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第1737話 熱血君 ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 04/01/09 21:58 ID:uK+fiTAE
                 「膨らませタイ焼き君」
 ニホンちゃんの家で人気のあるお菓子の一つにタイ焼きがあります。甘くてとても
美味しいです。
 これはカンコ君家でも食べます。ニホンちゃんの家のお菓子ですが何故か食べています。
「これがウリナラ伝統のお菓子ニダ!」
「前うちで食べたのもうパクったの?」
 ニホンちゃんいつものことながら呆れ顔。
 ですがニホンちゃんの家のものよりずっと小さいです。一口サイズです。
「ウリナラのタイ焼きはニホンのよりずっと安くて数が多いニダよ!」
 カンコ君自慢しています。しかし皆の意見。
「御前これ鮒焼きって言ってたよな」
「しかも一口サイズだと数も多いし安いのも当たり前アル」
「あんたほんっとーーーに芸無いわね。ちょっとは自分で何か考えたら?」
 アメリー君、チューゴ君、タイワンちゃんのトリプルコンボ。流石にカンコ君黙って
しまいました。
「それでも売るのね、はああ」
 ニホンちゃんの溜息が今日もまた。
 実は今日カンコ君は屋台でタイ焼きをやっているのです。まあクレームはつきました
が売れ行きは順調です。
「膨らましたのが正解だったニダ。これでお小遣いアップ間違いなしニダ」
 カンコ君ホクホク顔です。しかし隣は違います。
 
 ズドーーーーーン・・・・・・
 圧倒的な負のオーラを漂わせているキッチョム君が隣で屋台をやっています。
食べ物が無い筈なのに何故か屋台をやっています。
「何であいつ屋台やってるんだ?」
「そもそも小麦粉が採れるアルか……」
「いや、本当に小麦粉かなあ、あれ」
 皆そのドス黒いオーラに引きつつも彼を見ています。
 チラリ
 カンコ君の方を見ます。見れば大繁盛です。
「……カンコ」
 カンコ君に声をかけます。
「何ニダ? 兄さん」
 カンコ君その声に応えます。
「タイ……じゃなかった鮒焼きを膨らませるのを止めるニダ」
「またはじまったよ」
 十八番の言い掛かりに皆呆れています。
「そ、そんなの無理ニダ!」
 流石にカンコ君もムキになって拒否します。
 
「どうしても嫌ニダか?」
「当然ニダ、折角膨らませて売れているニダ、じゃあ兄さんもふくらし粉使う
といいニダ!」
「ウリはそんなもの持っていないニダ、さもないと御前のタイ……じゃなかった
鮒焼きを売るのを止めさせるニダ!」
「ふくらし粉も無いのかよ」
「じゃあ小麦粉も本当に怪しいアルな」
「本当にその白い粉何なのか教えて欲しいわね」
 皆を代表して三人の言葉。まあ皆の予想通りかも。
 そうこうしている間にキッチョム君、カンコ君に殴りかかっています。取っ組み合い
になる二人。
 キッチョム君は皆に止められます。そして皆の手を振り解いて逃げ去っていきました。
自分家の小麦粉とカンコ君のタイ……じゃなかった鮒焼きを全部持って行って。
「ブクブク太っているのに何て速さだ」
「あれで欠食児童あるか」
「どういう身体の構造してんだろ」
首を傾げる三人。しかしその横で。
「アイゴーーーーッ、タイ焼きどころか売り上げまで全部持って行かれたニダ、
どうしてウリがこんな目に遭うニダかーーーーーッ!」
 悲嘆の涙を流すカンコ君けれどあまりにも悲惨な状況に同情した皆に倍のお金を払って
もらって何とか商売は成功しました。
「けれどやっぱりニホンちゃんとこのが一番美味しいな」
「アイゴーーーーーッ!」
 誰かのその一言にファビョーーンするカンコ君。
「なんでこうなっちゃうんだろ」
 今回出番の少ないニホンちゃん最後にも溜息でした。

解説 熱血君 ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 04/01/09 22:01 ID:uK+fiTAE
 火病スレより拾い物。ソースは下。
ttp://korea.hanmir.com/ktj.cgi?url=www.stoo.com/html/stooview/2003/1218/107167410113131100.html
ttp://www.geocities.co.jp/Bookend/8423/korea03.html
 なんかリアルでどおくまんの世界ですな。ううむ。

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