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第1386話
書き人知らず
投稿日: 03/01/28 00:01 ID:XR9X6Ty9
〜 北風と太陽 〜
「謝罪しる!謝罪しる!謝罪しるぅぅぅ!!」
あいも変わらず、カンコ君の<謝罪しる攻撃>が続きます。しかし、矛先はいつもと違うのでした。
そう、その相手はニホンちゃんではなく、アメリー君なのでした。しかし、おとなしいニホンちゃんと
違い、アメリー君はやられっぱなしで、すっこんではいません。
「そうか、カンコは俺のこと嫌いなんだな。じゃあ、友情のしるしに貸しておいた番犬、返してもらおうか。」
それを聞いたカンコ君、真っ青になり家へ飛んで帰りました。
(まずいニダ・・・。アメリーの番犬がいなくなったら、マイブラジャーはなにをするか分からないニダ・・・)
次の日は日曜日で、もちろん学校はお休みです。カンコ君はさっそく行動を開始しました。
まず、町内中に響き渡る大声で叫びます。「ウリはアメリー君とは仲良しニダ。友人ニダ。アメリー君は
ウリの無二の親友ニダ〜!!」
何事かと集まってくるアジア町のみんな。(キッチョム君はお人形遊びに夢中なので、来ませんでしたが。)
ギャラリーが増えたのに気を良くしたカンコ君は、さらに叫びます。
「アメリー君のおかげで、クラスは平和ニダ。生意気なニッテイが大人しくなったのも、アメリー君のおかげニダ!
アメリー君といっしょなら何も怖くないニダ〜!!」
呆れて物も言えないニホンちゃんや、タイワンちゃんを尻目に、カンコ君は次の行動に出ました。
「何も怖くない証拠を見せるニダ!!」というと、キッチョム君の旗を取り出し、いきなり焚き火の中に
放り込みました。あかあかと燃える焚き火のなかで、旗はあっという間に燃え尽きてしまいました。
「どうだ、ウリは口先だけの男では無いニダ!!」
(これで、アメリーもウリと仲良くしてくれるニダ)満足げに、カンコ君は家の中に入りました。どうやら、
お間抜けなパフォーマンスは終わったようです。
「くっだらない。時間損しちゃった。」疲れた顔で、タイワンちゃんは言いました。ニホンちゃんは、
カンコ君のあの手の行動には免疫があるらしく、表情を変えません。
「ふん、半万年属国根性野郎が・・・」心の底から関りたくない、といった表情でチューゴ君はつぶやきました。
で、肝心のアメリー君に伝わったのかどうか、それは定かではありません・・・。
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