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第2551話 U-33 ◆JOCEixq6zU 投稿日: 2006/07/10(月) 00:16:26 ID:mxIjNCq2
『さあ、どうしましょ』

 教室の隅で仏頂面をしているチューゴ君のところにニホンちゃんがやってきて、わざとらしく顔を
しかめて言いました。
「イン堂君にも困ったものね。チューゴ君の家まで届くようなロケット花火を飛ばすなんて」
 チューゴ君は黙ったままでしたが、ニホンちゃんはかまわずしゃべり続けます。
「近所の子が自分の家の近くでロケット花火で遊ぶのってとっても気分悪いわよね」
 チューゴ君は何か言おうとして口を動かしかけて、言葉を呑みこみました。
「まして、もうしないって約束してた子が夜中にいきなり飛ばすなんて……、私こわくて泣いちゃう」
 ニホンちゃんはそう言って両手で顔をおおいました。でも、その口調はいかにも棒読みです。
「そんな悪い子に、もうおいたをさせないようにしようって、明日学級会で話し合うけど、それに反対
する子なんて、まさかいるわけないよね」
 チューゴ君の返答はありませんでした。
「じゃあね、明日の学級会ではよろしくね」
 ニホンちゃんは、チューゴ君に別れを告げて帰っていきました。
 ひとり教室に残ったチューゴ君の口から、うめくような言葉が漏れました。
「くそ……、おのれ、小日本のくせに……」
 でも、怒りに震えながらもどうしていいか分からないチューゴ君は、ただ頭を抱えるばかりでした。

(ソース)
なんか、他の人とネタがかぶりまくりですが、ミサイル祭りということでご容赦を……。

中国も射程圏、インドがミサイル「アグニ3」発射に成功
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/asia/9613/

中露は棄権の可能性も 麻生氏、北朝鮮制裁決議で
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/worldnews/9614/

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