接触、海南島に緊急着陸
http://cnn.co.jp/2001/WORLD/04/01/navy.plane.collision.china/index.html
米偵察機の乗員が解放へ 米が書簡で「謝罪」
http://www.cnn.co.jp/2001/WORLD/04/11/china.announce.release2/index.html
大使館誤爆事件(たいしかんごばくじけん)
http://www.asahi-net.or.jp/~JT7T-MED/Shibahara/ShibaharaHP/7china.html
ロシア原潜沈没、乗員118人死亡
パリ郊外でコンコルド墜落
http://www.yomiuri.co.jp/news10/2000_news_w.htm

これらの悲劇の被害者の皆さんに(いまさら)深い哀悼を捧げます。

427 名前:polestar [2001/11/12(月) 00:47 ID:Tpi9gYv6]
>誰かニホンちゃん用語辞典(直接参加型) 作ってくれないかなぁ

それをやってしまうと事実上早い者勝ちで公式設定化してしまいますから…。
アサヒちゃんの続柄さえ不明な大らかさを気に入っている者としては、
「新ネタは辞典に縛られない」という断り書きが欲しいところです。

428 名前:polestar [2001/11/12(月) 00:54 ID:Tpi9gYv6]
>>421-426

ああっ、427を書いてる最中にアップされてたっ!
面白すぎです。特に
>コクレンジャーが(仲間割れで)ピンチです!
このあたり。元ネタたくさんで名作じゃないですか。


429 名前:Mr.コパ [2001/11/12(月) 01:21 ID:LFn2OYRE]
>>428 さんきゅー!

ところで地球町とユーロ町ではおかしいから、「ユーロ通り」にしときゃヨカータヨ。
デモなんすかね、あんまり細かい設定は気にしない方が、>>427で言ってる様に
自由な創作が出来て、作りやすい感じはありますね。
一方で、新人ROMさんや新規参入作家さんは、詳しい用語辞典・設定集が
あった方がありがたいんじゃないでしょうか?

間を取って、用語辞典・設定集は作るけどあんまり気にしない、
って事でもいいんじゃないかと(爆

430 名前:十八番 [2001/11/12(月) 01:42 ID:3UGCCjo2]
>>427

ファ●ロー●の『○○大辞典』風にすれば早い者勝ちにならないかも?
1つの項目に対して、複数の講釈が付くような形です。

431 名前:新参者 [2001/11/12(月) 02:13 ID:soVQeAHg]
なんだか流れを切っちゃう様なタイミングでのレス申し訳ありません。
今さら気づいたんですが、“新参者”というHN、既に使っていた人がいらっしゃるようですね。
>>325 の新参者さんは
日本政府、北方領土の仇を三陸沖で討つ(避難所)スレ
の1さんでしょうか?
もっとしっかり確認しておけばよかったです(汗。元祖の方、ご迷惑お掛けしました。
いい機会だから、私は“新参者”から“中古参者”に改名しますね。
と、いうわけで謝罪と賠償代わりの新作です。


432 名前:中古参者 [2001/11/12(月) 02:14 ID:soVQeAHg]
意外?実は繊細なアメリー君

ある日、アメリー君はインドネシアちゃんに話しかけられました。
普段は南国風のおっとりした性格で人当たりのいいインドネシアちゃんでしたが
今日はらしくなくとても怒った顔をしています。
「ちょっと、アメリー君!
アメリー君の立場はわかるけどあたしの友達にあんまりひどいことはしないでよ!」
「OH?インドネシアちゃん、ちょっと待ってくれよ。
ボクがやっているのは悪の不良グループをやっつける“無限の正義”なんだよ。
ボクの家からの援助も多い君ならわかってくれると…」
「だって、だって、そのせいでパキスちゃんの親戚やたくさんの人が
今年の冬を生き残れるかわからないんだよ!そんなのが“無限の正義”だなんて
あたし………あたし絶対信じられない!」
インドネシアちゃん、だんだん涙声になって最後の方では目から大粒の涙がこぼれはじめました。
ほかのクラスメートの手前、さすがにバツが悪くなったアメリー君
助け船を求めて視線を走らせるとそこにはニホンちゃんが。
「ニ、ニホンちゃん、ニホンちゃんならわかってくれるよね?ボクはなにも悪いことをしていないよね?
正義はボクとともにあるよね?」
ニホンちゃんは本当はこんな話題で話しかけてほしくはなかったのですが、仕方ないので答えました。
「わたしは、いきなり暴力を振るわれるのに怯えながら暮らすのは嫌だから、アメリー君に協力はするよ。
でも、それが正義かどうかはわたしにもわからないよぅ………」
その時、エリザベスちゃんが横から言いました。
「アメリー君。あなたまだまだ青いですわね。
わたくしは一応アラー組まで出向いて自分の立場を説明しましてよ。
ちゃんと理解してくれたかどうかはわかりませんが
独りよがりな正義に酔って殴り返しにいくよりはよっぽどマシでしてよ」
エリザベスちゃんにキツイ一発を食らったアメリー君
いつもの叫び声を残して教室から駆け出していきました。
「マ、マイゴーーーーーーーーーー(ッド)」
いつもの………………………あれ?なんか違うな。
ニホンちゃんも額に指を立てて怪訝そうな顔で考え込んでいます。
「このオチかたはアメリー君じゃなくて、たしか…………………だれだっけ?」


433 名前:中古参者 [2001/11/12(月) 02:15 ID:soVQeAHg]
あとがき、と言うよりいいわけ
アメリー君、こんなじゃありませんよね。軽い気持ちで読み流して下さい。
ダジャレがやりたかったんです。すみません。


434 名前:ななし [2001/11/12(月) 08:27 ID:BSErMM5.]
>>430
じゃ、”アミバ”の項もデフォで?

関係ないツッコミスマソ。

435 名前:machina [2001/11/12(月) 09:29 ID:MfDZrKdA]
>>417.>>427.>>429
カンコ「設定は辞典じゃないニダ、ネタから作られるニダ!」
シャミン「わ、びっくり」
カンコ「ウリはニダニダなんて語尾してないニダ、謝罪と反省(以下略」
シャミン「でも、設定はあれば困らないじゃないの」
カンコ「イヤだ〜(ジタバタジタバタ)」
アサヒ「絵師さんたちがカンコ君の誉めてたみたいだけど」
カンコ「本当ニダか? ウリ確かめに逝ってくる」
アサヒ「…いっちゃった」
シャミン「アサヒちゃんもワルねぇ(ニヤソ)」
アサヒ「シャミンちゃんもね(ニヤソ)」

436 名前:  [2001/11/12(月) 11:56 ID:YC5/brSo]
>>434
ローディストハケーン!

437 名前:名無し [2001/11/12(月) 13:40 ID:wKOpoCmg]
タケダさんがキャラ辞典は制作してるみたいだけど。
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Brush/8126/index.html

参加方だと混乱しちゃってなにがどうなのか分からなくなる危険性が。
かといって決まりきったのもイヤだけどさ。
基本的なことだけでも↑みたいに分かりやすいと助かるよ。
てなわけでタケダ様、一応「好きに解釈してください」とかなんとか入れといて、
それから制作してくれるとありがたいです。

あ、ちなみに自分、昔相関図作った者ですので
よろしかったらお使いください。(使わなくても一向に構いませんよ〜)
関係ないけどトップの着物ニホンちゃん萌え〜。残りのお二方も最高です。応援してます。

438 名前:勝負師は誰1 [2001/11/12(月) 21:42 ID:lq883TF6]
今日もいつものように授業が終わり、みんなで一緒に帰り道を歩いていました。
「あれ、こんなところにゲーセンができたんだ。」
「ねぇねぇ、ちょっと寄っていかない。」
学校帰りの道草は先生にきつーく止められていますが誰も気にしません。遊びたい盛りです。
「よーし、みんなでメダルゲームしようぜ!」
アメリー君がいつものように先陣を切って一番に乗り込んでいきました。
「よーし、俺たちが一番乗りだっ!あっ、なぁんだ俺たちより早く来ている奴がいるぜ・・・」
アメリー君、チッと舌打ちをします。
ジャラジャラとコインの音と電子音の鳴り響く店内に、3人の客がいます。
「シット!!俺が最初の客だと思ったのに……って、おいベガス達じゃないか!!おまえらか俺より
 先に来ていたのは!!」
どうやら先客はベガスちゃん、マカオ君、モナ子ちゃんの3人のようです。
「あーら、お兄様もきましたの。私もさっき来たばっかりですけど……」
「私もって……おまえら一緒に来たんじゃないのか?」
「まあ、お兄様ったら今日もジョークがさえていますのね!!こんな二人と私が一緒にゲーセンに
 行くわけないでしょう!!私が新しいゲーセンをチェックしに来たら、たまたまモナ子とマカオ君
 がだけですわ。」
ベガスちゃんケラケラと笑いながら、モナ子ちゃんとマカオ君に冷たい視線を送ります。
「まあ、同じ3年地球組のクラスメイトとして、お二人さんのメダルがなくなったら、分けてあげなくも
 ないですけど・・・・・・それなりのお願いをすればねっ・・・・・・・・・・」
どうやらベガスちゃん、この二人に並々ならぬライバル心を持っているようです。





439 名前:勝負師は誰2 [2001/11/12(月) 21:42 ID:lq883TF6]
「……さっきから黙って聞いていれば……よくもまぁ、ぬけぬけとそんなこと言えるわね。
 なーにがお兄様よ、あんたいつもと全然口調が違うじゃないの!!先輩達の前で上品ぶっても
 ボロがでるだけよ。」
モナ子ちゃん、わなわなとコブシを握り締めながら言い放ちます。
「な、な、なにを根拠にそんなことを・・・・・・・」
「あーら、3年のクラスメイトのみんななら、だれもが思うことですわ。大体あなたの部屋って、趣味の悪い
 ネオンだらけって聞いているわ。」
「あれのどこが趣味が悪いっていうのよ!!ネオンが輝き、スポットライトを浴びるのが一番似合うのは私ですわ!!」
「いい趣味している人がバニーの服着て学校に行くわけないでしょう!!」
「なによー、あんただってレースクィーンの格好して学校に来て先生に怒られたくせに!!!!」

ぎゃあぎゃあとゲーセンの電子音もかき消されるような二人の言い合いを見つめながら、
「ラスカはおとなしいのに・・・・・・なんでこのベガスは・・・・・・」
とアメリー君は頭が痛くなってきます。
「まったく、くだらない言い争いをしていますわね。」
「ほんと、まだ二人ともコドモですわね。」
エリザベスちゃんとフランソワーズちゃんがヒソヒソと話しています。
それを聞いていたみんなは、  (おまえらがそんな事いえるかよ!!)
と心の中であきれています。

「二人とも止めろよ。お前ら二人ともメダルゲームの事になったらお互い引かないんだから・・・・・・・
 一番の勝負師は僕なんだから、2番争いなんか止めろよ!!」
何気なくマカオ君が火に油を注ぎます。(本人自覚無し)
「誰が一番の勝負師ですって!!」
「決まっているじゃないか!!メダルゲームは僕の得意分野さ『玄人』と呼ばれた僕が負けるわけないよ。」
「なーにが『バイニン』よ、あんたなんかチューゴ君と街で怪しい物を売っている『売人』のほうがお似合いですわ!!」
「な、なんだって……よし、いい機会だ!!この際だれが一番の勝負師か決めようじゃないか!!」
メラメラと3人とも火花を散らしあっています。
「あー、やっぱりこうなったか………」
アメリー君が仕方ないって感じでため息をつきます。
「それにしても……」
チューゴ君はアメリー君をにらみながら、
「お前の妹はなかなか失礼な奴アル!!」



440 名前:勝負師は誰の作者 [2001/11/12(月) 21:43 ID:lq883TF6]
ごめんなさい時間がなくなったので、近日中に続きを書きます…

441 名前:さるさ [2001/11/12(月) 22:50 ID:ZHd9h61Q]
「東くん、独立への道」

色々とお家騒動の激しい地球町ですが、
ここメゾン・ド・イベリアでも最近ちょっとした動きが起こっているようです。
その中心は東・ティモー君。
まだ3年生の彼ですが、
前々から自分一人の力で生きていこうとこころざし、
とうとう先日町内会の支援を得て、家を出ることにしたのです。
その立派な決心は、厳しかったカエタ父さんの死後
お母さん代わりだったポルとガルも応援しています。
彼女達が本当に母親の代わりをしていたかといえば謎ですが。
「頑張るのれっす、ティモー!」
「ポルとガルも応援しているのでっす!」
「ありがとうポル姉さん、ガル姉さん。じゃあ、ぼく行くよ」
希望を胸に小さな後ろ姿がメゾン・ド・イベリアを離れようとしたその時。
「ちょっと待ちなさい!」
「「「インドネシアさん!?」」」
そう、ティモー君の進路をふさぐように仁王立ちしていたのは
インドネシアちゃんでした。
「何の御用なのですか、インドネシアさん?」
「ポルたちは今ティモーをお見送りしているのれす!」
ぶーぶー文句を言うポルとガルを無視するかのように
インドネシアちゃんはティモー君をにらみつけます。
「ちょっとティモー君、あなたが今度住む所は
 あたしの家の中だそうじゃない」
「それはそうですが、あそこはぼくがこの家に引き取られる前に住んでいた所です。
 今もぼくの土地ですし、問題はないはずですけど?」
「あなたまだ小さいじゃない。
 あなたが今後生活していくためにはあたしの家に来たほうがいいのよ」
「それならぼくが日之本さんの家から出たときになんで言ってくれなかったんですか?」
「う・・・あ、あの時は私もニホンちゃんちとネーデルさんちの間で
 ごたごたしてて、あなたのことまで気遣ってる余裕がなかったのよ!」
さすがはティモー君、独立しようとしているだけあってなかなか勇敢です。
インドネシアちゃん相手に一歩も引きません。


442 名前:さるさ [2001/11/12(月) 22:50 ID:ZHd9h61Q]
(続き)

「とにかく、ぼくが独立することは自分自身で決めたことです。
 それにポルガル姉さんや地球町の皆さんも認めてくれました。
 いまさらインドネシアさんに何を言われても変える気はありませんので」
キッパリと言い放つティモー君。
出来た子といえばそうですが、ここまで来ると小生意気な気もしないではありません。
「ティモーの言う通りなのれす!」
「ティモーは一人で生きていくのです!」
「う〜・・・」
ポルとガルにも反論され、インドネシアちゃんはすっかり言葉を失ってしまいました。
「あ、いたいた。ティモー君行こっか」
「日之本お姉さん! わざわざ来てくれたんですか」
ティモー君の視線の先には、迷彩服を着込んだニホンちゃんが
こちらへ向かってくるのが見えます。
「やっぱり一人で住むのは危険だもんね。
 平和を維持するためにしっかり守ってあげるから安心してね」
「ありがとうございます。これからどうぞよろしくお願いいたします」
「やだぁ、そんな改まらなくっていいよぉ。
 それに呼ぶ時は『ニホン』でいいよ」
「はい。よろしくお願いします、ニホンさん」
「こちらこそよろしくね。それじゃ行こう」
「はい」
こうして、ティモー君はニホンちゃんに手を引かれて
仲良くアジア町へと出発したのでした。
「病気などせず元気に頑張るのですよ、ティモー〜!」
「一人でもしっかり生きていくのれすよ、ティモー〜!」
「ちょっと待ちなさいって、ねぇ、ちょっとー!」

(おしまい)




こりもせず2作目です。新キャラ出しすぎかな・・・
言うまでもなく東ティモールのお話です。
国際情勢は全くといっていいほど詳しくないんですが、
いくつか資料を見ながらまとめてみました。
カエタ父さんというのはポルトガル独裁政権時代のカエタノ首相からです。
日本は東ティモールにPKOを700人弱派遣するようですね。
それでは、例によって例の如く謝罪は(以下略)で。

443 名前:月刊四季砲 [2001/11/13(火) 00:06 ID:bD1uwl1k]
「名犬マハティール」

マハティールをご存知ですか マハティールとはマレーシア君の飼っている犬の名前です
EU町のみんなに虐められるご主人様を健気にかばう、年老いた雑種の犬です。
もはやその体は老い傷つき痩せ衰えていますが、その小さな瞳には強い信念が秘められているのです
例えどんな酷い目に逢ってもご主人様を守ります。殴られ蹴られそれでも主人を守ります
どんな事があろうとも他人に媚を売る事はありません、マレーシア君以外には、懐かないのですが、
ただ一人例外がいます、それはニホンちゃんです
昔、まだマハティールが野良犬だった時、いつも虐められていました。
そんなマハティールを唯一庇ってくれたのがニホンちゃんだったのです。
マハティールはその恩を今でも忘れずニホンちゃんには、懐いていおり、
もしニホンちゃんがアメリー君に無茶な事を押し付けられている所を見つけたら
なんら臆する事無くアメリー君に噛み付くでしょう。
マレーシア君やニホンちゃんから、お金を搾り取ろう考えているEU町のみんなはマハティールの存在を苦々しく思っています
そのマハティールの活躍でマレーシア君も虐められる事も無くなりました。
ところが、ある日お金に困ったアメリー家が金儲けの為にマレーシア君の家に目を付けたのです。
日頃マハティールに噛み付かれている事も関係しているのでしょう、アメリー君はマレーシア家の経営会社の株を叩き売りました。
極めて悪質なヘッジファンドで、たちまち会社は倒産寸前に追い込まれてしまいました。
マレーシア君は家の為に奔走します
マハティールも、ご主人の為に老体に鞭打ち頑張ります。
アメリー家の不当な取立にくる人を懸命に追い払います。
蹴られ、石を投げられそれでも主人の為に頑張ります。
マレーシア君とマハティールの身を削るような努力の甲斐があり。
会社は、無事に立ち直ったのです。

マハティールをご存知ですか、それはマレーシア君の飼っている、名犬の中の名犬です

解説
マレーシア君の飼っている 犬のマハティールの話です。
ちっとも出てこないので、小生が書かせていただきました。
元ネタありますが少し誇張が過ぎるので、ない物とお考え下さい
参照  
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h13/jog198.html
http://www09.u-page.so-net.ne.jp/tj8/ichizawa/mahathi-ru.html


444 名前:さらだ [2001/11/13(火) 01:05 ID:dNcUhD4A]
「シューキュー大会まであと少し」

カンコ君とニホンちゃんのお庭で開かれる「シューキュー大会」、
あと少しで開幕です。

ニホンちゃんはと言いますと、クラスのみんなが気持ちよくプレーできるよう、
友達をおうちに誘っては練習試合をし、各テーブルの感想を聞いています。
そして、開幕まで少しでも多くの問題点を洗い出し、
本番に向けて改善しているところです。
まだ色々と問題点が多く、この前もマカロニーノ君と練習試合をしたのですが、
その時に使ったテーブルの塗装がちょっとしたことですぐはがれてしまい、
カードにペタペタとくっついてしまったのです。
でも、本番までにはきっと改善されることでしょう。

「カンコ君のほうはどこまで準備できたんだろ。。。」
ペンキをぺたぺた塗り直しながら、ふとお隣りさんに対する不安がよぎりました。
でも、ついこの前「順調に進んでるニダ!!」と言っていましたので、
多分・・・大丈夫なんでしょう・・・ウソです、やっぱしとても不安です。
お小遣いが減らされてる中でテーブル代を貸した手前
(半万年経っても返ってくることはないと思いますが)、
ムダになる様なことだけは極力避けてもらいたいものです。

その時でした!!!
[ウリナラマンセー!!!」の叫び声と共に、お隣りからモノスゴイ水柱が、
天も貫かんというばかりの凄まじい勢いで吹き上がったのです!!

