戻る <<戻る | 進む>>
第1485話 ◆MaCHINAyH. 投稿日: 03/04/17 19:41 ID:YLbAUT9t
『奇妙な果実』

パツキン君とクーロイ君の王様ゲーム。
「俺、王様。クーロイはアメリーの木に登って林檎を盗ってこい」
仕方ないのでいう通りにすると、パツキン君はすぐさまアメリー君に告げ口。
「クーロイがお前の木から林檎を盗ろうとしてるよ」
「Oh, Shit! クーロイの奴め」
罰としてクーロイ君、アメリー君がイイと言うまでポプラの木で激しく懸垂。
「みろよアメリー、変な果物だぜ」
「まったくだNE」
パツキン君は調子に乗って、物干し竿でツンツンとクーロイ君のお尻をつつきました。
「やめてくれよう」
「俺様のことはロバートの旦那って呼べよな!」
体力自慢のクーロイ君ですが、さすがに腕はしびれるうぉー。
ちょっとだけ可哀相に思ったアメリー君、自由にしてやれよといいますが、パツキン君は聞く耳持ちません。
「うるせーなヴォケ!」「なんだとゴルァ!!」
売り言葉に買い言葉、挑発にキレたアメリー君はパツキン君を袋にしてしまいました。
「アメリー様に逆らうとどうなるかわかったか」
やれ一安心と木から降りようとしたクーロイ君ですが、アメリー君はダメ出汁。
「勝手に降りるなYO」
約束が違うじゃないかと怒るクーロイ君ですが、アメリー君はひとこと。
「自由っていうものは与えられるもんじゃないんだ、勝ち取るものなんだZE」
クーロイ君の体は真夏の熱風に揺れそよぎ、王様ゲームはまだまだ続くようです。

いとふゆ

解説 ◆MaCHINAyH. 投稿日: 03/04/17 19:45 ID:YLbAUT9t
>>411
元ネタはビリー・ホリデイの例の歌でつ。
火病乾燥などありましたらどうぞよろすこ。

この作品の評価を投票この作品の評価   結果   その他の結果 Petit Poll SE ダウンロード
  コメント: