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第104話 MA ◆CHINAxNIU2 投稿日: 2006/05/26(金) 22:16:23 ID:dyK8qoHl
『ふはい』

じめじめ梅雨空の下。
カンコ君は教室の机の中からノートを取り出そうとすると、手にやわらかい感触がありました。
「こ、これはッ!」
もってかえってキッチョム君に差し入れてあげようと、給食のパンを思い立って引き出しのなかに隠したもの。
すっかり忘れ去ってまる一日。
「まだ、大丈夫ニダ」
ケンチャナ精神さえあれば時の経過にも打ち勝てると、パンをランドセルのなかに入れようと手を掴んみました。
そのとき。

ク〜〜〜〜〜

カンコ君のおなかの虫が騒ぎ始めました。
ふと動きが止まる瞬間。
パンを見て、そしてキッチョム君のことを思い、そしてカンコ君はじぶんのおなかを見ました。
「エンジョするウリが空腹じゃしかたないニダ」
パンを持つ手を口のほうに。
「カンコ君、それ腐ってるとおもうからやめといたほうがいいよ」
たぶんおなか壊すから、と一部始終を生暖かく見ていたニホンちゃんがいいました。
「ケンチャナ ケンチャナ」
忠告も聞かずカンコ君がパンを口に入れようとすると、ニホンちゃんはファ○゙リーズを取り出してカンコ君の顔に吹きかけてしまいました。
「アイゴー!!」

「心まで腐っちゃだめだよ、カンコ君?」
そういってまたファブ○ーズをヒト吹きしました。


どっとはらい

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