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第2511話
黄 色 い リ ボ ン ◆JBaU1YC3sE
投稿日: 2006/05/08(月) 16:58:59 ID:+hzE44fN
「 チョゴリちゃんにおまかせ 」
今日は日之本家にお客さんが来てる。アメリーさんと、カンコの代理のチョゴリちゃん。
僕と姉さんでお茶菓子を出し終わったところで、姉さんが切り出した。
「チョゴリちゃん、武士からカンコ君に伝言があるんですって」
本当はカンコにビシッと言ってやりたい事だったのに、
チョゴリちゃんに言うなんて、嫌だな〜。
「あ、あのねチョゴリちゃん、ウチとチョゴリちゃんの家の敷地のことなんだけどさ、
チョゴリちゃんには言いにくいんだけど、あ、あの、た、た、竹」
「ウリもずっと悩んでいるニダ」
「え?」
俯いて言うチョゴリちゃんに、僕は驚いた。
チョゴリちゃん、そのことを話す気だったのか!さすがに気が引けた。
「キッチョム兄さんはウリナラ統一を諦めていないニダ。
前にもソウルの間を火の海にするって言ってたニダ。
あんな人はもう家族と思えないニダ。怖いニダ」
( 話 が 違 う よ )
と思ったけど、言えなくなっちゃったよ。ショボーン
チョゴリちゃんは不安そうに僕に言う。
「ウヨ君、見捨てないで欲しいニダ。お隣同士じゃないニカ。
チューゴまでウリナラを狙っているニダ。ウリはマル教の奴隷になっちゃうニカ?
そうなったらチューゴがウヨ君のお向かいになるニダよ」
そこへアメリーさんが加わった。
「ウヨ君、一緒に頑張ろう。神と自由を否定する奴を、みんなで封じ込めるんだ」
するとチョゴリちゃんは、天使の笑みを浮かべてアメリーさんの手を取った。
「アメリーさん、スペシャルサンクスニダ!
ウリが満足な暮らしが出来るのも、学校へ行けるのも、全てアメリー家のお蔭ニダ」
「い、いやあ、チョゴリちゃん一家が頑張ったからだよ。僕はいつでも努力家の味方さ」
何故だろう、何かがおかしい気がしてきた。
と思っていると、チョゴリちゃんが僕にも優しい笑顔を向けた。
「ウヨ君、ウリナラと日之本家は色々あったけど、
ニッテイさんには沢山のことを教えてもらって、良かったことも一杯あるニダ。
でなかったらウリは今頃キッチョム兄さんかチベットさんみたいになってたニダ」
「ええ!チョ、チョゴリちゃん」
あまりの驚きに僕は言葉を失った。
僕が反応する前に、姉さんが泣いてチョゴリちゃんを抱きしめた。
「チョゴリちゃん、そこまで言わなくていいのよ」
「ニホンさんはいつも優しいニダ。お姉ちゃんって呼んでもいいニカ?」
「ええ、もちろんよ。あたしに出来ることがあったら何でも言って!」
「カムサハムニダ。その気持ちだけで十分ニダ」
「そんな遠慮はやめて。こんなちっちゃい子が私に気を使ってどうするの」
「お嬢様育ちのお姉ちゃんに話すのは恥ずかしいニダけど、
ウリの心配は子供のお小遣いで済む話じゃないニダよ。
ウリナラ統一後の家計の建て直しの心配をしているニダ」
「チョゴリちゃんたら、小さいのにそんなことを」
チョゴリちゃんは寂しそうな目をして頷いた。
「でも心配ご無用ニダ。自分の家は自分で立て直すニダ」
「何言ってるの、あたし達は生まれ付いてのお隣さんなのよ。
日之本家が助けなくて誰があなたの家を助けるって言うの!」
「ね、姉さん、ちょっと待った!手助けを今から約束するのは」
そう言いかけた時、チョゴリちゃんと目が合った。ううっ、気まずい気分。
だけどチョゴリちゃんの方は、僕にちっとも嫌な顔をしない。
そして可愛い上目使いで僕に言った。
「ウヨ君、おかしな心配はご無用ニダ。
ウリはお金に困っても、失礼な振る舞いはしないニダ。オッパの罪滅ぼしに
ニッテイさんのお宮もお参りさせてもらえたら光栄と思ってるニダ」
ガーン!カンコ家の人間の口からこんな言葉が?
で、でも今黙っていたら、大変なことになる!と思って口を開こうとする僕に、
姉さんが厳しい目を向けた。
「武士ったら!チョゴリちゃんがここまで言っているのに助けたくないって言うの!」
「姉さん違うよ。僕はまず日之本家のことが心配で」
すると、アメリーさんが僕の肩に手を置いて言った。
「ウヨ君、君のようなお金持ちの家も僕が守ってる。犠牲を覚悟してね。
だったらチョゴリちゃんの家には、
君の家だって何かしないといけないんじゃないかな?」
僕は絶句した。そこへ、情け容赦の無い姉さんの声が。
「武士は今日のおやつ抜きよ!そのおやつはチョゴリちゃんにあげる。いい子だから」
そう言って、姉さんはチョゴリちゃんに微笑んだ。
「お姉ちゃん、それじゃ悪いニダ。ウリはウヨ君と半分コでいいニダ。
おやつ抜きは可哀想ニダ」
「まあ、本当にいい子ねえチョゴリちゃん。妹だったらいいのに」
「ちょ、半分て、それは元々僕のおやつだろ!
それに姉さん、他所の子にそんなこと言っちゃダメだよ!特にカンコ家の人間には」
「武士!」
「ウヨ君、君は少し反省した方が良いんじゃないかな」
違う、こんなのおかしい!どうなっているんだ!
僕は目を覚ました。どうやら公園の芝生でうたた寝していたらしい。
夢か、ああびっくりした。夢に決まってるよ、有り得ない事ばっかりだったし。
あ、姉さんとアメリーさんが話しながら一緒にこっちに歩いて来る。
「ニホンちゃん、もうカンコなんか放っておこうぜ」
「うん、あたしも付き合いきれなくって」
僕の中に大きな安心感が広がった。
「あら武士、一緒に帰りましょう。
どうしたの?ニコニコして。何か良い事でもあったの?」
「ううん、別に」
あれ?向こうから誰か走って来る。チョゴリちゃんだ!
「アメリーさーん、忘れ物ニダ!下駄箱に本を置き忘れてたニダよ〜」
「サンキュー、チョゴリちゃん!相変わらずいい子だね」
そう言ってアメリーさんは姉さんを見た。
「あたしもいつもそう思ってるの」
ピシッ
ニホンちゃんはウヨ君の様子がおかしいことに気づきました。
「どうしたの武士。やだわ、武士ったら立ったまま失神してるわ!武士!どうしたの!」
おしまい
解説
解 説
投稿日: 2006/05/08(月) 17:10:15 ID:+hzE44fN
国際政治の予測は、ありえないことをも考えることです。特に悪い方に。
こんな声もあります
韓米同盟を強化し、賢明に利用しなければならない 東亜日報
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2006050375968&path_dir=20060503
白善Y将軍や李度衍氏の著書に竹島問題はありません。
「対話の限界」白善Y
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479421202X/503-4108268-5085525
「北朝鮮化する韓国」李度衍
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794212895/503-4108268-5085525
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(*^ー゜)b Good Job!!
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