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第25話 櫻  ◆NIhoNZiE 投稿日: 2002/12/29(日) 23:20
「年末のある日の会話(1/2)」

「…なんか元気ないのね、シャミン」
「…元気あるわけないじゃない…わかってるくせに」
「もう、そんなんじゃニホンや、あまつさえウヨとかにつけこまれるわよ!」
「もういいのよ。正直ちょっとつかれちゃったかもしれない」
「甘いわ!とぉぉぉぉぉっても甘いわ!いまや我々正義の勢力存亡の危機なのよ?!
 キッチョムのボケのせいで煽りをうけて私とかあなたとかいろいろ
 イメージも悪くなった中、年末の今こそ、そのイメージを
 払拭して誤った方向に進みつつあるニホン家を正しい方向に
 導いてやらないといけないのよ!!!」
「さりげなくキッチョム切ってるし。」
「うっ!」
「…まあその変わり身の速さがあなたのウリだから」
「なんかやなこというわね」
「ほめてんのよ。…あたしにはできないし。」
「その妙に達観したような、でいて諦めたような顔しないの」
「…あたし、もういらないコだし。あんたも私に関わってると
 損するわよ。」
「だからってハイじゃサヨナラぁ〜、ってすると思ってるの?」
「実際、昔ッからそうじゃない」
「まあ、確かにそうね」
「すこしは否定しなさいよ!」
「年末のある日の会話(2/2)」

「まぁ、それはさておき」
「…ごまかしたわね」
「いままでの行動を振り返って」
「総括ね」
「…反省点を元に新たな対策を練ろう、というわけ」
「自己批判ね」
「……シャミン、もうすこしソフト路線でいかないと」
「そういった我々へのいわれなき圧力に対しては、断固抵抗していかねばならない」
「……わかってて、いってない?」
「…まあ、そういうものなのよ、いろいろあるし。」
「あなたもいろいろ大変ね」
「そういうあなたも来年はもっと叩かれると思うけど。あたしに構っている場合
 じゃないでしょ」
「まあ、いつの世も抵抗勢力というのは存在するのよ」
「あなたのしぶとさを改めて見習うべきなのかもしれないわね」
「来年こそは、『連続ドラマ小説「アサヒちゃん」』がニホンを超えるのよ!」
「それはたぶん無理だと思うわ」
「…即答しないでよ、もう」

解説 櫻  ◆NIhoNZiE 投稿日: 2002/12/29(日) 23:23
初めて話を投稿いたします。
しかも時事ネタでもないもので…邪道でしたね。
たまにはこういうアプローチもいいかなぁ…と思ったのですが。

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