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第1362話
ナナッシー
投稿日: 03/01/04 10:54 ID:mQtQhe5X
『お金がない!』
「困ったな・・・」
「うん・・・・困った・・・」
新年早々、沈んだ顔を並べて考え込んでいるのは、ゲルマッハ・アーリア兄妹。
実は最近両親の会社の業績が悪化しており、お小遣いを減らされてしまったのです。
さらに今年もしばらくこの状況は続きそうで、更なる削減もありえます。
お金の切れ目が縁の切れ目、それが資本主義の運命と書いて「さだめ」。
このままでは、ユーロ班のメンバーから冷たい目で見られる昭和枯れすすき。
この現状を打開すべく、今夜はゲルマッハ君の部屋で作戦会議が開かれたのですが、
さすがの二人にもなかなか妙案は浮かびません。
頬杖をついたまま、ゲルマッハ君が口を開きました。
「アルバイトでもするか?」
「私達でできるようなアルバイトなんてあるのか?」
小学生を雇うのは先進家では認められません。再び、考え込んでしまう二人。
しばらくして、今度はベッドの上に陣取ったアーリアちゃんが提案しました。
「アルバイトは無理だが、家の手伝いなどをして手間賃をもらうというのはどうだろう?」
「悪くは無いが、結局父さんや母さんの懐具合によるわけか。あまり気が乗らないな」
「・・・いや、そうでもないぞ」
一瞬諦めかけた案でしたが、アーリアちゃんは更なるアイデアがひらめいたようです。
「例えば他の家から来た客人をもてなしたり、我が家を案内したりするのはどうだ?」
「なるほど、客からチップをもらうという手か。それなら両親の負担にはならないな。
しかし、お金を受け取る以上、それなりのサービスを提供しなくては・・・」
ゲルマッハ君の頭脳がそのアイデアを高速でシュミレートしていきます。
・・・10秒後・・・
『ベルリンの赤い雨!!』
「うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ゲルマッハ君の部屋に局地的な集中豪雨が降り注ぎました。
「・・・よ、よすんだ・・・アーリア・・・それ以上は・・・ぐはぁ!」
「し、しっかりしろ兄上!だ、誰か、誰か来てくれー!」
担架に運ばれている間もうなされながら噴水のように血を噴き出す兄を見て、
(一体、何を想像したのだろう)と首を傾げるアーリアちゃんでした。
なお、お小遣いの件はゲルマッハ君がニホンちゃん家の『石橋』を宣伝してまわり、
お駄賃をもらって当面しのぐそうです。
(解説)
明けおめです。本スレでは今年の書初めですw
>>71
で投下された燃料にて時間差暴発。
トップレス案内嬢付き観光ツアーが大人気 ベルリン
http://www.cnn.co.jp/fringe/K2002121001010.html
ゲルマッハ君はちょとキャラが違いましたが、
真面目な人ほど反動が大きいということでw
オチがどっかで見たような感じですが、ケンチャナヨ。
ソースは上記の他に、ドイツの不況と財政難、
W杯独代表GKカーンがブリジストンのCMに出るという話。
http://www.bridgestone.co.jp/news/c_021218.html
http://www3.nikkei.co.jp/kensaku/kekka.cfm?id=2002111310490
アニメ化云々の話が盛りあがてますが、私的にはその議論を読んでても
あまり笑えないし、趣旨も違うと思うのですが・・・
これ以上本スレでこの議論が続くと「悪意の無い荒らし」に見えてきそうです。
ニホンちゃん歴3ヶ月の私が言うのも僭越ですが、本スレでの議論は終わりにしませんか?
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