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第70話
熱血君 ◆x3A1GrPw
投稿日: 2004/03/01(月) 11:32 ID:N85HqkvA
「雪やこんこん」
今日ニホンちゃんはフランソワーズちゃんの家に呼ばれています。楽しい
お茶会です。
「このクレープ美味しい〜〜〜〜」
「そうでしょうとも。わたくしが焼いた蕎麦粉で作った本格的なクレープ
なのですから」
フランソワーズちゃんニホンちゃんに手作りのお菓子が褒められ上機嫌です。
「それにしても今日は寒いね」
「ええ。けれどこうした時はお茶が美味しいですわ。ねえエリザベス」
「ええ。それには同意いたしますわ」
エリザベスちゃんもいます。何だかんだ言ってこの二人はいつも一緒です。
「空が暗いなあ」
「雪が降るかもしれませんわね」
三人は窓を見ながら話しています。すると本当にちらり、と降って来ました。
「本当に降って来ちゃった」
「あらま」
ニホンちゃん家に比べてEU町は寒いので雪も結構多かったりします。しかし
その雪は。
「えっ、嘘、雪に血が混じってる!」
ニホンちゃんその雪を見て顔が真っ青になります。
「ニホンさん、そんなに驚かなくていいですわ」
フランソワーズちゃんが優しく言います。
「そうですわ。あれは血が混じっているのではありませんわよ」
「えっ、本当?」
ニホンちゃんエリザベスちゃんの言葉に少し落ち着きました。
「あれは砂が混ざってああいう色になるんですわよ。アフリカ町の
砂場の赤い砂が」
「アフリカ町の?」
「ええ。これは昔からEU町ではたまに降りますの」
「昔はそれこそ大騒ぎでしたでしょうけど」
「ふうん、じゃあうちの春先の黄砂や黄色い雪と同じかあ」
ニホンちゃん家では時たま黄色い雪が降ります。春は砂が霞みたいに
来ます。チューゴ君家の砂が風に流されて来るのです。
「まあ砂位はどうでもいいけど」
「そうですわね。こうして変わった雪が見られるのですから」
「折角ですから雪を見て楽しみましょう」
「うん」
三人は雪を見てお茶会を楽しみました。しかし暫くして。
ボトッ
何とアフリカ町からはるばる運ばれて来たラクダの糞が落ちて来ました。
ボタッ ボタッ ボタッ
「・・・・・・そういえば砂場から運ばれて来るんだよね」
「ええ」
「そういえばよくラクダが用足しをしてましたっけ」
ボタボタと饅頭の様に落ちて来るラクダの糞を見ながら興醒めする三人でした。
解説
熱血君 ◆x3A1GrPw
投稿日: 2004/03/01(月) 11:33 ID:N85HqkvA
地理、天気もの。ソースはこちら。
ttp://home.cilas.net/gold21/teiou/zatsugaku04.html
ttp://staff.aist.go.jp/sudo-gsj/sand/sand-world.html
ttp://www.hrr.mlit.go.jp/yuzawa/fm/chishiki/kishou-21.htm
ラクダの糞は学研の漫画で読んだのですが本当に降って来るのかは知りません。
すいません。赤い雪と黄色い雪は本当です。しかし僕の作品のエリフラ
ニホンちゃんと露骨に扱いが違うな。
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