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第13話 台湾板先生スレの担任 投稿日: 2006/01/26(木) 01:03:36 ID:ogbWY+Mc
「くじら」

「ニホンさん、さすがにこれは酷いことだと思いませんか?」
エリザベスちゃんが、いきり立ってニホンちゃんの家にやってきました。
今はお昼ごはんの時間です、何があったのでしょう、ニホンちゃんにはまったくわかりません。
「どうしたのエリザベスちゃん?」
「日之本家の皆さんは頭の良いクジラを食べてるのはあんまりです、即刻中止すべきです」
「ど、どうしたのいきなり?」
「我が家の近くのテムズ川にクジラが迷い込んで死んでしまったのです」
「それで?」
「だから抗議に来ましたの」
「それって、うちと関係ないよ!?」
「日之本さん、あなたの家にあることわざも忘れたのですか?」
「えっと……ごめん、なんだろう?」
「風が吹けば桶屋が儲かる」
「だからってテムズ川とうちは関係ないよ!?」
「ええい、ゲルマッハ君の家にも行って来ますからね!」
(1/2)
「あうあう、ひどいよエリザベスちゃん……」
気圧され気味のニホンちゃん、とうとう泣いてしまいました。
でも、気の強いエリザベスちゃんは、そのまま鼻息もあらくゲルマッハ君のおうちに向かいます。
「どうされましたのニホンさん」
「あっ、フランソワーズちゃん……」
「涙など流して、誰かにいじめられました?」
「あのね、エリザベスちゃんがね、自分の家にクジラが迷い込んだのに、うちに抗議にくるの、くすん」
「フフフ、まったく品がありませんねエリザベスさんは、クジラを食べるのは私も宜しくないとは思いますけど……」
「あうう、フランソワーズちゃんまで、でもね、うちではクジラ、みんな大好きだし、食べる以外にも色々使うんだよ」
「クジラがなければお菓子を食べればいいのだわ!」
この子もなんかおかしい、そう思ってもツッコミができないニホンちゃんでした――
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060125-00000118-kyodo-int

フランソワーズちゃんの話は個人的に入れたかったのでカッとなって書いた、今は反省して(ry

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