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第1463話 名無しさん 投稿日: 03/04/03 23:43 ID:TAvgDMUx
         「暗殺術U・風魔のニホンちゃん」
 紫苑ちゃんとべトナちゃんの間に入ってきた学ランの少女、強烈な気を放ったまま無言で立っています。
 「何者・・・」
 少女は尚黙っています。
 「そう、喋らないつもりね。じゃあいいわ」 「どのみち邪魔するの?だったら相手になるわ」
 二人が襲いかかってきます。それでも少女は動きません。
 「ガシュルルルルルルルルルルウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥッッッッッッ!!!!」
 紫苑ちゃんが両手の爪で引き裂きにかかります。爪が少女を直撃しました。
 「!!」
 しかしそれは移し身でした。木がそこにありました。
 紫苑ちゃんの影から少女が出てきました。横に薙ぎ払われる少女の太刀を紫苑ちゃんジャンプでかわします。
 その背を空中から何かが襲いかかります。焼けつく様な激痛が走ります。
 紫苑ちゃんは倒れました。そこへべトナちゃんが迫ります。
 「・・・死んで」
 疾風の様な素早さで的確に急所を狙います。少女はそれを手で巧みにガードします。
 「むっ!?」
 少女の身体が4つに分かれました。べトナちゃんをぐるりと囲みます。
 「これは・・・」
 前の一体がべトナちゃんを掴みました。そのまま天高く飛び上がり頭から急降下します。
 べトナちゃんもゆっくりと地に倒れます。それを見届けると少女はようやく口を開きました。
 「闇に滅せよ」
 そう言い残すと少女は煙の中へ消えていきました。
 「あれは一体・・・」
 「そうだ、二人は!?」
 皆が慌てて駆け寄ります。すると二人共起き上がってきました。
 「よかった、無事で」
 何時の間にか桜色の着物に緋色の袴のニホンちゃんが二人の側にいました。
 「御免ね、迷惑かけて」 「御免なさい」
 二人はニホンちゃんに手を取られ仲直りをしました。こうして二人の喧嘩は幸い最悪の事態だけは避けられたのです。
尚あの学ラン少女がだれだったのか、今だに謎のままです。
                   おわり

解説 名無しさん 投稿日: 03/04/03 23:59 ID:TAvgDMUx
 「暗殺術」終わりです。設定ではニホンちゃんが幼い頃ニッテイさんに忍術を教えられていてそれが危急の時
に出されたといことで。術は「サムスピ」の服部半蔵です。
 ちなみにチューゴ君が何故ブルーかというと彼の国の象徴である龍、すなわち青龍と彼のクールな性格を表わ
したのです。アメリー君はリーダーなのと国旗の一色、ロシアノビッチ君はロシアの大地=黄、エリザベスちゃ
んとフランソワーズちゃんはヒロインだから、イン堂君は神秘性、ブジリー君はジャングル、エジプト君は太陽、
ゲルマッハ君とアーリアちゃんは国旗の色からです。

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