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第1350話 四季砲 投稿日: 02/12/24 18:00 ID:3ko2nOAX
「返済期限」

ある日ミャンマーちゃんがニホンちゃんの家にやってきました

ニホン  (何のようかな、あっ確か今日はODAの返済期限だったっけ
      ミャンマーちゃんちも色々大変らしいから返済期限の延長でも頼みに
      きたのかな、それとも返すアテがないからチャラにしてくてとか)
ミャンマー「ニホンちゃん、これお返しします」

そういってミャンマーちゃんは茶封筒をニホンちゃんに差し出します
ニホン  「なにこれ?」
ミャンマー「なにこれって借りていたODAですよ、今日が返済期限じゃないですか
      ニホンちゃん忘れたんですか」
ニホン  「忘れたわけじゃないけど、ミャンマーちゃんち今、大変なんでしょ
      返済できる状態じゃないじゃない、
      別にいいのよ今日じゃなくても返済期限ならのばすから」
ミャンマー「ニホンちゃん! 約束を守らことは嘘をつく事です
      嘘つきは人間として最低です。
      ニホンちゃんは私を嘘つきにしたいんですか!!」
ニホン  「そうまで言うなら返してもらうけど、大丈夫なの?」
ミャンマー「へっちゃらです!」ぐぅ〜〜〜〜〜〜〜 (お腹の虫の声)
ニホン  「・・・・・・・」
ミャンマー「へっちゃらなんです!」
ニホン  「それじゃあ受け取るけど・・・」
ミャンマー「たしかに返しましたよ」
ミャンマーちゃんはニホンちゃんの家を後にしようとするとニホンちゃんが呼び止めます

ニホン 「まってミャンマーちゃん、ハイこれ」

ニホンちゃんは、さっきミャンマーちゃんから受け取った茶封筒を差し出します

ミャンマー「だからそれは・・・・」
ニホン  「うん、ちゃんとODAは返してもらったよ
      これは新しいODAよ 受け取ってミャンマーちゃん」
ミャンマー「?! ありがとうニホンちゃん」
おしまい

解説・ミャンマーは経済が逼迫しているのに、ODAの返済期限を延期してくれなどとは
   言わずに返済期限を律儀に守ったそうです
   そのせいでますますミャンマーは貧乏になっちゃったけどね

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