戻る
<<戻る
|
進む>>
第1576話
名無しさん ◆B9.JhkARyE
投稿日: 03/07/04 12:35 ID:IyHdf8OC
「逃げ出して候」
地球組きっての酒豪ロシアノビッチ君は名うての音楽マニアでもあります。お気に入りは
フランソワーズちゃん家の曲で幼い頃から聴き妹達にバレエを習わせている程です。
ジャンルは多岐にわたります。クラシック系だけでなく最近はポップスも聴きます。それ
は妹達も一緒です。
「ほう、中々可愛いいな」
ベリアちゃんとカレリアちゃんの白いブラウスと赤いミニのプリーツスカート姿を見てロ
シアノビッチ君は言いました。
「歌もまんざらじゃない。今までバレエとかオペラとか民謡とかばっかりだったがこれか
らはポップスもいけるな」
彼は妹達を早速売り出しはじめました。名前は『タトウー』、ロシアノビッチ家初のデュ
オグループです。
人気は上々でした。可愛いさと過激なファッション、歌で評判になり女の子達の注目の的
になりました。
しかし彼女達普段はそんなことはないのに歌う時はかなり小生意気な態度を取りました。
それが女の子達の注目を更に集めたのですが大人達からは批判がきてしまいました。
「まあそれが戦略なのさ」
ロシアノビッチ君はそんな妹達の評判をかえって嬉しく感じていました。何故ならそう言
わせているのは他ならぬ彼なのですから。これも注目を集める為。やがて町一番の音楽好き
ニホンちゃんの興味をひくようになりました。
二人を家に招くことになりましたがそれを取り仕切るのはアサヒちゃん、最近叩かれっぱなしのうえ
壁新聞の人気暴落の彼女、何としても挽回したい状況だったのです。その為無理して引き受けました。
「最近嘘つき呼ばわりされてるしここはきちんとしめないと。ウヨやヨミになんて言われるかわかっ
たもんじゃないわ」
ロシアノビッチ君の家まで迎えに行き家まで案内します。ところが
振り向いたら何処かへ消えていました。流石にこの異常事態に焦りまくる彼女。
「え、ななななんなあんなな、何で!?何処へ行っちゃたの!?」
辺りを見回しても何処にもいません。そこら辺のゴミ箱を覗いたら野良犬がいただけです。
「ワン」
壁の上は・・・。野良猫でした。
「ニャア」
電線は烏です。
「アホーアホー、ウソーウソー」
「五月蝿い!!」
夕暮れまで町中を探しましたが結局見つかりませんでした。一体彼女達は何処に消えたのでしょう。
「これ美味しいーー」
「さいこおーー」
「そお、気にいってくれてよかった」
すでにニホンちゃん家に来ていました。お寿司に舌鼓をうっています。
「けど二人共アサヒちゃんに案内されてたんでしょう?逃げ出していいの?」
「いいんです。これもお兄ちゃんの作戦だし」
「それにあの人何かと自分が賢いって鼻にかけて嫌いだもん。嫌味だったらありゃしない」
「そうだったの。ロシアノビッチ君の」
お寿司を食べ終わると歌を披露してくれました。流石に話題になるだけのことはあります。
「わあ、やっぱり凄いわあ」
一曲だけでしたが拍手の渦です。
(アサヒちゃん怒るだろうなあ。けどこの娘達の曲聴けたし私的にはオッケーね。彼女には悪いけど)
どこかクールな考えの今日の彼女。その時アサヒちゃんは星空の下で
「抗議してやるーーーーーーーーーーーッ!!」
と叫んでいました。
解説
名無しさん ◆B9.JhkARyE
投稿日: 03/07/04 12:39 ID:IyHdf8OC
ソースはロシアのアイドルデュオ『tATu』のドタキャン話と一連の騒動です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030627-00000242-kyodo-ent
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030629-00000001-spn-ent
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030629-00000102-kyodo-ent
テレ朝今回は災難ですね。まあこれも彼女達のプロデューサーの戦略かもしれませんが。
この作品の評価
結果
その他の結果
選択して下さい
(*^ー゜)b Good Job!!
(^_^) 並
( -_-) がんばりましょう
コメント: