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第2291話
U−33 ◆JOCEixq6zU
投稿日: 2005/07/06(水) 20:52:48 ID:743pA5Ab
「聖母の祝日」
3年地球組は「総合学習」の時間です。
何をやっていいのか分からないというので先生泣かせの「総合学習」ですが、やる気のある先生にとっては
腕のふるいどころの時間でもあります。
黒板の前に立ったハプスブルグ先生が、子供たちに質問しました。
「ウヨ君のおうちは、この前、家族で相談して、おうちのお祝いの日を少しばかり変えたそうです。
では、みんなのおうちではお祝いの日はどうなっているのかな。先生に教えてくださいね」
「はーい」「はーい」
子供たちの手が一斉に上がります。
「じゃあ、先ずヨハネ君から」
先生に指されて、ヨハネ君は答えました。
「はい、2月11日がお祝いの日です。この日はマリア様がフランソワーズちゃんのおうちに現れた日です」
それを聞いたウヨ君は、ヨハネ君に言いました。
「へえ、その日って、うちでは日ノ本家が始まったことをお祝いする日だよ」
ヨハネ君は続けます。
「それから8月15日。マリア様が天国に昇られた日です」
ウヨ君はびっくりしました。
「ほんと?うちじゃ日ノ本家がアメリーの家やエリザベスの家との大喧嘩に負けた日なんだぜ」
「あと、12月8日。マリア様がお母様のお体の中に宿られた日です」
ウヨ君はさらに目を丸くしました。
「それは、その大喧嘩を始めた日だ」
その日の帰り道。ウヨ君がヨハネ君に話しかけました。
「偶然ってあるんだなあ。なんで日ノ本家の大事な日って、マリア様に関係があるんだろう。うちはマリア様
なんて、あんまり興味がないのに」
「興味がない?そんなことないよ。君んちのお姉さんは、マリア様にとても関心があるみたいだよ」
「え、姉さんが?家ではそんな様子、全然なかったけどなあ」
「だって、ほら、見てごらん」
ヨハネ君が指差す先に、ニホンちゃんが夢中になって本を読みながら歩いています。
その本の表紙にはこう書かれていました。
『マリア様がみてる』
解説
U−33 ◆JOCEixq6zU
投稿日: 2005/07/06(水) 20:53:24 ID:743pA5Ab
解説)
「マリみて」は許容範囲かなあ(おそるおそる
元ネタは祝日法改正とこちらのサイトです。
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/memo/maria.htm
これ、オカルト系のぁゃιぃサイトではなく、れっきとしたヨハネ君のところの公式ホームページです。
>>all
やはり、作品を作ってから投稿するまでに少なくとも一晩か二晩寝かせて、時間をおいて読み直したら
よかったのでしょうね。そうすると最初は見えなかったネタの通用する範囲の狭さとかも見えてくるし、
間を置くことにもつながりますからね。
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(*^ー゜)b Good Job!!
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( -_-) がんばりましょう
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