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第1598話 匿名 投稿日: 03/07/23 21:04 ID:1FA8IRyG
         『エリザベスちゃんのいたずら』

     ソース 「定期バス 道に迷う=イギリス」
初めてのルートを走ることになった定期バスの運転手が、途中で道を間違え、登校中の児童を乗せたまま迷走。
児童らが学校に到着するのに、通常なら10分ですむところを2時間もかかったという。
バスが道を間違えたと知るや、授業をサボれる絶好のチャンスと思った児童の一部は、運転手に誤った方向を指示するなど大はしゃぎ。
ttp://www.japanjournals.com/dailynews/030620/news030620_4.html
  今日は登校日です。定期バスが子供たちを乗せて学校に向かって行きます。しかし・・・
運転手 (しまった!学校への道がわからない!ちゃんと確認しておくべきだった!)
  この運転手は、今日からこのバスを運転することになった新しい運転手で、学校へのルートは初めてなのです。
運転手 (こんなことで会社に連絡したら私の評定に傷がついてしまう。仕方がない。子供たちに聞いてみるか。)
運転手 「ねえ、君たち、学校に行くには、次のT字路はどっちに曲がればいいんだい?」
  正直者のニホンちゃんが、正しい方向を指示しようとしました。しかしエリザベスちゃんがニホンちゃんの口をふさぎ、間違った方向を指示しました。
エリザベス 「左よ、左。」 
        (この新任運転手、道がわからないみたいね。間違った方向を指示しまくれば学校にたどり着けない。
        授業をサボる絶好のチャンスですわ!)
運転手 「ありがとうね。私は今日からこのバスの運転手をすることになったんだけど、実は道がわからなくってね。
      悪いけど学校まで誘導してくれないかな?お礼に後からみんなにキャンディーでもあげるからさ。頼むよ。」
カンコ 「キャンディーなんていらないニダ!キムチと犬鍋にしる!」
エリザベス 「運転手さん、わたくしが誘導しますから。こんなバカの言うことなんてほっといてください。」
運転手 「ありがとう。」
カンコ 「アイゴー!バカとは何事ニダ!ミンジョクバベツニダ!ヒデヨシ300年、ニッテイ36年!ニホンに謝罪と賠償を要求するニダ!反省しる!」
ニホン 「ふぇーん、なんでいつも私なのぉ〜」
エリザベス 「次の十字路を左ですわ。」
カンコ 「あ、ここから先にあるのはウリナラの会社が作った橋ニダ!
     みんな〜、みんなよく見るニダ〜!ウリナラの世界的な技術で建設された橋をよく見ればウリが世界一優秀なミンジョクだと
     認識できるはじゅニダ!ウリナラマンセー!」
  ずごごごご!がらがらがらがら!
  バスが橋に進入しようとしたそのとき、なんと、轟音と共に突然橋が崩落しました!
運転手 「うわー!橋が!橋が〜!」
カンコ 「アイゴー!そんなはじゅないニダ!これはチョッパリによる陰悪な謀略ニダ!ウリははめられたニダ!ニホン!謝罪と賠償を要求するニダ!」
ニホン 「ふぇーん、なんでいつもいつも私なのぉ〜」
エリザベス 「次はまっすぐですわ。」
カンコ 「あ、ここから先にあるのはウリナラの会社が作ったデパートニダ!ウリナラの世界的な技術で・・・」
エリザベス 「ゲッ!ヤバ!運転手さぁ〜ん、道を間違えてしまいましたわ!Uターンしてください!」
カンコ 「なじぇニダ!なじぇウリナラの建物を避けるニダ!ニホンに謝罪と賠償を要求するニダ!」
  ずごごごご!がらがらがらがら!
運転手 「うわー!デパートが!デパートが〜!」
カンコ 「アイゴー!ウリはまたニホンにはめられたニダ!これはウリをおとしめるための卑劣な奸計ニダ!許せないニダ!謝罪と賠(略」
ニホン 「ふぇーん、なんでいつもいつもいつも私なのぉ〜」

  運転手が振り回されているその頃、学校では始業のチャイムが鳴っていました。
フラメンコ 「ハァーイ皆さん!今日も情熱的な授業を・・・って、あれ?」
  いつものように遅れて教室に入ってきたフラメンコ先生。しかしクラスにはまだ誰も来ていません。
フラメンコ 「何ナノこれは!みんなには学業に対する情熱というものが(略」
エリザベス 「次は右ですわ。」
ニホン 「あ、ここはナコルルちゃんの森の高速道路だ。」
タイワン 「こんな立派な道路なのに、まったく車がいないわね。」
運転手 「うわ〜!熊だ!熊が道路を横断してる!」
ニホン 「ここは車より熊の交通量が多いんだよね・・・」

