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第1143話 四季砲 投稿日: 02/07/29 00:47 ID:UBIzfSZa
「メラ・プティ」

ニホン   「インドネシアちゃん、似合ってるよ、その日章服」
インドネシア「そ、そうかな、似合ってるかな」
ニホン   「うん、とてもにあ・・・・」
ネーデル  「どりゃ〜!」
ニホン   「きゃ〜〜」
インドネシア「あっ ニホンちゃん」

ニホンちゃんはネーデルくんに遠くまで突き飛ばされてしまいました。

ネーデル  「インドネシア、そんな服はさっさと脱いでこのトリニティ服を着るんだ」
インドネシア「いや、そんな服はもう着ないもん、今はニホンちゃんに借りた服を着てるけど
       もうじき、自分の服を作って、それを着るんだもん」
ネーデル  「だまれ!お前は僕がわたした服を着てればいいんだ
       いま着てる服なんてこうしてやる」

  ビリビリビリ

ネーデル君はインドネシアちゃんが着ていた日章服をビリビリに破ってしまいました

インドネシア「きぁ〜〜〜〜〜」
ネーデル  「さあ、これでこの服を着るしかないね、いつまでもそんな格好していられないだろ」
インドネシア「グスン、グスン」
ネーデル  「似合ってるよインドネシアちゃん キミにはトリニティ服が一番似合っているんだ
       これからもその服を着るんだよ、キミは僕の物なんだから」
インドネシア「・・・・・・・」

ビリビリ

何を思ったのかインドネシアちゃんは突然、トリニティ服の青い部分を破り捨てて
赤と白の二色の服にしてしまいました。

ネーデル  「トリニティ服がトリニティが・・・・」
インドネシア「どう、似合う? これからは彼方の言いなりになんか、ならないんだから」
ネーデル  「あぁ あんなに大人しかったインドネシアちゃんが、
       僕の言いなりだったインドネシアちゃんが、シクシクシク」
インドネシア「分かったら、さっさと私の家から出ていけ!」

ネーデル君はインドネシアちゃんに蹴りだされてしまいました

おしまい

解説
日本は大東亜戦争に敗れインドネシアを去りました。
再び戻ってきたオランダ人はインドネシアにあるホテル、モジャパイトの屋根の上にオランダ国旗を
揚げました。
しかしそのオランダ国旗はスラバヤの若者が引き降ろし、一番下の青い部分を裂き
少し横長な赤と白のインドネシア国旗(メラプティ)にしオランダ国旗の代わりに掲げたという
事がありました。


解説 四季砲 投稿日: 02/07/29 02:46 ID:K43HfzCb
誤解を生まないよう、紅白旗について少し説明

インドネシアのメラプティはもともと13−15世紀のマジャパヒト
王朝から由来して、1945年に大統領に就任したスカルノが民族独立
運動時代に仲間と作った国民党が用いてきた。そしてスカルノ夫人ファ
ティマワティの手で縫われたものをインドネシア国旗として掲揚したの
が始まりとされている。赤は勇気(男性)の象徴、白は純潔(女性)の
象徴という意味らしい。

ちなみにメラプティとソックリなモナコ国旗は
モナコ王室の象徴、赤と白のチェック柄をモチーフにしたらしい。

あと >>732 >>733でトリニティとトリコロールを間違えたので
謝罪と反省をします

ゴメンナサイ

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