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第97話
在日半万年
投稿日: 2003/08/11(月) 17:03 ID:YYwPZdrA
バカの壁1
最近何かともめごとがたえない地球町。フラメンコ先生は夏休みを利用して
子どもたちに読書感想文を書いてもらうことにしました。
「お互いに理解しあう気持ちは大切ですからね」
選んだ本は日本ちゃん家でベストセラーになっている「バカの壁」です。
「さ、きょうから夏休みです。ただ、遊んでばっかりいないで宿題もやるのよ。
読書感想文も忘れずにね」
フラメンコ先生がいうと、みんな「エー!」と不満そう。
「何で日本の本を読まなきゃいけないニダ。ウリは「冬のソナタ」を進める・・フギャ!」
チョークの粉がカンコ君のまわりに飛び散ります。
「ちゃんと読むのよ、いい子だからね!」フラメンコ先生の凄みのある笑顔に
逆らえる子はだれもいません。
「チンイルパの本を読むなんて気が進まないニダ」ぶつぶついいながらも家で本を
読むカンコ君。だんだん面白くなってきたようです。「ふむふむ、人は自分の都合の
いいことしか耳を貸さない。お互いを理解しあうには・・ホウホウ」珍しくやる気
になったようです。早速読書感想文を書き上げたようです。
「クラス一番ノリニダ、マンセー!早速生意気なニホンに見せてウリの優秀さを
思い知らせてやるニダ!」
バカの壁2
ドンドンドン!「ニホンいるか!」さっそくニホンちゃん家にかけつけるカンコ君。
「な〜に、カンコ君。今アメリー君と読書感想文の宿題やっているところなのに」
「まだやっているニダか。ウリはもうできたニダ。ウリのを参考にするニダ!」
「え〜、すご〜い。じゃ、ちょっと見せてね。え〜と・・」
イラク大花火大会はアメリーが中東町を理解しなかったことが原因ニダ
キッチョム兄のこともアメリーのいいがかりニダ。イラクに大花火はなかったし、
キッチョム兄のところにも大花火はないニダ。あったとしてもケンチャナヨ。
とにもかくにも中東やキッチョム兄のことを理解しないアメリーは反省しる!
ついでにニホンも反省しる!
「こ、これは・・カンコ君、本気?」
「当たり前ニダ。先生にほめられることは間違いなしニダ!」
「へ〜カンコの読書感想文か。ちょっと見せてよ」アメリー君が読書感想文を
ひったくるように読み始めます。
「あ、アメリー君は読まない方が・・」とニホンちゃんが
いいおわらないうちにアメリー君の顔が真っ赤になっていきます。
「ほう、カンコ・・なかなか立派な読書感想文だな」アル・カポネを彷彿とさせるような
ドスの聞いた声。
「・・ニダ」ひきつった笑いを浮かべるカンコ君に
「そうか、おれは中東町や、キッチョムの理解が足りないか。お前はおれへの理解が足りないようだな・・。覚悟しろや」
「ア・・・アイゴ〜!!!」
バカの壁3
「ふ〜ん。そんなことがあったのか。だけどカンコの言っていることも一理あるんじゃないかな。アメリーは最近調子ずいているよ。姉さんもそろそろアメリーに近づかないほうがいいんじゃないかな」
うよ君がニホンちゃんとおやつを食べながらつぶやきます。
ニホン「ふふ、たけしもまだまだ子どもね」
ウヨ「え、どういうこと」
ニホン「イラク大花火でフランソワ−ズがひどいめにあったこと忘れたの?それに比べて
チュ−ゴ君はうまく立ち回ったわね。今度のキッチョムを囲む会の重要メンバーじゃない」
ウヨ「だけど、うちも番犬を増やしてさ、アメリーから離れて独自の道を・・」
ニホン「町内会はきれいごとですまないの。急に番犬なんて増やせないの。うちの番犬は実戦経験がすくないし、きまりごとが多いでしょ。すぐには役立たないわよ」
ウヨ「・・・」
ニホン「チュ−ゴ君よりアメリー君の方が頼りになるじゃない。だからアメリー君のもとで番犬を訓練させて、序所に力をつければいいのよ。あせらないの」
ウヨ「何かすっきりしないな」
ニホン「そういう立ち回りはチュ−ゴ君を見習わないと。利用し、利用されるのが町内会ってものなのよ」
ウヨ「バカのふりをしたりするのもその一計てわけか。何か姉さん最近変わってきてないか」
ニホン「そう?年ごろの娘はこんなものよ。読書感想文は、みんなが理解しあえば、花火も
なくなると思います、でいいのよ。きれいごとね。コクレンと一緒ウフフ」
妖艶な笑みを浮かべるニホンちゃんを柱から見守る一人の乙女。
「グ、グ、軍靴の音が聞こえるわ・・」不祥事続きで
決まり文句がいまいち決まらないアサヒちゃんでした。
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