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第84話 U-33 ◆JOCEixq6zU 投稿日: 2006/04/30(日) 15:11:40 ID:0W42AXXD
『だがちょっと待ってほしい』

「チョゴリちゃんは、今度は何をやらかしてくれるのかしら」
 ハプスブルグ先生は、いつもそう思っています。
 というのもチョゴリちゃんは、図工の時間になると思いもよらぬ発想で次から次へと斬新な作品を作り出す
からです。以前、廃品の中古テレビをたくさんもらってきて積み重ね、そこに映像を映し出したときなどは、
「これはすごい」と町中の大評判になったものです。

「今日は身近な素材で作品を作りましょう」
 そう言って図工の時間を始めた先生が、チョゴリちゃんの席にやってきました。
「さて、チョゴリちゃんは何を使うの」
「アサヒオンニから古新聞をもらってきたニダ。これを使うニダ」
 チョゴリちゃんは手際よく古新聞を切り抜き、たくさんの紙片を配置を考えながら台紙に貼っていきます。
そして、貼られた紙片の中にあったゲルマッハ家とカンコ家という単語の間にマーカーで線を引きました。
「できたニダ。題して『古新聞2』、ウリとアーリアオンニの関係を表したものニダ」
「そう、いつもながらすばらしい作品ね」
 実は先生、どこが良いのかよく分からないけれど、みんなが誉めるのだからきっとすごい作品なのだろうと
自分に言い聞かせているときがあることは内緒です。
「がんばって作った作品ですから、ほかの学年の人たちにも見てもらいましょうね」
 最後に先生はみんなの作品を集めて、廊下に貼り出しました。

「アイゴー!妄言ニダ!謝罪汁!賠償汁!」
 昼休みになったとたん廊下から聞こえてきた大声で、先生とクラスの生徒たちが教室を飛び出しました。
 見るとカンコ君が真っ赤な顔でチョゴリちゃんの作品を指して怒鳴っています。どうやら貼られた紙片の
ひとつに書かれていることが火病の原因のようです。
「これは何ニカ!『だがちょっと待ってほしい。ニホンちゃんも竹島パンツが自分のものという根拠を持って
いる』とは!ええい、こんなものを貼るのは許せないニダ!」
 カンコ君は、壁から作品を引き剥がすと、チョゴリちゃんの目の前でビリビリに引き裂いてしまいました。
 カンコ君が意気揚々と引き揚げたあと、チョゴリちゃんは廊下にひざまずいて、破かれた作品の切れ端を
拾い集めました。その上に、一つ、また一つと涙のしずくが落ちていきました。

解説 U-33 ◆JOCEixq6zU 投稿日: 2006/04/30(日) 15:12:20 ID:0W42AXXD
(ソース)
「日本海」表記入りのパイクさんの作品を撤去
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=052006042504200
親韓メディアも背を向ける…日本主要メディアが「盧大統領談話」批判
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=75140&servcode=200§code=200

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