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第1719話
その一
投稿日: 03/12/01 00:13 ID:VX8bNtaX
「新ユニット」
今までお笑いバンドとしか思われていなかった二ダーズもチョゴリちゃん中心になってから
町でも指折りの人気グループになりました。それを見てアメリー5もラスカちゃん中心となり
キュート=ビート=クラブバンドやtATuと共にどのバンドも女の子中心となっているのが
最近の地球町のバンドです。
これに対してチューゴ君も考えがあります。今まで自分が中心だったのを香ちゃんに変える
ことにしたのです。
「兄さんも案外ミーハーね」
「五月蝿いアル、そうでなければ人気が出ないアル」
何か香ちゃんの突っ込みがきついみたいですね。
「大体何でこんなに楽器使わなくちゃいけないのよ。面倒だわ」
「それが戦略アル。オリジナリティを出していくアルよ」
「だったら兄さんがメインで演奏したらいいじゃない。うちの楽器は兄さんの方が上手いんだし」
「女の子が演奏するところに味があるアル。男がやっても人気なんて出ないアルぞ」
「だから僕は脇役なのか」
マカオ君、いたんですね。それにしても今日のチューゴ君は何かマネージャーみたいです。
「ユニット名も決めてあるぞ。『チューゴ樂坊』アル」
得意満面の兄に対し妹の容赦ない突っ込み。
「前のユニット名はどうなったのよ」
「諸般の事情で使えなくなったアル・・・」
「・・・兄さんのミスじゃない、それって」
「・・・たまにはそういうこともあるアル」
「そういったミス多くない?最近」
「そういえばそうだよね、戦略家気取ってるわりに」
マカオ君も突っ込みに参加します。
「曲もニホンさん家のが多いのは気のせいかしら」
「気のせいじゃないよね、『世界に一つだけの花』なんて」
「・・・気のせいアル」
チューゴ君の対応は実に苦しいです。
「そもそも『チューゴ家のモー娘。』ってまんまじゃない。ちょっとは捻ったら?」
「独創性ないなあ」
「・・・それは禁句アル」
「大体兄さんって他人には突っ込むの好きなのに自分はわりかし隙ない?」
「アメリーさんみたいだな、ほんと」
「・・・一緒にするなアル」
段々立場が弱くなります。
「とにかく練習するよろし。ライブの日はすぐアルぞ」
「はいはい、わかりました。その替わりお小遣い奮発してよね」
「僕も」
「・・・お母さんによく言っとくアル」
なにはともあれライブは成功しました。あらゆる楽器を器用にひきこなす香ちゃんに皆聞き惚れて
います。歌も大人気でした。
「うまくいったアル。やはり香を中心にした僕の作戦勝ちアル」
打ち上げの楽屋で乾杯する三人。特にチューゴ君は得意満面。
「ニホンの家で紅白にも出るアルぞ」
ふふふと笑う兄に妹の容赦無い声。
「じゃあお小遣い上げてね」
「・・・わかったアル」
最後まで立場の弱いチューゴ君でした。
解説
ローズ戻れ!名無しさん ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 03/12/01 00:18 ID:VX8bNtaX
中国の人気ユニット『女子十二樂坊』を。女の子は香ちゃんしかいなかったので
彼女を使ってみました。
ttp://www.platia-ent.co.jp/artist/jyosi.html
ttp://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/aug/o20030816_30.htm
ttp://happy.woman.excite.co.jp/beauty/chinese/profile.html
今『中国のモーニング娘。』として売り出し中です。紅白にも出ますよ。
ttp://kotonoha.main.jp/12-girls-band/news/000228_kohaku.html
しかし僕の作品って芸能関係多いな、風刺ものなのに。かなり寝かして有閑工房さんの
作風に影響されて色々チェンジしてみたけれどどうかなあ、なんかtATuの時とあまり
変わっていないような。
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