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第2340話 処女作? 投稿日: 2005/09/16(金) 10:46:59 ID:JNOwbsFV
カンコ君のご乱心、もしくは日常の一コマ


(1/2)
「カンコ君は、欠席…っと」
 フラメンコ先生が、出席簿に、チェックを入れました。
 実はなんだかんだ言って、カンコ君が学校を休む事は少ないのです。
 さすがにゴキブリ並の生命力なだけはあります。
「で。いつ頃出てこられそうなの、エリザベスさん?」
 カンコ君の話なのに、何故かエリザベスちゃんに聞くフラメンコ先生。
 でもエリザベスちゃんは、それを不思議とも思わず。いえ、それどころか憤怒の表情を浮かべ。
「今度という今度こそ自分の立場をしっかり把握させてやりたいので、当分は不可能と思いますわ」
 と、語気強く言い放ちます。
 その様子を見て、ニホンちゃんはなんとなしに修羅道や、鬼、世紀末覇者という単語を思い出してしまいました。


「あの、エリザベスちゃん……」
「なんですの、ニホンさん」
 ニホンちゃんは何があったのかと、休憩時間にエリザベスちゃんに聞いてみることにしました。
 いつもの「謝罪」や「反省」などと言われた程度では、意にも介しないエリザベスちゃんがここまで怒っているのだから。どんな事をしたのかと、怖いもの見たさも手伝い興味津々です。
「……カンコ君のことだけど、今度は何をやった……きゃあっ?!」
 カンコという固有名詞がでた瞬間、エリザベスちゃんの背後から何かどす黒いものが出てきました。
 いやまあ、幻覚なんですけどね。「ゴゴゴゴゴゴゴ」とい効果音まで聞こえてきそうな雰囲気です。どこぞの殺人拳の奥義を放ってしまいそうです。
「さすがに、今回はエリザベスが可哀相ですわ」
 ですが、いつもはライバル心むき出し(本人は隠しているつもりらしいですが)のフランソワーズちゃんが、エリザベスちゃんの手を握って落ち着かせてくれたので、ニホンちゃんはある程度安心できました。
 ふしゅるふしゅ~、という威嚇音とも取れるため息をついて、
「あまり面白い話ではありませんわよ」
 という、前振りをしてから話し始めました。
(2/2)
「栄光ある麗しい我が家に来たいとのことで、美しい私の素晴らしいバスで迎えに行ったのですが……」
 エリザベスちゃんの話は無闇に修辞が多かったのですが、まとめるととこういうことのようです。
 車にのったカンコ君は、車の中で裸足になりました。
 それは、まあ、いいでしょう。
 しかし飲料水でその足を洗い始め。なおかつ、その洗いはじめた場所というのが、車内に設置されていたカクテルブースだというのです。
 カンコ君の暴走はまだ止まりません。
 車のシートをはがしたり、壁に卑猥な落書きをしたり。同乗していた人のお弁当に靴下を乗せ。
 迷惑だからと拘束しようとすると、カミソリで「好き勝手させなかったら、ここで自殺するニダよーっ!」と騒ぎ始めたというのです。
 話を聞いているうちに、「あいたたたた」とニホンちゃんは頭を抱え。
 エリザベスちゃんは、仁王様のような表情になってきました。
「ですので、我が家に着いた時に捕まえて。いまは精神病院に監禁してますの」
「お気の毒に……エリザベス」
「ええ、本当に」
 フランソワーズちゃんに肩を抱かれ、うなだれるエリザベスちゃん。
 その二人の様子を見て、ニホンちゃんは「遠い世界に逝ったカンコ君と、本当に仲良しになれるのかなぁ」と、暗い未来予想図を想像してしまいました。


 ちなみに、その頃のカンコ君はというと。
「解放するニダー! ウリを祖国に帰すニダー! これはニホンの陰謀ニダーッ!」
「また叫んでるよ」
「鎮静剤、三倍ぐらいにしたほうがいいかもしれんなぁ」
 とある病院で迷惑をかけつつ、叫んでいました。
「アイゴォォォォォォォーーーーーーーーッ!!」

解説 処女作? 投稿日: 2005/09/16(金) 10:48:19 ID:JNOwbsFV
以下解説?
カンコ君の受難を書きたく、作ってみました
とある韓国人の、奇妙な行動を元ネタにしています
詳しくは↓を
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/09/14/20050914000006.html

大企業とか、A容疑者とか
実名を出さずに報道するのは、何故でしょうか?
国によってマスコミの姿勢はちがうのでしょうけど
臭い物には蓋をする、という感じがするのは私だけでしょうか?

処女作?でした

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