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第30話
◆ZmaChInA
投稿日: 2004/06/21(月) 14:57 ID:Zr9OQhp6
『ふぇいく』
世の中の必需品。それはお泊りセットだったり、勝負下着だったり、時と場合と状況によってよりどりみどり。
でも最近のはやりといえばやっぱりカード。いつどこで札の切り合いになっても、ポケットサイズだからちょっとしたところに忍ばせることができるので、多い日も安心。
「パス」
「・・・くぅ。それなら【ひずぼら】でどうだっ」
「じゃあ俺は【しゅけんいじょう】【さいへんせい】だYO」
「パス」
勝負にならないのでシリアちゃんもうブチキレです。
紫苑な喪前パスごときで悦入ってんじゃねーよ、伝家の宝刀やるからもうその手札を全部見せろと、それはもう刺すか刺されるかといった殺伐とした雰囲気。素人にはおすすめできない。
そして紫苑ちゃんは伏せたまんまで置きカード。それは黄金のワンペアか、はたまた、手札と合わせてスリーカードかフルハウス。
「あたしは別にいいけど・・・・これをめくったら、あんた氏ぬよ」
「いったなぁぁあああああああああ!!!」
めくらない、めくり、めくるなら、めくれ!めくれ!めくれ!
震える手で、息をハァハァいわせつつ、伏せられたカードをいままさに暴かんとするシリアちゃん。
それはめくるめく倒錯。
「あ、手がすべったー(棒読み」
「痛ったぁぁああああなにすんだよアメリー! ヴァー!!」
「るせーめくられたら俺が困るんだYO!」
結局、秘密の花園は謎のママ。
「フフフ‥‥‥GJ!」
そして処かわってキッチョム君の部屋では・・・
「きょうはコラージュ写真を取り返しついでに、キッチョム君おみやげをもってきました」
ニホンちゃんがとりだしたのはやっぱりカード。
「ぢゃ〜ん、ニホン家特製のお食事券デース」
「これが幻のお米券ニダかッ!」
「そだよ〜。お代わり自由なお米券もまじってるよ〜」
でも引いていいのは一枚だけだからね〜と釘を刺すニホンちゃん。
「貰ってばかりぢゃ悪いニダから帰りにアイスでも持たせてやる」
「え〜ありがと〜(はぁと」
喜色満面のキッチョム君は気づかない。
ニホンちゃんのお食事券、ぢつはハズレやカスばかりなことを。
「フェイクだよふぇいく(ニヤソ」
いとふゆ
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