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第60話 名無しさんは謝罪汁 投稿日: 2004/02/12(木) 07:03 ID:CSiTpXOs
「肉」

「ニホンちゃーん。肉買ってよう肉。お願いだからさー。そうしないとうち潰れちゃうよー」
アメリー君家にニホンちゃんが遊びに行ったとき。
ニホンちゃんはしつこくアメリー君にねだられました。
「えぇ・・でも、うちは牛さん全部検査するしー、アメリー君のは危なそうな牛さんだけなんでしょう?
それじゃあ怖くて、アメリー君家の肉は食べたくないよぅ。」
「でもさぁ、全部検査するのってお金かかるんだよね。うちのウリである安い牛肉を売るためにはそういうことはできないし。
ラスカちゃんからそんな危ないの食べさせてたの?ってちょっと訴えられそうなんだ」
ニホンちゃんはラスカちゃんが告訴することにはびっくりしました。
でも、アメリー君家は変なことをいっぱいしている家なので、そんなのもあるのかと内心、勝手に納得していました。
「だからさー買ってくれよ」
「ダメー」
「む・・・仕方ないや。今日は帰っていいよ。僕もそこまでニホンちゃんにお肉を薦められないしね。
でも明日はしつこく買ってくれって頼むから。」
アメリー君。ようやく諦めたようです。
「うーごめんね。ちゃんと全部検査したら、買ってあげるから。」
なんとなくいい雰囲気の二人。
そこでニホンちゃんは後ろ手に隠していたものを取り出しました。
「お詫びといっては何だけど、これ和牛あげるよ。松阪さんの高級牛なんだよ。
家でも滅多に食べられないんだから・・」
アメリー君の腕は何故かわなわな震えています。
「ん?どうしたのアメリー君?」
ニホンちゃんは不思議そうに尋ねると、アメリー君はニホンちゃんの持っていた和牛をたたき落としました。
「こんなもの食えるか!!ニホンちゃんのとこはこの前狂牛病だしたじゃん。
じゃん。僕は脳みそがスカスカになりたくないよ!!!
どうせ、全部検査してるっていってもちょっとしかしてないんだろ?んん?
図星か(゚∀゚)アーヒャッツヒャツヒャッヒャ
でもその点大丈夫、うちのは牧草食べさせてるから目茶(゚д゚)ウマー
目茶(゚д゚)ウマー 目茶(゚д゚)ウマー目茶(゚д゚)ウマー目茶(゚д゚)ウマー目茶(゚д゚)ウマー」
そのままアメリー君はファビョリ続けましたとさ。

解説 名無しさんは謝罪汁 投稿日: 2004/02/12(木) 07:08 ID:CSiTpXOs
吉野家の牛丼販売停止事件に呼応して書きました。
まあ、USAは日本の牛肉輸入再開してから、言えってこったな。

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