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第2679話
マンセー名無しさん
投稿日: 2007/03/08(木) 13:11:13 ID:sGOIjuys
「蒙昧の英雄」
日ノ本家がロシアノ家と喧嘩をしていた当時、日ノ本家には捕虜を入れておくための収容所が何棟か建てられていました。もちろん捕虜はそこから勝手に出て行くことはできませんでした。
ある日のこと、撫子さんが庭でお茶を飲みながら和んでいると向こうから体格の良い、見慣れない男がやってきました。男はお茶菓子の饅頭を引っつかむと一言
「シベリアはどっちでガス?」
「はあ?」
撫子さんがぽかんとしていると男はそのまま逃げていきました。直後に駐在さんと収容所の番人さんが駆けつけてきて、男を追いかけていきました。そして男は捕まりました。
「逃げたってここは日ノ本家なのにどこへ行くつもりだったんだ?」
「池にお前さん達のボートが来るのか?」
「シベリアへ逃げるつもりだった。残念だ。食料は饅頭を貰ったが道がわか らない。」
「(駐在&番人が)なに言ってんだあんた!?」
よくよく聞いてみるとこの男、もとはシベリアで農民をしていたのですが喧嘩に駆り出されてきたそうです。そして日本池(東池・・・?知らんな。)の存在を知らなかったのです。
「こりゃ、地理を教えてやらなあかんな。」
そんなわけで次の日から収容所内に地理教室が開かれました。
お話の基
陸軍いちぜんめし物語 兵隊めしアラカルト
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