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第2002話
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/10/03 02:41:12 ID:og5IlOiO
「HOT LIMIT」
今日女の子達はエリザベスちゃんのお家に呼ばれています。恒例の
お茶会です。
「皆さん、今日のお茶は如何でして」
「中々」
「ふふふ、今日のロイヤルミルクティーは格別でしょう?特別に我が家
の秘伝のお茶を使いましたのよ」
自信満々のエリザベスちゃん。皆はお茶とお菓子を心ゆくまで堪能
しています。ところでここで問題が生じました。
お茶は普通のお水と比べておトイレに行き易くなります。中には
モジモジしだしている娘も出て来ました。
「あの、エリザベスちゃん」
ニホンちゃんが尋ねました。
「おトイレ行っていいかな」
「ええ、どうぞ。あちらですわ」
「ありがとう、それじゃあ」
席を立ちます。ここでエリザベスちゃんがすれ違い様に耳元でそっと
囁きました。
「すぐに戻って来れますわよ」
「!?」
ニホンちゃんはその言葉に首を傾げましたがそれどころではありません。
少し早足でおトイレに向かいました。
さておトイレに着きました。ニホンちゃんはドアを閉め用事を
済ませます。
「ふう、危なかった」
ホッと一息。そして立ち上がろうとしたその時でした。
バタン
何とドアが急に開いてしまいました。
「!!!!!!!!??????」
服を着ようとしていたニホンちゃんもびっくり、思わず声に
ならない声をあげてしまいました。
「エ、エリザベスちゃん!」
慌てて服を着て手を洗って席に戻って来ました。そして当の
エリザベスちゃんに問い掛けます。しかし。
「如何でして、わたくしの家の新しいおトイレは」
本人は至って涼しいご様子です。
「あの」
これにはもう言う言葉がありません。トーンダウンしてしまいました。
「どういうことかな」
「最近おトイレの待ち時間が多くて。中にはおしゃべりしておられる方
もいらっしゃるでしょう」
「確かに」
女の子というものは何処でもおしゃべりをしたがるものですし。
「それの画期的な解決法ですの。六十秒で自動的に開くドアでしてよ」
そして中で何をしているかチェックするのだそうです。
「そうだったんだあ」
エリザベスちゃんの説明にニホンちゃんも他の皆も頷いています。
「なかなかよろしいでしょ」
「全然」
けれど皆はそれには賛成しませんでした。
「何故ですの!?」
「あの、大きい方はどうするの?」
「ギクッ!」
それは計算に入れていませんでした。
「人によっても差があるよね」
「ギクギクッ!!」
エリザベスちゃんの顔がどんどん青くなってきます。見れば髪も
妙に乱れてきています。
「それにもし男の人に開いたところ見られたら!?そんなの絶対嫌よ!」
「ギクギクギクギクギクギクギクギクッ!!!」
どうやらエリザベスちゃんに圧倒的不利なようです。
「とにかくこんな迷惑なもの付けないで」
「・・・・・・わかりましたわ(けれど他の方のおトイレなんか。アメリーの
ところは半分見えていますしチューゴのところなんか)」
「何か!?」
「いいえ」
言いたくても勝負がついているので言えませんでした。
かくして今日もエリザベスちゃんの恐るべき暴走は防がれました。
しかしエリザベスちゃんの暴走はまだまだ気が向いた時にこれからも
行われる。戦えニホンちゃん、負けるな五年地球組女子一同!
解説
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/10/03 02:44:38 ID:og5IlOiO
今回のソース。時間制限付きのトイレです。
ttp://azoz.org/archives/000194.html
大の時は本当にやばそうですな。
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