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第2749話 マンセー名無しさん 投稿日: 2007/05/28(月) 21:17:09 ID:3XMSMNNb
「頽廃の愛情」

最近肥満に悩む児童が増えてきた地球小学校では健康のための自転車レースが行われることになりました。もっとも一部の児童は肌を見せるのがいやだといって参加を見送りましたが。

ペルシャ&サウジ「はしたない!」

エリザベス「日焼けしたくありませんわ。」

ニホン「私はとりあえず参加しよっかな。」

マカロニーノ「う〜ん。見るのもいいけど女の子と一緒に汗を流してこそ恋の炎は燃え上がるものだよね。ボクも出よっと。」

アーリア「ちっ。邪魔するなよ。我々の後ろにぴったりくっついて走ったら許さんぞ。」

マカロニーノ「そんなこと考えてなかったよ。・・・・・いいね、それ。」

アーリア(何だ、考えてなかったのか。余計なことを言ってしまった。)
そして自転車レースが始まりました。別に一位を目指しているわけではないニホンちゃんとまとわりつくことが目的のマカロニーノ君は景色を楽しみながら自転車を走らせていました。

ニ「いい天気だね〜。」

マ「ニホンちゃんがいればボクの心は快晴さ〜。」

ニ「先生方は何してるのかな?」

マ「見張りに立ってたりカメラをまわしたりしてるよ。ほらあそこ。」

ニ「あ〜本当だ。参加してないんだ。」

マ「大人と子供のレースなんてね。」

ニ「それもそうだね〜。」

ニ「あれ? マカロニーノ君のお父さんじゃない? ほらあそこ。」

マ「ん〜? (少し考えてから)いや、そうかな? (さらに少し考えてから)ニホンちゃん、ボク疲れたからその、リタイアするよ。じゃあがんばってね。(そそくさ)」

ニ「あ、そう? 気をつけてね。塩分も補給しなよ。」
マカロニーノ君は公衆電話を見つけると、身近な人に電話をかけます。

マ「Un papà è conosciuto?(パパ、聞こえる?)そんなとこで何してんだよ?みんなが気付かないうちに早く隠れてよ! その人ママンじゃないだろ!?」

《マカロニーノか? さっきフラメンコ先生と目があったぞ。お前の先生は綺麗だな〜。》

「そんなことどうでもいいよ! まさかカメラに映ってるなんてことは無いだろうね? あれ生中継してんだよ?」

《あ、そうなの? 手振っちゃった。ママ見てるかな?》

「当たり前だよ〜。今日は家でテレビ見るって言ってたよ。もう駄目だ。浮気がばれちゃった。」

《うっ浮気じゃないぞ。きれいなお姉さんがいたからちょっと声をかけて、一緒に食事をして、海のことを語り合ってただけだ! 妻子がいないなんて一言もいってないぞ。聞かれなかったからだが・・・・・。》

「そんなことはママンにいってよ・・・・・。」

《俺は何て言い訳すりゃいいんだ?》

「知らないよ!」

解説 マンセー名無しさん 投稿日: 2007/05/28(月) 21:20:49 ID:3XMSMNNb
お話の基
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081180227601.html に作者の妄想を加えてあります。

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