エリザベス 「次は左ですわ。」
アーリア 「ここはクーロイの草原だな。」
運転手 「うわ〜!ライオンが!象が!ヒョウが!キリンが道路を!」

エリザベス 「次はまっすぐですわ。」
  果てしなく続く氷の大地。白熊がかっ歩し、ペンギンの群れが道を横切ります。
運転手 「うわ〜!ここはどこだ〜!?」
エリザベス 「次は右ですわ。」
  目の前に、学校らしき建物が見えてきました。
運転手 「やっと、やっとついたんだ!」
  運転手は涙を流して喜びました。ところが、学校がある赤茶けた大地には、体色が灰色で、大きな黒い目の頭でっかちな謎の人たちがかっ歩しています。
エリザベス 「あ、ごめんなさい。ここは隣の火星町の学校でしたわ。」
カンコ 「アイゴー!何やってるニダ!ニホンに謝(ry」
ニホン 「ふぇ〜ん、なんでいつもいつもいつもいつも私なのぉ〜」
大冒険の末、運転手はとうとう諦め、バス会社に連絡しました。そして、会社からの誘導で、やっと学校に到着しました。
運転手の上司 「お前はなんということをしてくれたんだ!運転手が道に迷うとは何事だ!しかも乗客に道を尋ねるとは!
          これは会社の信用を損ねるような不祥事だ!学校に謝罪した後、お前の処分が決定されるからな!
          人員整理の対象になることくらいは覚悟しておけ!」
運転手 「申し訳ございませんでした(涙)。私にはまだ小さい子供がいるんです!リストラだけはご勘弁を!」
エリザベス 「あの〜、運転手さんも反省しているようですし、リストラはあまりにもひどいんじゃありませんこと?」
タイワン 「そうだよ。おかげで授業もサボれたし、楽しい大冒険もできたんだから。謝罪されるようなことはしてないと思うし。
       これからもこの運転手さんに運転してほしいな(面白いから)。」
カンコ 「そうニダ!悪いのはニホンニダ!謝罪と賠償はニホンが行えばいいニダ!」
ニホン 「ふぇ〜ん、なんでいつもいつもいつもいつもいつも私なのぉ〜」
上司 「うーむ、そうですか。じゃあこの運転手のリストラはなしということで。これからも弊社の定期バスをよろしくお願いいたします。」
運転手 「ありがとう!君たちぃ〜(涙)」
エリザベス 「いえいえ。そういえばあなた、最初にキャンディーをあげるとおっしゃいましたね。」
運転手 「そうだね。約束は守るよ。」
エリザベス 「わたくし、コンビーフが大好物ですの。」
カンコ 「キムチといぬな・・・グフッ!」
タイワン 「えっとね、あたしはね、肉まんが食べたいな!」
アーリア 「私はアイスヴァインだな。」
キッチョム 「何でもいい!とにかく白くて温かい米を食わせてくれ〜!」
運転手 「ぎゃふん!」

  その頃、誰も来ない教室では、フラメンコ先生がシエスタ(昼寝)をしていました。
フラメンコ 「すぴー・・・何で誰も来ないのよぉ〜・・・やはり情熱というものが・・・むにゃむにゃ。」
                       (おしまい)

解説 匿名 投稿日: 03/07/23 21:10 ID:1FA8IRyG
小さなネタから、延々と暴走して長話になってしまいますた。
しばらくぶりにスレを拝見すれば、ナコルルちゃんというキャラの論争が起きていたようですね。
北海道生まれの小生と致しましては、北海道キャラがニホンちゃんに登場するのはうれしい限り。
しかし今の北海道人や北海道文化はアイヌとまったく無縁で、北海道人の話の俎上にアイヌが乗ることなどごくごくマレ。
小生も、「うたわれるもの」(それがしは葉鍵人間ですが何か?)をやって「ああ、アイヌ民族っていうのが北海道にいたな」と思う始末。
ですから現代の北海道のキャラを出すとしたらアイヌキャラでは無理があるかも・・・
しかし「うたわれ」の影響でアイヌに好感を持っているので、
我がふるさと北海道の擬人化がアイヌキャラなら面白いなと個人的に思っています。
あ、あくまでも個人的です。
(しかし現代の北海道は平和で事件も少なく、文化も限りなく平均標準化されているので、ネタになりそうなことは少ないです。
内地(本州)との違いは風土くらいです。
やはり北海道キャラはレギュラーになりえないだろうな・・・)

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