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第1456話
匿名
投稿日: 03/03/30 20:36 ID:+NGxybhT
「経済」
ニホンちゃんは今お小遣いの前借りのし過ぎで深刻な財政難に陥っています。
「はぁぁぁ・・・お小遣い足りなくなっちゃった・・・。また前借りかぁぁぁ・・・もう借金いくらになってるか忘れちゃった・・・」
「ニホンちゃん、暗い顔してるね。君らしくないよ。悩みがあったらこのマカロニーノに相談してごらん。
わかった!ボクのお店のブランド品が欲しいんでしょ?」
「違うよぅ、借金が返せないんだよぅ・・・」
その会話を聞いてゲルマッハ君は、
「ニホンちゃん、大丈夫。
マカロニーノのヤツも昔は今のニホンちゃんみたいに万年赤字体質ですごい借金背負ってただろ。
でももう返済しちゃったじゃないか。マカロニーノみたいな遊び人にも出来たことなんだから、
勤勉でコツコツと貯金を積み重ねてきた君ならあっという間だ。」
「・・・ゲルマッハ君ひどいよ、ボクのこと遊び人だなんて・・・」
「他にもいただろ?頂上会議に出てるお友達で借金の山返済したの。えーっと、誰だっけ?」
「僕だよカナディアンだよ・・・」
いつの間にかそこにいたカナディアン君がボソッと言いました。
「あ、わ、忘れちゃってたよ。ごめん。」
危機的な台所事情を立て直した経験があるにもかかわらず、相変わらず存在感がありません。
<続き>
「ところでゲルマッハ君、人のお小遣いのことを心配をしている余裕なんてあって?」
「そうよ!ユーロ町で一番お金持ちなのにあの赤字は何ナノ?」
そうです。フランソワーズちゃんとエリザベスちゃんが言うように、
ゲルマッハ君の懐は赤字続きなのでお小遣いの前借りを始めつつあるのです。
ユーロ町では、借金は嫌われているのでゲルマッハ君はお金のことに関しては肩身が狭くなってきています。
しかもゲルマッハ君とアーリアちゃんの家はユーロ町一のお金持ちで、
ユーロ町内で一番偉くなろうとしているのでなおさらです。
「そ、それは、その・・・」
いつもは冷静で論理的なゲルマッハ君もそのことについては反論もできません。
「・・え、えと、あ、そうだ!アーリアとゴミ拾いのボランティアの時間だ。
時間に遅れたらアーリアに殺されちゃう!み、みんな、また今度!
僕たちみたいに環境を大切にしような!お小遣いより環境が大事だからね!
♪なんでもかんでも大増税、消費税に環境税〜」
ゲルマッハ君は顔を真っ赤にして増税の歌を歌いながら去っていきました。
<続き>
「ゲルマッハ君・・・」
「変な人ねぇ・・・そういえばゲルマッハ君のご家族にはお仕事をしていない方がたくさんいるそうよ。
これだからお金が足りなくなるのよ。」
「あら、フランソワーズちゃん、あなたのご家族だって同じじゃありませんこと?」
痛いところをエリザベスちゃんに突かれてフランソワーズちゃんは必死になって取り繕おうとします。
「え?え?・・・あ、そ、それはマカロニーノ君のご家族だって同じだし・・・
あ、あとほら!フラメンコ先生のご家族!ただでさえ失業率の問題児と・・・」
「・・・へぇーえ、誰が失業率の問題児だって?」
「だからそれはフラメンコ先・・・、あら、皆さん?」
ニホンちゃんたちが恐怖に引きつった顔でおずおずと後ずさりし、そして逃げ出しました。
なぜなら何も知らないフランソワーズちゃんの後ろに・・・
「アメリー君のみならずわたしまで敵に回す気・・・?」
「フ、フ、フラメンコ先生ぃぃ!」
「担任の陰口なんていい度胸してるわね・・・」
「ち、違いますこと!これは・・・」
「・・・教育には体罰もやむをえないわ・・・フ、フ・・・」
「ひぃぃぃぃぃぃ!暴力反対ぃぃぃ!戦争反対ぃぃぃ!ユーロの主流は左派中道ぅぅぅ!平和ぁぁぁ!」
次の瞬間、フランソワーズちゃんはTGVより高速で星になりました。
「アイゴォォーーーーー!!ってこれはネタが違うでしょおおおおお!なんでわたくしなんですのーーー!!」
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(注釈!)フランスとスペインは失業率でもめたりしてません。
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