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第1100話 ゼロ 投稿日: 02/07/08 23:46 ID:VkyWJMd8
 魔法少女プリティラスカちゃん マッドサイエンティストヒュンダイ博士

 はじめに・・・

 エラ君 「これを載せてもいいのだろうか・・・」
 チエゾー君 「本当にいいのかな・・・」
 エラ君 「これを載せるという事はもしかしたら『ニホンちゃん』の概念を打ち崩
すことになりかねないかもしれない・・・」
 チエゾー君 「しかし、危険は付き物だから・・・」
 エラ君 「やってみる価値はあるな・・・」

 シーン1 秘密結社ソーレンのアジト

 ソーレン幹部1 「ヒュンダイ博士、あなたを呼んだのはほかでもないニダ。」
 ヒュンダイ博士 「何なりとお申し付けくださいニダ。」
 ソーレン幹部2 「この少女を倒す秘策を教えて欲しいニダ。」
 幹部1 「この少女はプリティラスカという奴ニダ。博士の意見を是非。」
 ヒュンダイ博士 「ニダニダニダ。ウリに良い考えがあるニダ・・・」

 どうやら、とてつもない計画が起こりそうな予感です。
(続き)
 シーン2 カンホンつぁん三度?

 アジア町の交差点を横切っていく人影がありました。それは、カンコ君が、ニホン
ちゃんそっくりに化けたカンホンつぁんです。

 カンホン (ここまで化ければ、誰もウリだという事に気づかないニダ・・・)
 ??? 「そこまでニダ!日ノ本さくら!いや、ニホン!」
 カンホン 「あ、あなたは誰です?」
 ??? 「ウリは、ヒュンダイ博士。ニホンよ・・・ちょっと来てもらうニダ。」
 カンホン 「わ、私が何をしたって言うんですか?」
 ヒュンダイ博士 「問答無用ニダ!これでも喰らうニダ!」
 ? 「待ちなさい!!」

 ヒュンダイ博士 「誰ニダ!」
 プリティラスカ 「プリティラスカ参上!あなたのハートに逝ってよし!」
 ヒュンダイ博士 「ウリの邪魔をする奴は許さんニダ!」

 ヒュンダイ博士は、背中から、怪しげな機械を取り出すと、カンホンつぁんに向け
て、スイッチを入れました。

 ヒュンダイ博士 「喰らうニダー!」
 カンホン 「あーれー・・・」

 カンホンつぁんは、光の中に消えてしまいました。その代わり、別の光の中から、
違う女の子が出てきました。

 プリティラスカ 「ニホンおねえちゃーん!」
 ヒュンダイ博士 「ウリの計画は成功ニダー!ウリナラマンセー!」

 ヒュンダイ博士は、そのまま走り去ってしまいました。プリティラスカは、ニホン
ちゃんがいなくなってしまったのは、自分のせいだと感じてしまい、泣き崩れてしま
いました。
(続き)
 シーン3 ニホンちゃんの家
 ラスカ 「うえーん! うえーん! うえーん!」
 ウヨ 「どうした? 何があったんだ?」
 ラスカ 「ニホンお姉ちゃんが・・・」
 ニホン 「私がどうしたの?」
 ラスカ 「へ・・・? に、ニホンお姉ちゃんだよね・・・?」
 ニホン 「そうだよ。何聞いてるの?」
 ラスカ 「ほんとにほんとにほんとにニホンお姉ちゃんだよね。」
 ニホン 「だから、ニホンだってば!」
 ラスカ 「よ、良かった・・・」
 ??? 「あ、あのー」
 3人 「はい。」
 ??? 「こ、こんにちは。私、ハングクといいます。」
 3人 「え・・・?」

(続き)
 シーン4 ソーレンのアジト
 ヒュンダイ博士 「ウリはついにやったニダー!『ニホンちゃん』の歴史を変えた
ニダー!」
 幹部1 「何をしたのですニカ?」
 ヒュンダイ博士 「ニホンちゃんとハングクちゃんを取り替えたニダー!これで『
ニホンちゃん』は最終回になるニダー。これからは『ヒュンダイ博士』としてハン板
を騒がせるニダー!」
 幹部2 「く、狂ってるニダ・・・あなたは、この世界でやってはいけないことを平
気でやってしまったニダ!」
 幹部1 「でも、このモニターを見ると、ニホンちゃんは存在してるニダ。」
 ヒュンダイ博士 「ア、アイゴー!失敗ニダ!もう一度やるニダ!ウリにチャンス
をもう一度お願いするハセヨ。」
 幹部2 「と、取り返しのつかないことになるかもしれないニダ・・・」

 その頃カンコ君は、『ハングクちゃん』の世界にいました。そこで、ニホン君とい
う少年と仲良くなり、「謝罪汁」論議で熱くなっていました。

(続き)
 シーン5 みんなで集まって。
 ハングク 「私はハングクといいます。何かわからないけど変な光に当たってこの
世界に来てしまったようなのです。」
 ニホン 「ハングクちゃんのいた所ってどんな所なの?」
 ハングク 「こことよく似てるかな。」
 ニホン 「ふーん・・・ねぇ、私達なんか似てるから、お友達になりましょう。」
 ハングク 「いいよ。お友達になりましょう。」
 ニホン 「ハングクちゃん、私、あなたが元の世界に戻るのに協力するよ。私に出
来ることなら何でも言って。」
 ハングク 「うん、ありがとう。ニホンちゃん。」

 2人の話を聞きながら、ウヨ君は、一人考え事にふけっていました。

 ウヨ (ここは、プリティラスカに協力してもらおうかな。あいつなら、魔法で何
とかしてもらえるかもしれないしな。)

 その夜、ハングクちゃんとニホンちゃんは、ニホンちゃんの部屋で、一晩中語り明
かしたそうです。

(明日へ続く)
 魔法少女プリティラスカちゃん マッドサイエンティストヒュンダイ博士

(昨日のあらすじ)

 ソーレン幹部にプリティラスカを倒す為に招かれたヒュンダイ博士は、ある
計画の為に、ニホンちゃんをどこかの世界に飛ばそうとしたが、人違い(カン
コ君)の為、失敗に終わる。しかし、その計画は恐ろしいものだった・・・
 ヒュンダイ博士が打ち出した計画とは、ニホンちゃんと、そのパラレルワー
ルドであるハングクちゃんを取りかえっこして、『ニホンちゃん』の世界及び
概念を覆してしまうことであった・・・
 カンコ君の代わりに来てしまった、ハングクちゃんは、ニホンちゃんと仲良
くなり、ニホンちゃんは、彼女を元の世界に戻すと約束する。

 本日の物語はここから始まる・・・
(続き)

 シーン6 ラスカちゃんの部屋

 ラスカ 「ハングクちゃんとニホンお姉ちゃんがとりかえっこしてしまった
らどうなってしまうの?」
 ポーラ 「この世界が大変なことになってしまうんだ。ニホンちゃんの存在
も僕達の存在も、そして、地球町の存在もみんななくなってしまうんだ。」
 ラスカ 「じゃあ、ヒュンダイ博士がやったことって、やってはいけないこ
となの?」
 ポーラ 「そういう事になるね。」
 ラスカ 「じゃあさぁ、ニホンお姉ちゃんとハングクちゃんが同じ世界に存
在している場合は?」
 ポーラ 「どちらかの世界が大変なことになっているね。ハングクちゃんと
入れ替わった人物を探して元の世界に戻してあげないと・・・」
 ラスカ 「でも、その人物って誰なんだろう・・・」

 シーン7 その翌日のニホンちゃんの家

 ピンポーン。

 ウヨ 「はーい・・・あ、チョゴリ。」
 チョゴリ 「ちょっとお邪魔させてもらうニダ。あ、カンコ兄さんまたニホ
ンちゃんに化けているニダ!ウリと一緒に帰るニダ!」
 ハングク 「あの、私は・・・」
 チョゴリ 「問答無用ニダ。においは消したつもりでいてもウリの鼻はかす
かなキムチの匂いでも掻き分ける・・・あれ、しないニダ。」
 ハングク 「だから私は、ハングク・・・」
 チョゴリ 「ミスティチョゴリ変身ニダ!」

 ピカー!!

