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第1378話 大洞商会 投稿日: 03/01/18 19:09 ID:CtrSwtws
「マツヤマ」

「おい」
「何?ロシアノビッチ兄ちゃん」
「どう考えても、俺達の負けだろコレ」
「考えなくてもあたし達の負けだよ、兄ィ」
「喧しい!」 ポカ!
「ふぇ~ん、兄ィがぶった~!!」
「もう降参するとして、ニホンの言葉で降参ってどう言うんだ?」
「え~とねぇ、たしか・・・・・・」

しばらくして

「やい、ニホン!!」
「えっ?! 何?」

ニホンちゃんが声の方に眼をやると、両手を上げロシアノビッチ君たちが近づいてきます
二人の距離は徐々に狭まり、しばしの沈黙の後

「・・・・・・」
「・・・・・・何?」

「マツヤマ マツヤマ!」
「マツヤマ マツヤマ マツヤマ!」
「マツヤマ~~~~!」

「・・・・あんたら、アタシをバカにしてんのか?」

「マツヤマ~~~」

おしまい

解説
日露戦争と松山 松山は、当時、ロシア兵の捕虜の収容所として、
最も 有名な場所であった。ロシア兵が投降する際、
マツヤマ 、マツヤマといいながら投降してきたらしい

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