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第1997話 黄色いリボン 投稿日: 04/09/29 02:44:56 ID:ho2rMEdk
そこへフラメンコ先生が通りかかりました。
「何してるの二人とも・・あらだめじゃない連絡帳勝手に見ちゃ。
・・・あら?誰かしら?これ書きたしたの」
クラスのみんなも話を聞いてよってきました。
「エリザベスではなくて?書き換えなんて」
「失礼ですわね!口が過ぎると友達なくしますわよ」
「偽造はだめだなー。最近アメリー家でもそれやった奴が大恥かいたんだ」
「朕ではないアル。どこがおかしいアルか?」
「カンコ君は4000年以上前から・・って私書いてないわ。
そんな歴史ないもの。それとニッテイさんのおかげで僕をやめられたって
書いたのに消えてるの」
「おじいちゃんが!」ニホンちゃんが驚きました。
「先生はニッテイがウリナラの恩人というニカ?」
「どこがどう違うの?」
「ニッテイは地球町最悪のことをしたニダ」
これには先生ためらいつつも「カンコ君、あなたは知らないでしょうけど、
あなたの両親に読み書きお掃除を教えたのはニッテイさんなのよ」
「おいカンコ、じゃあ何でお前の家に電気や水道があるんだ?
ニッテイさんがタダでやってくれたからだろ」
アメリー君もさも当然と付け加えます。
「カンコ家は独立をプレゼントされても価値がわからなかたのよ」
「アジア町の発展を見るとニッテイさんは我が祖先ナポレオンを思わせる
英雄ですわ。自立とその精神を広めたという意味で。
ドゴール叔父もそう言っていましたもの」
「えーーっ」ニホンちゃんこの言葉には耳を疑いました。
小さい頃からニッテイおじいさんは
嫌われ者といい続けられていたからです。
「ウリは傷ついたニダー!またVANKソフトで書き換えるニダー!
先生には謝罪と賠・・」そこまで言いかけたカンコ君の両肩を
フラメンコ先生がひっしと摑みました。
「やっぱりあなたが自分で書き換えてたの?」
「ニダっ!?」しまったと思いましたがもう遅いカンコ君。
「また捏造したわね、カンコ君」
「我が家に犬のことで嫌がらせしたあのソフトですわね」
「あなたの祖先が我が家の本家といった時と同じですわ」
「私のゴールを取り消したときと変わっていないのね・・・」
フラメンコ先生、教師としての自分を忘れています。
「どうして一人じゃ何もできないのに口だけ一丁前なんだ?
祖父に聞いたニッテイさんやニホンちゃんとは正反対だな。」
囲まれたカンコ君「ウ、ウリは・・」と、その時です。
「まあ待つアル。こいつは確かに躾が足りないアル。
ここはチュウゴ家に任せてほしいアル」
「チュウゴ君が?」みんなが振り向きました。
アメリー君が少し目の色を変えて言いました。
「でもこいつの家の会社は今俺が仕切っているんだぜ」
「じゃあこいつの家に人を大勢置き続けられるアルか?
アメリー家も大変と思うアル。先々は引き受けてやってやるアルよ」
これにはアメリー君も考え込んでしまいました。
(確かに引き時を狙ってたしなー。ニホンちゃんとの仲があればいいか)
「ということで今回のことは朕が2度とやらぬよう教育するアル」
カンコ君を引きずっていくチュウゴ君。
[半万年の歴史は・・続編その3]
クラスのみんなもあまり止めようとはと思いません。
というのもカンコ家がチュウゴ家食堂の元支店の従業員だったことは
地球町周知の事実だったからです。しかしカンコ君だけは顔面蒼白です。
「つれてかないでハセヨ!土下座朝貢嫌ニダ!アメリー!ニホーン!ウリを助ける義務が・・」
無情にドアを閉めカンコ君を連れ去ったチュウゴ君。ニホンちゃんはフランソワーズちゃんに聞きました。
「ねえ、さっき言ってたこと本当?」
「本当ですわよニホンちゃん。ドゴール叔父はナポレオンが大革命の精神を広めたごとく、
ニッテイさんはアジアに独立を促した。と誉めていましたもの」
ニホンちゃんの目に涙が浮かんできました。今まで悪く言われていたおじいさんのことを
プライドの権化のようなフランソワーズちゃんから誉めてもらえたからです
「ありがとうフランソワーズちゃん、今夜ウヨにも教えるよ」
いつになく静かに話を聞いていたタイワンちゃん、ひとり考えていました。
(だったら私のママがニッテイさんをまだ好きなこと、ニッテイさんが愛する価値がある人だから、
ニッテイさんもママを真剣に幸せにしようと思ってたからなんだ…ママなりに幸せだったんだ…
ママが言うことはアメリー君やユーロ班も認める真実だったんだ……!)
急にニホンちゃんの背中に抱きつくタイワンちゃん。
しかしアメリー君はドゴール叔父と聞いて冷や汗をかいています。
(わたしがニホンなら花火を持つって言った叔父さんじゃないか。
こりゃニホンちゃん一家によくウチとの業務提携をアピールしておかないと…)
そんなみんなに放送室で泣き叫ぶカンコ君の声は聞こえませんでした。
「アイグォォォーーーーーーー!!」

58作者さん勝手に続編つけてごめんなさい。気を悪くしないでください。
スペインの新聞には4000年以上(pなんて書いてないのに韓国の新聞がつけたことから
カキコしよと思ったら初作品をつけてしまいました。ドゴールの言葉も本当です。
まとまりのない長文スマソ。批判はいくらでもお受けします。

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