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第1613話
KAMON ◆9awzJSYC0I
投稿日: 03/08/05 22:19 ID:HXqJsXyn
「フラメンコ先生のアジア町珍道中」
「チューゴ君」
チューゴ君が自分を呼ぶ言葉に振り返ると、フラメンコ先生がいました。
「なんだ先生アルか、朕に何のようアル?」
「 や ら な い か 」
「え゙っ!?」
滅多なことでは動じないチューゴ君もびっくり仰天。
「え、あ、いや、でも、あなたは教師で朕は生徒で小学5年生だしここはエロパロ板じゃないしそういうことはまずいんじゃないかと思う今日この頃でそのえとあの・・・」
「何寝言逝ってるの!!!!」
「はい?」
「やらないかっていってるのは、シューキューカードの事よ。」
「あ、なーんだ、シューキューアルか。」
そんなわけで、チューゴ君は、フラメンコ先生とシューキューバトルをすることになりました。
今、地球町で大人気のシューキューカードゲーム。
デッキさえあれば老若男女を問わず遊べるのが魅力ですが、フラメンコ先生がはまってしまったのが運の尽き。
子供顔負けの熱の入れようで、お給料を湯水の如くつぎ込んでカードを「大人買い」し、超強力なデッキを組んでは周囲の子供達をなます切りにしていました。
この間も、超レアカード「ベッカム」を、エリザベスちゃんからトレードしてもらってほくほく顔。
このカードは、基本ステータスの高さもさることながら、特殊能力「甘いマスク」を持っていて、デッキに入れるとシューキューコインが通常のザクの3倍もらえるというとんでもないカードなのです。
すっかり有頂天になったフラメンコ先生は、「レアルマドリード」デッキを手に、喜び勇んでアジア町の面々とシューキューバトルをしにやってきたのです。
チューゴ君は、少ないカードで最強のデッキを組んで勝負に挑みました。
会場では香ちゃんやチベちゃんが応援に来ていたのですが・・・。
「キャー!!!!! フラメンコ先生カッコイイアルー!」
「ベッカムコンボしびれるー!」
・・・誰もチューゴ君など見ちゃいません。
「ベッカム」カードの特殊能力のせいで、応援団はフラメンコ先生に釘付け。
さらに、フランソワーズちゃんの「ジダン」カードや、ポルとガルの「フィーゴ」カードまで揃えている最強のデッキに、シューキュー歴が浅く強いカードを持っていないチューゴ君が勝てるわけはありません。
結局、チューゴ君は、「いろんな意味で」惨敗してしまいました。
その後も、アジア町を転々としては対戦相手をボコボコにしていったフラメンコ先生は、ついにニホンちゃんと対戦することになりました。が・・・。
「フラメンコせんせーい! 『ベッカム』カード見せて!」
「いいわよ。でも半径3メートル以内に近づいちゃダメ。」
「いや〜ん、いぢわるぅ〜。」
肝心のニホンちゃんが「ベッカム」カードにメロメロで話になりません。
「姉さん、試合は・・・?」
ウヨ君が半分呆れています。
「いや〜ん、ベッカムカードを傷つけるなんて出来ない〜」
「・・・仕方ない、僕が出よう。」
ウヨ君が、最近強くなってきた「FC東京」デッキで対戦することにしました。
しかし、ニホンちゃんはおろか、ママやパパまで「ベッカム」カードに夢中。
アサヒちゃんまで「ベッカム」カードの大活躍を激写しまくります。
「僕だって、僕だって『トダ』カードさえあればああああ!」
激しく先が思いやられる試合です。
そんな中、物陰で激論を交わす女子が4人。
「おーっほっほっほっほ! やっぱり私の『ベッカム』カードは最強ですわね! どこぞの、塗装が禿げかけたカードとは大違い!」
「なんですってえええええ! あの禿げかけた塗装のテカり具合に大人の魅力を感じないなんて、まだまだカードを見る目が足りないんじゃありませんこと?」
「カードのデザインで選ぶなんて邪道れす! あたちの『フィーゴ』カードは基本ステータスなら『ベッカム』に負けないれす!」
「攻撃にしか目がいかないとはまだまだ素人。私の『カーン』カードはバナナさえあれば鉄壁の守りで1点たりとも入れさせない!」
「鉄面皮の間違いじゃなくて?」
「なんだと!」
・・・水掛け論とは、このことを言うのかもしれません。
解説
KAMON ◆9awzJSYC0I
投稿日: 03/08/05 22:25 ID:HXqJsXyn
KAMONです。ベッカム人気凄いですね。
・・・というわけで、レアルマドリードのアジア親善試合を扱ってみました。
私はサッカーが分からないので、弟に訊きながら書き進めたため間違いなどがあるかもしれません。
確かにベッカムはかっこいいのかもしれませんが・・・。
男ならカーン様のもみあげとジダン様の後頭部に萌(燃)えろよ!
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(*^ー゜)b Good Job!!
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