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第16走者 書き人知らず ◆PWTa2EFE 投稿日: 2004/07/25(日) 02:11
夏のニホンちゃん祭り『となりのニホンちゃん』第16走者」

「こんなとこでナニをしてるんだ? そういえばチョゴリが探してたぞ?」
「うるさいニダ。 ウリは痩せても枯れてもニッテイの世話にはならないニダ!」
とまあ、こんな捨てセリフを残して、カンコ君はニホン池を飛び出しました。 向かうはユーロ街、まだまだ遠くです。
ウリナラドーピングしか手はありません。 そこでカンコ君は家に戻り、キムチ分の補充を開始しました。
「これがあれば、ウリは超人ニダ。 いまならほうれん草でパワーアップする船乗りにも勝てるニダ!」
あたりに赤い汁を飛ばし、キムチをむさぼるカンコ君。 誰が掃除するんだろう? という疑問を残し、カンコ君は
再び侵攻・・・ではなく、行動を開始しました。

「また来たのか? こりねぇ奴だなぁ」 ベトナ家にまっしぐら、カンコ君がやってきます。 ホーチミン君、
今度は容赦しないようです。 急ごしらえのバンジステーク、泥田と化した庭。 抜かりなく用意したトラップの
数々がカンコ君を待ちうけます。
しかし・・・

「ウりの前進を邪魔することはできないニダァ!」 キムチ分を補充したカンコ君、まさに星をとった配管工です。
泥田を駆け抜け、バンジステークを飛び越え、あらゆる障害物を破壊して、カンコ君は突き進んできます。
「なかなかやるな。 だが、ここは通さん。」 立ちはだかるホーチミン君。 文字通り体を張って止める心意気です。
「覚悟しろ、我が家の天敵!」
「無駄ニダ 無駄ニダ 無駄ニダァァァ。」 必死で抵抗するホーチミン君をネリチャギ一発で、KOし、カンコ君は
ベトナ家を突破しました。

「大丈夫、お兄ちゃん? ケガしていない?」 ベトナちゃんが、傷ついたホーチミン君のそばによります。 うるわしきは
兄弟愛。
「たいしたことないさ。 それより、あのバカはどこへ行った?」
絆創膏をそっと貼り付けつけながら、ベトナちゃんは答えました。
「右に曲がっていったけど・・・あの立て札、おかしくない?」
「そうか、最後のトラップだけは、成功したんだな。」
やがてホーチミン君は立ち上がり、片付け始めました。

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