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第76話 U-33 ◆JOCEixq6zU 投稿日: 2006/04/16(日) 18:24:02 ID:Eh47CT1J
『ねこだいすき』

「あなたたちがそんなに言うなら、今度の学校祭、模擬店をしてもいいことにします」
「やったー」
 校長先生の一言にニホンちゃんたちは大喜びです。前から模擬店をやってみたいと学校にお願いしていたのが
許可されたのでした。
「さて、何をしようか」
「やっぱり、喫茶店かなぁ」
 そう言ったニホンちゃんは、ふとあることを思いつきました。
「そうだ!みんなでメイドさんの格好をしてウェイトレスをするのはどう?」
 でも、それを聞いたとたん、エリザベスちゃんが顔色を変えました。
「なんですって!なぜ上流階級の私がメイドになって他人の給仕をしなきゃいけないの!私は自分の紅茶だって
自分で入れたことないのに」
「ハァ、エリザベスちゃんならメイド服が似合うと思ったのに、だめか」
「ねえ、それより男子に執事の格好をしてもらったら」
 エリザベスちゃんのその言葉に女の子たちは盛り上がりました。
「イケメン男子の執事喫茶か、いいなあ。ねえ、イン堂君やってみない?」
 イン堂君はむっとして答えました。
「マハラジャの次期当主はそのようなことはしないんだよ」
「ウリのような両班もそのようなことはしないニダ」
「あなたには聞いてません」

 なかなか喫茶店のプランが決まらないので、タイワンちゃんが提案しました。
「ねえ、猫を連れてきて、お客さんが猫と遊べるお店を開いたら?」
「あ、それいいアイデア」
「すっごーい、タイワンちゃん天才!」
 あんまりタイワンちゃんがちやほやされるので、カンコ君は面白くありません。何か気の利いたことを言って
自分もほめられたいと思い、口を開きました。
「それより犬と遊べる犬喫茶を開くといいニダ」
「……」
 みんなが、じーっと白い目でカンコ君を見ています。
「な、何ニカ?その目は。何を考えているニカ!アイゴー!謝罪と賠償を」

解説 U-33 ◆JOCEixq6zU 投稿日: 2006/04/16(日) 18:25:40 ID:Eh47CT1J
(ソース)
猫々台北「猫カフェって、ニャンだ?」
http://www.tabitabi-taipei.com/youyou/200508/about/index.html

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