あまりの出来事に思考が停止し、ただ口をポカンと開けていたら、
「ニホンはいるニダか〜っっっ!!??
ウリナラの世界に誇る技術、とくとその眼で拝むニダ〜ッッッ!!!」
と、カンコ君がエライ剣幕でニホンちゃん家のお庭に入ってきたのでした。

「驚いて声も出ないニダね!!この噴水の高さは町内一ニダ!!
スイス家の池にある噴水なんかハナクソニダ!!ウリナラマンセーッッ!!」
カンコ君、町内一ってのが本当に嬉しそうです。
とってもニダニダしています。
「シューキュー大会までに間に合ってホントにヨカッタニダ!!
この噴水をクラス全員に見せびらかせば、
みんなウリナラの技術力の高さに改めてドギモを抜かれるニダ〜!!
ニホン!!!もし準備が遅れたりして、
ウリの大会の足引っ張ったり恥かかすようなマネしたら、
バカの一つ覚えの反省と謝罪と賠償なんかでは絶対に許さないニダよ!!」

…横でカンコ君がまくし立てる中、まだポカンと口が開いたままのニホンちゃん。
今はまだ頭の中が混乱しているみたいです。
不安や後悔の念に押しつぶされるまでにはもう少し時間がかかるみたいですね。
彼女の綺麗な瞳には、空にそびえ立つ水柱にかかる、美しい虹が映っていました。
(韓)


445 名前:さらだ [2001/11/13(火) 01:17 ID:dNcUhD4A]
はじめまして。初カキコです。
元ネタは「韓国・ソウル市に世界一の噴水」です。
http://www.asahi.com/newsphoto/1109/2001110910.html

本番まであと200日をきったってのに、
ニダは日本にお金を援助してもらって一体なにをおっ立ててるんでしょうかね?

446 名前:七誌7 [2001/11/13(火) 01:38 ID:0y9tmDuQ]
>>227-229 第608話「噴水」とネタかぶってるような・・・。

447 名前:(・∀・)スッドレ [2001/11/13(火) 02:15 ID:K79lvfdQ]
かぶっててもそれほど問題ないと思うっす。
次回も期待するっす。

448 名前:?氏 [2001/11/13(火) 02:18 ID:ihOejlZw]
>>446
まぁまぁ...。いろんな角度からの話があってもいいよ。
>[ウリナラマンセー!!!」の叫び声と共に、お隣りからモノスゴイ水柱が...
この辺の雰囲気がとてもイイ!

449 名前:名無しさんは反省しるニダ [2001/11/13(火) 02:24 ID:33DxZ99Q]

辞典は無理としてもせめてニホンちゃん専用のBBSはあった方がいいと思う
ニホンちゃんHPを見て、ココに感想を書き込むのは勇気がいるんじゃないか

450 名前:月刊四季砲 [2001/11/13(火) 09:11 ID:GxnoFKYI]
ハングル板に犬ネタを一本書いたけどどうかな
夢オチ部分は必要かな 夢オチは必要ないなら削ってからこちらに
もってくるけど
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi/korea/998497708/401-500

451 名前:名無しさんは反省しるニダ [2001/11/13(火) 19:53 ID:CZcKg1k6]
>>443
まずい、まずいっすよ・・・まずすぎる。
マハティール氏は絶対怒ります・・・
イスラム教徒は犬や豚にたとえられることを最大級の侮辱としているそうですよ。
マレーシアの国教は回教っすからね・・・

452 名前:みえないところで [2001/11/13(火) 20:17 ID:ZE2YO5rQ]
タイワンちゃんの家の庭では子供達が野球をして遊んでいます。
マウンドにはキューバちゃん、バッターボックスにはニホンちゃんが立っています。
「かっとばせー、ニホンちゃん!」
タイワンちゃんをはじめ、みんなの声援がグラウンドに響きます。
おや、カンコ君はどうしたのでしょうかベンチに座っておとなしくしています。
「ハアハア…ウリは…ハアハア…疲れたニダ」
カンコ君の守備位置は外野。
球が打ち込まれるたびにあっちこっちと走り回ってカンコ君はもう疲労困狽です。
「ハアハア…これは、タイワンの陰謀ニダ…ハアハア…謝罪と賠…」
「もう、うるさいわねバカンコ! ニホンちゃんの応援の邪魔っ!!」
タイワンちゃんの滅殺カカト落としが決まります。
カンコ君ぐうの音もありません。
次はタイワンちゃんとの対戦ですが、カンコ君大丈夫でしょうか。

453 名前:machina [2001/11/13(火) 20:20 ID:ZE2YO5rQ]
>>452
因果応報でしょう
http://japanese.joins.com/php/article.php?sv=jnews&src=spo&cont=spo0&aid=20011112223330600
キューバちゃんは新しいグローブが必要ですが貧乏なので厳しそうです、ハイ。

454 名前:月刊四季砲 [2001/11/13(火) 21:52 ID:cFGBLepg]
>>451
ウリのせいじゃないニダ、ウリはただオフィシャル設定を使っただけニダ
ウリは何も悪くないニダ

オマケ 
ニホン「マハティールさんが怒ったらどうなるの
    抗議メール? HP閉鎖? 国交断絶?」
タイワン「そんな事はないと思うけど・・・」
カンコ「そんな事より、この作者ニダ、他人に責任転換
    トンデモナイ作者ニダ、人間として最低ニダ」
みんな「おまえが言うな!」

455 名前:月刊四季砲 [2001/11/13(火) 21:56 ID:cFGBLepg]
>>451
ウリのせいじゃないニダ、ウリはただオフィシャル設定を使っただけニダ
ウリは何も悪くないニダ

オマケ 
ニホン「マハティールさんが怒ったらどうなるの
    抗議メール? HP閉鎖? 国交断絶?」
タイワン「そんな事はないと思うけど・・・」
カンコ「そんな事より、この作者ニダ、他人に責任転換
    トンデモナイ作者ニダ、人間として最低ニダ」
みんな「おまえが言うな!」

456 名前:月刊四季砲 [2001/11/13(火) 21:58 ID:cFGBLepg]
二重にカキコ すみません謝罪します

457 名前:名無しさんは反省しるニダ [2001/11/14(水) 01:04 ID:tD3s.PQ.]
>>456
賠償もするニダ!!

458 名前:ウリのせいじゃない、これは誰かの陰謀ニダ [2001/11/14(水) 02:48 ID:tMffmGlw]
 
 ニホンちゃんが布団の中で熱にうなされている、傍でニホンちゃんのお母さんが
体温計を睨め、
「39.5℃ よく今まで倒れなかったものねぇ、まったくもう他人の心配ばかりして
 自分の事は無頓着、ホントにしょうがない子ねぇ」
母の言葉にニホンちゃんは布団から、少しだけ顔を出し
「お母さんは大げさなんだから、私はもう平気だから」
そう言い布団から出ようとしますが
「何いってるのこんなに熱があるのに今日は寝てなさい」
「そんな〜今日はインドネシアちゃんに勉強を・・・ムグ」
お母さんはニホンちゃんの口をおさえながら
「はい、お喋りはお終い」
そう言うと駄々を捏ねるニホンちゃんを無理やり寝かしつけ
「いい事、お母さんは買い物に出かけるけど、チャンと寝てるのよ、わかった」
ニホンちゃんは布団の中から小さな声で
「ハーイ」
と返事をすると拗ねて布団の中に潜り込んでしまいました。
お母さんは少しだけ布団からのぞく頭を優しく撫でると部屋から出て行きました。
ニホンちゃんは布団の中から母が出て行くのを確認しながら心の中で
お母さんは心配性なんだからもう、このまま寝ているのもヒマだから勉強でも・・・
などと考えていると
玄関でチャイムが鳴る音が聞こえてきます
誰かしらお母さんもウヨもいないし、しょうがないなあ、
寝巻き の上に、どてらを羽織りフラフラと玄関の方に歩いて行きます
玄関の方からはチャイムの音に混じり、
「開けるニダ、反省しる」
と聞いた事のある声が聞こえてきます。
「はーい、いま開けます」
ニホンちゃんが扉を開けるとカンコ君をはじめアジア町のみんなが立っています
「どうかしたのみんな、何かあったの」
ニホンちゃんが訊ねると、みんなはため息をつきながら
「何いってるアル、ニホンが風邪をひいたというから見舞いに来たに決っているアル」
「え?・・・・え〜!!私の為に見舞いに?」
「なに驚いているニダ、そんな事より、台所を貸すニダ、せいの付く物を作ってやるニダ」
「私はもう元気だから、大丈夫よ、今からお茶でも入れるからあがって、あがって」
「そんなにふらついて何が大丈夫アルか、実力行使アル、タイワン、ニホンを布団に寝かしつけて見張ってろ」
「分かったわ、ハイ、ニホンちゃん病人は大人しく寝てようね」
そう言いニホンちゃんの手を引き寝室の方に、
「一寸、タイワンちゃん待って、チュウゴ君包丁は左の引出しで調味料は・・・」
「心配ないアル、道具は持ってきてアル ニホンは大人しく寝てるアル」
ニホンちゃんはタイワンちゃんに引っ張られフラフラと寝室の方に残りの皆は台所の方に向かいます


459 名前:月刊四季砲 [2001/11/14(水) 02:50 ID:tMffmGlw]
寝室に入ったニホンちゃんは布団に寝かしつけられます、皆の様子を見に行きたいのですがタイワンちゃんが許してくれません
台所の方からは
「ベトナ、包丁を取ってくれ」
「はい、お兄ちゃん」 
「バカ、渡す時にこちらに刃を向ける奴がいるか」 
「あっごめんなさい」
とか
「タイランド、少し火力を上げてくれアル」 
「わかった」 
「アル!上げすぎアル」
「ごめん」
などなど何やら心配になるような会話が聞こえてきます。
「ねえ、タイワンちゃん少し心配だから様子を見てきていい?」
「だめ〜ニホンちゃんは大人しく寝ていればいいの」
「でも〜」
「ねてるの!」
「はぃ」
タイワンちゃんに見張られている、せいで台所の様子を見に行く事が出来ず、渋々寝る事にしました。
眠りについてどれくらい経ったでしょうか、
「ニホンちゃん、ニホンちゃん、起きてよニホンちゃん」
誰かがニホンちゃんを起こそうと揺すっています
「お願い、お母さんもう5分だけ眠らして」
「ニホンちゃん何寝ぼけてるのよ、もう ところ食事はココに運んだ方がいい?」
「・・・・・・・へっぷっし」
「持って来てもらった方が良さそうね、少し待ってて」
そう言い残しタイワンちゃんは部屋から出ていきました。
しばらくすると、みんながいろんな料理を持ってニホンちゃんの部屋に入ってきました。
「ニホンちゃんこれを食べて早くよくなってね」
インドネシアちゃんがニホンちゃんの前にちゃぶ台を用意しその上に様々な料理を置きます
「嬉しいけどこんなに食べられないよう」
「駄目アル、これは僕が考えた薬膳料理アル、これを全部食べれば風邪なんかはすぐに治るアル」
「ありがと、みんな」
ニホンちゃんは目の前にあるスープに手をつけます。
「おいしー でも食べた事のない味ねぇ 何のスープ?」
「それはペットショップで売れ残っていた犬のスープニダ」
「◇□▲〆∧∀」
ニホンちゃんはカンコ君の応えに、驚きおもわず口に入れたスープを噴出してしまいました。
「いっ いっ いっ」
「大丈夫? ニホンちゃん、カンコ君の言った事は冗談だから安心して」
ベトナちゃんがハンカチを渡してくれます
渡されたハンカチで口のまわりを拭きながら
「ハンカチ、ありがとう ベトナちゃん なんだ冗談なのよかったぁ」
「ええ、そのスープは、ちゃんとしたお店で買った犬でつくったスープだから安心して」
「〆●◇∩≠♪▼」
「そうアル、此れは最高級の赤犬のスープある、これを食べればすぐによくなるアル、」
「・・・・・いっいっいっ いや〜〜〜」
             ・
             ・
             ・

460 名前:月刊四季砲 [2001/11/14(水) 02:50 ID:tMffmGlw]
ニホンちゃんは悲鳴をあげ布団から跳ね起きます
(あれ、なんで寝て・・あれみんなは・・・もしかして夢?・・・よかった〜
 なんだ夢か、そうよねベトナちゃんが犬料理作るわけないよねぇ)
安心したニホンちゃんは寝汗で濡れた寝巻きを脱いで新しい寝巻きに着替えようとしていると
玄関の方から、チャイムを鳴らす音と
「早く出て来い、反省しる、」
 カンコ君の声が、聞こえてきます。急いで着替えなおし玄関に向かいドアを開けると、アジア町のみんなが立っています
「やい、ニホン 見舞いに来てやった、感謝しる」
「ありがとう みんな いまお茶でも入れるから上がって」
「何言っているアル、病人は寝てるアル、実力行使アル、タイワン、ニホンを布団に寝かしつけて見張ってろ」
「分かったわ、ハイ、ニホンちゃん病人は大人しく寝てようね」
「これからウリ達が、ニホンのためにせいの付く物を作ってやるニダ、感謝しる」
(何だか夢と同じ・・・・まさか正夢!! そのなのいや〜〜 神様 仏様 稲尾様 どうか犬料理だけは勘弁してください)
ニホンちゃんの祈りは天に届くでしょうか
「神様〜」

おわり

解説
犬を食べるのは韓国だけではないという話です。
タイ、ベトナム、インドネシアなどでも食べます。
まあ、韓国とくらべると少ないかもしれませんが
おまけ
ベトナ  「ひどい わたし、私、犬なんかたべません」
ホーチミン「お〜い ベトナ」
ベトナ  「なんですかお兄ちゃん」
ホーチミン「ここにおいて置いた犬のから揚げしらないか?」
ベトナ  「・・・・・・」

ひどいオマケですね、ベトナファンの方々すみません






461 名前:新しい洋服 [2001/11/14(水) 10:46 ID:fNon/P8A]

「というわけでラスカの新しい服を作りました」
「「「おお〜」」」
アメリー君に連れられて登場したラスカちゃんの姿にみんながどよめきます。
ラスカちゃんはエプロンドレス姿。
フリルのたくさんあるエプロンにクマさん印の髪留めがついたカシューチャ、そして白のタイツと編み上げのブーツ。
グッドジョブですアメリー君。
「か、かわいぃ〜〜」
ニホンちゃんがうっとりとしています。
「可愛いだけじゃないんだ。防火繊維を使った生地だからうっかり服がコンロに触れても全然燃えない。しかも、最近物騒だから、防犯対策として衛星回線直結のデータグラスと電磁警棒も標準装備なんだよ。さすがに空は飛べないけどね」
とってアメリー君はちんまい丸眼鏡とラスカちゃんの背丈よりも大きい箒を取り出します。
完全装備のラスカちゃんはなんだかメイドさんのようです。
「ありがとうお兄ちゃん。これでラスカもひとりでおるすばんできるよ」
「う〜ん、偉いなぁラスカ」
アメリー君はラスカちゃんの頭を撫でました。
ニホンちゃんをはじめ、アメリー君の作った服を見にきた女の子たちは同じモノが欲しくなってしまいました。
「ウリも欲しいニダ」
カンコ君が叫ぶとアメリー君は0.5秒で却下してしまいました。
「男物なんかないぞ? それに、お前の小遣いじゃ買えないさ。一品モノでオーダーメイドだし、ニホンちゃんが買ってくれるはずの戦術用魔法服(Tactical Magical Dress)なんか『いーじす』カードが何枚も買えるんだぞ」
「アイゴー」
早くもミソッ滓扱いのカンコ君。
「それでもいいからわたしも欲しい」
タイワンちゃんがアメリー君におねだりしました。
「いいよ、タイワンちゃんならきっと似合…」
「駄目アル!」
チューゴ君が猛烈に抗議します。
「タイワンは寸胴だから似合わないし、ニホンもそうアル。アメリーは勝手に破廉恥な服を売りつけるな」
タイワンちゃん怒り心頭です。
「寸胴ってなによ!」
さてさて、この先どうなりますことやら。


おわり

462 名前:machina [2001/11/14(水) 10:54 ID:fNon/P8A]
>>461
元ネタは米本土ミサイル防衛(NMD)と戦域ミサイル防衛(TMD)です。
ラスカちゃんのはお留守番用の部屋着タイプで、ニホンちゃん用の魔法服は部屋着タイプ(地上固定式)になるか動きやすいタイプ(艦載用)になるかまだはっきりしていません。
チューゴ君がどう出てくることやら…。

463 名前:machina [2001/11/14(水) 10:58 ID:fNon/P8A]
>>461
すいません、カシューチャじゃなくてカチューシャでした。
毎度毎度の誤字脱字で謝罪と反省(以下略)

464 名前:Mr.コパ ◆MVhba1iM [2001/11/14(水) 12:50 ID:m91RrSFg]
月刊四季砲さんのような(一部萌えつつも)ブラックなネタと、
machinaさんの萌えネタが同居してるのがニホンちゃんの凄いとこですねぇ。


465 名前:名無しさんは反省しるニダ [2001/11/14(水) 12:51 ID:9mt1Sp7g]
machinaさん 話や解説に>>〇〇は使わないほうが・・・・
そのままHPにUPされますよ。

466 名前:Mr.コパ ◆MVhba1iM [2001/11/14(水) 12:54 ID:m91RrSFg]
>>434 そこまでやるとあまりにもロード色になっちゃうような…
ニホンちゃんをもっとビッグに育て、むこうが「ニホンちゃん&リレー小説大辞典」
をやるくらいを狙うのはどうでしょう。夢は大きくね。オオキスギ?
それはともかく、勝手に大辞典。>>421-425 の個人的な設定をば。

アナン博士
*喫茶店「じゅねいぶ」のマスターで、町内会長。
 実はナンデモ工学の世界的権威で、常任戦隊コクレンジャーの司令官。
*司令官なのにコクレンジャー全員より地位が低い。
 偉いんだか偉くないんだかよくわからない微妙な人。一発キャラ。

喫茶店じゅねいぶ
*時たまエリザベスちゃんが大盛りカレーライスをぱくついてる様子を見られる、
 エリザベス親衛隊の定期チェックポイント。

エリザベス親衛隊
*仮面の親衛隊。正体はオージー君・カナディアン君・イン堂君・その他。
*仮面を外した方が地味。
*エリザベスちゃんの私設ファンクラブと、アイドル歌手テイラーちゃんの
 バックコーラスと、謎の「怪盗エリザベス」のサポートをこなす忙しい人たち。
*エリザベスちゃんの登場する回には必ず行間に登場しているが
 あまりに地味なので、読者どころか作者さんたちまで気づいていない。

怪盗エリザベス
*町内の秘宝を狙う謎の怪盗。正体は秘密。彼女に盗まれたものは、
 なぜかエリザベスちゃんちに展示されている。
*ヅラをかぶっただけなのに正体がばれないのはお約束。

467 名前:JY34 [2001/11/14(水) 23:36 ID:/hLQlwwM]
「あなたのちから」

「はぁ〜あ。」
乙女のつく物憂げなため息。
彼女はこの話の主人公、ニホンちゃんです。
小学生だって、大人に負けずいろいろ複雑なものです。
1週間で連続5日、学校に行きたくない日も人知れず有るのでした。

明日のことを考えるとなんだかナーバスになります。
このごろは、みんなのおかげでカンコ君に言い返すことができるようになりました。
でもおとなしいタイプの彼女には、強く言うこともまたストレスです。
そしてライバル達もまだまだ多いのです。

また最近は、クラスでも存在感を出せるようになってきました。
でもその分、責任とそれにともなう仕事も増えてしまいます。
まして、「前に前に」行くのが好きとは、とてもとても言えません。
『リーダー』としての自分は想像もつきません。


前にはわからなかったけど、
思っていたより、『変る』って大変なんだなぁ。
楽しいことも多いけど、疲れることも多いんです。
ベットの上で天井を見上げながら、そんなことを思います。
洗った黒髪のその上には、オレンジ色の小さな明かりがひとつ眠たげに燈っていました。

明日をぼんやりと思い、そしてやっと、うつらうつら寝付いたこの夜、
ニホンちゃんはひとつ夢をみました。

優しい声がしました。
声はすこしだけ、おじいちゃんの声にも似ているようにも思えました。

ニホンよ・・・。
あなたはつよい子なのだ。
その証拠を、あなたの本当のちからを、見せてあげよう。
http://www.asahi-net.or.jp/~ku3n-kym/jissunn/kikou/kikou7.htm

これがあなたのちから。
強く優しいもの。
守るべき大切なものをもっているちから。
大切なのは自分を信じて行うこと。

わたしの、愛しいニホンよ。
あなたに、明るい明日がありますように・・・。

それは冬の訪れも近い、11月のある夜のことでした。

おしまい。


468 名前:JY [2001/11/14(水) 23:36 ID:/hLQlwwM]
少し物騒ですけどね・・・。

469 名前:名無し君@お腹いっぱい [2001/11/15(木) 02:33 ID:WQ/AGi8k]
「まるもうけ」(1/4)

 とある秋の日のことです。カンコ君は引きこもっているキッチョム君に呼び出されて裏庭を訪れました。
「一体何の用ニダ。兄さん」
「おうよ、カンコ。金がなくなったから寄越すニダ」
 また金の無心です。自分で働く気がないのでしょうか、いつもこうしてカンコ君にたかっているのでした。
「無茶ニダ。うちもついこの間借金を返したばかりで余裕はないニダ」
 その言葉に嘘はありません。カンコ君は自分の小遣いを返上してまでおうちの借金を返すのに努めたのですから。
「それならば仕方ないニダね。有るところから貰うことにするニダ」
「兄さんどうするニダね?」
 キッチョム君が取り出したのは貯金箱とポスターでした。ポスターには『飢えたこどもたちに愛の手を』なんて書かれています。
「に、兄さん、それはちょっと… 世の中には本当に困っている人もいるニダ。こんな悪どいことは」
 さすがに良心が痛むのかカンコ君は表情を曇らせます。
「ウリナラだって困っているのは本当ニダ。人民から搾取するブルジョワジーから正当な分け前を貰うニダ。それに引っかかる奴も偽善的な満足感を得ているから、遠慮する必要はないニダ」
「うう…」
 カンコ君への説得もそこそこに貯金箱を改造した募金箱を持って表に繰り出します。もちろん、ばれないように変装も忘れません。
「良いか、ニダニダいうなよ。すぐにばれてしまうからな」
「判ったニダ」
ぽかり。
「判りました…」
「よし。じゃぁ、ブルジョア的帝国主義の主魁であるアメリー家に押し掛けるニダ」
「兄さんこそニダニダ言っているニダ」
ぽかぽかり。
「うう…」

470 名前:名無し君@お腹いっぱい [2001/11/15(木) 02:34 ID:WQ/AGi8k]
「まるもうけ」(2/4)

 早速アメリー君の家までやってきました。
 そこは未だ収まらぬ騒動のためにピリピリしていますが、雰囲気を読むことの出来ないカンコック兄弟には関係有りません。玄関先に押し掛けると呼び鈴を押してみます。
ぴんぽ〜ん
づどん! づどづどんっ!
「フリーズ!!」
 大砲みたいな大きな鉄砲が突き出され思わず万歳… じゃなくてマンセーのポーズを取ってしまいました。
「撃ってから言ったニダ」
「ニダ?」
「ええっと、恵まれない子供達に愛の手をおねがいしま〜す」
「いい歳こいて、本当に人を助けたかったら…
 自分で働け!!」
 ぴしゃりと扉を閉められてしまいました。二人はすごすごと帰るしか有りません。
「バカ野郎。助け合いの精神とかはないのか」
「兄さんの言える台詞じゃないニダね」
ぽかり。
 一旦裏庭に戻って再び作戦会議です。
「仕様がない。ニホンの所へでも押し掛けるニダ」
「に、兄さんもういい加減に止めるニダ。こんな事を続けていたら地獄に堕ちるニダ!」
「なんだ、お前がいつもやっているだろーが。それともニホンに何か…」
「それとは関係ないニダ。人としてやってはいけないことがあるニダ!」
 なぜかキムチよりも赤く顔を染めてカンコ君は強弁します。良心を語るカンコ君はひょっとしたらワシントン条約で輸入が禁止されるくらい希少動物かも知れません。
「お前も小心者ニダ。だったら資本主義的堕落経済にするニダね」
 裏庭を見渡してゆっくりと頷きました。
「ここに生えているキノコを売り飛ばすことにするニダ」

471 名前:名無し君@お腹いっぱい [2001/11/15(木) 02:34 ID:WQ/AGi8k]
「まるもうけ」(3/4)

 裏庭中に生えているキノコを集めると結構な量になります。箱に詰めて大通りに運び、露天商よろしくむしろに並べて店開きです。
「らっしゃいらっしゃい。産地直送のキノコですよ〜」
 もちろんニダニダ言うのを必死で隠し、ばれないように変装も忘れません。
 まず、足を止めたのは食通で知られるフランソワーズちゃんでした。
「キノコねぇ…」
 手にとって匂いをかいでいます。キムチ臭がするのではないかと二人はびくびくしています。
「このキノコ… テレピン油臭いですわね。油絵には良いかも知れませんけど、お料理には向きませんわ」
 顔をしかめて立ち去ってしまいました。
 食通のフランソワーズちゃんにそう断定されてしまっては致命的です。もはや誰も目もくれません。
 兄弟そろって矢印のように肩を落とし店を畳もうとした時、現れたのは我らが二ホンちゃんでした。
「このキノコ、売り物なの?」
「そうニダ!」
「ニダ?」
「その通りです、お嬢さん」
「…? それよりも、お値段はおいくらでしょうか?」
 兄弟は抱き合わんばかりに喜びました。実際やったら気持ち悪いのでやりませんが。
「一箱500円でいかがですか?」
 お金持ちの二ホンちゃん相手にふっかけてみました。もちろんこの値段で売れるとは思ってもいません。値引き交渉前提の値段です。
 ところが二ホンちゃんは複雑な表情をして、その値段で買ってしまったのでした。
 しかも、そこに並んでいた分を全部。

472 名前:名無し君@お腹いっぱい [2001/11/15(木) 02:34 ID:WQ/AGi8k]
「まるもうけ」(4/4)

「やった、やったニダ。やっぱりチョッパリは阿呆ニダ」
 みっちりとキノコの詰まった箱を抱えて立ち去る二ホンちゃんの背中に、聞こえないように呟きます。
「こんなタダみたいなキノコを買っていくなんて丸儲けニダね」
 一方家に戻った二ホンちゃんは。
「おかーさん、ほら。松茸、こんなにいっぱいあるよ。
 すんごく安かったの。一箱500円。
 わたし、思わず『こんなに安くて良いの?』って言いそうになっちゃった」
「そんな、松茸がこんな値段で売っているはずがないでしょう……」
 半信半疑で箱の中のキノコを手に取ったお母さんは顔色を変えました。
「凄いわ。これって国産品にも勝るとも劣らない香りと食感じゃない」
「やったね。こんなタダみたいな値段で買えて丸儲けだね」
 それから三日三晩、ニホン家では豪勢な松茸料理を楽しんだそうな。

            とっぴんぱらりんのぷう。 

473 名前:名無し君@お腹いっぱい [2001/11/15(木) 02:34 ID:WQ/AGi8k]
とある漫画を読んでいたら、思いつきました。 
さすがにそのままでアレなので脚色を加えて有ります。
松茸を日本に輸出する国で南北朝鮮がワンツーフィニッシュを取っていたことから膨らませました。
何でもこんなに松茸をありがたがって食べるのは日本人だけなんだそうで。
フランス人はテレピン油(生松脂を精製して出来る油絵などに使用する油)の匂いがするとか言って嫌うそうです。

474 名前:名無しさんは反省しるニダ [2001/11/15(木) 09:04 ID:Xex14/zM]
イラク人においては
う●この匂いと言っていました。
(以前テレビで見たことがあります)

475 名前:乃木 [2001/11/15(木) 14:02 ID:yDEOyts.]
アイルちゃんの恋人

さて、アイルちゃんにはアイアル君という恋人がいます、このアイアル君はアイルちゃんの事を本当に大切に思っているのですが・・・・
ただ、その気持ちがあまりに強すぎるために時々アイルちゃんに迷惑をかけたりします、そして、今日も・・・・

アイアル君「やい、エリザベス、この俺のアイルに近付こうとは一体どういう事だ!!」

エリザベスちゃん「どうもこうも、私とアイルは義理とはいえ、姉妹ですのよ、姉妹が仲良くしちゃいけないって言うんですの?」

アイアル君「うるせぇ、姉だろうが何だろうが俺のアイルに手を出す奴はこうしてやる!!!」

そう言って、エリザベスちゃんの髪の毛をぐしゃぐしゃにするアイアル君、女の子相手にこれはかなり許せませんね・・・・・

エリザベスちゃん「な、なんて事をするの!!?」

アイアル君「はっはっはっはっは、これに懲りたら、もうアイルに手を出そうなんて考えるんじゃねぇぞ!!」

エリザベスちゃん「お、覚えてらしゃい!!」

そう言って、その場からいなくなるエリザベスちゃん、・・・・・・・・それから、帰ってからの家での会話

エリザベスちゃん「アイル、あなたの恋人はどうにかならないのかしら?、今日もあいつにひどい目に遭わされたわ・・・・」

アイルちゃん「エッ、また、アイアル君がお姉ちゃんに悪さをしたの?、う〜〜ん、私の方からも言っておくから今回も大目に見てくれないかな?」

可愛い妹ににっこりと笑われながら、こんな事を言われてはエリザベスちゃんもそれ以上は何も言えません・・・・

エリザベスちゃん「わ、分かったわ、でも、ちゃんと言っておくのよ・・・・」

一方その頃、アイアル君は・・・・

アイアル君「ようし、今度はこのいたずらでエリザベスの奴を懲らしめてやる・・・・」

おやおや、いたずらの計画を立てているようですね、こんな事ではその内に分かれる事になりますよ、アイアル君・・・・

元ネタはアイルランドのテロ組織「IRA」によるテロ行為、しかし、いつになったらあの二国は和解するんでしょうね。



476 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/15(木) 17:10 ID:LuEUcjfg]
亀レスすいません。
Mr.コパ 様、コクレンジャー爆笑しちゃいました。
特にレッド三人で仲間割れするくだりが(w

えー、本家でも書き込んだんですが、「ラスカちゃんの休日」というお話を書きました。
でも、ソースなしのお話なので、うpしようかどうか迷っています。
皆様のご意見を賜りたく存じます。
うpしてもよろしいでしょうか?


477 名前:  [2001/11/15(木) 18:28 ID:HuV/PIXY]
>>477
アイルちゃん=北アイルランドってことでしょうか?

ところで、彼女らはまだ小学生なので「恋人」というより「ボーイフレンド」という表現のほうがいいかもしれません。
細かいツッコミスマソ。

478 名前:名無しさんは反省しるニダ [2001/11/15(木) 22:02 ID:plUtzuiw]
>474
それはみそ汁の臭いじゃありませんでしたっけ?
こっちは欧米人の感想だったような気もしますが

479 名前: [2001/11/15(木) 22:15 ID:apkdtiN.]
>>476
今までもソース無しの話は結構あったんで
問題ないと思いますよー。

480 名前:勝負師は誰3 [2001/11/16(金) 07:46 ID:P8KQlKzs]
「ふっふっふ……メダルゲームで勝負だと!!面白い…」
ゲーセンの入り口から声がしました。

 ざわ……
             ざわ・・…
    ざわ……

一同どよめきます。いったい彼は……
その時、ニホンちゃんが顔を真っ赤にしながら、
「かっ、かいじさん!!いったいこんな所で何をしているの!!」
そうです。今、アメリー家の後方支援の準備で忙しいはずのかいじさんがあろうことか
ゲーセンの入り口に立っています。
「いや、じつは今日は隣のパチンコ屋に『沼』の攻略法を考えに行っていたんだが・…これからもっと
 忙しくなるだろうからパチンコもできなくなるし・…」
いつもは真面目なかいじさんですが、よくパチンコ屋の軍艦マーチにつられてパチンコをしています。
「そうそう、帰り際にメダルゲーム勝負ってのが表まで聞こえたものだから………って俺、もしかして場違いかな?」
「もしかしてじゃなくて、ものすごく場違いだよぅ!!」
「こ、これは失礼した。それじゃ俺は帰るよ。みんなこれからもニホンちゃんと仲良くしてやってくれ。
 そうそうニホンちゃん。このことはお家のみんなには内緒にしておいておくれ。パチンコやゲーセンに
 行ってたのがばれたら、給料がペリカ払いになっちまう……」
「もういいから!!早く帰って!!!」
あわやのかいじさんの乱入でしたが、ニホンちゃんに追い返されてしまいました。
「ニ、ニホンちゃんってユニークな家族がいるんだね……」
タイワンちゃんのなぐさめに似たフォローがニホンちゃんの心にサクッと突き刺さります。
どよーんとした気まずい雰囲気を打ち破るようにマカオ君が、
「ふっ、ちょっとパプニングがあったが、これから勝負開始といこうじゃないか!!ベガス!!
 モナ子!!これから一時間でどれだけメダルを稼ぐかで勝敗を決めようじゃないか!!」
「ふっふっふ、受けて立ちますわ。止めるのなら今のうちですよお二人さん。」
「私が負けるはず無いでしょう!!負けた二人はトップの言うことを何でも聞くってのはどう?」
「フフフ、いいのかい?そんなこと言って。」

そんなこんなで三人の勝負が始まりました。






481 名前:例の法則? [2001/11/16(金) 10:29 ID:WoThPX5s]
http://www.nikkei.co.jp/news/tento/20011116CSSI063515.html
これ。。日本チャンに朴れない?
ガーラの7―9月期、連結経常赤字続く
 ネットベンチャーのガーラが15日発表した7-9月期連結決算は5000万円の経常赤字と、2四半期連続で赤字になった。人件費とオフィス賃料の固定費が重荷となった。契約社員も含めた従業員削減などのリストラを進めており、4-6月期に比べると赤字幅が3700万円縮小した。
 売上高は2億3200万円と同18%増えた。ネット上のコミュニティー構築・運営関連事業が企業向けに伸びた。メール広告は減少した。2001年9月中間期の連結最終損益は1億7000万円の赤字(前年同期は200万円の黒字)。韓国の合弁会社の清算に伴う損失や投資先ベンチャーの株式評価損がかさんだ。


482 名前:乃木 [2001/11/16(金) 12:04 ID:R7UwcNG6]
>477
>アイルちゃん=北アイルランド・・・
その問題も入れるとややこしくなるのでアイルランド全土がアイルちゃんだと思って下さい

>「恋人」と言うよりも「ボーイフレンド」・・・
その点は指摘通りだと思います、私も書いていて違和感を感じていましたが、良い表現が思い浮かばなかったので「恋人」と表記しましたが、指摘の通りだと思うので訂正します

×恋人

○ボーイフレンド


483 名前:月刊四季砲 [2001/11/16(金) 12:49 ID:ltPdFoCg]
ケベック 「あら、キャンベラちゃん おはよう」
キャンベラ「おふぁよう ふぇべっくひゃん」
ケベック 「なに なんなのよ、またなの、歩きながら食べるなんて、
      行儀が悪いわ、マナー違反よレディーとしてやっちゃいけない事なのよ」
キャンベラ「ふぉんな・・・・」

キャンベラちゃんはパンをミルクで押し流すと
キャンベラ「そんな事いわれても、朝はウシやひつじの世話が忙しくって食べてるヒマがないのよ」
ケベック 「もう、しょうがないわね、今回は見逃してあげる。」
キャンベラ「ありがと、ケベックちゃん」

二人が教室に着くと、教室の片隅に人だかりが出来ています
キャンベラ「なにかしら、なにかあったのかしら、チョット失礼」
二人が人だかりを分けて中に入ると
キャンベラ「Buuuuuuu」
ケベック 「もう汚いわね、飲んでるミルクを吐き出さないでちょうだい、何をそんなに驚くこ?!」
ケベックちゃんが人だかりの中心に目をやると
ケベック 「なななな ナニ、何なの何があったのキプロスちゃん、その胸はナニ」
そこには昨日までペチャパイだったキプロスちゃんが(3年生だからあたりまえ)
何故かボインボインになっています
ケベック 「変よ、変なのよ、おかしいじゃない昨日までは洗濯板だったのに」
ベガス  「ケベックちゃんもそう思うでしょ やっぱしおかしいわよ」
キプロス 「あら、 私は育ち盛りなのよ、何も不思議な事はないわ」
ベガス  「ナニ言ってるのよ、あきらかに不自然よ一晩でそんなに大きくなるわけないじゃない」
キプロス 「でもなちゃったんだもん♪」

ケベックちゃん達と口論を始めたキプロスちゃんの後ろから怪しい陰が近づきます、そして!!
ムニ・・・・いきなりキプロスちゃんの胸を鷲づかみにします。
キプロス 「きゃ〜〜、だっだっ誰なのって・・・香ちゃん? いきなりなにするのよ!!」
  香  「わかちゃった、その乳は偽乳ね!」
キャンベラ「偽乳?」
  香  「そう、アレはウォーターブラで大きく見せているだけの偽乳よ」
ケベック 「なんだ、まがい物なの そう そうよねぇ、私より大きいなんてそんな事
      あるわけないわよねぇ」
キャンベラ「でも、触っただけで分かるなんで香ちゃんもスゴイねぇ」
  香  「そっそれくらいすぐに分かるわ、別に私も持ってるから分った訳じゃないのよ、それよりキプロスちゃん」
キプロス 「なにようその目は、べつにいいじゃない!何を着けようが私の勝手でしょ!」

そんな会話をしているとイキナリ教室の戸が勢いよく開けられたとおもうと 
上級生のお姉さんが入ってきました

お姉さん 「ちょっとキプロスちゃん、そのブラは私がトル子ちゃんから貰う約束してたのよ!!」
キプロス 「びぃ〜〜だ、これはもう私の物よ〜〜だ」
そう言い放つと教室から出ていきます。
お姉さん 「まちなさいよ、まってってば〜それがないと私困るのよ〜」
お姉さんはそのあとを追って教室からでていきます
キャンベラ「なんだったの あれ?」
ケベック、香、ベガス「さ〜〜」
教室に静けさがもどります。
ケベック、ベガス、香(でも、ホントに一番大きいのは私よね〜)

おわり

解説
また新キャラを作ってすいませんねぇ キプロスちゃん 北キプロスです、
トル子ちゃんになついている女の子かそれともトル子ちゃんの妹かどっちなんでしょう
懐いているだけなら、仲も悪いの兄弟が、トル子ちゃんの妹ならアテネちゃんにも姉妹(姉弟?)ができるわけですね

話の内容は、わかりずらいと思いますが、水問題です、ウォーターブラ≠水というわけです
トルコ周辺では水が極めて重要でトルコは川の源流にあり下流にある国、シリア、イラクに流れ込むハズの水を
キプロスでのトルコの影響力を高めるためにキプロスにもっていってしまったのです
なおテレビで見ただけで裏づけは取ってません

しかし三年生が胸の大きい小さいを気にするものですかねぇ


484 名前:Mr.コパ ◆MVhba1iM [2001/11/16(金) 20:49 ID:V5hehHQc]
>三年生が胸の大きい小さいを気にするものですかねぇ

5年生ならそろそろ気になるお年頃でしょう。
そして3年生と言えば、そんなおねえちゃんたちの
真似をしたがる頃じゃないでしょうか?

485 名前:七誌7 [2001/11/16(金) 23:20 ID:4yHai.Yg]
どうして近頃ロリ系なの?

486 名前:おねがい [2001/11/17(土) 00:20 ID:AsD4id72]
一気に読むのに二時間かかったニダ。

>470の「撃ってから言ったニダ」に寒気を感じたニダ。
一発ギャグじゃなくて本当にやりかねんニダ。

ところで野球のワールドカップの話が読みたいニダ。
韓国対日本も実現したし、アメリカ対台湾の勝者が(日本がキューバに勝てれば)日本と決勝戦。
そして予選でボロボロにされ怒り狂うフランス。誰か作ってニダ。

487 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/17(土) 00:33 ID:jWUBZlZ6]
・・・シューキュー?

ttp://sega.jp/release/nr011116_1.html

488 名前:勝負師は誰4 [2001/11/17(土) 03:38 ID:yc37Z/yk]
ベガスちゃんはポーカーモナ子ちゃんはルーレットそしてマカオ君はマージャンとそれぞれ台につきます。
5年生のみんなはそれぞれ成り行きを見届けることにしたようです。
始まって40分ほどたったでしょうか。3人とも順調にメダルを稼いでいます。

「お兄様!!私だいぶメダル稼ぎましたのよ。他の2人はどれくらい稼いでいますの?」
「うーん、だいたいモナ子ちゃんが250枚マカオ君が280枚てとこだな。」
「私が現在230枚・……よし、そろそろ勝負を賭けるころね……」

ベガスちゃんが勝負の流れを読んでいるとニダニダとカンコ君が様子を見にきました。
(全く、くだらない勝負をしているニダ……本当は世界一優秀なウリが勝負師としても一番ニダに・…
 ウリは大人だから今日は静観にまわるニダ)
カンコ君、ニダニダとそんなことを考えています。

「よし!!ここが勝負所ね・…一番になるには500枚がボーダーラインってとこかしら。よーし大勝負よ!!」
ベガスちゃんメダルを大きく賭けました。配られた5枚のカードがめくれます。
「ふっふっふ……見てお兄様……フォーカードよ!!これで私のトップは間違いないわね。」
ベガスちゃんは勝利を確信しました。……コンピュータのカードがめくれます。
「ぶっ!!ろっ、ロイヤルストレートフラッシューーー!!!」
なんとコンピュータの手札はロイヤルストレートフラッシュです。画面に青くYOU LOSTの文字が流れます。

「いっ、イカサマよーー!!!!イカサマに決まってますわ!!!なんでそんな役がでるのよ!!!」
ゲーム機をガンガン叩いて悔しがるベガスちゃんを見ながらカンコ君は、
(ベガスも大した事ないニダ!!ウリは口だけ達者な奴は好きじゃないニダ!!次はモナ子とマカオを見に行くニダ!!)



489 名前:勝負師は誰5 [2001/11/17(土) 03:38 ID:yc37Z/yk]
・……一時間が経過し、それぞれのメダルを数えることになりました。
「……よし、結果発表なんだが……君達はどうだったんだい・…」
マカオ君が力無く二人に尋ねます。
「……枚ですわ・・・・・・・・・・・」
「えっ?」
「0枚だったって言っているのよ!!」
ベガスちゃんは悔しさで半ベソになりながら答えます。
「・……私も0枚・……途中までは順調だったんだけど……」
モナ子ちゃんも小さな声で言います。
「えっ、君達もかい・……実は僕も結果0枚なんだ・…」
そう言ってマカオ君はハァーとため息をつきます。
「この僕がマージャンゲームで負けるなんて……途中までは順調に稼いでいたんだ。しかし、最後に
 コンピュータが九連宝燈だすんだぜ・…それから負け続きだよ・・・・・信じられないよ。」
「私だって、ロイヤルストレートフラッシュだされたのよ……このゲーセンちょっとおかしくない?
 呪われているんじゃないの?」
ベガスちゃんがいまいましく言い放ちます。
「私も後半はぜんぜんダメ!!玉が私が賭けた所をうまくスルーするの……ほんとこのゲーセンが呪われているか、
 今日が厄日なのか、疫病神がとりついているか・…なんて考えてしまいたくなりますわ。」
モナ子ちゃんもなんか納得いかないように言います。
「・……それじゃあ・……今日は引き分けってことで・……」
「そうね……」
「うん・……」
3人はトボトボと肩を落として帰っていきました。
「しかし、あの3人が共に負けるとは・・…」
アメリー君が以外が意外な結果だと言わんばかりにいいました。
「3人とも結局は口だけだったニダ!!しょせんは3年生ニダ!!」
カンコ君は当然だと言わんばかりにいいます。
しかし、ニホンちゃんはある事に気づいていました。

(あの3人が負けたときは後ろからカンコ君が覗いていた……まさか『あの法則』が・・・・・・

そんな事を考えながらニホンちゃんが横目でカンコ君をチラッと見たとき
カンコ君から『負』のオーラが出ているように見えました………

                                     (おわり)

490 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/17(土) 09:25 ID:gEm.1uB.]
>>479
あ、レスTHXです。
うーん、本家の方は反応ないな………^^;
こっちだけにうpして、本家に告知する、という形にしようかな。


491 名前:シスター・・・・・・? [2001/11/17(土) 18:33 ID:w7EOr8Aw]
ロシアノビッチ君には血の繋がらない12人の妹が居ます。
それはまだロシアノビッチ君の家が裕福だった頃に、
ロシアノビッチ君の父親があちこちから養子を貰ってきたからです。
しかし家が没落してからは皆それぞれ引き取られていってしまい、
ロシアノビッチ君は妹達に一ヶ月に一度しかあうことが出来ません。
それぞれの妹たちは

キルギスちゃん   清純派でおしとやかな子、ロシアノビッチ君をお兄ちゃんと呼ぶ
グルジアちゃん   どじだが花を愛する優しい子、ロシアノビッチ君をおにいちゃまと呼ぶ
トルクメニスちゃん ボーイッシュで活発な子、ロシアノビッチ君をあにぃと呼ぶ
ロシアちゃん    妹達のまとめ役の子、ロシアノビッチ君をお兄様と呼ぶ
モルドバちゃん   妹達の中で最もちっちゃい子、ロシアノビッチ君をおにいたまと呼ぶ
ウクライナちゃん  体が弱く頼りなさげな子、ロシアノビッチ君を兄上様と呼ぶ
アゼルバイちゃん  料理が得意な子、ロシアノビッチ君をにいさまと呼ぶ
ウズベキスちゃん  発明好きで色々作る子、ロシアノビッチ君をアニキと呼ぶ
カザフスちゃん   ミステリアスな子、ロシアノビッチ君を兄くんと呼ぶ
ベラルーシちゃん  古風で武道を習っている子、ロシアノビッチ君を兄君さまと呼ぶ
タジキスちゃん   いつも秘密を調べている子、ロシアノビッチ君を兄チャマと呼ぶ
アルメニアちゃん  甘いものが好きでよく泣く子、ロシアノビッチ君を兄やと呼ぶ

となかなかバラエティーに富む妹達が居ます。
ロシアノビッチ君は妹達に会うのをとても楽しみにしています。
表面上は仲がよさそうな兄妹でした・・・・

492 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/17(土) 20:22 ID:yc37Z/yk]
キルギスちゃんはニホンちゃんを誘拐したんだが…

493 名前:ななしさん [2001/11/17(土) 21:31 ID:r45bbsz.]
ラスカちゃんも妹だったのだが・・・

494 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/17(土) 21:47 ID:GuHYvIZk]
反抗期真っ只中の『チェチェンちゃん』はどこに行った。

495 名前:491 [2001/11/17(土) 21:57 ID:Fu1UZiWw]
すまねえ
独立国家共同体がちょうど12カ国で
某妹軍団がも12人だったんで考えたネタだったんですが
やっぱ素人考えじゃぼろが出ますね
回線切って首吊ってきます・・・・

496 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/17(土) 21:59 ID:yc37Z/yk]
バルト三つ子てのもありそう。

497 名前:月刊四季砲 [2001/11/17(土) 22:36 ID:gvU/eeh.]
ニホンちゃんとインドネシアちゃんがチュウゴ君の家に遊びにきました
大きな玄関の前で
「こんにちは、チュウゴ君いますか」
と叫ぶとしばらくしてチュウゴ君のお母さんが出てきます。
「待たせて、ごめんなさいね、うちは無駄に大きいものだから、出てくるのにも時間がかかって」
「あの チュウゴ君はいますか?」
ニホンちゃんは申し訳なさそうに、小母さんに訊ねます
「あら、そうだったわね ゴメンなさい チャン居ますわ、チョット待ってって頂戴」
小母さんは有らん限りの声を張り上げ、
「シナちゃん、ニホンちゃん達が来てるわよ〜」
ニホンちゃんとインドネシアちゃんは顔を見合わせます
「ねえインドネシアちゃん シナちゃんってチュウゴ君の事かな?」
「やっぱし そうじゃないかな、あの小母様、シナちゃんってもしかして・・・」
「あら、ご免なさい、そうよあの子 昔は秦って名前だったのでも、お友達はみんなシナちゃんって呼ぶの
だから私も知らないまにシナって呼ぶようになったの、シナちゃん早く降りてらっしゃいインドネシアちゃん達が来ているわよ」
ふたたび呼びますが、まだチュウゴ君はあらわれません
「シナちゃん〜」
三度目ようやくチュウゴ君が二階からおりてきます
「お母さん、シナって呼ぶのはやめて欲しいアル、僕の名前はそんなんじゃないアル」
ニホンちゃん達の前でシナちゃんと呼ばれたのがよっぽどアレだったのか顔を真っ赤にし凄い剣幕です」
「でも、シナちゃんはシナちゃんだから」
「だからやめるアル、もう僕は子供じゃないアル」
その様子を二人は黙って見つめています、
「なにアル、二人とも、その笑いを堪えたような顔は」
「だめよ、シナちゃんお母さんにそんなに突っ掛かちゃ」
「な?! インドネシア お前まで、」
チュウゴ君はインドネシアちゃんに掴みかかろうとします
「やぁ〜ん シナちゃん怖〜い」
インドネシアちゃんは掴みかかるチュウゴ君の手をヒラリとかわすと笑いながら外の方にかけていきます
「待つアル、インドンシア!!」
チュウゴ君が追いかけます
「二人ともまってよぉ」
ニホンちゃんが呼び止めますが二人ともみるみる小さくなります
「もう! おばさんお邪魔いました」
「いいえ なんのお持て成し出来ずに ニホンちゃん うちのシナをよろしくね いつも迷惑ばかりかけているけれど、根はいい子ですから」
「はい 分かりました おばさん」
ニホンちゃんはぺコンとおじぎをすると
「ふたりともまってよ〜」
先に行った二人を追いかけます
「シナちゃん、待ってってば〜(笑)」

解説
「シナ(支那)」ということばは、中国古代の王朝の一つ「秦(シン)」が語源といわれ、英語の「チャイナ」も同じ出所だとされています。日本にも、仏典を通じてこの名称が伝えられ、江戸時代にしだいに普及し、明治時代にも引き継がれました。
このように、「シナ」は、外国人が中国を呼ぶ用語として、それなりの歴史的根拠をもっています。
蔑称ではなく愛称だと思うが中国は嫌がりますねぇ 

498 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/18(日) 00:48 ID:7R7wAmZU]
      「ラスカちゃんの休日」


「わんわんわん!わんわんわん!わんわんわんわんわんわん!」
 犬ぞりを象った目覚まし時計から、元気な犬の鳴き声が流れてきます。
「う〜………ん……」
 ベッドの中から、紅葉のように可愛らしい手が伸びてきて、サイドテーブルの上をひらひらと泳ぎだしまし
た。どうやら、目覚ましを探しているようです。何度か失敗した後、目覚ましを探り当て、スイッチを捻ります。
と同時に鳴き声はやみ、白い家具で統一された清潔感溢れる部屋に、再び静寂が戻ってきました。
 しばらくして、シーツがもぞもぞと動きだし、中から可憐な女の子が姿を見せました。そう、今回のヒロイ
ン、ラスカちゃんです。
「ふわあぁ〜〜……」
 可愛らしく欠伸をすると、涙の滲んだ目をこしこしとこすります。そして、傍らにあるぬいぐるみに視線を落と
し、にぱっ、と笑いかけました。
「おはよう、ポーラ」
 しろくまのぬいぐるみ、ポーラはラスカちゃんの大のお気に入り。彼女は家にいる間は、常にポーラと共に
行動しています。
 ラスカちゃんは、ベッドから降りると、赤、緑、白の綺麗なグラデーションのカーテンが掛かった窓にとてと
てと歩み寄りました。
 しゃっ、と軽快な音と共に、カーテンが開かれ、まばゆい陽光が部屋を満たします。続いてラスカちゃん
は、窓を一杯に開け放ちました。晩秋の清冽な大気が、彼女を包み込みます。
 小鳥の群が、賑やかに鳴き交わしながらアメリー家の広い庭を遊び回っています。ラスカちゃんは、それ
に微笑みかけると、ポーラを抱き上げて部屋を後にしました。
 さあ、ラスカちゃんの休日の始まりです。

 ラスカちゃんが最初に向かったのは、洗面所でした。おや?随分と念入りに歯磨きをしていますね。実は
ラスカちゃん、歯医者さんが大嫌いなのです。以前、歯医者さんで大泣きしちゃったラスカちゃんは、それ以
来、「もう虫ばにはぜったいならないもんっ!」と固く誓っているのです。
 歯磨きに続いて洗顔。そして、洗面台に映った自分の顔を、じっくりと眺めます。小さくてもやっぱり女の子
なんですね。
「……む〜〜」
 ラスカちゃん、寝癖発見。ブラシで丁寧に髪を梳きます。癖のない、さらさらの金髪は、それだけで元の流
れるようなラインを取り戻します。改めて鏡を覗き込み、満足げに頷くと、今度はダイニングに向かいます。
 ダイニングには、既にアメリー君とママがいて、朝食をとっていました。
「おはよう、ママ、お兄ちゃん」
 元気良く挨拶を交わして、テーブルにつくと、抱っこしていたポーラを隣の小さな椅子に座らせました。これ
がポーラの指定席なのです。
 ママがパンを持ってきてくれました。それを受け取ったラスカちゃんは、パンを二つに割って、片方をポーラ
の前に置きます。そう、彼女は、いつもポーラと半分こして食べているのです。
「いただきまーす!」
 はむはむとラスカちゃんがパンを食べていると、アメリー君が声をかけてきました。
「なあ、ラスカ。俺、後でニホンちゃんちに遊びに行くんだけど、お前も行くか?」
「え!?ニホンおねぇちゃんち?うん、行く行く、連れてって、お兄ちゃん!」
「よし。それじゃ、早く食べて準備しろよ」
「うんっ!」


499 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/18(日) 00:48 ID:7R7wAmZU]
       つづき

 部屋に戻ってきたラスカちゃん、うきうきした表情を浮かべて、服を選び始めました。ラスカちゃんは、優しく
ていつも可愛がってくれるニホンちゃんが大好きです。そのニホンちゃんの家に行くのが、嬉しいんですね。
「う〜ん、どれにしようかなぁ…これはあんまりかわいくないし……あ、これにしよっ」
 ラスカちゃんが選んだのは、濃いブルーのワンピースでした。胸の所に北斗七星と北極星のワンポイント
が入ったシンプルなデザインです。その上にダッフルコートを羽織り、わすれな草の可憐な花が描かれたポ
シェットを肩に掛けて、準備は完了です!
「それじゃ、行ってくるね、ポーラ。いい子でおるすばんしててね」
 ベッドの上にちょこんと座らせたポーラに声をかけて、アメリー君の待つ玄関に向かいます。

 アメリー君とラスカちゃん、二人は仲良くお手手繋いで、爽やかな秋空の下を歩いていきます。
「天気はいいんだけど………ちょっと寒いな、今日は」
 アメリー君が呟くと、ラスカちゃんはちょっぴり不安そうに、大好きなお兄ちゃんを見上げます。
「お兄ちゃん、さむいの、きらい?」
「嫌いって訳じゃないけど……ちょっと苦手、かな」
「…………冬も、苦手?」
「いや、冬は冬でいろいろと楽しみがあるからね……俺は、好きだよ」
 それを聞いたラスカちゃんの顔に、明るい笑顔が広がってゆきます。
「よかったぁ……。ラスカ、冬が大好きだもん。お兄ちゃんも冬が好きで、うれしいなっ!」
 ぽふ、と、アメリー君に抱きつくラスカちゃん。アメリー君は、照れたような、そしてちょっとくすぐったそうな
表情をうかべて、ラスカちゃんの頭をなでてあげるのでした。

 さて、ニホン家に着いた二人を真っ先に出迎えたのは、番犬イーグルでした。
「おお、イーグル!元気そうだな」
 イーグルの元の飼い主であるアメリー君、嬉しそうにイーグルと戯れだします。人懐っこいし、噛まないの
は分かっていても、ラスカちゃんは大型犬のイーグルがちょっと怖いようですね。腰が引けています。
「イーグル〜、誰か来たの?……あ、ラスカちゃ〜ん、いらっしゃい!」
 イーグルの声を聞きつけて、玄関から顔を出したニホンちゃん。ラスカちゃんを見つけて大喜びです。
「こんにちは、ニホンおねぇちゃん」
「や、ニホンちゃん。遊びに来たよ」
 イーグルの頭をわしわしと撫でながら、爽やかに笑うアメリー君。その姿に、ニホンちゃんはたおやかな微
笑みを浮かべます。ここ最近、アメリー君は殺気だった空気を発散していたので、明るく笑う彼の姿が嬉し
かったのでしょうね。
「うん、大歓迎だよ。さ、入って入って」

 リビングにはいると、そこにはウヨ君とタイワンちゃんが居ました。
「あ、アメリー君、あなたも遊びに来たの?」
「こんにちは、アメリーさん、ラスカちゃん」
 微かに頬を染めたタイワンちゃんと、わざわざ立ち上がって二人を迎え入れるウヨ君。ウヨ君は、カンコ君
やアサヒちゃんのように、ニホンちゃんをいぢめる人間には情け容赦ありませんが、それ以外の人々には、
基本的に礼儀正しい少年なのです。
「わたし飲み物もってくるね。二人は座ってて」


500 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/18(日) 00:49 ID:7R7wAmZU]
       つづき

「へえ、グリーン・ティーか」
「うん。外、寒かったから、あったかい飲み物の方がいいかと思って。……ラスカちゃん、ジュースもあるけど、
そっちの方がいい?」
「ううん、これでいいよ」
 にぱ、と笑顔をこぼすと、ラスカちゃんは、湯呑みを両手で包み込むように持って息を吹きかけます。その
愛らしい仕草に、ニホンちゃんの血がうずきます。
(か、可愛い………。うぅ、抱きしめて頬ずりしたいよぉ………)
 ニホンちゃん、本日ちょっと壊れ気味。

 アメリー君とタイワンちゃんが格闘ゲームを始めました。ストリートファイト系の男性キャラを使うアメリー君。
対するタイワンちゃんは、もちろん功夫使いの女性キャラを操ります。
「やばっ、かわされた!ガードですよ、ガードッ!」
「チャ〜ンス!連環転身脚よっ!」
 対戦は白熱しています。ウヨ君は観戦しつつ、いささか無責任なアドバイスを飛ばしていますね。
 ラスカちゃんは、よく分からないので見ているだけ。ニホンちゃんが貸してくれた「とき」のぬいぐるみを抱っ
こしています。で、そのニホンちゃんは、小柄なラスカちゃんを膝の上にのせ、綺麗な金髪をなでなでしてご
満悦のようす。すでにゲームなどそっちのけですね。

 ゲームの後は、みんなで昼食を食べながらお喋り。ラスカちゃんも、楽しそうにニホンちゃんやタイワンちゃん
と談笑しています。ウヨ君はいささか照れくさいのか、アメリー君とばかり喋っています。せっかく遊びに来て
くれたんだから、ラスカちゃんとも話せばいいのに。彼女に話しかけられても、生返事を返すだけ。この年頃
の男の子は素直になれないんですね。

 今度は、アメリー君とニホンちゃんがシューキューを始めました。タイワンちゃんが審判をしています。ウヨ
君とラスカちゃんは、ソファに並んで座って観戦です。
 部屋の中は暖かくて、その上に差し込んでくる秋の陽光が、身体をぽかぽかと暖めてくれます。おまけに
満腹です。こうなると、瞼が重くなるのも仕方がありません。
「ふわ………」
「……ふぁ………」
 大きく欠伸をするウヨ君につられるように、ラスカちゃんも眠そうに欠伸をします。やがて、こっくりこっくりと
二人は船をこぎ出しました。大好きな人たちの笑い声を子守歌にして………。

「ねぇねぇ、ニホンちゃん、アメリー君。あれ見てよ、あれ」
 突然、タイワンちゃんがシューキューの流れをストップさせました。
「な、なに?どうしたの?………わ」
「ほほぉ………これはこれは」
 ニホンちゃんが目を丸くし、アメリー君がニヤリと笑みを浮かべます。彼女らの視線の先には……寄り添っ
て眠るウヨ君とラスカちゃんの姿がありました。ラスカちゃんは、ウヨ君の肩に頭を預け、まるで甘えているよ
うにも見えます。
「二人とも、寝ちゃったんだ………。ふふ、可愛い顔して寝てるわね」
「どこ行くの、ニホンちゃん?」
「毛布取ってくるの。いくら暖かくても、風邪ひいちゃうかもしれないし」
「あ、それじゃ、ついでに持ってきて欲しい物があるんだけど。あのね………」


501 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/18(日) 00:49 ID:7R7wAmZU]
       つづき

