連続ドラマ小説「ニホンちゃん」第2390話「ちょっと金貸してくれニダ！」　作：( ﾟДﾟ)y―┛~~

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第2390話マンセー名無しさん投稿日： 2005/11/19(土) 22:50:48 ID:kNv+6nd6: ある日、キッチョム君がアボジのお金を盗んで、パチンコをやっていました。
（今日はよく出るニダ。ホルホルホル）
とんとん。
誰かに肩を叩かれます。
「あ、何ニダ？・・・ウリの邪魔すんじゃねぇニダ？舐めたことやってると刺すニダアアアア」
振り向くとそこにはマカオ君。
それと、SPと思われる方々の何十ものライフルが向けられていました。
「アワワアワ・・・」
「今日は少し溜まった借金の催促に来ました」
「ウリに借金なんてないはずニダ・・・」
「ご冗談を言わないでください。私はちょっと怒りやすい体質でして・・・ハハハ」
突然マカオ君は無表情になると、さっと手を振りました。
チャキ。
全員がいっせいに銃身に弾を込めます。
「アワワワ・・・ホントニダ！借金なんてないニダ！」
「ご自覚でない。穴の空いた硬貨のことですよ・・・今、うちはカード式ですが、
昔はコイン式でしてねぇ、それでちょっと賢明でない方はお金の重さを調節する方が多かったんですよ
・・・・・・ねぇ！？」
「アワワアワ・・・」
マカオ君はにっこり笑いながら、携帯をキッチョム君に渡しました。
「頼れるご友人でも良いです。その方にお金をちょっと貸してもらったらどうでしょうか？」
キッチョム君は呆然とした様子で携帯を受け取ります。
しかし、彼に友人などいるはずもありません。
彼は一生懸命考えました。
（アメリー・・・奴はダメニダ。花火のことで相当仲は険悪だし、
大体ヤツはマカオと仲が良いニダ。これ自体アメリーの差し金かもしれないニダ）
（チュウゴ・・・奴は悪巧みに関しては乗ってくれるけど、こと自分がお金を払う事態になったら、
絶対金は払わないニダ・・・）
（カンコ・・・あいつは役に立たないニダ。呼んでも一緒に撃ち殺されるだけニダ）
（ロシアノビッチ・・・酔っぱらいを頼ってどうするニダ！）
（あ、一人いた！一人だけ、頼りになる奴が！）
「わかったニダ！奴なら絶対払ってくれるニダ！」
「あなたにもご友人がいるようですね。持つべきものは友達。良いことです」
ピポパ・・・プルルルルル
「はい、ニホンちゃんです」
「おい、ニホン！ちょっと金貸してくれニダ！」
「はぁ・・・どちら様ですか？」
「キッチョムニダ」
「ああ・・・ねぇ！ウヨ、キッチョムがお金貸してってさ！」
ほんの一秒後。
「あー、どうしようかしら。ウヨがナイフ振り回して、姉さんを脅すような奴に貸すお金なんてないって・・・
あー、本当どうしよ」
「すまんニダ。ナイフはこれ以降絶対持ち歩かないニダ！」
「あ、またウヨがなんか言ってる・・・んんとなになに、この前盗んだうちの犬どうした。って言ってるよ」
「あれは食っち・・・あ、なんでもないニダ」
「へー・・・あ、ごめんウヨがドラゴンクエスト一緒に遊んでって言ってるから・・・もう一度かけなおすかもしんないよ！」
ぷつ・・・プープー
キッチョム君は今、滝のような汗を流しながら、ドスを持った男達の前で、石畳の玄関に座らされている最中です。
解説マンセー名無しさん投稿日： 2005/11/19(土) 22:52:23 ID:kNv+6nd6: http://www.chunichi.co.jp/niccho/051119T1545.html
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( ﾟДﾟ)y―┛~~おぼれる者はワラをも掴む。