戻る <<戻る | 進む>>
第2690話 マンセー名無しさん 投稿日: 2007/03/14(水) 14:47:17 ID:XIXV0J/+
「美味の投手」

ニホンちゃんが向かっている先は、EU町の岬にあるマカロニーノ君のお宅。
何でも美味しいものをご馳走してくれるとのことで楽しそうに歩いてます。
帰りにはバチカンのおっさんとヨハネ君の守る礼拝堂も見学するつもりでした。これからおこる騒動などつゆ知らず、ご機嫌なままテクテク歩いていました。そのとき

ニ「へブシュッ!? な、何?」

なんとまあ、ピしゃげたオレンジが顔面に命中。何事かと顔を拭いたら「領主」と書かれた張り紙が目に入りました。マカロニーノ君のお宅の従業員や工員の皆さんが手に手にオレンジを持って投げ合っています。

マ「ニホンちゃ〜ん、そっちいると危ないよ〜。守ってあげるから僕の胸に飛び込んでおいでよ〜〜」

ニ「いや、あの、何が起こったの?あの馬鹿の家で時々(いやしょっちゅう)起こる馬鹿騒ぎがここまで波及してきたの?」

マ「そんな野卑なものじゃないよ〜〜我が家に伝わるお祭りだよ。そっちは悪者の領主が陣取ってるから的になっちゃうよ〜」

ニ「そ、それはいいんだけど美味しいものご馳走してくれるって書いてありましたがな!」

ニホンちゃんが珍しくつっこむと、悲しそうな顔で

マ「オレンジ、不味い?名産品が?」

ニ「いやそんな。ただ、料理が出てくると思ってましたもんで。」

マ「ウギャッ!」

ニ「つぶれてないオレンジが頭に当たったな・・・」

結局、パスタも魚料理も食べられず、帰りにはポル君&ガルちゃんの家が出資してるお店でバカリャウ料理でも食べるかと考え直しながらひたすらオレンジを投げる羽目になったニホンちゃんでした。

基ネタ イタリアのオレンジ祭り

この作品の評価を投票この作品の評価   結果   その他の結果 Petit Poll SE ダウンロード
  コメント: