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第1090話 msx 投稿日: 02/07/05 19:07 ID:LDzUZmxt
チューゴ君の深謀(1/3)

地球町を熱狂させたシューキュー大会も一段落しました。
色々と疑問も残った大会でしたが、とりあえず何事もなく終わってほっと一息のニホンちゃんとカンコ君。
特にカンコ君は四位という好成績を残したので、気分もいいようです。
「ニダハハハハ、やっぱりウリはアジア班の英雄ニダな。
ニホンも多少は頑張ったニダが、まだまだウリには敵わないニダ。
ニホンだけじゃなく、他のアジア班の連中もみなウリを見習って練習するニダよ。
ニダハハハハハ!」
などと、今日も教室で息巻いています。
「う、うん、そ、そうだね…」
とニホンちゃんはぎこちなく頷きました。
言いたい事はいろいろあるけれど、そこは奥ゆかしいニホンちゃんですから。
すると、そこにチューゴ君が憮然とした表情でやってきます。
「あ、チューゴ君!いやはや予選敗退とは惜しかったニダが、ケンチャナヨー」
カンコ君がそう声をかけますが、チューゴ君はなぜだか見向きもしません。
チューゴ君の深謀(2/3)

「チューゴ君?う、ウリが四位に入ったからって、そんなに嫉妬しなくてもいいニダ…」
うろたえたように…それにしては傲慢な事を言うカンコ君でしたが、それを聞いた途端。
「…黙れアル。この○○○○。お前みたいな○○○にぐだぐだ言われたくないアル」
と、とてもではありませんが表記できないような恐ろしい罵倒を、チューゴ君がさらりと言いました。
「あ、アイゴッ!?」
「お前みたいなのが四位に入るなんて、地球町シューキュー史の恥アル。
どうせ不正したに決まってるアル。まったく、こんな恥ずかしい奴が一緒の班だなんて最低アルな」
チューゴ君の罵声は止まりません。
慕っていたチューゴ君に糞味噌にされ、カンコ君は呆然としたままです。
「…汚いカンコ、アル。お前みたいなのを、厚顔無恥の大韓犬国と言うアル。ずばり逝ってよし、アル」
「…ななな、な…あああ、ちゅ、ちゅ、チューゴ君…!?」
「ふん…」
チューゴ君の深謀(3/3)

カンコ君を言葉で粉砕したチューゴ君は、そのままニホンちゃんの方へ来ました。
「お、おはよう、チューゴ君…」
先ほどの様子を見ていたニホンちゃんなので、今度はわたしの番かな、と戦々恐々の様子。
ところが、チューゴ君は滅多に見せないニッコリとした笑顔を見せました。
「今までお前の家の事を散々悪く言い過ぎたアル。
無論、ニッテイの悪さを忘れた訳ではないアルが、朕も少々やりすぎた、と反省しているアルよ。
今後は控えるようにするので、あまり嫌わないで欲しいアル」
「え!?う、うん、いいけど…でも、どうして…」
「朕とて、何もお前を敵にしたい訳ではないアルからな。
ニッテイの事は忘れてはならないアルが、それでも多少は歩み寄ろうと思ったアル」
「そ、そう…」
戸惑いながらも、ニホンちゃんはうなずきました。
一方のカンコ君は。
「なっ…なんでニダ!?一体どういう事ニダ!?あ、アイゴォォォォォォ!」
二重ショックのせいで、ただ哀号と叫ぶだけなのでしたとさ。

解説 msx 投稿日: 02/07/05 19:11 ID:LDzUZmxt
ソースですが、中国による韓国への罵倒は
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2002/07/03/20020703000027.html
です。
それから、日本への歩みよりについては、
7月5日産経新聞第三面のコラムより…
って、今読み返したら歩み寄りを進めてるのは教授であって、
中国じゃないですね。吊って逝って来ます。

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