「………カ、……ラスカ。おい、起きろよラスカ」
 暖かい手が、ラスカちゃんを揺すります。
「ん…んん………ふわぁぁ………あれぇ?ラスカ、ねちゃったの?」
「ああ、よく寝てたよ。…なあ、俺もう帰るんだけど、ラスカはどうする?もう少し遊んでてもいいぞ。あとで迎
えに来てやるから」
「う〜ん…………いま、何時?」
「四時。………どうする?」
「いいよ。お兄ちゃんとかえる」
 連れだって玄関へ向かうアメリー君とラスカちゃん。他の三人も見送りのためついていきます。
「じゃあな、また明日」
「うん、ばいばい。ラスカちゃん、また遊びに来てね」
「それじゃね、アメリー君、ラスカちゃん」
 名残惜しそうなニホンちゃんと、明るく手を振るタイワンちゃん。ウヨ君は、二人の後ろで何故か真っ赤な顔
をしています。
「ばいばい、ニホンおねぇちゃん、タイワンおねぇちゃん。ウヨ君も、またあしたね」
「………お、おぅ」
 タイワンちゃんに肘で小突かれ、やっとそれだけを返してくるウヨ君。やっぱり顔は真っ赤です。
「ばいばーい!」

 帰り道。しきりに欠伸をするラスカちゃんを見て、アメリー君が声をかけてきました。
「眠いのか?ラスカ」
「うん……すこし」
「じゃ……おんぶしてやるよ。ほら」
 しゃがみ込んで背中を見せるアメリー君。ラスカちゃんはちょっとだけ戸惑った後、嬉しそうにお兄ちゃんに
身体を預けました。
「お兄ちゃん、おもくない?」
「いや、全然。女の子だし、こんなもんだろ」
「そういえば、ウヨ君、まっ赤なかおしてたけど、どうしてだろ?お兄ちゃん、なにかしってる?」
「…………さあて、な」
 苦笑してはぐらかすアメリー君。本当は、先に目を覚ましたウヨ君を、タイワンちゃんや彼が散々からかっ
たからなのですが、それを話して、もしも「ラスカ、ウヨ君が大好きだよっ!」なんて言われたりするとショック
が大きすぎるので、あえて黙っていたりします。
「………ねえ、お兄ちゃん。ラスカね、ニホンおねぇちゃんが大好きだよ」
「…うん」
「…………ニホンおねぇちゃんが……ホントのおねぇちゃんに…なってくれたら………いいなぁ……」
「な……ラ、ラスカ!?」
 アメリー君、顔を赤くして振り向きます。……が、ラスカちゃんは既に夢の国に旅立ったようす。
「……………」
 再び苦笑すると、アメリー君は、長く伸びた自分たちの影を追うように、家路を辿るのでした。


502 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/18(日) 00:49 ID:7R7wAmZU]
         つづき

 こん、こん。
 その夜、宿題を終えたアメリー君がベッドに潜り込むと、それを待っていたかのようにドアがノックされまし
た。いささか遠慮がちな、ちいさな音。誰が来たのか、彼にはすぐに分かりました。
「ラスカか?どうぞ」
 入ってきたのは、やっぱりラスカちゃん。雪の結晶をプリントしたパジャマを着て、ポーラと一緒に枕を抱え
ています。
「あのね、お兄ちゃん。……ラスカ、なんだかねむれないの」
「ああ、昼間に寝たからな。…………で、一緒に寝よう、ってか?」
「うん、なんだか一人じゃさみしくて」
「はいはい………ほら、おいで」
「ありがと、お兄ちゃん」
 満面の笑みを浮かべて、お布団に潜り込んでくるラスカちゃん。アメリー君の左腕を、ポーラごと抱きしめ
ます。
「ラスカは甘えん坊だな、全く」
「えへへ」
 それから二人は、時の経つのを忘れて、とりとめなく会話を交わしました。そう、日付が変わっても。
「……それでな、そのときカンコのヤツに言ってやったんだよ。………ラスカ?」
「……………すぅ」
 ラスカちゃんは、静かに寝息を立てていました。アメリー君は、滅多に見せない、優しく、穏やかな微笑み
をたたえて、彼女の頭をそっとなでてあげました。
「おやすみ。ラスカ」
 楽しい夢を見ているのでしょう。愛くるしく、幸せそうな笑顔を浮かべて、ラスカちゃんは一日を終えるので
した。

                                            おしまい


       おまけ

「おーい、ウヨくーん」
 翌日の放課後。ウヨ君は廊下で、タイワンちゃんに声を掛けられました。
「…………な、なんですか?」
 警戒心丸出しのウヨ君。昨日、ラスカちゃんと寄り添って眠っていたのを、からかわれまくってしまったの
で、無理もないかもしれません。
「今日さ、あたしんちで、みんな揃ってお菓子づくりするんだけど、君もこない?」
「…………毒味役ですか」
 その瞬間、彼の口に、タイワンちゃんの両手の親指が差し込まれ、横に広げられました。びにょーん、と広
がるウヨ君の口。タイワンちゃん、容赦がありません。
「そーいうことゆーのはこの口かなぁ?んー?」
「ひ、ひひゃいひひゃい。ははひはひは。ははひへふははひ(い、痛い痛い。分かりました。離して下さい)」
「分かればいいのよ、分かれば。………あ、そうそう。逃げたら、どうなるか分かんないわよ。こーいうのもあ
るし」
 そう言ってタイワンちゃんがポケットから取り出したのは、一枚の写真でした。そう、昨日の、毛布にくる
まって仲良く眠るウヨ君とラスカちゃんの写真です。
「どわぁぁぁぁぁぁっ!!」
 一瞬にして顔面蒼白になったウヨ君、写真を奪おうと飛びかかりますが、あっさりかわされてしまいます。
「甘い甘い。……言っとくけどこの写真、ニホンちゃんもアメリー君も持ってるわよ。それに、大量に焼き増し
したし」
「な………なんて真似を………!」
「これで暫くは色々と言うことを聞いて貰えそうね♪じゃぁね〜〜、ちゃんと後で来るのよ♪」
 実に楽しそうに去ってゆくタイワンちゃん。今のウヨ君の目には、彼女の背中に黒い羽が生えているように
見えます。
「い………一生の不覚……!悪夢だ…………」
 その場にガックリと膝をつき、頭を抱えるウヨ君でした。
  
                                        ホントにおしまい


503 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/18(日) 00:50 ID:af6SthuM]
三毛であります。
今回のソースは…………ありません!(爆
ただ、このHPを参考にしました。

アラスカ州政府日本支局
http://www.alaska.or.jp/

あと、お絵かき掲示板で活躍しておられる萌え絵師の方々の作品にインスパイアされております。
絵師の皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。

みなさんのお口に合えばいいんですけど…………これ(w
では!

504 名前:月刊四季砲 [2001/11/18(日) 00:52 ID:8AvkAqTI]
訂正
「待つアル、インドンシア!!」→「待つアル、インドネシア!!」
質問
ニホンちゃんとウヨ君はニッテイさんに会ったことはあるの?
ないのなら今書いている話に手直しが必要に・・・

505 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/18(日) 00:56 ID:jv32XRaQ]
本家とオチが違うのは>>490 と何か関係が?

506 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/18(日) 01:01 ID:IDBuO3kY]
>503
も、萌え
三毛さん上手すぎです

507 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/18(日) 01:09 ID:af6SthuM]
>>505
え?まったく同じですよ。
本家の方は書き込みの容量の関係で分割が細かくなっていますが、文章そのものは全く同じです。

>>506
あ、有り難うございます!
萌えを狙いすぎたような気もしますが(w
「おともだち」で失敗したほのぼのを目指してみました。

>>504月刊四季砲さん
第440話「ニッテイさんの時計」ではニホンちゃんが産まれた直後に亡くなったと書かれていますね。
ほかのニッテイさんがらみのお話では、ニホンちゃんが直接会ったという描写はなかったようですが…。



508 名前:505 [2001/11/18(日) 01:15 ID:jv32XRaQ]
>>507
あっ!

>(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

これを忘れてました。失礼

509 名前:月刊四季砲 [2001/11/18(日) 11:13 ID:TCVBHMjY]
三毛さん 教えてくれてありがとう
仕方がないので すこし書き直しました、ハイ

510 名前:ハックル ★ [2001/11/18(日) 12:02 ID:???]
>目次様
ありがとうございます!!
ってか毎度のことなんですが、目次様がいなければ本気で更新できないぐらい感謝してます!ありがとうごさまいす!!



511 名前:目次79 [2001/11/18(日) 12:52 ID:ME44f/5I]
>>405    第617〜636話

>>408-409 第637話「ニホンちゃん・古代編」
>>413-415 第638話「歓迎 ニホンご一行様」
>>421-425 第639話「常任戦隊 コクレンジャー」( >>426 解説)
>>432    第640話「意外?実は繊細なアメリー君」
>>441-442 第641話「東くん、独立への道」
>>443    第642話「名犬マハティール」
>>444    第643話「シューキュー大会まであと少し」( >>445 解説)
>>452    第644話「みえないところで」
>>458-460 第645話「ウリのせいじゃない、これは誰かの陰謀ニダ」
>>461    第646話「新しい洋服」( >>462-463 解説)
>>467    第647話「あなたのちから」
>>469-472 第648話「まるもうけ」( >>473 解説)
>>475    第649話「アイルちゃんのボーイフレンド」( >>482 参照)
>>483    第650話「偽乳」
>>438-439 >>480 >>488-489 第651話「勝負師は誰」
>>491    第652話「シスター・・・・・・?」
>>497    第653話「シナちゃん」( >>504 訂正)
>>498-502 第654話「ラスカちゃんの休日」( >>503 解説)

512 名前:目次制作者 [2001/11/18(日) 12:54 ID:ME44f/5I]
>>510 更新ご苦労様です。そう言っていただけると嬉しいです。

513 名前:ユギヲふたたび! [2001/11/18(日) 13:04 ID:gmrnCF5k]

九条家の無線室ではチョウベツ君がデムパ収集に余念がありません。
"なにかおかしい"
いつもは騒々しいばかりのチョソン家からのデムパの量が足りません。
さすがにカンコ君の垂れ流すデムパは相変わらずですが、キッチョム君のデムパがぐっと減っています。
"ニホンちゃんに…いや、フーチに電話して、あんちゃんたちに話して…"
なにかあると思ったチョウベツ君は急を報せるべく無線室を飛び出していきました。

「静かニダ」
キッチョム君の部屋に通じる議政府廊下に立ったカンコ君は呟きました。
「キッチョムは何やってるんだろう」
殺風景な廊下の奥は静まり返っています。
カンコ君は一瞬背筋に震えがはしりました。
「ここは寒いニダ、シッパル!」
壊れかけのオンドルに悪態をついたカンコ君は暖かい居間に戻っていきました。

日之本家のとある一室。
壁一杯のスクリーンと電子機器で満たされたそこは、"東京の小さなおうち"と呼ばれています。
「九条家からいま電話を貰ったんだけど、チョソン家からのデムパが減ってるんだって」
暗くて顔はよくわかりませんが、ひそひそ話が漏れてきます。
「ザイニー君に注意したほうがいいね」
「うん、ムクゲの花が咲くのは恐いし」
ひそひそ話をしていた人影は"小さなおうち"を出てゆきました。

カンコ君は鉄鍋を頭に被り、テコンドー用のK1グローブを両手にはめました。
"ヤツが来るかもしれないニダ"
この静けさがカンコ君を恐怖に駆り立てます。
あのときの悪夢が無意識のうちに脳裏をかすめました。
"前もこんな感じだった"
グローブの紐をきつく結び、カンコ君はそっとファイティンと呟きました。


514 名前:ユギヲふたたび! [2001/11/18(日) 13:04 ID:gmrnCF5k]
リリリーンと電話が鳴ります。
「はい、日之本です」
『あ、ニホンちゃん? ボクだよ。ちょっと知らせたいことがあるんだ』
突然かかってきたアメリー君の電話にニホンちゃんは悪い予感がしました。
『ユギヲがくるみたいだからさ、気を付けてねニホンちゃん』
「ユ、ユギヲ!?」
ニホンちゃんは驚きました。
『ボクも準備ができたらすぐそっちに行くから』
ニホンちゃんは呆然としてアメリー君の言葉を聞いていませんでした。

ザイニー君の目の前にはパチンコとかドライバーとかいろんなものが並べられています。
「えと、『げんぱつ』ぶっ壊して、アメリーに貸してる倉庫を水浸しにしにすればいいのか」
かわいい顔して物騒なことを言っています。
「なーんだ。すっげー、かーんたん!」
「ちょっと待ったっ!」
突然の声に、ザイニー君はびっくりしました。
部屋の扉を勢いよく開けて入ってきたのはコウアンちゃんです。
「そんなことすると逮捕しちゃうぞ!」

「どうして教えてくれなかったの!?」
ニホンパパにつめよるニホンちゃん。
「さくらを心配させたくなかったんだよ」
優しく諭すニホンパパですが、ニホンちゃんは子供扱いされて納得いきません。
「誤報だったらどうする? カンコ君に迷惑がかかるだろう」
"それにアサヒやシャミンが騒ぎ立てても困るしな"
ニホンパパが拗ねるニホンちゃんを宥めていると、サセボの間のほうから大きな音がきこえてきました。
「どうやら始まったみたいだよ、さくら」

515 名前:ユギヲふたたび! [2001/11/18(日) 13:06 ID:gmrnCF5k]
払暁、キッチョム君の部屋の板門が開きました。
ぶーんという音とともに大量のハエやアブが飛び出してきます。
「ア、ア、アイゴォォォォーーー!!!」
ハエやアブは床に伏せたカンコ君の上を通り過ぎ、居間のほうに飛んでゆきました。
「…た、大変なことになったニダ」
カンコ君は確信しました。
ユギヲが来る!

「ウヨ君ありがとうニッダ(はぁと」
「いや、そんなことはない」
チョソン家の居間ではウヨ君がチョゴリちゃんと話していました。
「本当は手伝いになんか来たくなかったけど、姉さんや九条家がうるさく言うから」
「アイゴー! ウヨ、ウリはアブに刺されたー、痛い!!」
「黙ってろこのボケ」
後ろから口を挟んだザイちゃんがあまりにも騒々しいのでウヨ君は殴り倒してしまいました。
"あとでぜったい殺してやる"
ザイちゃんは心の中で誓いました。

突然、伏せていた床が跳ね上がり、そこからキッチョム君が現れました。
キッチョム君は目は虚ろで口からは赤くネバネバとした液体をたらしています。
「アレを喰ったニダか、マイブラジャーキッチョ…いや、ユギヲ」
あまりの空腹に耐えきれなくなったキッチョム君は口にしてしまったのです。かつて使われ、封印された、賞味期限がとっくに切れて、腐り果てた唐辛子ジャムを。
「URRRRrryyyy!!!!!]
腐ったジャムを喰ったキッチョム君は内なる人格『ユギヲ』を発現させていました。
しかもジャムは脳内カプサイシンを増幅させ、いつもより3倍速く動くことができるのです!


どっとはらい

516 名前:machina [2001/11/18(日) 13:25 ID:gmrnCF5k]
>513-515
元ネタはこちら…
http://www.genbun.net/index2.html
おまけ名言録
キッチョム君「悲願達成の速度戦が始まるニダ」
ウヨ君「無恥と貧困はウリナラの罪悪だ」

517 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/18(日) 14:23 ID:PKyEJl.M]
 すいません、ニホンちゃんって「ご近所大戦!〜地球町はハルマゲドン但し人死に
はなしよ〜」みたいな話って書いてもいいのでしょうか。

518 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/18(日) 15:04 ID:8Tk/iU.2]
>>510 ハックル ★様
HPに収録された拙作「噴水」
イタリー君をマカロニーノ君に、わざわざ修正して下さったんですね。
どうもありがとうございます。お手数おかけしましたm(_ _)m


519 名前:月刊四季砲 [2001/11/18(日) 15:05 ID:FviWOdH6]
>>511
目次さん 申し訳ありませんが
>>458-460 第645話「ウリのせいじゃない、これは誰かの陰謀ニダ」 これは
前のスレの受け答えなので 題を変更して頂きたいです。ハイ
題は「お見舞い」でお願いします。

520 名前:月刊四季砲 [2001/11/18(日) 17:32 ID:1lXc6NCc]
「すこし昔の出来事」
ニホン家の夕食の食卓に何故かカンコ君が混じっています
「カンコ、なんで彼方がここにいるのよ」
「ゆるして欲しいニダ、ウリのウチは貧乏で食べるものがなく、ひもじいニダ
夕食に混ぜて欲しいニダ、頼むニダ、アサヒ」
「だめ〜 さっさと出てけ このバカチョンが!」
「アサヒちゃん、おいてあげようよ可哀想じゃない」
「あっ ありがとうニダ、ニホン感謝するニダ」
よっぽどニホンちゃんの言葉が嬉しかったのか、カンコ君は泣きながらニホンちゃんに頭をさげます。
「何で追い出さないのよ、もう」
アサヒちゃんは、納得できないようですがそれ以上は口を挟みません
それからというもの、カンコ君は食事の度に現れるようになりました。

そんなある日、ニホンちゃんの家に地震が襲いました。家の中は無茶苦茶になってしまいました。
家族みんなで後片付けをしていると、ニホンちゃんの傍にアサヒちゃんが寄ってきて耳元に囁きます
「カンコが何か良からぬ事を企んでるらしいわよ、早く何とかしないと」
「まさか〜」
ニホンちゃんは相手にしません、するとアサヒちゃんは懐から懐中時計を取り出すと
ニホンちゃんの目の前で左右に振り始め、小さな声でニホンちゃんに話し掛けます
「カンコはトンデモナイ事を企んでる、それを阻止できるのはお前しかいない 
さあ、その拳を振り上げカンコをこの家から追い出せ」
ニホンちゃんは目の前で左右に揺れる懐中時計をしばらく見ていましたが、突然 クビが小刻みに揺れだしだ
かと思うと今度は全身がそして揺れが徐々に激しくなっていき
「くっぇ〜」
人間とは思えない声を張り上げ、家の中に物凄い勢いで入っていきました。
「あれ?おかしいなぁ こんなはずじゃ どこで間違えたのかしら・・・」
アサヒちゃんは首をかしげます。一方家の中では
「ひぇ〜 やめるニダ ニホン」
「きしゃ〜」
「だれか〜 たっ助けて〜」
「けけけけけ」
「姉さんナニしてるんだ  カンコ僕がおさえているから早くにげろ」
「恩に着るニダ 」
家の中から、カンコ君が逃げ出してきます
「アイゴー こんな家 2度とくるものか〜」
カンコ君は泣きながら アサヒちゃんの前を駆け抜けていきます。
「まっいっか、結果おーらいね」
おわり


オマケ
ニホン家の食卓 二度と来ないはずのカンコ君がいます
ウヨ 「やいカンコお前 二度とこの家に来ないんじゃなかったのか」
カンコ「ドコにいようとウリの勝手ニダ、それを追い出すなんて差別ニダ
    そういえばあの時はニホンやウヨにヒドイ目に逢わされたニダ謝罪しる」
アサヒ「そうよ そうよ、早く謝りなさい」
ニホン(確かに私は酷い事したけどウヨはそれを止めたのに・・・
    それにあれはアサヒちゃんそそのかしたせいなのに・・・)

解説
ワザワザする必要もないと思いますが、
関東大震災です、朝日新聞の誤報?のせいで、朝鮮人がヒドイ目に逢わされます
それを庇ってくれたのが日本軍や警察です、
しかし朝鮮人は旧日本軍と警察当局が流した「朝鮮人が井戸に毒薬を入れ、放火した」
などのデマのため、軍や自警団などによって6000人を超える朝鮮人が虐殺されたと
思い込んでいます。




521 名前:100話作者 [2001/11/18(日) 18:07 ID:d/STZtc6]
ぼーっと考えていたら、タイワンちゃんにあこがれるウヨ君(年上の!お姉さん)なんてのを
思いついたが、いまいち話にならない。

だれかてきとーに使ってやってください。絵描きさんも歓迎。

さげ

522 名前:棄て ◆L7Vooglk [2001/11/18(日) 18:24 ID:JxUCndqU]
>>520月刊四季砲さん。
気の毒なカンコくんが、なんとも味わい深いですな。
ウヨくんが止めるところも。

523 名前:machina [2001/11/18(日) 21:07 ID:gmrnCF5k]
>517
やっちゃいましょう、と煽ってみる(藁

>520
そんなアサヒちゃんに萌ぇです、ハイ。

>521
尖閣絡みで好敵手、敵ながら天晴れという話なら作りやすそうですが
ウヨ君はシスコンぎみですからねえ。確かに厳しいです。
というわけでどなたかお願いします。

524 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/18(日) 22:44 ID:K7xu9eA2]
>>517
アフガンネタは使えないみたいですね。

525 名前:月刊四季砲 [2001/11/18(日) 23:28 ID:SdbDUQtc]
御礼の言葉
棄て ◆L7Vooglkさん machinaさん ありがうとございます
質問
エジプトのキャラはエジプト君でいいの?

