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第1675話 名無しさん ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 03/10/06 00:09 ID:Vmm+9b0P
                   「見よ、恐ろしい炎を」
 「何ニダ、このタイトル」
 それは話が進んでからのお楽しみ。スタート。
 カンコ君の自転車の運転はとても下手です。よくニホンちゃんにぶつけたりします。それで
皆からとても嫌われていますが一向に直すつもりはありません。
 インドネシアちゃんの家の近くを通った時です。前からインドネシアちゃんが来ました。その手
には可愛い鳥のぬいぐるみがあります。信号が赤だったので止まりました。しかしカンコ君は信号を
全く見ていませんでした。
 「信号?そんなものケンチャナヨニダ」
 いつもの調子で突っ込みました。しかも横を通りがかった綺麗なお姉さんに見とれています。
 「凄く綺麗ニダ・・・ハァハァ」
 「ん?えっ・・・ちょっと・・・・・・!」
 一直線にインドネシアちゃんへ突っ込みます。ぶつかるその時までカンコ君は前を見ていません
でした。
 「痛っあーーーーーい」
 インドネシアちゃん肘をすりむいています。脚は白いズボンだったから無事でしたがそのズボン
が破れてしまいました。
 「あーーーーーーっ、折角買ったぬいぐるみがああーーーーーっ!!」
 ぬいぐるみが破れて綿が出ています。
 「カンコ、ちゃんと前見て運転しなさいよ!」
 当然の如く頭にきて抗議します。
 しかし相手はカンコ君です。自分の非を認めないことは地球町一の人間です。
 「なに言ってるニダ、お前がそこにいるのが悪いニダ!」
 逆切れです。これに対しインドネシアちゃんもヒートアップ。
 「な・・・ぶつかっといてよくそんなことが言えるわね!」
 「何言ってるニダ、ウリに迷惑をかけているのはお前のほうニダ!」
 「あたしが!?」
 きょとんとするインドネシアちゃん。カンコ君はさらにまくしたてます。
 「ウリはオモニに頼まれた買い物をしていたところニダ、おかげで買ったものが傷んで
しまったニダ、しゃ(略」
 「・・・買い物、ねえ」
 ぷつん、と何かが切れる音がしました。インドネシアちゃんが口だけで笑いました。
 「じゃあその分は弁償してあげる。今すぐにね」
 「ふんっ、当然ニダ」
 カンコ君ふんぞり返ってます。インドネシアちゃんの顔に青筋が無数に浮かんでいるのに気付いて
いません。
 「シラットで返してあげるわ。ゆっくりと時間をかけてね」
 「シラット?」
 「あたしんとこの格闘技よ。まあタイランとこのムエタイみたいなものかしら。今ズボンだし丁度いいわ」
 ぼきぼきと指を鳴らします。そして構えをとりました。
 「ア、アワワワワワワワ・・・・・・・・・」
 カンコ君脚がすくんで動けません。
 「遠慮はいらないわ。百倍にして返してあげるから。その後でぬいぐるみの分の謝罪と賠償も
してもらうから安心してね」
 その後ろで燃え盛る怒りの炎。
 「アイゴーーッ、これがタイトルの意味だったニダかーーーーーーッ!」
 はい。鶏が絞め殺されたような声が響きました。

解説 名無しさん ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 03/10/06 00:12 ID:Vmm+9b0P
 今回のソースはこちら。
ttp://korea.hanmir.com/ktj.cgi?url=kr.dailynews.yahoo.com/headlines/wl/20030926/yn/yn2003092655509.html
 どこでもやらかすことはかわらないな。
 インドネシアの格闘技シラットの資料。
ttp://www.cafeglobe.com/news/dailynews/dn20001128-01.html
ttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/live/200210/20/021020_c02.html
 太平池の子って格闘技盛んなんだなあ。

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