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第1495話
匿名
投稿日: 03/04/24 23:25 ID:vhsR+4QT
ジョージおじさん
アメリー君の家にはジョージおじさんがいます。
もともとはアメリー家や市内でも地味な存在だったのですが、
イスラム町の誰かがアメリー君に飛行機のおもちゃをぶつけて大怪我をさせたときから頭角を現し始めます。
「これはアメリーの自由そのものに対する攻撃だ!」
「私はアメリーの自由を必ず守り抜く!」
アメリー君はジョージおじさんのこれらの言葉に感動しました。
そしてジョージおじさんを頼りにするようになったのです。
しかし・・・
「いいかいアメリー。アメリーは神に守られている正義の味方なんだ。
そして正義の味方に逆らう者はすべて神の敵なんだ。
だから誰だろうがアメリーに逆らうヤツはみんな神の敵なんだよ。」
「・・・」
さすがにそれは言いすぎじゃないかなとアメリー君は思いました。
「それにアメリーは地球上で最も優れた人間だということを忘れんじゃないぞ。
God bless Amery!」
<続き>
それからというもの、ジョージおじさんの発言がおかしいことは誰の眼から見ても明らかでした。
「アメリー!私は今君が直面している事実を伝えなければならない!
それはテロリストたちが隠れているのは洞窟だという事実だ!」
「・・・ジョージおじさん、何を言っているの?」
さすがのアメリー君もこれにはうろたえます。
「自分が信念を持っていればどんな質問にも簡単に答えられるものだ。
しかし君の質問には答えられない。」
ジョージおじさんの妄言はどんどんエスカレートしていきます。
「・・・ジョージおじさん・・・どうしたの?」
「アメリー、もうがっかりさせないでくれよと人々が言うたびに、私は大きな信頼を感じるんだ。」
「・・・ジョージおじさん・・・」
「人間と魚は平和的に共存できる。」
「・・・おじさん・・・」
「アメリー、私のことを知能が足りないといっている人たちは、その事実をまだまだ甘く見ている。」
ジョージおじさんはお菓子の袋に手を伸ばし、なお演説を続けます。
「悪の枢軸が・・・」
「あ、おじさん、それプレッツェルだからよくかんで食べないと・・・」
「ムグ!それを早く言いなさいアメリー!・・・きゅう・・・」
バタッ!
「大変だ!おじさんがプレッツェルをのどに詰まらせた!誰か!」
<続き>
「ふう・・・ジョージおじさんはたまによくわからなくなるからな・・・」
学校のクラスで、アメリー君はため息をつきました。
「ニホン!ウリナラは半万年の歴史ニダ!
謝罪しる!賠償しる!」
アジア班の方でいつものやつが始まりました。
「ウリナラマンセー!ファビョーン!チェゴ!ウェー、ハッハッハ!」
カンコ君はいつも通り勝手に一人で盛り上がり、ニホンちゃんは黙り込んで何も言いません。
「ジョージおじさんもあいつよりはずっとマシかな?・・・」
ボソッと独り言を吐きつつもため息が止まらないアメリー君でした。
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ブッシュ妄言録が元ネタです。
http://mytown.asahi.com/usa/newslist.asp?k=13
http://www.mainichi.co.jp/life/family/syuppan/sunday/2003/0223/tokusyu1.html
http://homepage3.nifty.com/MtforestrV/worldsitu.htm
ジョージおじさんの妄言はネタにしやすいかも・・・
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