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第1188話
reg
投稿日: 02/08/23 12:51 ID:3YaLuh8z
『マラソン大会』
いい天気です。今日は年に一度のマラソン大会です。校庭のトラックを1周して地球町の
街中を通り折かえし最後にトラックを1週してゴールです。全長3キロのコースです。
「パン!」
ピストルがなりました。いよいよスタートです。
まずチューゴ君がどんどん飛ばします。カンコ君それにがんばってついていきます。
「いかせなくてよ!」
とエリザベスちゃんが猛スパートをかけました。一気に先頭に踊り出ます。
その時エリザベスちゃんの足に引っかかってチューゴくんが転んでしまいました。
ついていったカンコ君も転んでしまいました。カンコ君はその衝撃で気を失っています。
その間にニホンちゃんをはじめ他の人がどんどん追い越していきます。
ニホンちゃんへの「恨」パワーで飛ばしていたカンコ君にとっては知らないうちに
ニホンちゃんに越されたのはかなりの痛手です。
「あ…アイゴ〜」
さてさて先頭はエリザベスちゃんがちょっと失速。アメリー君が一気に先頭に立ちました。
ロシアノビッチくんもついていきます。
ゲルマンスキー、アーリア兄妹が多少オーバーペース気味に飛ばしています。
折り返し地点に差し掛かりました。ゲルマンスキー兄妹は失速しました。
尚もアメリー君とロシアノビッチ君の一騎打ちです。
だがロシアノビッチ君がいきなりペースダウン。どうやら脱水症状のようです。
そのころ二番手集団のニホンちゃん
「そろそろ…がんばらなくちゃ…」
そこから一気にスパートをかけました。脱水症状でフラフラのロシアノビッチくんを尻目に
アメリー君に猛追です。
カンコ君はというと…まだ1キロ地点です。妙に余裕ぶっこいてゆっくり走っています。
「ウリの前に誰もいないということはウリが先頭ニダ。
あまりにも速過ぎて後ろに人影も見えないニダ。」
どうやらその場の状況を自分の都合のいいように脳内変換するカンコ君は
今自分が最下位だということをまったく理解していないようです。
もちろん気絶してる間に全員に抜かれたとは夢にも思っていません。
だがその時もうすでに折り返したニホンちゃんとすれ違いました。
「なんで…なんでニホンがもうあっちに居るニダ?…ということは…
これはニホンの陰謀に違いないニダ!おいニホン!!ウリに謝罪と賠償を
払うニダーー!!カアアクトェトェ!!」
一気に「恨」パワーを限界点まで高めたカンコ君、ニホンちゃんを猛追です。
それはエリザベスちゃん、フランソワーズちゃん、ゲルマンスキー君、復活したチューゴ君、
ニホンちゃん、アメリー君や他の誰よりも速いスピードでした。
「アイゴーー!!ニホン待つニダーー!!トェトェトェーーー!!」
ニホンちゃんはただでさえ疲れているのにキムチ色のトンでもない形相をした
カンコ君に名指しで追いかけられたらたまったもんじゃありません。
「ニダーー!ニダーー!ニダーーーーーーーー!!」
ついにカンコ君はニホンちゃんに並び追い越しました。
そしてゴール。
1位はニホンちゃんの猛追空しく最後に引き離したアメリー君。
カンコ君はアメリー君の次にゴールしニホンちゃんは3番目にゴールしました。
「ハァハァ…ニッ…ニホンに勝ったニダ!!ハァハァ…やっぱり…チョッパリはその程度ニダ!
さあニホン!ハァハァ…謝罪シル!賠償シル!ウリナラマンセーーーーーーーーーー!!!」
カンコ君は調子に乗ってどんどんデンパを飛ばしまくります。
そして表彰式が始まりました。
「5年生の部…1着はアメリー君です!」
「わー!」みんなからは歓声が起こります。
「(ふん…ウリが勝ちを譲ったのに…まあいいニダ、ニホンには勝って自慢できるニダ。
でもあとでアメリーにはスケートパフォーマンスをお見舞いするニダ。)」
もうカンコ君に怖いものなどありません。いやここまではありませんでした…
「そして2着は…」 「(はやく言うニダ〜)」
「ニホンちゃんです!」 「 ニ ダ ! ! ?」
みんなからまた拍手喝采です。もちろんカンコ君は納得いきません。
「ち…ちょっと待つニダ!ウリのほうが…ウリのほうが先にゴールしたニダ!」
「いや、カンコ君は最下位だよ。折り返し地点まで行かないまま折り返しちゃったからね。」
そうです。カンコ君はニホンちゃんとすれ違った後折り返し地点まで行ってないのに
そのままニホンちゃんを追っていたのです。つまり全力で逆走してたのです。
「いや…ウリはちゃんと折り返し地点までいったニダ!」
「でも記録にはカンコ君は折り返し地点まで行ってない…
「いったニダ!ただ資料はニホンに燃やされたけど絶対に行ったニダ!」
カンコ君また捏造しています。でもそんなの通用するはずもなくカンコ君は最下位になりました。
「こんなの…こんなのうそニダ!ウリはニホンを越したから勝ったニダ!
これは明白な差別ニダ!!ウリが2位と認めるまでここ絶対どけないニダ!!」
カンコ君は座り込みをはじめましたが、そんなのお構い無しに表彰式が始まりました。
「一位はアメリー君でした。以上で表彰式を…
「ちょっと待つニダーーーーー!!」
かんだかい声があたりに響きます。カンコ父です。
「ウリは…ウリは勝ったのに…これは差別ニダ!」
「そうニダ!なんでカンコが1位じゃないニダ!?」
いつのまにかカンコ君が1位ということになっています。電波が二乗倍で飛んできます。
「もうわかったニダ…おいカンコ!お前がほんとの勝者ニダー!」
そういってカンコ父はポケットから金(キム)メダルを取り出しました。
「や…やったニダーー!やっぱりウリが1番ニダ!なんか自信が出てきたニダ!
オイニホン!謝罪シル!賠償シル!ハハハハハッウリナラマンセーーーーー!!」
もうみんなはカンコ君に呆れるよりありませんでした。
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