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第2話
どぜう
投稿日: 2004/04/09(金) 04:23 ID:DnkuAJa.
「無題」
私は椅子に腰掛けて、彼が来るのを待っていた。
この椅子の座り心地は、それはいいものだ。
しかし、その座り心地は多大な緊張と、責任を座る者に強いる。
――彼の父も、あるいはそうだったか。
目を閉じる。かすかに頭が痛い。
時計の音が、耳に突き刺さるように聞こえる。
「人命は、地球より重い」
私は、彼の父親の言葉を聞いて慨嘆したのを覚えている。
違う。
人命は、残念ながら人命は羽毛よりも軽い。
ただ、人命につながっている無数の糸、
責任であったり、権利であったり、色々な名のついた糸が、
人命をさも重いかのように見せかけているだけだ。
――ドアが開く音がした。
目を開ける。
彼が、こんな表情をすることがあるのか。
そう思った。
「――ジミンさん」
こわばった声が、部屋に響いた。
「決定した、かね?」
「…はい」彼は小さく頷いた。
「――聞こうじゃないか、フクダ君」
彼の声を聞きながら、私は時計に、そして窓の闇へ目を向けた。
朝はまだ来ないか。
――朝は、いつ朝は訪れる?
解説
どぜう
投稿日: 2004/04/09(金) 04:33 ID:DnkuAJa.
イラクにて邦人3人が拘束。
ご存じと思いますが、現在の福田康夫官房長官の父上、
故福田赳夫元首相がダッカ事件の時、
「人命は地球より重い」と発言し、懲役囚を釈放しました。
結果、テロに屈したと世界から非難を受けたのは周知の事実です。
追記、
ほぼ一発書きの為、状況の説明が甘いです。
15の書き込みをした時の光景と思ってください。
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