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第96話
絶交しちゃった・1
投稿日: 2006/05/18(木) 04:18:32 ID:tkwFXGvN
ある朝ニホンちゃんが、教室に入ると、
教室の空気がとっても張り詰めていました。
教室の中では、チューゴ君とヨハネ君が、タイワンちゃんをはさんで、にらみ合っています。
ヨハネ君の後ろでは、
アメリー君、マカロニーノ君、ゲルマッハ君、フランソワーズちゃんなど、
たくさんのクラスメートが集まって何か話しているようです。
ヨハネ君のお家は、マカロニーノ君のお家の中に、お部屋を持っているだけです。
(でも、調度品が豪華な、町内でも、もっとも立派なお部屋のうちの一つだったりしますけど)
そして、町の多くの人から深く尊敬されています。
ただし、昔、チューゴ君のパパとヨハネ君のパパは大喧嘩をして、絶交していたのです。
5年生になって、はじめて二人は、一緒のクラスになったので、
お父さんたちの事は、お父さん達のことで、自分たちは仲良くやろうと相談していたのですが・・・
チューゴ君が、ヨハネ君に町内会に入っていない、
タイワンちゃんの家との付き合いをやめろと言ったことがきっかけになって、
口論が始まってしまったのです。
「ねぇ、なにがあったの?」
ちょっと小声になってニホンちゃんが、近くにいたイン堂君に尋ねます。
「うーん。チューゴ君が、過疎地区協会の理事をヨハネ君の許可を得ず勝手に決めちゃってね」
「あ、それでヨハネ君。怒っちゃったんだ。」
そうこうしているうちに、ヨハネ君とチューゴ君の口論は激化して、お互いに
「絶交だ!」
となってしまいました。
教室に緊張が走ります。
と、その時・・・
「アンニョンハセヨー。ウリ?どうしたニダ?」
我らがカンコ君の登校です。
皆から事情を聞いたカンコ君、つかつかとヨハネ君とチューゴ君のところに歩み寄り・・・
「協会の問題ならウリに任せるニダ!」
ホルホルホルと笑みを浮かべ、高らかに宣言します。
予想外のカンコ君の登場に、チューゴ君もヨハネ君も、毒気を抜かれています。
「協会ならばウリが世界一にだ。統一するニダ。統一するニダ。」
ふと、見るとヨハネ君が、ぶるぶるぶると震えています。
無言のまま、ヨハネ君がカンコ君を指差します。
すると、まっさきにフランソワーズちゃんがカンコ君にこぶしを見舞います。
「ア・アイグォォォォォ、い・いったい何するニダ!」
「フランソワーズ家では、あんたのところのは、協会と認めていませんことよ!」
それを見て、こっそりイン堂くんの後ろに隠れる、ニホンちゃん。
実は、ニホンちゃんのおうちにも、フランソワーズちゃんのおうちで認められていない
協会があるのです。
解説
日出づる処の名無し
投稿日: 2006/05/18(木) 04:22:17 ID:tkwFXGvN
初カキコです。
ソース:
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20060507k0000m030009000c.html
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060504-00000140-kyodo-int
フランソワーズちゃんの攻撃元ネタ
Wikipediaによると、フランスでは2001年6月に「反セクト(=カルト)法」が作られて、
創価学会、アーレフ・統一教会が警戒すべき“セクト”とされているそうです。
小ネタ
ロシアノビッチくん「俺んとこは、ギリシャ正教会だからなー。」
イン堂くん「キリストも仏陀も、皆ヒンドゥーの神です。」
ニホンちゃん「でも、イン堂君のとこ、カーストから逃れるために、最近仏教やキリスト教に改宗する人も増えたって・・・」
イン堂くん「インド仏教の最高指導者は、日本人なんだよ、ニホンちゃん。」
ttp://www.fujitv.co.jp/nonfix/library/2004/445.html
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