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第2007話
放置=ウィン(蔵出し) ◆epZUp8TK96
投稿日: 04/10/08 14:34:23 ID:lzKztv3L
>>91-97
の続きニダ
クラスの一同が振り返ると、そこには真っ赤なジャージを着た金髪の美少年が
真っ赤なバラをくわえて立っていました。
そう、それはクラスのエロエロ王子ことマカロニーノ君でした。
マカロニーノ君は一礼をすると、慇懃にチューゴ君に上奏を始めました。
「女子の部屋へ忍びこむとは・・・、フフフ・・・このマカロニーノの胸がときめきます。
チューゴ殿、この任務は私を随行させてくだされ!!!」
「しかし・・・・このような危険な任務に・・・・貴公を遣わすのは・・・・」
「チューゴ殿よ。貴公は男のロマンがわからぬのか!
クラスの女子の×××な姿を見ることができるのは今日しかないのですぞ!
このマカロニーノは、明日を見る男ではない。
今日、ニホンちゃんたちの×××を見るためならば・・・この命も捨てましょうぞ!」
マカロニーノ君の目に、戦う男の炎が宿っていました。
そのマカロニーノ君の熱意は、冷静なチューゴ君の心さえも熱くしました。
「・・・マカロニーノ殿。このチューゴ、貴公の熱意に感服つかまつった・・・。
貴公にこそこれはふさわしい・・・」
そう言ってマカロニーノ君に手渡されたのは、チューゴ君がパパから拝借した
超高性能赤外線ハンディカムカメラでした。
「おお・・・・このような高価なものを、それがしに・・・・。
このマカロニーノ、必ずや皆の期待に応えましょうぞ!」
カメラを掲げてマカロニーノ君が叫ぶと、どこからか宇宙戦艦ヤマトの大合唱が
沸き起こりました。
「カンコ、キッチョム、我に続けぃ!」
マカロニーノ君は脱兎のごとく、窓の外へと飛び出しました。
「リ、リーダー顔するなニダっ!」
急な展開に戸惑いながら、下っ端の二匹が続いて窓の外に飛び出します。
男子一同が旅行く勇者に敬礼をする中、ゲルマッハ君だけは暗い顔でした。
「ううむ、なんだか嫌な予感がするのぉ・・・・」
部屋を発ってから30分
新ダチョウ倶楽部の3人は命がけで壁をよじ登り、女子の部屋のベランダへ
たどり着きました。すでに消灯時間は過ぎており、部屋の中は真っ暗です。
部屋の窓の鍵は、クラス一番のピッキング技術を持つカンコ君がなんなく外し、
一同はそろそろと窓を開きました。
ああ、この暗闇の中には、ニホンちゃんたちが無防備で眠っているのです。
眠っているフランソワちゃんたちの××姿がもうじき見れるのです。
カンコ君は興奮で逸る心を必死で抑えながら、そろりと窓に足をかけます。
・・・・しかし、彼は本能的な衝動に揺り動かされて、こう呟いてしまいました。
「マカロニーノ君、押すなハセヨ・・・・。ぜーったいに押すなハセヨ・・・」
「何を言ってるんだ。押すわけないだろう!」
そう言って、マカロニーノ君は思い切り背中をはたきとばすと、カンコ君は
それはそれは見事な放物線を描いて部屋の中へと飛んでいきました。
「ああっ、兄弟!!」
カンコ君を心配して身を乗り出したキッチョム君も、なぜだか足がもつれて、
女子の部屋へとダイブしていきました。
部屋にダイブした二人は、そのまま体をごろんごろんと転がして、
部屋の壁に頭をぶつけるという見事なリアクションを披露します。
そのまま、電柱にぶつかった梅さんのような姿勢で重なった二人は
消灯された部屋の奇妙な雰囲気に気づきました。
(あれ・・・布団がしかれていないニダ・・・・)
その時です!
ジャーン ジャーン ジャーン!
と銅鑼の音が響き
ガラッ
ガラッ
ガラッ
と四方のふすまが開きました。
「しまった。事は露見したかっ!」
カンコ君が大きく舌うちをすると、闇の中から笑い声が聞こえます。
「ふははは。貴様らごときの浅知恵で我らをたばかれると思ったか!」
二人がその声の向きへと振り返ると、暗闇の中、積み上げられた布団の上に
一人の少女がすっくと立っていました。
「げぇっ! 貴様はっ!!!」
薄暗い部屋の中で、高笑いするこの少女とはいったい誰か?
以下、次号!?
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