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第2616話 ソース無し 投稿日: 2006/10/17(火) 18:22:02 ID:eqVa+MVp
「秋の日」
ある晴れた秋の日、ニホンちゃんの家の奥庭で女の子たちが集まって「紅葉した庭を愛でる会」を行っています。
主催者はニホンちゃん、参加者はタイワンちゃんとアーリアちゃん、フランソワーズ、エリザベス、香ちゃん
チョゴリちゃん、そしてニホン家に来ればウヨ君に合えるかもと思って参加したラスカちゃんの8名です。
みんな紅葉したニホン家の奥庭を堪能しています。
そんな中で、ひとりウヨ君が落ち葉を掃き集めて、落ち葉焚きをしています。
「ウヨ君もういいわ、後は私たちでやるから。」
「うん、判った。」
「ウヨ君、何処に行くの?」
「いや、この後は僕が居ない方が良いらしいから・・・じゃあ、姉さん火に気を付けてね。」
お目当てが去ってしまったラスカちゃんは一寸がっかりです。
エリザベスとフランソワーズも「一緒に愉しめば良いのに?」と不思議そうです。
「ところが、そうじゃないのよね、この後のお楽しみに彼が居ると都合が悪いのよ」
「そうアル、男子禁制、機密厳守アル」
「ウヨ君に居られたら恥ずかしいニダ」
理由を知っているアジア班を他の参加者が不思議そうです。
「もういいころかな、今日のメイン・イベント〜」
そう言って日本ちゃんは落ち葉の灰に棒を突き刺し、美味しそうに焼けたさつま芋を取り出しました。
「ニホンちゃんそれは何ですの?」
「これはね焼き芋っていうの、秋の味覚だよ、この雰囲気で食べるのが一番美味しいの。」
「アジアの料理はワイルドだな、でも芋ならジャガイモの方が・・・」
「まあ食べてみてよ。」ニホンちゃんはみんなに焼き芋を配ります。
「みんな貰った?ではいただきます。」
焚き火を囲んでみんな芋にかじりつきます。
「おいしい」「あま〜い」「なかなかいけましてよ」「うむ、ジャガイモよりおやつに向いているな」
ワイルドな焼き芋初体験の子達にも評判はいいようです。
秋の日に野外でのおやつに話が弾みます。
そうしているとラスカちゃんがすこし、もじもじ居ています。
「如何したのラスカちゃん、なんか我慢してる?」
タイワンちゃんがラスカちゃんの肩に手を回して引き寄せます。
バランスを崩して力の抜けたラスカちゃんの方から小さな音がします。
ラスカちゃんは恥ずかしくて顔を真赤にしてうつむきます。
「まあ、お芋は美味しいんだけど、これがあるからね、今日は男子禁制なの。
今日は女の子だけだから、リラックスしてたのしみましょう。」
「殿方には聞かせられないというわけですのね。」「ワイルドでデンジャラスな味覚なのね」
「レベルAに属する機密だな。」秘密を共有する者同士という変な連帯感がその場を包みます。
焚き火から離れた茂みの中に、彼は居ました。
そう、カンコ君です。
「ウリを仲間外れにして美味しい物を食べるとは、ニホンの奴、謝罪と賠償を要求するニダ」
今にも飛び出そうとする彼の肩を、いつの間に忍び寄ったのかウヨ君の手が押えます。
「カンコ、悪い事は言わない、今日は止めておけ」
「うっ、ウヨ!、びっくりしたニダ・・・ん、今日は実力で止めないニダか?」
「忠告したぞ。」
そういうとウヨ君は音も無く去っていきました。
「変な奴ニダ、でもそんな脅しでウリの鋼鉄の意志は帰られないニダ」
ウヨ君の忠告も聞かず地獄への扉を嬉々として開けるカンコ君、合掌!
目覚めた時、カンコ君の隣には心配そうに彼を覗き込むチョゴリちゃんが居ました。
「だいじょぶニダか?」「ウリは何を・・・」「こんな所で寝てると風邪をひくニダ」
「なんでウリはこんな所で寝てるニカ」「さっ、さあ、知らないニダ、はやく帰ろうニダ」
「う〜ん、記憶の断片が・・・芋ねえちゃん?」「記憶を失うニダ〜!」
チョゴリちゃんの踵落しが綺麗にカンコ君に決まった。
この記憶がカンコ君に戻る事は二度となかった。 
終わり。

解説 ソース無し 投稿日: 2006/10/17(火) 18:26:12 ID:eqVa+MVp
単に、秋の日話が書きたかっただけなのでソースはない。
フランスではオナラよりゲップの方が下品らしいが
ほんとかどうかは知らない。
彼女たちも乙女という事で・・・

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