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第1884話 熱血君 ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 04/06/04 01:36 ID:R9f86K69
  「発明家カンコ君」
 ニホンちゃんは色々と閃きの才能があります。人の作ったものをその閃き
から改良するのは大得意です。
 発明も結構得意です。インスタントコーヒーやインスタントラーメンなんか
は町中で親しまれています。
「フン、それがどうしたニダ!」
 そうした状況を快く思わない人もいます。やっぱりというかもうお決まり
というかカンコ君です。
「御前発明の才能なんてないだろ」
「ニホンちゃんのものコピーする以外に考え付くことあんの?」
 皆から痛い突っ込みを入れます。
「ええい、うりゅしゃいニダ!」
 カンコ君は顔を真っ赤にして怒ります。
「どいつもこいつもウリの才能を認めないニダか!」
「何の才能?」
「ニホンちゃんにまとわりつく才能!」
「ファビョーーーーーン!」
 全く何の変わりもない会話が続きます。
「こうなったらウリの発明したものを見せてやるニダ!」
「スカートめくり用マジックハンドならいらねえぞ」
 皆は醒めた目で返します。
「そんなもの必要ないニダ!スカート捲りはウリナラ起源ニダ!」
「威張れることじゃないでしょうが」
 女の子達の痛い棘のような視線が突き刺さります。
「とにかくこれを見るニダ、これはウリが庭の柿を取る為に
考え出したものニダ」
 そう言うと巨大な鋏を出しました。
「これを見るニダ」
「それは・・・・・・」
「どうニダ、これなら楽に庭の柿の枝を切って柿を取ることが
できるニダ、どうニダ、これがウリの閃きニダ!」
「高枝鋏じゃねーーーか。そんなもの何処にでもあるぞ」
「ニダッ!?」
 皆の言葉に思いきり狼狽しています。
「そんなもの今更発明したって何でもねえぞ。それよりも御前の
家は今まで高枝鋏もなかったのかよ」
「そ、それは・・・・・・」
「結局発明の才能ねえってことじゃねえか。というかそれが御前の
家の遺伝なんだな」
「アイゴーーーーーッ、どうしてウリだけこんなに責められる
ニダーーーーーッ!」
「そういうこと言うからだと思うなあ」
 教室の物陰からその様子を見守るニホンちゃんの言葉でした.

解説 熱血君 ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 04/06/04 01:38 ID:R9f86K69
今回のソース。ノムヒョン大統領が柿を簡単に取る為の
道具を発明したそうです。何か将軍様のあれとそっくりな
宣伝だな。
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/05/18/20040518000040.html
かの国には高枝鋏もなかったのでしょうか?

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