526 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/18(日) 23:50 ID:K7xu9eA2]
すいません、珍走団「タリバン」と「コクレンジャー」の最終戦争って感じで話を
作ろうかと思ってたんですが、アフガンネタはタブーですか?

527 名前:517 [2001/11/19(月) 00:21 ID:YJj/R/a.]
>>526
 捨てハン忘れてました。517です。

528 名前:名無し君@お腹いっぱい [2001/11/19(月) 01:16 ID:S0yNuXwM]
>527
タブーって事はないけど、アフガンたんは事態が流動的すぎて、ネタにしずらいと言うのが本音。
良いオチを思いついても、状況が変わって陳腐化していたり。
僕は現実でのオチが付いてからネタにしたいと思っていますけど。

それを527さんがどんな手腕で料理するのか見てみたいような気もします。

529 名前:十八番 [2001/11/19(月) 01:30 ID:z7mntW7M]
>>528
そうだね。

「パキスたんの憂鬱」って感じでネタにしようと思ったら、
事態の進行が早いは先行き不透明だわでオチが付かんかった。

#そろそろ現実でオチが付きそうだが果たして?

530 名前:517 [2001/11/19(月) 02:15 ID:j.ER1Dvo]
>>528&529
 教えていただいてありがとうございます。一応、これ以降変わりようが無い前設定
みたいなものを考えてみました。
登場人物
タリバン関係
タリバンヘッド・アフガン・オマルくん

珍走団タリバンのヘッド。ロシアノビッチ君の豪邸の隣にある広大な空き地に
テントを張って暮らしている。
幼少時に名前のことでいじめられたのがトラウマになり、
地球町の人間全員に殺意を抱いている。
 が、家が貧乏で腕力も無い彼にはせいぜい靴を隠したりいたずら電話をしたりと
いった地味な嫌がらせしかできなかった。
 そんな彼に、ある日転機が訪れる。
 その当時、後のロシアノビッチ君のパパでありCIS財団総帥のソレン氏は、地球町役場の町議を
買収し、新しい道路の建設予定地がおまる君達の住む亜細亜区一帯であることを掴んでいた。
ソレン氏は、おまるくんの家がある空き地を前もって買収し、お役所に転売して大儲けすること
を計画していたのである。
 おまるくんのパパはこれで土地成金になれると大喜びしたものだが、ソレン総帥はそれほど
甘くは無かった。
 何とソレン総帥はおまる君の親戚に当たるなじぶらさんを買収し、この空き地はなじぶらさん
の所有する土地であり、さらになじぶらさんは既にソレン総帥に売却した、という書類を作成
させたのである。
 これにはおまる君のパパも怒った。なじぶらさんを家族を裏切った最低の背徳者であるとなじり、
地球町議会にソレン総帥の暴虐を訴えたのである。
 長すぎるので、一端切ります。

531 名前:名無しさん [2001/11/19(月) 02:26 ID:wpSC9ahs]
エジプトのキャラなら名前は「ナイル」きぼーん♪

532 名前:JY35 [2001/11/19(月) 05:05 ID:8ZJ43twE]
「星に願いを」
 
〔ニホンちゃんの日記より〕

11月18日
きのうの夜、不思議な夢を見た。
アメリー君がまっくろな馬にのって寂しい荒地を行く夢。
アメリー君は後ろに人相の悪い人たちを従えていた。
私は、急に不安になった心でアメリー君を止めようとした。
そんな私に、厳しい顔をしたアメリー君はいった。

「とめないで、ニホンちゃん。
 敵は近い。きっと・・・もうすぐのはずだから。
 もう終わるかもしれない。
 逆にもっとひどくなるかもしれない。
 でも逃げるわけにはいけないんだ。
 僕には守るべき人がいる・・・。
そういってまた、荒地の地平線を見つめた。
彼は静かに手を上げ、みなを前に進めた。
みんな強そうなのに、砂漠の中に消え入りそうな感じがした。
そして、わたしはかなしくなった。


そういえば、今晩は獅子座流星群が見られるんだって。
先生がいっていた。
ひがしの空の獅子座のそばで、消え入るように光る星。
少し寒いけど、世界が平和であるように、
アメリー君が寂しい顔をしないように、
今夜は、星に願いをかけてみよう。

おしまい。


533 名前:517 [2001/11/19(月) 05:15 ID:YJj/R/a.]
 あ。しまった。ロシアノビッチ君のお父さんはブーチパパですね。それに
これだとおまる君やサミー君をアメリー君達の世代と絡ませにくくなるな・・・。この辺の微妙な
間違いは本編で直します。
 
↓では続きを↓
 この事態にいち早く対応したのが後にアメリー君の父となるアメリーパパ(人物紹介に無かったので
仮名です)だった。
 地球町議会に過半数の議席を持つアメリー党の党首であるアメリーパパは、すぐさまブーチ総帥に
土地を返還するように決議を行い、さらに党の顧問弁護士に命じて詐欺罪によるブーチ総帥の民事告訴
を行った。
 当時アメリーパパには急速に議会内に勢力を伸ばしつつあったソレン党、引いてはソレン財団全体の
勢力拡大を阻止しようという目論見があったのである。
 こうして、アメリー党とソレン財団の間には急速に緊張が強まっていくのだった・・・。

 書いている間に思いついたのですが、この前設定の話は史実(w通りに二十年前の話にするより、
アメリー君たちが六歳ぐらいの頃の話にするほうがいいような気がしてきました。
そうすればアメリー君たちとの絡みを作れるし、それにニホンちゃんで活躍するキャラは大抵十代
だし。

 それじゃ、次はサミー君の設定です。
サミー君
 元地球戦隊コクレンジャーレッド。二十年前に庭から石油が出て大富豪になったサウジアラビア家の十七男。
 ハンサムで頭が良く、その上正義感も強い完璧な少年。アメリー君とは親友である。
 アラー組のヒーローであり、アメリー党、ソレン財団双方から一目置かれている。
 その正義感ゆえ、六歳にしてアフガン家抗争に参加し、今までにためたお年玉を
全額(約一億ドル)寄付したという。
彼の献金が無ければ、抗争はあと十年は長引いたと言われている。
 戦場の彼は小学一年生にしてコクレンジャーへの入隊を許される超有能な戦士であり、
アフガン家東部決戦においてはたった一人で一個機甲師団を殲滅し、その名を地球町全体に轟かせた。
 彼はアラー組の英雄から、地球町全体の英雄となったのだ。
だが、巨大な幸福は、返って巨大な不幸を呼んだのだった。
 不幸は抗争終結から一週間に訪れた。
 突如として中東区のならず者、イラク組が、お隣のクウェートさんの家に乗り込んだの
である。
 イラク組とクウェート家は元々一つの家族であったが、現在イラク組組長の定(さだむ)余りにも
乱暴で激しい家庭内暴力を振るったため、奥さんのクウェートさんはクルドちゃんを連れて別居し、
裁判所に離婚調停を申し立てたのである。
 その結果、定組長からクルドちゃんの親権と、養育費として原油プラントが取り上げられたのである。
 今回の侵入によって、クウェートさんとクルドちゃんにはさらに苛烈なDVが行われている可能性があり、
地球町議会は最強部隊であるコクレンジャーの投入を決定するのだった。
 コクレンジャー兵器の使用には大量の資源と資金を必要とする。当然、中央アジア区への
道路建設計画は凍結となり、アフガン家の住人は、前よりもさらに荒廃した空き地に取り残されて
しまうのだった。
 正義感の強い彼は、二大勢力のエゴの犠牲となったアフガン家の住人を見捨ててられず、また
、コクレンジャーの投入は、クウェートさんとクルドちゃんの命を危険に晒すだけだと
感じ、初めて出撃を拒否したのだった。
 彼にとっての不幸は、定組長がアメリー陣営を揺さぶるために、「サミー=レッドは
アラーに祝福されたイスラム教徒の守護天使であり、キリスト教徒殲滅のためにわれらに力
を貸すだろう」という声明を発表したことだった。
 元々彼の巨大すぎる武勲はアメリー党本部にとって気持ちのいいものではなく、この声明
を、彼の更迭の格好の材料としたのである。
 コクレンジャーレッドの資格を剥奪された彼に待っていたのは、サウジアラビア家からの絶縁状
 被支配階級からの彼への絶大な支持は、サウジアラビア家の老人達に危機感をもたら
すのに十分すぎるほどだったのである。
 だが、仲間にも故郷にも見捨てられた彼に更なる追い討ちが待っていた。
アメリー党は彼の報復を恐れ、秘密裏に暗殺部隊を派遣し、アフガン家の住人もろとも
彼の存在を抹消しようとしたのだ。
 彼に残された道は、アフガン家の住人とともに、地下水路へ潜伏することのみだった。
そして、九月十一日を迎えるのだった。
 

前設定はこんな感じですが、何か改善すべき点とかありますか?





534 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/19(月) 20:51 ID:02myXtig]
設定を語るより、それをもとに面白いネタを書いてくれたほうが嬉しい。
「まずネタありき」なんだから。それをとりいれるかを決めるのは個々の作者。

535 名前:517 [2001/11/20(火) 01:46 ID:QxrOGDuc]
「・・・というわけで、アフガン自然公園におけるタリバンの本拠地・
移動ルートなどの情報は一切つかめていないのが現状ですわ」
 ここはNAT(北・西区自警団)本部・円卓の間。
一時間前に団長であるアメリー君によって四人の最高幹部―――
エリザベスちゃん、フランソワ―ズちゃん、アーリアちゃん、
マカロニーノ君―――が召集され、会議が開かれていた。
議題はもちろん、アメリー家を半壊させ、地球町全体をテロの恐怖に
陥れている珍走団「タリバン」への対策を練るためである。
「諜報部は何をなさっていますの?たかが珍走団の動きも把握できないのですか?」
 報告を終えた情報担当のフランソワ―ズちゃんへ、外務担当のエリザベスちゃんが
優美だがどこか挑発的な瞳を向けて言った。
 フランソワ―ズちゃんは澄ました表情でその視線を受け止め、
「NATが手を出せるのは北区と西区だけですもの。私をお責めになるより、NAT
以外の町議を抑えることができなかったご自分をお責めになったら?」
と言い返した。
 それを受けてエリザベスちゃんは、
「私とて、常にベストを尽くしておりますわ。現にアッラー組を含めた
大半の町議の支持は取り付けておりますし、更にタリバンの情報を最も
お持ちのパキス家にも全面的な協力を確約していただいていますわよ?」
と、切り返す。
 フランソワ―ズちゃんはつぶらな瞳を更に大きく開き、口に手を当て、驚いた
ような表情を作って答えた。
「あらあらあら、アメリー議長がタリバンの協力者にも容赦しないと発表した瞬間
に、その方々がこちらに擦り寄ってこられたのを、貴方自身の功績だと仰るのですか?
 さすが、かつて恐怖と暴力によって町内を支配なさった家の方は違いますわね?」
そんなフランソワ―ズちゃんの毒のありすぎる皮肉にもエリザベスちゃんは全く動じず、
「繁栄と搾取は表裏一体のものですわ」
と、優雅に答えた。
フランソワ―ズちゃんは尚も言い募ろうとしたが、
「やめないかお前達!」
という議事進行役であるアーリアちゃんの叱責が飛び、二人とも優雅にその矛先を収めた
のだった。
 アーリアちゃんはアメリー君にも何か言ってもらおうと視線を向けたが、先ほどからア
メリー君は目の前で組んだ腕に顔を預け、自分ひとりの思考に沈んでいるようだった。
 アーリアちゃんは一つ首を振ると、次の議題であるアフガン公園への侵攻時期について
の発表を防衛担当のマカロニーノ君に促した。
アーリアちゃんの指名を受け、立ち上がったマカロニーノ君はメモを見ながら発表した。
「今回はロシアノビッチの中立宣言により、コクレンジャー兵器の使用は不可能
ということになる。従って上空からの偵察の後、地上部隊による制圧に移るわけ
だけど―――」
 マカロニ―ノ君の発表が続く中、ア―リアちゃんはアメリー君のほうを眺めやった。
常日頃の明るく自信に満ちた表情が身を潜め、頬をげっそりとこかせ、鋭いが焦点の
定まらない瞳を虚空に向けている。
 アーリアちゃんはため息を一つつくと、マカロニーノ君の方に向き直った。
「―――結局のところ、今回の作戦の最大の目的はタリバンを潰すことにあるんだが、
そのためにはやっぱりタリバンの根拠地を特定する必要があるわけで―――」
 結局、アメリー君は会議の終了までそのポーズを解くことが無かった。



 





536 名前:十八番 [2001/11/20(火) 02:20 ID:2m6CytTw]
タリバンを「タリ・バーン」と書くとちょっとかっこいい気がする。(藁

537 名前:名無し君@お腹いっぱい [2001/11/20(火) 02:31 ID:s7lvmTLU]
>517
あんまり長いとウザがられるので、程々の長さにするのが吉。
纏められなかったら、短編連載形式にすると良いでしょう。

538 名前:名無しさん [2001/11/20(火) 05:11 ID:cv5R.1eA]
珍走団だから、「多理蛮」かなぁ?(w <当て字

539 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/20(火) 12:24 ID:G6q3v5nk]
・・・蛇裏破暗・・・。

540 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/20(火) 13:37 ID:GyHg.OPI]
闇鍋(1)

冬です。
鍋の季節です。
ニホンちゃんの家でも、みんなで鍋を囲んでいます。
「はふはふ」
「おいしいね。」
「ほら、ウヨ、肉ばっかり食べないで野菜も食べなさい。」
「野菜もちゃんととってるよ。
そんなによそってもらっても、食べきれないよ。」
一つの鍋を囲んで、ココロも体もぽっかぽか。
ふと、ニホンちゃんは、最近ピリピリしているアメリー君の事を思い出しました。
「アメリーくんにも、鍋を食べさせてあげたいな。」
この、ニホンちゃんの優しい心が、大波乱を生んでしまうのです・・・・・・

541 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/20(火) 13:38 ID:GyHg.OPI]
闇鍋(2)

次の日、ニホンちゃんはタイワンちゃんとアーリアちゃんに相談してみました。
「ふぅん、いい考えじゃない?おもしろそうね。」
「どうせなら、みんなで材料を分担して持って行かないか?
そうすれば、ニホンちゃんの負担を少しでも減らす事ができるし。」

仲良し三人娘は、早速アメリー君の机へ向かいます。
アメリー君は、ぶつぶつ呟きながらノートに何か書いています。
「ねえ、アメリー君。」
「あ?」
振り向いたアメリー君、かなりキてるようです。
アメリー君の殺気立った一瞥で、ニホンちゃんは既に「泣き」モード入ってます。
「あ、ごめん。
何?ニホンちゃん。」
相手がニホンちゃん達だとわかり、笑顔をつくるアメリーくん。
「あ、あの、ニホンちゃんが、アメリー君ち色々あって疲れてるみたいだから
ニホンちゃんちで慰労会しようって。」
「みんなでいろいろ持ちよって、鍋大会にしようかと考えているのだが。」
「ニホンちで鍋パーティニダか?しょうがない、出席してやるニダ!」
「何であんたがでてくんのよ、バカンコ!」
「お嬢さん方の誘いとあれば、行くしかないよね〜」
「イタ公・・・・・・」
「わたくしも、もちろん参加できますわよね。」
「エリザベスが行くなら、私も行くわ。
もちろんよろしいわよね。」
「ネギや白菜はうちから持っていくアル。」

わいわいわいわい・・・・・・・

「ねぇ、なんか、大変な事になってない?」
「やれやれ・・・・・・こうなったらNoと言えないな。」
「じゃぁ、今度の日曜日に私の家にきてね。」
「ああ、僕も何か持って行くよ。
じゃぁ、日曜日にね。」

542 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/20(火) 13:39 ID:GyHg.OPI]
闇鍋(3)

日曜日、ニホンちゃんの家に、地球組の面々が集まりました。
みんな手に手に食材を持って来ています。

しかし・・・・・・
「鍋」の何たるかを分かってない子もいたようです。

「エリザベスちゃん、それ・・・・・・」
エリザベスちゃんの持ってきた缶の中に入っていたのは、紅茶。
「まさか、鍋に入れる気だったんじゃ・・・・・・」
「え?あ、えっと・・・・・・
オホホホ。
いやねぇ。
これはディナーの後、皆様に振る舞おうと思って持ってきたものですわ。」

ニホンちゃんは、鍋に入れるものを確認しようと、みんなが持ってきてくれたものを一度全部机の上に並べてみました。
オージーくんの農場のお肉。
チューゴくんのところのお野菜。
タイワンちゃんちでとれたお魚。
インドネシアちゃんちのエビ。
そして・・・・・・あまり鍋に馴染みがない子たちがもってきた、海のものとも山のものともつかぬもの・・・・・・
確かに、鍋の中に入れてはいけない物は、原則としてありませんが、
せめて、ポン酢に合うような物にして、と涙をぬぐうニホンちゃんでした。

ニホンちゃんは、ちょっとげんなりしています。
「もう、チョコレートなんて、どうすればいいのかしら?
かといって、捨てるのは持って来てくれた人に悪いし・・・・・・
・・・・・・そうだわ!」
ニホンちゃんの顔にいたずらっ子な笑みが浮かびます。

543 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/20(火) 13:40 ID:GyHg.OPI]
闇鍋(4)

くつくつと煮え立つ二つのお鍋。
「では、これより鍋大会を初めまーす。
みんな、お忙しい中、いろいろなものを持って来ていただいて、ありがとうございます。」
「御託はいいニダ!早く食わせるニダ〜!」
「はい、では、鍋大会を始めます。
ここに器とお箸があるので、各自で鍋から取って食べて下さい。
こっちがお肉、こっちがお魚です」
人数が多いのと、お家の事情などに考慮しての工夫です。

「どれどれ・・・・・・
ぶばっ!
こらニホン、味がないニダ。」
「味を付けていないから、調味料は、こっちからお好きなように選んでね。」(にっこり)

そこには醤油、ポン酢などのスタンダードなものから、コチュジャン、ナンプラー、カレー、
さらに、誰がどう勘違いしたのか、ドレッシングも置いてありました。

「あの、ニホンちゃん、なんか、ボクが想像してた『鍋』とはだいぶ感じが違うんだけど・・・・・・」
親日家で、ニホンちゃんの事を良く知っているアメリーくん、タイワンちゃん、フランソワーズちゃんが不安気に尋ねます。
それに対し、ニホンちゃんは、お得意の「ジャパニーズ・スマイル」で、はぐらかします。

会は盛況でした。
いつのまにか、ゲルマッハくんとアメリー君が仕切り、
ニホンちゃんとアーリアちゃんが食材の補給や灰汁取りをして
チューゴ君、エリザベスちゃん達がひたすら食べ、
カンコ君が鍋秩序を乱すなど、
それぞれの鍋スタイルが生まれてきました。

「ニホンちゃん、具を持ってきてくれないか?
もうすぐ具がきれそうなんだ。」
「こっちもだ。」
「じゃ、第二部の始まりね。」
「え・・・・・・・第二部?」

544 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/20(火) 13:41 ID:GyHg.OPI]
闇鍋(5)

そういうと、ニホンちゃんは立ち上がり、部屋の電気を一番弱い光にしました。
みんなが怪訝そうな顔でニホンちゃんを見つめます。
「では、第二部、「闇鍋」です。
ある種のゲームみたいなものね。
ルールは、取ったものは、一口でいいから必ず食べる事!いい?」

おぼろげながら「鍋」とはどんなものか分かった皆は、
自分達が持ってきたものを思い出して、冷や汗をかいています。

闇の中に、どぶん、どぶんと、食材が放り込まれる音が響きます。

「だいじょうぶよ。
とりあえず、『あからさまに食べられないもの』は混じってないから。」
その、ニホンちゃんの言葉が、更に不安を加速させます。

やがて、鍋から異様なにおいが立ち込めてきました。
ニホンちゃんが蓋を取り、おたまでぐるっとかき混ぜます。

「じゃ、最初はゲルマッハから。」
「な、なんでそうなるんだ、アメリー!
やはり、今日の主役である、君から取りたまえ。」
しぶしぶアメリーくんが、鍋に箸を突っ込みます。
「うわ、なんかぐにゃぐにゃしたものとっちゃったぜ。」
次は、そのとなりのエリザベスちゃんです。」
「・・・・・・あ、よかった。
何か小さいものですわ。」
そこから一つずつ、時計周りにとって行きます。
「じゃぁ、電気つけるね。」

