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第1805話 熱血君 ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 04/03/28 01:33 ID:d3pLrsmg
                「いけいけ事大主義」
 色々あってもうすっかり滅茶苦茶になってしまったカンコ君とアメリー君の関係
ですがそれでもカンコ君は事大しています。というか彼に睨まれたらもうお終い、
という状況です。
「これはかなりまずいニダ・・・・・・」
 もう絶体絶命のピンチです。とにかくこの状況を打破しようと考えています。そこへ
電話がかかってきました。
「はいニダ」
「もしもし」
 その電話を聞いたカンコ君の顔色がみるみる明るくなっていきます。
「天佑ニダ」
 ニダリと笑います。
「これしかないニダ・・・・・・」
 瞬く間に結論が出ました。そして早速行動に移します。
「で、見せたいものって何だ?」
 次の日アメリー君がやって来ました。カンコ君に案内されながら言います。
「これニダ」
 ソウルの間でカンコ君があるものを誇らしげに見せます。
「これは・・・・・・」
 アメリー君それを見て思わず声をあげました。
 それは一つの派手な椅子でした。そこには『我が親愛なるアメリー君との友好の為に』
と書かれています。
「おい、カンコこの椅子って・・・・・・」
 アメリー君驚いた顔でカンコ君に尋ねます。
「これはウリがアメリー君の家の言葉を話す為に考えた椅子ニダ」
 カンコ君はそれに対して誇らしげに言います。
「ここにアメリー君が座る時はウリはアメリー君の家の言葉だけを使うニダ。
今は一つだけニダがこれから少しずつ増やしていくニダ」
「ふうん」
「この前アメリー君の家の人達から要望があったニダ。だからこうして
作ったニダよ」
「そうだったのか」
 アメリー君それを見ながら素っ気無く言います。
「じゃあ気が向いたらそれ使わしてもらうとするか」
 アメリー君はあまり考えずに言いました。
「やったニダ、これでウリはアメリー君の一番の子分ニダ!」
「またそれかよ・・・・・・」
 カンコ君は大喜びでした。しかし数日後。
「アメリー君、何でウリナラに来てくれないニダ!」
 カンコ君はアメリー君に詰め寄ります。
「えっ!?」
 席にやって来たカンコ君にゆっくりと顔を向けます。
「折角席を用意したというのに酷いニダ!」
「あああれね」
 アメリー君はふと思い出した。
「悪いが暫く御前の家行かないことにしたんだ。御前の家の会社が滅茶苦茶
になってるし」
「ニダッ!?」
 この前カンコ君家では大乱闘の末パパさんの社長の権限が停止されたばかりです。
「とにかく今は家を落ち着かせろよ。大体御前の家今ゴタゴタしている場合
じゃないだろ」
 そう言って何処かへ去りました。
「アイゴーーーーーッ、ではウリは何処を頼りにしたらいいニダーーーーーッ!」
「そもそも僕の家の人間まで追い出した様な連中が満足にやれる筈ないアル」
 それを見ていたチューゴ君が苦い顔で言いました。

解説 熱血君 ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 04/03/28 01:35 ID:d3pLrsmg
 今回のソース。何でも英語だけ使える地域を作るとか。今日の韓国、三月十一日
の記事です。
ttp://www.mofat.go.kr/japan/
 租界地やチャイナタウンを思い出しましたが確か韓国って華僑を
迫害して追い出したせいでつい最近までチャイナタウン無かったんですよね。

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