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第2670話
U-33 ◆JOCEixq6zU
投稿日: 2007/02/22(木) 00:00:01 ID:rsc6Ur2J
『地球町SOS』
「うーん、アイデアが浮かばなーい」
ニホンちゃんがマンガの原稿の前でうなっています。そんな様子を見てパパは言いました。
「さくら、最近マンガの描きすぎじゃないのか。それじゃアイデアも枯れるし、勉強にも差し支えるぞ」
そうはいっても娘には甘い父親。お話作りのヒントになるものはないかと書斎に探しにいくのです。
そしてしばらくすると、パパはえらく古びた黄ばんだノートを持って戻ってきました。
「こんなのが出てきた。ニッテイおじいさんが若い頃に書いた絵物語だよ」
ノートの表紙には『地球町SOS』と書かれていました
「へえ、おもしろそう」
「宇宙からの侵略者が21世紀の地球町を襲うというお話なんだ」
ニホンちゃんは興味深げに読み始めました。それをのぞき込みながらパパは訊ねます。
「どうだい。昔の人が考えた21世紀は」
「携帯電話が全然出てこないのね。みんなが電話を持ち歩くようになるなんて想像つかなかったのね」
「そうだね。逆にお話に書かれていることで実現してないこともずいぶんあるな」
「うん、自動車が浮いて走るなんて全然実現してないものね」
パパとニホンちゃんの間で話がはずんでいるところに、ママが険しい顔をしてやってきました。
「ねえパパ、呑気にマンガの話もいいけど、お隣さんにもっとはっきり、境界のこと文句を言ってきてよ。
以前どさくさまぎれに塀を勝手に動かされたまま、大きな顔されっぱなしなんだから」
「うーん、まあ一応言ってはいるんだが。裁判所に行こうといっても聞こうとしないし」
パパは、口の中でもごもご言っています。
「そんな弱腰じゃラチが明かないでしょ」
ママはいらだってパパを問い詰めます。
二人のやりとりを聞きながらニホンちゃんは思いました。
「一番実現してないのは、21世紀の地球町では家同士のもめごとがなくなってるってとこね」
解説
U-33 ◆JOCEixq6zU
投稿日: 2007/02/22(木) 00:01:44 ID:rsc6Ur2J
(ソース)
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http://megalodon.jp/?url=http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/16036/&date=20070213211019
Project BLUE 地球SOS オフィシャルサイト
http://www.projectblue.jp/
近づく「竹島の日」 松江市では街頭活動
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/39791/
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