ぱち。

「きゃぁぁぁぁっ!!!」
「げぇぇぇぇっ!」
部屋中にみんなの悲鳴が上がります。


545 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/20(火) 14:05 ID:GyHg.OPI]
闇鍋(6)

「だれだよ、これぇ・・・・・・・」
アメリー君が取ったものは、茹ってぶよぶよになったトマトでした。
「あ、それ、ボク。
あ、よかった〜ボクのはサケだ〜
サンキュー、ロシアノビッチ君。」
「いや、それ、ぼく・・・・・・なんだけど。」
カナディアン君黙殺されています。

「トマトはマカロニーノか・・・・・・
となると、この溶けかかったチーズは・・・・・・」
しかめっ面のゲルマッハ君の横から、フランソワーズちゃんが声をかけます。
「あ、私ですわ。」
「すごいにおいだぞ、これ・・・・・・」
「チーズフォンデュみたいになって、美味しいかとおもいましたの。
ジャガイモと塩しか食べなれていないあなたには、
刺激的なお味だったかしら?ホホホ。
で、私のとった黒いゴムみたいなのはひじきかしら?ニホンちゃん。」
「私、ひじきなんて、入れてないわよ。」
答えたのは、対角にいるロシアノビッチくん。
「あ、それ、オレんところの『食用ヒル』」
「い、いやぁぁぁっ!」

さて、エリザベスちゃんの取った「ちいさなもの」とは?
「何ですの?この、い、芋虫は。」
「揚げた蚕なの。好きなおやつだから持ってきたんだけど・・・・・・」
ベトナちゃんは、少し済まなそうにいいました。
「あなたの家のトムヤンクンには、こんな物入れないでしょう?」
「イヌよりはいいかと思って・・・・・・」
「じゃ、ベトナ、俺の所に入ってるこの足は何アルか?」
「え?私は持って来てないわよ。食べれなかったら困るもの。」
「そうよね。
チューゴ君もベトナちゃんもみんながイヌ食べるの嫌いな事、分かっているもんね。
あは、あははは。」
「あ、あはははは。」

「それはウリのイヌニダ〜」

・・・・・・・・・・・

「貴様かぁ!!!」
「アイゴォォォゥ!!!!」

546 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/20(火) 14:09 ID:GyHg.OPI]
初投稿です。
長くなって申し訳ありません。

食文化なんて、ほかの文化圏から見たら「ゲテ食い」状態なわけで。
カンコ君の犬ばっか取り上げるのはフェアじゃないと思いまして。
クサヤもチーズも、「発酵=腐敗の一種」ですからね。
でも、オチはやはりカンコ君じゃないとしまらないですね。

学校行ったら、授業が休講だったニダ。
投稿したら後ろが切れてるニダ。
sageにしたのに、ばっちりあがってるニダ。
欝田・・・・・・


547 名前: [2001/11/20(火) 21:42 ID:oIG5GAX6]
こちらの認識間違いかもしれないが、タリバンってテロ組織だったけ?
アルカイダと間違えてるのでは?

事実誤認で妄想するのは、カの国の専売特許にしておいたほうが
良いと思うのだが・・・・

548 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/20(火) 22:04 ID:4yOBotfU]
>547
テロ組織はアルカイーダ
タリバンはついこないだまでアフガニスタンの九割を支配していた勢力の名前
で、タリバンはアルカイーダを支援している

ってとこか

549 名前:名無しさん [2001/11/20(火) 23:02 ID:gdh5jFCY]
タリバンはクアフガニスタンを武力制圧して政権握ったからなぁ。
テロと大差ないと思うがね。

550 名前:eS1Krqd. [2001/11/20(火) 23:15 ID:Ty/omFt6]
武力で政権を握ったグループを「テロ組織」と考えるなら
世の中いろいろテロ組織が出てくると思われ。
それこそ軍部のクーデターで起こった政権も
武力で勝ち得た政権だからねぇ〜。
この例としては「パキスタン」「イラク」「ビルマ(ミャンマー)」が該当し。
また武装グループが政権を握った例としては
中華人民共和国も中国共産党が
国民党との戦いに勝利した結果、創建した国だよ〜ん。

551 名前:eS1Krqd. [2001/11/20(火) 23:26 ID:Ty/omFt6]
今テロ組織として
アメリカが認定しているのは
アルカイーダの他にスペインのバスク解放運動組織、
北アイルランドの「真のIRA」など
日本ではオーム真理教が認定されている。

ただこれはアメリカが自国のみで認定したことに
注意しなければならない。
政権側にとっては敵であっても
数少ないとはいえその地に住むものにとっては
政権よりも信頼されている事があるからである。
先にあげた「真のIRA」も北アイルランドのカソリック教徒の中には
信頼をよせている者が多いことがいい例である。
このことからアルカイーダのような
イスラム教義の枠を越え独断に走るわかり易い狂信者の集団はともかく
他の組織についてテロ組織と断定するのは難しいであろう。

552 名前:たれぽん ◆ioJhOZxk [2001/11/21(水) 00:27 ID:rPUFCUag]
アメリカだってイギリスから独立したんだよなあ。


553 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/21(水) 01:00 ID:MHDE7WNs]
>540-547 闇鍋
なかなか面白かったッス
犬食ネタは基本的に好きなので 
これからもどんどん書くニダ!


554 名前:ポケットの中の戦争 Vol.1 [2001/11/21(水) 03:01 ID:Icxp6E.s]
「戦場までは何マイル?」

これはアルの歯がまだほとんど乳歯だった子供のころのお話。
その頃のアルは町の青年団が大好きで、ある意味マニアでした。

ある日、アルは年上のお兄さん達が家の近くの湖の小島で遊んでいる見ていました。
その小島は役所の登録では自分達のものではありませんが持ち主が遠くにいるため、
かまわず遊んでいました。しかし、ついに島の持ち主が家の若い人達とやってきました。
そうこうしているうち取っ組み合いになり、家同士のケンカが始まってしまいました。

アルは興奮しました。よその町の青年団が生でみられる。彼は外へ飛び出しました。
湖の淵にいくと青年が一人倒れていました。青年は青年団のハッピをきていました。
  
 ウウゥ(+_+)   煤i・e ・ )<「あぁ!青年団のひとだ!」
                
アルは興奮して彼に近づきました。青年も子供ということで警戒はしませんでした。

島の持ち主とアルの家はしばらくケンカを続けました。同時にアルとその青年も
密会をするようになりました。アルは楽しみにしていました。青年が話すその話に。
青年が特殊青年団で特殊な任務につき、いろいろな体験を話してくれました。

2ヶ月たったある日、アルの家ではゴタゴタしていました。何かが起こると
子供ながらにそれ感じ、アルはそれを青年に、青年はそれを団長に報告しました。
”争いが大きくなる” 青年はそう感じ、えもいわれぬ気持ちになりました。

555 名前:ポケットの中の戦争 VoL.2 [2001/11/21(水) 03:03 ID:Icxp6E.s]
「嘘だといってよバーニィ」

( ・_・)<「もしかしたら大勢の大人がやってくるかもしれない」 (・e ・ )
                                      
( ・_・)   「バーニィはS・A・Sなんだろ、なんとかしてよ!」>(・e ・;)

( ・_・)<「嘘をついたんだ。だから遠くへ逃げるんだ。アル」 (・e ・ )

( ・_・)                「バーニィのうそつきぃ!」> (・e ・;)

アルは泣きながら家に帰りました。家についたとき大人達はあの小島を
あきらめる話をしていました。アルはその話をきき飛び出しました。
あの青年に争いが終わったこと伝えに。しかし、いつもの密会場所には
もうあの青年はもういませんでした。

それから何年か過ぎました・・・アルは背が少しのびました。

なにげない光景見たときフっとあの青年を思い出しました。そして想いました。
一つの島を巡って家同士がケンカをするなんてバカげてる。そう考えるように
なっていました。かの人達のことも他人事のように思うえませんでした。
  
        ▽  ニホンノモノハウリノモノ!
( T▽T)ノ    \<`∀´;>                   (・e ・;)
カエシテー       ウリノモノハウリノモノ!             コレハチガウ・・・

違いました。

556 名前:ポケットの中の戦争 VoL.3 [2001/11/21(水) 03:08 ID:Icxp6E.s]
「アルのある意味のポケットの中の戦争のお話」

これはアルの歯の乳歯が3本ほど抜けた頃の話。
アルは年上のお兄さんがするシューキューゲームに熱狂していました。
アルの兄はシューキューがとても強く、所持していたカードはレアばかりだし、
激レアで伝説のトラップカード「神の手」は極悪ででした。しかし、いつまでもカードで
遊んでいるわけにはいかないので兄は弟のアルにカードを全てあげてしまいました。

アルは喜びました。そしてカードは肌身はなさずとても大事にしていました。
そして、ある日カードから声が聞こえてきました。アルにはカードの声が聞こえる
ようになっていました。「カードは友達」らしく、なんと会話までできようになりました。
                                 オマジナイ・・・?
                 [] (・e ・ )        (^▽^ ) 
「すこぶるブエノスアイレス!」フ       

アルは自力でアメリー君主催のW杯に参加していました。快進撃を続けていました。
しかし、予選グループを突破し、いざトーナメント、というところ事件がおきました。
なんとお下がりのレアカードの「マラドーナ」がドーピング(禁止塗料)でゲームに
使えなくなりました。アルは自分のカードに回りの目も気にせず叫びました。

( Te T)<「嘘だと言ってよ!バティ。」 [] スマンデス・・・

アルはその後のゲームにも負けてしまい、アルのW杯はおわってしまいました。が、
アルはその後もシューキューを続けます。理由は好きだから。 いいぞサッカーバカ!
今日もニホンちゃんとシューキューカードのレンタルをしています。
ニトウヘイGET!       GO!ボカジュニアース!
   ( ・e ・)ノ[]  \(^▽^ ) 


557 名前:Mr.コパ ◆75ri/Ckk [2001/11/21(水) 07:18 ID:8s0plwGc]
名作っすね。アルがだんだん成長していくのも童話っぽくてイイ!と読んでたら、

>「すこぶるブエノスアイレス!」
で朝の6時から大爆笑。近所に聞こえるぐらいに。いやマジ。

558 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/21(水) 12:04 ID:oYEs6vIg]
 祝・ベルギー第一王女誕生!
もうすぐ日本にも生まれることだし、誰かニホンちゃん達が生まれた頃のお話
書きません?


559 名前:月刊四季砲 [2001/11/21(水) 12:24 ID:ETb.trYw]
「ウヨ君頑張る」
チュウゴ家の庭でロシアノビッチとウヨがにらみ合って立っています。
「やい、ウヨこの俺に喧嘩を売るとは大した度胸だな、覚悟は出来ているのか」
「うるさい、そっちこそ、いまのウチに謝った方が身のためだぞ」
「ふん、その減らず口、叩けないようにしてやる」
いまここにウヨとロシアノビッチの喧嘩が始まります。
でも、体格の差が大きいロシアノビッチにウヨが勝てるわけありません
すぐにぼこぼこにされます。
「どうだ、この俺に逆らうからそういう目に合うんだ」
「うるさい、そっちこそ降参したらどうだ」
ウヨはまだ諦めません
「だったらこれでどうだ」
ロシアノビッチのボディーブローが炸裂、ウヨは倒れこみますでも
「ま まだだ、僕はまだ・・・・」
ロシアノビッチの足にしがみつきまだ頑張ります。
「何でまだ立とうとするんだよ」
ロシアノビッチの拳がウヨに降り注ぎます、でもウヨは諦めません
「僕は僕は負けない!お前に勝ってニホン家は列強の仲間入りするんだ」
「このやろ、このやろ、いい加減にしろ」
「負けるものか!僕が、僕が勝つんだ!」
決して引かないウヨを見てロシアノビッチは得体の知れない恐怖を感じました。
(なんで、こんなになってまで、俺に向かってくるんだ、まさかこのまま・・・)
「降参しろロシアノビッチ!!」
「わっわかった 俺の負けだ 頼む許してくれ」
足を掴んでいるウヨの手を払いのけると、そのままロシアノビッチはドコかに行ってしまいいました。
「ウヨーどこにいるの〜 あっウヨどうしたのこんなになって」
あんまりウヨの帰りが遅いのでニホンちゃんが迎えにきたのです
傷だらけになったウヨは姉さんをの顔を見て、笑みを浮べます
「ねっ 姉さん ぼっ僕 ロシアノビッチに勝ったんだ、これでウチも列強の仲間入りだよ」
「ばか こんなになって ナニが列強よ ウヨのバカ」
「姉さん?」
「ウヨのばか〜」
ニホンちゃんはウヨを抱きしめるとそのまま泣き出してしまいました。
いつまでも いつまでも 

おわり

解説
え〜元は日露戦争の203高地での激戦です
ロシア軍は叩いても叩いても向ってくる日本軍に恐怖したといいます。

なおこの話はとあるマンガの朴リです、謝罪します(以下略)せん
ですからこれは〇〇〇oもんの朴リニダ反省しる、なんて言わないで下さい

560 名前:朋萌 [2001/11/21(水) 12:50 ID:K.DkvFwQ]
 USO800の話しですね。(w

561 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/21(水) 23:59 ID:XJWl2kdM]
↑ ???

562 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/22(木) 01:21 ID:CdsSr9Bk]
>>554-556
上手いですね〜、いつもながら。
絵本ちっくなのが本当にイイっす!

ところで、野暮を承知で聞きますけど、
「すこぶるブエノスアイレス!」ってのは何?

563 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/22(木) 02:18 ID:kTqWRJsA]
 すいません、ニホンママとパパのフルネームってもう決まってますか?

564 名前:サイボーグカンコ君の能力は「縮地装置」! [2001/11/22(木) 02:19 ID:8.hBGfKo]
きっと誰もこたえられません。ただブエノスアイレスをいいたかっただけです。
いつも予想しない感想を書いていただくとうれしいのですが変な気持ちになります。
ただ、モーニング娘。に絡めたかっただけなのに・・・触れてくれないもんですな。

モー娘のメンバーがもとです。わかると3倍たのしいです。
ニホン    (^▽^)  表・石川
カンコ君   <ヽ`∀´> 保田
リュー君    (´д` )  後藤
パラ雄    (0^〜^0) 吉澤
ポル     ( ´D`)  辻 
ガル     (‘д‘)  加護
バスクさん  (〜^◇^〜) 矢口 
ベトナ     川 ~〜~)  飯田
アル(ゼンチン) (・e・)  新垣
コスタリカ   (*^∇^) ネガティブな石川

 外の面子はテキトーです。    ドロンパアメリー→(゚ぺ)

(●´ー`) <「ほんとモーオタはしょうがないっしょ」 


565 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/22(木) 02:51 ID:7EjlcyDY]
>560
その前だよ。「さようなら○○えもん」のエピソード。
USO800はその次。

566 名前:ハロモニ劇場で是非。 [2001/11/22(木) 04:49 ID:IqOMdJx2]
ポルとガルが辻・加護なのは知ってましたが、
そんな細かい設定が有ったとは知りませんでした。

ところで安倍は? ナッチ?

567 名前:  [2001/11/22(木) 09:27 ID:0cuBuRBI]
>563
おとうさんはジミンさんだけどお母さんはきまってないよ

568 名前:朋萌 [2001/11/22(木) 12:49 ID:TlbI.nzE]
>>565
 そうでしたか。どうもワンセットなんで、頭の中で
同じになってますわ。

569 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/22(木) 15:04 ID:nS1.w5bc]
>>567
 実は今度の話にお母さんを出そうかと思ったんですが、勝手に名前を決めても
かまいませんか?

570 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/22(木) 16:56 ID:F9qDPyys]
お母さんってナデシコさんじゃなかったっけ・・・
あれ? おばあちゃんだったっけか?

571 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/22(木) 18:02 ID:c7NgDFkw]
>>570
 日ノ本撫子?・・・いいような語呂が悪いような・・・。

572 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/22(木) 18:14 ID:0Gv3D83Q]
お父さんが自民党 お祖父さんが日帝だから お母さんは皇室っぽい名前を

573 名前:?氏 [2001/11/22(木) 18:31 ID:ylYSgcfA]
>>572
世代的には雅子さまなんだろうけど、今までの話のイメージからだと
美智子さまかな。
おじさん世代としては良子(ながこ)さまも捨てがたいが...。

574 名前:(・∀・) [2001/11/22(木) 20:11 ID:2UxRtdLs]
ああ、ナデシコさんはおばあちゃんです。
しばらく前にお母さんの名前は喜久子さん希望、という書き込みもありましたね。


575 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/22(木) 20:13 ID:kTqWRJsA]
>>572
美智子様・・・うーん・・・。個人的には、小学生のお母さんで技術者なんだか
ら、若いかんじの名前がいいと思うんですが。ニホンちゃんと同じ花つながりで。

 そういえば、ニホンちゃんやアーリアちゃん以外でフルネームが決まってる人って
います?

576 名前:  [2001/11/22(木) 20:23 ID:E63pycT.]
>575
小須田梨香(コスタリカ)だけのはず。
ただ梨香なのか梨華なのかどっちでしょう?>564さん(でいいですよね?)

577 名前:570 [2001/11/22(木) 21:01 ID:F9qDPyys]
>574
あぁ、やっぱおばあちゃんでしたか。 <ナデシコさん

喜久子さんっていいんじゃないんですかねぇ。
菊、ってことで皇室も花つながりもクリアできそうだし。
そうすると菊子さんのほうがいいのかな?

