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第1536話 reg 投稿日: 03/05/25 00:28 ID:2tY095SF
「アメリー家の中庭」

最近キッチョム君の言動がいよいよ怪しくなって来ました。
ニホン家、カンコ家などを始め下手をすれば地球町全体を巻き込む
ような事件を起こしそうなほど何か逝ってしまったのです。
「ちょっと‥キッチョムの事で話があるニダ‥」
カンコ父がアメリー君の父に電話で言いました。
「そうか、じゃあ明日の昼ごろキッチョムの教育方針を紙に書いて持って来てくれるかな?」
「わ‥わかったニダ‥ところでその話そっちの牧場か別荘でしない‥
「だめだ、じゃあ明日な」
ブツッ
翌日カンコ父は歩いてアメリー君の家へいきました。
「ピンポ−ン」
「(ハイ?)」
「ウリにだ」
「(あぁ‥わかった入って)」
迎えもないまま玄関をはいり、奥さんに連れられて中庭へと連れて行かれました。
「おうこっちへ来て」
「わ‥わかったニダ‥」
カンコ父は明らかにびびっていました。
「じゃあキッチョムの教育方針を書いた紙見せて」
カンコ父はその紙を渡しました。
「ウリ的にはできるだけキッチョムをしげ‥
「ウチはこいつを甘やかすつもりはない、とりあえず説得はしたいが
 それでもダメならオレがちゃんと教育してやるから。わかったか?」
「わ‥わかったニダ‥」
「じゃあもう帰ってくれないか?スケジュール詰まっててね。」
カンコ父は仕方なく帰りました。帰り際に玄関に一枚の紙を落としたのを気付かずに‥
「ふ〜やっと帰ったな、ん?なんだこの紙は」
『キッチョムにはいろいろなものを買い与えるのが一番ニダ!』
「‥‥」
その夜
「オイ、カンコ今日ウリはアメリー家の中庭に招待されたニダ!
 キッチョムの話もすべて円滑に進んだニダ!大成功ニダ!」
「本当ニダ!?ニホンに自慢してやるニダ、ウェ〜ハッハッハッハ」
「ウェ〜ハッハッハッハ」

「ウリの父はアメリーの中庭に招待されたニダ!」
翌日カンコ君は早速ニホンちゃんに自慢しました。
「あの‥でも‥私のお父さんも中庭いって‥
「ウソつけニダ!そんなわけないニダ!まあウリがうらやましいニダね。ウェー」
「(行ったんだけどな‥まぁいいかな)」
「ウリナラマンセーニダ!ニホンなんかもう用なしニダ!ウェ〜ハッハッハッハ」
だが2日後事態は急変します。
「ねぇニホンちゃん。私のお父さんアメリー君の家行ったんだ。
 玄関からみんな迎えに来てくれたし、家族の人みんながお父さんに
 やさしくしてくれたって。中庭にも連れてってもらったんだよ。凄いでしょ〜」
「ホント?凄いね〜」
フィリピンちゃんのお父さんがアメリー君の家に招待してもらったのです。
カンコ君はその話を小耳に挟んでしまいました。そして
「ウルサイニダ!ウリの父のほうがアメリー父に重宝されてるニダ〜!」
と言いながら教室から出て行きました。カンコ君はウスウス気付いていました。
カンコ父の帰りがあまりにも早かったことがどういうことかということを
更にその3日後カンコ君にとってこれ以上ないような一撃が来ました。
「ねぇフィリピンちゃん。私のお父さんアメリー君のお父さんが所有してる牧場に
 連れてってもらったんだよ。最初アメリー君の家の玄関行ったらみんな笑顔で迎え
 てくれて、アメリー君のお父さんの運転で牧場まで行ったんだって。
 そのあと二人でたくさん散歩しながらお話して、家に帰ってもずっとお話してたって。
 それで結局一泊してきちゃったの。お父さんまるで家族みたいだっだっていってた。
 アメリー君のお父さんもずっと付き合っていこうって言ったって言ってたよ。
「ニホンちゃんの家とアメリー君の家仲いいからね。」
「アイゴー!!そんなのだけでまさかアメリー父に優遇されてると思ってるニダか!?」
そこで台湾ちゃん「ちょっとまえ自慢してたでしょ。中庭に招待されたって」
「ム‥ム‥ム‥ファビョーン!ウリの父のほうが優遇されてるにき‥き‥決まってるニダ!
 だいたい○#@'%$&■‥
カンコ君は火病を発症させました。それを横目で見てたアメリー君、おもむろに携帯電話を取り出しました。
「(プルルルル‥プッ)あもしもしダディ?カンコやっぱだめみたいだよ」
「(そうか‥まぁじゃあもういいかな)」
「いいんじゃない?」
カンコ君は幸せそうにファビョっていました。
終わり
 



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