 ミスティチョゴリ 「ミスティチョゴリ推参!ウリナラ技術で謝罪しる!」
 ハングク 「あ、あーれー・・・」
 ミスティチョゴリ「とぼけても無駄ニダ!カンコ兄さんに化けてウリたちを
騙した謝罪と賠償を・・・(以下略)」
 ニホン 「待ちなさい!2人とも。チョゴリちゃん、カンコ君は本当に行方不
明なの?」

 シーン8 ハングクちゃんの世界

 カンコ 「ここはどこニダ?」
 ニホン君 「ここは地球町。そして僕はニホン君。」
 カンコ 「アイゴ―。ここも地球町ニカ?作者は謝罪と賠償を(以下略)」
 ニホン君 「おお、君も謝罪と賠償を要求するのか。うちのクラスにハング
クという頭脳明晰容姿美人の奴がいて、そいつは、いつも僕のプライドを傷つ
けるのさ。だから、僕は彼女に謝罪と賠償を(以下略)」
 カンコ 「おお、お前も謝罪と賠償を要求(以下略)」
 ニホン君 「そうさ。僕らは気が合うなぁ。」

 カンコ君とニホン君は、仲良くなりました。

 シーン9 作戦会議

 ニホン 「と、いうことで、プリティラスカちゃんに来てもらったけど・・
・何か良い考えはないかなぁ。」
 プリティラスカ 「ヒュンダイ博士が持っている機械を使って、ハングクち
ゃんを元に戻すしかないね。」
 ニホン 「ハングクちゃんは?」
 ハングク 「私もこの意見賛成だな。元の世界に戻れるのなら・・・」
 ニホン 「決まりね。」
 ???「そこまでニダ!」
 プリティラスカ 「その声は、ヒュンダイ博士!ハングクちゃんを元の世界
に戻して!」
 ヒュンダイ 「問答無用ニダ!出るハセヨ!ウリナラ技術の最高峰、キムチ
モン!」
 キムチモン 「ワレラハキムチモン。ハングクチャンヲモトノセカイニモドスワケニハイカナイニダ。」
 プリティラスカ 「卑怯よ。こっちだって必殺技使っちゃうから。ノーザン
ストーム!」
 キムチモン 「キカナイニダ・・・」
 プリティラスカ 「こうなりゃ力ずくで機械を奪うわよ・・・えっ、人質と
るなんて・・・」
 ヒュンダイ 「ニホンちゃんを人質に取ったぞ。無駄な抵抗を止めておとな
しく従うニダ・・・」
 ハングク 「や、止めてー!出るハセヨ!キムチモン!ニホンちゃんを助け
て!」
 シーン10 最終決戦
 キムチモン 「われらはキムチモン。ハングクちゃんのめいれいでニホンちゃんをたすけるんだ。」

 ハングクちゃんのキムチモンは、ヒュンダイ博士のキムチモンを吹き飛ばし
て、見事ニホンちゃんを助けることに成功しました。

 ヒュンダイ 「あ、アイゴ―。こうなりゃ、みんなまとめてハングクちゃん
の世界へ・・・」
 プリティラスカ 「そこまでよ!ファイナルイリュージョンアターック!」
 ヒュンダイ 「あ、アイゴ―!!」

 ヒュンダイ博士は、はるかかなたへ飛ばされました。後には、ハングクちゃ
んが来るきっかけとなった、機械が残されていました。

 ニホン 「ハングクちゃん、私、あなたのこと忘れない。」
 ハングク 「ニホンちゃん・・・わたしも。」

 お互いに、別れの言葉を言い合って、ハングクちゃんは元の世界へ帰ってい
きました。カンコ君という置き土産を残して・・・

 ニホン君 「あ、ハングクだ。ハングクは、謝罪と賠償を(略)」
 ハングク 「に、ニホン君、止めて・・・」

 ハングクちゃんの世界では、きっとこういうやり取りがされていることでし
ょう。そして、ニホンちゃんの世界でも・・・

(おしまい)

解説 ゼロ 投稿日: 02/07/08 23:59 ID:VkyWJMd8
エラ 「本当にいいのだろうか・・・」
 チエゾー 「僕らのやったことはやってはいけないことだったのかな?」
 エラ 「明日の反応を見よう。」
 エラ 「本当にいいのだろうか・・・」
 チエゾー 「僕らのやったことはやってはいけないことだったのかな?」
 エラ 「ここに『ハングクちゃん』という本がある。この小説を元にして、
今回の話を書いたのだが・・・」
 チエゾー 「エラ兄ちゃん、2年地球組在籍にしては、すんごい文章になっ
てしまったねぇ。」
 エラ 「しかし、今回に関しては、リスクが大きいと僕は思うんだ。次に
話を書くときは慎重に書かなくちゃね。」
 チエゾー 「そうだね。次に書くときは気をつけなくっちゃ。」
 エラ 「作者さんの皆さん。お話を書くときは、慎重に書いてくださいね。
そうしないと、僕たちのようになってしまうので気をつけてください。」

(以上、解説終わり)
 

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