578 名前:タイゾーのカメラ2 [2001/11/22(木) 21:59 ID:5G86a/D6]
「・・・・・・」

しばらく写真を見つめていた支局長は、ポケットからしわくちゃの100ドル札を取り出し、
目の前にいるヨレヨレのシャツを着た青年に与えました。
鉛の玉の前にはブンヨーの命は危うく、そうして撮ってきた写真はわずかのお金で通信社に
買い上げられ、翌日の全世界の新聞の一面を飾るのでした。

「また、いくのか?」

支局長の問いかけにブンヨーは振り向きもせず、片手をあげて答えるのみでした。

-------------------------------- 一ヶ月前 ---------------------------------------

「ピンポーン」

「はーい」

ベトナちゃんがドアを開けると、そこにはひとりの青年がいました。精悍な顔つきに、ヨレ
ヨレのシャツ。確かに会ったことはないはずなのに、どこか懐かしい面影が、ベトナちゃん
の脳裏をかすめました。

「どなた?」

青年は、無言のまま玄関に入ってきました。

「ちょ、ちょっと!」

「・・・ここに、兄貴のカメラがあると聞いてきたんだが」

579 名前:タイゾーのカメラ2 [2001/11/22(木) 21:59 ID:5G86a/D6]

「ちょっとベトナちゃん、あの男、まだいるわよ」

公園で遊ぶベトナちゃんたちを、ベンチで見ているブンヨーがいました。

「いいの!ほっとこう!」
「でも・・・」
「いいったら、いいの!・・・ほら、いくわよ!」

ベトナちゃんのトスしたボールはニホンちゃんの頭の上を越えて、ベンチのほうへと転々と
転がっていきました。ニホンちゃんもタイワンちゃんもなんだか気まずくて、ボールを拾い
に行こうとしません。

「もう!・・・いい、私が取って来る!」

ボールは転がって・・・ブンヨーの足下に。

「・・・・・・」

ベンチに座ったままボールを拾い上げると、目の前にはベトナちゃんが立っていました。

「なあ、あのカメラ・・・」
「・・・カメラ、どうするの?」
「どうするって、写真を撮りに・・・」

ブンヨーが視線を上げると、ベトナちゃんの黒い瞳から、大粒の涙が溢れ出していました。

「お、おい、どうしたんだ?」

「どうして!?どうしてあなたが行かなきゃいけないの!?危ない所なんでしょ!?タイゾー
は・・・死んじゃったのよ!私の大切な人たちは・・・どうして・・・みんな・・・」

「これ・・・見てごらん」

ブンヨーがポケットから取り出したのは、古ぼけた一枚の写真でした。

「そう、これはまだ小さいころのキミだ。ほら、この笑顔には希望があるじゃないか。兄貴の
撮った写真の中で、俺はこれが一番好きなんだ。戦争を伝える写真はいっぱいあるけど、俺は
・・・こんな写真が撮りたいんだ。兄貴のカメラで」

580 名前:タイゾーのカメラ2 [2001/11/22(木) 22:00 ID:5G86a/D6]

あれから一ヶ月が過ぎ、新聞やテレビでは激しさを増す戦争の様子が、毎日のように伝えられて
います。映像が流れると・・・ベトナちゃんはどうしても目をつぶってしまいます。

「ただいま」

学校から帰ると、郵便受けに一通の手紙が・・・

急いで封を開けると、荒野に咲く一輪の白い花の写真とメッセージ。

「もうすぐ、帰るよ」

------------------------------------------------------------------------------------
第205話「タイゾーのカメラ」続編です。ブンヨーのモデルは戦場カメラマン石川文洋。

参考資料 開高 健 著「私の釣魚大全」
       石川文洋 公式HP http://www6.plala.or.jp/zassoan/

581 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/23(金) 03:47 ID:syYDFtko]
    「かんにんぐ」


「は〜い、この時間はテストをしま〜す♪」
『えええぇぇぇぇぇっ!?』
 異様に楽しげなフラメンコ先生の宣言に、悲鳴ともブーイングともつかない声が答えます。ぬきうちでテスト
を告げられたため、五年地球組のメンバーの半分は、目をどんよりと濁らせています。
「酷いぜ、先生………」
「まずいわ。全然勉強してない…………自信無いなぁ……」
「いきなりテストなんて卑劣ニダ。謝罪と」
 すこーん!
「ほらほら、文句を言わない。はい、前の人から順にまわしていってね」
 カンコ君にチョークを命中させて黙らせてから、先生は答案用紙を配っていきました。教室内のざわめき
が、急速に静まっていきます。
「ううう、何故ニダ。最近、邪魔されたり勝手に略されたりして、ちっとも補償を請求出来ないニダ」
 密かに涙するカンコ君。そんなことより、テストの心配をした方がいいのでは?
「さて、みんな受け取ったわね?それじゃぁ、始め!」
 戦いが、始まりました。

 静かな教室に、鉛筆を走らせる音だけが響きます。時折、誰かが漏らすためいきや、忌々しげな舌打ち
が、その静謐を破るだけ。
 ある意味、聖堂じみた空間の中で、カンコ君は、筑波のガマが泣いて逃げ出す程の勢いで、脂汗を垂らし
ていました。
(ま、まずいニダ………)
 テスト開始から、既に三十分以上経っています。それなのに、彼の答案は半分も埋まっていません。記号
で答える問題は、ほとんど勘で答えを記入したのですが、単語や文章で答える問題には手も足もでないの
です。
(シッパル、こ、こうなったら最後の手段ニダ)
 彼の言う「最後の手段」……そう、禁じ手のカンニングです。
 幸い、フラメンコ先生は、開始早々に教室を一周しただけで、今は教卓でハーレクイン・ロマンスなんぞを
読み耽っています。………って言うか、先生、それは職場放棄では?
 ともあれ、これをチャンスと見たカンコ君、早速行動を開始します。まず、右隣のニホンちゃんの答案を横目
で覗きます。――――が、ニホンちゃんは既にテストを終えていて、答案用紙を裏返しています。
(ぐぐ………。ニホンのくせに生意気ニダ。そ、それなら…………)
 今度は左隣のアメリー君の様子を伺います。―――――アメリー君は、下敷きを衝立がわりにして、カン
コ君の視線を完璧にブロックしていました。その向こうのエリザベスちゃんに対しては無防備状態なので、
彼の意図はあまりにも露骨ですね。
(――――ひどすぎるニダ)
 心の中でさめざめと泣くカンコ君。自業自得、日頃の行いのせいでしょうね。


582 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/23(金) 03:47 ID:syYDFtko]
          つづき

 進退窮まったカンコ君は、せわしなく視線を泳がせました。―――と、アメリー君の前に座っているカナディ
アン君の答案が目に入ってきました。
 机に突っ伏して居眠りをしています。答案用紙が半分ずり落ちて、カンコ君の目前に半ば晒されていまし
た。回答欄は、全て埋まっています。
(ラッキーニダ!これも、ウリの日頃の行いが良いからニダ!)
 欣喜雀躍するカンコ君。日頃の行いのよい人間が、カンニングする訳がないでしょうに。
 ともあれ、ターゲットは決まりました。ちっこいお目々をめいっぱい見開き、カナディアン君の答案を睨み付
けます。先生に見られてもばれないように、顔を俯けて、鉛筆を小刻みに動かすのも忘れません。こうすれ
ば、一見真面目にテストを受けているように見えます。こういうことにだけは、頭がまわるんですね。
(み、見えるニダ!マンセー!)
 いささか距離があるので、本来ならば見えない筈なのですが、彼の精神力は、一時的に視力すら上げて
しまったようです。大急ぎで回答欄を埋めてゆき、最後の一文字を書き込んだところで、タイミング良くチャイ
ムが鳴り出しました。
「はーい、そこまで!それじゃ、列の一番後ろの人はみんなの答案用紙を回収して頂戴。終わったらHR始
めるから、みんなそのまま座っていてね」
「うう、あまり出来なかった………」
「う〜ん。まあまあ、かな?」
 悲喜こもごもの声が飛び交う中、カンコ君は達成感に浸っていました。やったことは不正行為なのですが。

 放課後。
 職員室では、フラメンコ先生が早速テストの採点をしています。
「まる、まる、まる、まる、まる、まる、あ、ばつ。まる、まる、まるっ、と。ニホンちゃん、96点。やっぱりこの
子出来がいいわね」
 フラメンコ先生、いちいち採点を実況しています。プライバシーもへったくれもありませんね。
「まる、まる、まる。……う〜ん……オマケしてさんかく。……まる、ばつ、まる、まる。アメリー君、94点」
「テストの採点ですか?フラメンコ先生」
 彼女の後輩で、三年地球組の担任であるハプスブルグ先生が、コーヒーを差し出しながら聞いてきます。
「あ、ありがと。……ええ、抜き打ちだったから、みんなちょっと苦戦したみたいね。えーと、次はカナディアン
君ね。……まる、まる、ばつ、まる、ばつ、まる、まる、まる…………ぷっ!」
「ど、どうしたんですか?」
 いきなり吹き出したフラメンコ先生に、ハプスブルグ先生が尋ねます。
「あぁ……失礼。面白い回答をした子がいたものだから。……でも、間違いは間違いね。ばつ。…まる、ま
る、ばつ、ばる、まる、まる、まる………87点!」
 カナディアン君の回答が、笑いのツボにはまったのでしょうか、肩を震わせながら採点を進めるフラメンコ先
生。そんな彼女の方が面白いのでしょうか、ハプスブルグ先生は、テストではなくフラメンコ先生を見ています。
「次は…ええっと……カンコ君ね」


583 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/23(金) 03:47 ID:syYDFtko]
         つづき

「あー、相変わらず読みづらい字ねぇ………ばつ、ばつ、ばつ、ばつ、まる、ばつ、ばつ、ばつ……勉強して
んのかしらこの子。一度家庭訪問したほうがいいかもね。……えー、ばつ、ばつ、まる、まる、まる、ばつ、
まる、ばつ、まる、まる、まる……いきなり正答率が上がったわね――――え?」
 フラメンコ先生のペンが、ある答えのところで止まりました。そこには、先ほど彼女の笑いを誘った、カナ
ディアン君の答えと同じ物が書かれていたのです。
 フラメンコ先生の脳裏に、ある単語が深紅のゴシック文字で浮かんできました。
「まさか、ね…………」
 一瞬でも教え子を疑った自分を叱責するように呟きますが、疑惑は晴れません。カナディアン君の答案用
紙を取り出して、見比べてみました。
 …………全く同じでした。
 一字一句違わず、まるきり同じ事が書かれているのです。図形すらもそっくりでした。
「………ハプスブルグ先生、悪いけど、これ、ちょっと見比べてみてくれる?」
「いいんですか?」
 二人の答案をじっくりと比べるハプスブルグ先生。やがて、ゆっくりと顔を上げると、言い切りました。
「………カンニング、ですね」
 ごごごごごごごごご………………!
 その瞬間、地鳴りのような音が職員室に充満し、フラメンコ先生の背後から、闘気めいたオーラがたちの
ぼりました。ハプスブルグ先生は、それに圧倒されて、二、三歩後退します。
「あ、あの………先生?フラメンコ先輩?」
「うふふふふ………つくづくいい度胸してるわ、あの子……柱にくくりつけて闘牛けしかけてやろうかしら」
 すでに目が逝っちゃっています。

 ゆらり、と、備え付けの放送機材に歩み寄ったフラメンコ先生は、恐ろしい眼光を放ちながら、全校放送を
始めました。
「……五年地球組の皆さんに通達します。今すぐ、カンコ君を捕縛して、職員室まで連行してきて下さい。手
段は問いません。多少手荒に扱っても結構です。なお、捕獲に成功した人は、向こう一週間、掃除当番を免
除します。繰り返します。五年地球組の……」
「まてっ!カンコ!」
「大人しく捕まるアル!」
「アイゴーッ!」
 極めて不穏なその放送が流れた瞬間、校庭から、凄まじい怒声と、悲痛な悲鳴が沸き上がりました。窓
から見下ろすと、その場に居合わせた五年地球組のメンバー全員が、カンコ君を追い回しているようです。
その人数はどんどん増えてゆき、ほぼ全員が参加したようですね。
 捕まるまいと、ちょこまか逃げ回るカンコ君。しかし、みんなは、キッチョム君が指揮するマスゲームなど足
元にも及ばないような、美しく、統制された動きでもって彼を追いつめてゆきます。
「……いいチームワークだわ。いまなら、練習なしでクラス対抗の運動会をしても優勝できそうね」
 満足げに論評するフラメンコ先生。その横顔をみて、密かに戦慄するハプスブルグ先生。
 カンコ君包囲網は、どんどん狭まってゆき……やがて、一点に収束しました。みんなが歓声を上げます。
「捕まえたようね。…………うふふふふ、おしおきタァ〜イム」
(に、逃げ出したい……………!)
 どうやら彼岸にいってしまったらしい先輩の姿に、おもいきり引きまくるハプスブルグ先生でした。


584 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/23(金) 03:48 ID:syYDFtko]
         つづき

 フラメンコ先生お待ちかねの、カンコ君がやってきました。その姿は、おしおきするまでもなく既にボロボロ。
丈夫な角材に、両手首と両足首を縛り付けられ、まるで狩りの獲物のようです。
『せんせーっ!捕まえてきましたーっ!』
 みんなが声を揃えて報告します。本当に、全員揃っているようです。ニホンちゃんも、タイワンちゃんに引っ
張り回されていたのでしょう、彼女に右腕を掴まれたままで、職員室に入ってきます。
「みんな、ご苦労様。……あら、ニホンちゃんも協力してくれたのね」
「い、いえ、先生。わたしは……むぐ」
「ええ、彼女もカンコを追いつめるのに参加してくれました」
 なにか言おうとしたニホンちゃんの口をアーリアちゃんが塞ぎ、ゲルマッハ君が何喰わぬ顔でそれをフォ
ローします。双子だけあって、その辺の呼吸はバッチリ合っていますね。
「そうなの。みんなご苦労様。約束通り、向こう一週間、みんなの掃除当番は免除します。代わりに、カンコ
君が一人で掃除するように。理由は分かるわね?」
 答案用紙をひらひらと振りながらフラメンコ先生は非情に告げました。
「ア、アイゴォォ―――――――ッ!」
 その悲鳴が、おしおきタイムの開始を知らせる号砲となりました。

 ……それから一週間の間、一人泣きながら掃除をするカンコ君の姿が見られたそうです。悪いことはでき
ないものですね。

                                       おしまい


585 名前:三毛 ◆wPntKTsQ [2001/11/23(金) 03:48 ID:syYDFtko]
三毛であります。
今回のネタは、韓国の大学教授が、外国の論文を盗作した事件です。

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2001/11/18/20011118000005.html

大学の教授までパクリをするとは。それに、名前を隠すな、朝鮮日報。

嗚呼、私の書くフラメンコ先生は、何故いつもギャグキャラに………(w
では!


586 名前:名無しさんは.<`∀´;丶>ニダ [2001/11/23(金) 09:16 ID:lw4Nr9lI]
>>577
 菊子さんですか・・・。
 僕は神の血統の皇族家に、アメリカの科学主義を結びつけたっていうところから、
日ノ本神無(ひのもと・かんな)っていう名前をつけたいと思ってました。 
 でも、どっちかっていうとニホンちゃんと同年代くらいの名前ですね。
でも菊子さんか・・・。祖母と同じ名前なのがな・・・。

587 名前:中古参者 [2001/11/23(金) 09:17 ID:3/43nstU]
>>581-584 ちょっとサディスティックなフラメンコ先生・・実は好きです(w

ところで、三毛さんが書かれた“第654話「ラスカちゃんの休日」”に対する100話作者さんのレス(>>521)にあった「タイワンちゃんにあこがれるウヨ君(年上の!お姉さん)」と言うのにイメージが刺激されて1作できてしまいました。
ただやっぱり、三毛さんが書かれた第654話の内容に依存するところもあるし、三毛さん自身で第654話の続編という形で「タイワンちゃんにあこがれるウヨ君(年上の!お姉さん)」の話を構想中だったら迷惑がかかるかも、なんて正直迷ってます。三毛さんのお許しがあればうpしたいと思います。


588 名前:さるさ [2001/11/25(日) 23:01 ID:Zg8YnyYk]
もうすぐシューキュー大会出場32組(34人)が決定するということで
勝手ながら出場選手をまとめてしまいました。
新キャラ(☆付き)が10人と多くなってしまいましたが、
出来る限り性格を限定せず、発展性を持つように設定したつもりです。

これからの半年、この34人でいろいろな話が出来ることを祈って……


○開催家&前回優勝者
ニホンちゃん
カンコ君
フランソワーズちゃん

○アジア町
チューゴ君
アブダ君☆(アラブ首長国連邦)
 アラー組の一員 7人兄弟の長男

○ユーロ町
ロシアノビッチ君
ポルとガル 414 578
 メゾン・ド・イベリアに住む双子の女の子
デンマー君 125 207
 大人の女性に興味のあるお年頃
ノーベル・スウェーデン君 128
 クラス一の秀才
ポーラちゃん☆
 かなりの美人で、ニホンちゃんのことが気に入っているらしい
クロアッチ君 126
 最近ユーロ家のマンション「プラーヴィ」から独立した
 ニホンちゃんとは前回のシューキュー大会で対戦したことがある
フラメンコ先生
マカロニーノ君
エリザベスちゃん
ベルギー君 396
 ある意味ペットのパトラッシュの方が有名?
ゲルマッハ・アーリア兄妹
トル子ちゃん 79 338
 かつての大地主、おすまん爺さん(現在は和菓子屋「おす饅堂」の主人)を祖父に持つ
 ニホンちゃんとは仲がいい
スロベニー君 126
 クロアッチ君と同時期にマンション「プラーヴィ」を出て独立した
アイルちゃん 
 アルスター3兄妹の末っ子 ボーイフレンドはアイアル君
 夢想家でいつもぼーっとしているが本当は皮肉家で怒るととても怖い

○北米町
リカちゃん(小須田梨香)471
 健康そうな褐色の肌とは裏腹に性格が淋しがり屋という友達の少なさそうな性格
メヒコ君 334 407
 謎のマスクマン 昔父親のアステカさんがフラメンコ先生にいじめられていた
アメリー君

○アフリカ町
カメル君☆
 褐色の肌で、比較的温厚な性格
ナイリーちゃん☆(ナイジェリア)
 アフリカ町の中では比較的大きい家(人口多)
 フランソワーズちゃんの家で行なわれた前回のシューキュー大会の時には
 トルトルおじさん(101話)にシューキューを教わっていた
ダカール君☆(セネガル)
 フランソワーズ家〜ダカール家間のマラソン(通称フラダカ)が有名
チュニンちゃん☆
 アラー組の一員だが、地中池を挟んだユーロ町の人々とも仲がいい
ケープちゃん☆(南アフリカ)
 家は宝石商を営むお嬢様

○北米町
リカちゃん(小須田梨香)471
 健康そうな褐色の肌とは裏腹に性格が淋しがり屋という友達の少なさそうな性格
メヒコ君 334 407
 謎のマスクマン 昔父親のアステカさんがフラメンコ先生にいじめられていた
アメリー君

○南米町
アルゼン君 333
 昔エリザベスちゃんの”ふぉーくらんど”ぱんつに手を出し、徹底的に叩きのめされた
パラ君☆(パラグアイ)
 ブラジー君とアルゼン君に挟まれあまり目立たない存在
キトちゃん☆(エクアドル)
 動物好きの少女 離れの小島ガラパ島には珍しい動物がたくさんいる
ブラジー君 317
 『カポエラ』という足技重視の格闘技使い

○プレーオフ(南米町5位VSオセアニア町1位)
ウル君☆(ウルグアイ)
 パラ君と同じ
オージー君

589 名前:さるさ [2001/11/25(日) 23:03 ID:zxfcxsOc]
「少女と亀」

5年地球組のキトちゃんは、大人しい子です。
いつも騒がしいクラスの中では
全く目立たないといってもいいでしょう。
ある日、そんな彼女が窓の近くにいるのをみて
ニホンちゃんが近づいていきます。
「何やってるの? キトちゃん」
「あ…ニホンちゃん……」
「あれ、それ亀?」
キトちゃんが大事そうに持っていたのは、
小さな亀の入った透明なプラスチックケースでした。
「うん……私の家で飼ってる亀………」
「キトちゃん亀飼ってるんだ〜。名前なんていうの?」
「ゴスゾウ…………」
「ゴスゾウ?」
「うん…ゴスゾウ……」
「ペットショップで買ったの?」
「ううん……うちの離れの………ガラパっていう島にいたの…………」
「そっか〜亀ってず〜っと見てるとだんだんかわいく見えてくるよね」
「うん……それに…………」
「それに?」
ニホンちゃんは不思議そうに首をかしげてキトちゃんの顔を覗き込みます。
キトちゃんはいつもうつむいているので、
こうしないと顔がよく見えないのです。
「この子……大きくなれば今の私以上になるの…………」
「ええっ! そんなに!?」
「そしたらね……私はアレをするつもりなの………」
「アレ?」
再び首を傾げるニホンちゃんが見えているのかいないのか、
キトちゃんは不意に不敵な笑みを浮かべました。
「手なずけたゴスゾウと一緒に
 『カメに乗った少女』として各マスコミに登場………
 挙句の果てにはCDデビュー…………うふ、うふふふふ……………」
「城●ちる!?」

5年地球組は、一筋縄ではいかない子ばかりです。
というかニホンちゃん、よくそんな往年のアイドル知ってたね。

(おしまい)


W杯キャラで話を作ろう、ということでまずはガラパゴス諸島のあるエクアドルから。
最初はただの動物好きな大人しい少女にするはずだったんですが、
オチつけようと思ったら結局ギャグキャラに……おかしいなぁ。


590 名前:(・∀・) [2001/11/25(日) 23:09 ID:PXWqXQxw]
ちょ、ちょっと待って。
次の8クール目がもう立ってるから、そっちにコピペしたほうがいいような...

591 名前:目次80 [2001/11/26(月) 00:23 ID:CeIRYWL2]
>>511 第637〜654話

タイトル訂正
>>458-460 第645話「お見舞い」

>>513-515 第655話「ユギヲふたたび!」(>>516 解説)
>>520    第656話「すこし昔の出来事」
>>532    第657話「星に願いを」
>>540-545 第658話「闇鍋」(>>546 解説)
>>554-556 第659話「ポケットの中の戦争」(>>564 解説)
>>559    第660話「ウヨ君頑張る」
>>578-580 第661話「タイゾーのカメラ2」
>>581-584 第662話「かんにんぐ」(>>585 解説)
>>589    第663話「少女と亀」

これ以降の書き込みは
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」避難所版 8クール目
http://www.miniflo.com/bbs/test/read.cgi?bbs=korea&key=1006483116
にお願いします。

592 名前:亜蘭 ★ [2001/11/26(月) 02:10 ID:???]
スレストップ予告age

593 名前:真・スレッドストッパー [停止]
書けませんよ( ̄ー ̄)ニヤリッ


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