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第2000話
黄色いリボン
投稿日: 04/09/30 12:07:18 ID:z/Zw5Y3F
[アジアの孤立国家 その1]
ある日、ウヨ君は学校の掲示板に紙を張りました。何でしょう。
『皆さん私はニッテイさんに感謝する奉賛会会員です。みんなも入ろう』
思い切ったことをしますね。でもかつての敵、アメリー家やユーロ班にも
ニッテイさんの勇名は轟いています。奉賛会を教えてあげれば喜んで入って
くれる人がいると思って他の学年のところにも貼りました。ところが…
その夜、ニホン家でウヨ君はニホンちゃんに呼ばれました。ニホンちゃんとても言いにくそうです。
「ねえウヨ、今日貼り紙したよね、おじいさん奉賛会のことで…」
「えへへ、知ってた?姉さんも広めてよ」
照れ笑いするウヨ君に、ニホンちゃんはつらいのを抑えて言いました。
「それが変なの。以前からうちによその家からおじいさんのことで
嫌がらせの手紙が来てたでしょ?それが急に奉賛会用のポストにも入るようになったの」
「何だって!?」
ウヨ君は目を丸くして驚きました。そしてたまらなく申し訳ない気持ちになりました。
(おじいさんがいつまでも忘れられないようにと思ってやったのに!
忘れていた、そんなことが平気でできる奴もいるんだって…ごめんなさいおじいさん!!)
唇をかむウヨ君。ニホンちゃんもウヨ君と思いは同じです。
「姉さん、そんな手紙の処分大変だったろう。中にはホントの手紙もあったかも知れないのに」
「気にしないでウヨ。いい知らせもあるわ。アーリアちゃんやタイランド君、イン堂君から入会の申し込みよ。
アメリー君はお父さんと一緒よ!」
「え!アメリーさんが!」ウヨ君には意外でした。アメリーパパまでとは…
「うちとの付き合いを考えてってこともあるけど、アメリーさんは一度仲直りしたら
気持ちよく戦士としておじいさんを讃えてくれているのよ。カイジ兄さんに聞いたら
昔からそう言ってたんだって!」
語るニホンちゃんの目にも涙が浮かんできました。
ウヨ君の中で急にアメリー家の人たちが輝きを放って来ました。
「うちの周りのロクデナシに比べてアメリー家は…おじいさんだってアメリー家をにくかったわけじゃない
勉強に行ってたこともある。やっぱりアメリー家はさすがだ。こうなると僕でも頭が下がる・・・」
[アジアの孤立国家 その3]
と、そこへ一台のリムジンが止まりました。後ろに乗っているのはアメリー君です。
「ハーイ、ニホンちゃんウヨ君、さっき丁度パパが通りかかってね。一緒に乗って帰らない?」
「ニダッ」4人ともアメリーパパと聞いて固まってしまいました。
ニホン家もカンコ家も、親の代からのアメリー家との付き合いでここまでになれたことを
よく知っているからです。チョゴリちゃんがカンコ君を促します。
「オッパー、アメリーさんにご挨拶するニダ。さあ」しかしカンコ君素直じゃありません。
「フ、フン、ウリナラも先進国ニダ。対等な付き合いならそんなにヘコヘコすることないニダ」
「何言うニカ。キッチョムが攻めてきたらどうするニカ?チュウゴ家も油断できないニダ」
「ウリナラはアメリーとは親の代から戦友の仲ニダ。ここに敵の孫がいるニダ。同盟の絆を見せ付けてやるニダ」
中からアメリーパパが降りてきました。まっすぐニホンちゃんに向かい
「ニホンちゃんこんにちは。お兄さん達にはうちの者と一緒に頑張ってもらってるよ。
味方としてみると実に頼もしい。他にもエリザベスちゃん、マカロニーノ君、オーストラリア君、
カナディアン君、ネーデルランド君たちもね。」
「ニダッ」カンコ君とチョゴリちゃんは驚きました。自分達の名前がでなかったからです。
ずっと影が薄い奴と思っていた3人が3人とも呼ばれたのに・・・
[アジアの孤立国家 その4]
アメリー君(パパ、随分露骨だな。でも最近のこいつは確かに友人じゃないしな)
と思っていると、カンコ君が事大オーラを放って小声でアメリー君に頼みごとしてきました。
「ア、アメリー、ウリのことをお父さんに言ってほしいニダ」
「そいつはできんな。カンコ、50年前のことを忘れたのか?うちの家がお前だけのために
どれだけの犠牲を払った?なのに最近うちに対する態度はなんだよ。事故の時だって何度も謝ったのに
玄関までパパが謝りに来いだ?下手に出てれば付け上がりやがって」
アメリー君小声で恐ろしいことを言います。カンコ君、凍りついてしまいました。
それにかまわずアメリーパパはウヨ君にも親しげに声をかけています。
「やあウヨ君、お姉さんと一緒で丁度よかった。
今日はこれからうちで探偵の報告を受けるのだがお姉さんと一緒にどうかね。」
「えっ!」ウヨ君は驚きました。アメリー家の情報網は文句なし世界一です。
ウヨ君は昔からニホン家も探偵を雇い、ウィルススキャンを入れろといってますが
サヨおじさんのせいで実現しないのです。
「ぜひ、よろしければお邪魔したいと思います。行こう、姉さん」
「うん、ラスカちゃんとも会いたいし」
銃を持ったゴツイ運転手にドアを開けてもらって、ホイホイと乗り込む二人を脇目に
アメリー親子は内緒話です。
「アメリー、ニホン家はアジア町で我がクィーンだよ。わかるな?」
「ああ。ポテンシャル、町の信用、財力、家の立地の良さ、それに裏切りのない人柄。手放せないね」
「ニッテイやサムライの家を、味方として当てにできるのだからな」
そんな親子も乗り込み、車は走り去ってしまいました。残された2人は呆然としています。
「オッパー、どうするニカ。うちはこれからどうなるニカ!」
「ア、ア、ア、安心しる。こんなときのために秘密のウリナラ兵器があるニダ」
カンコ君目がイっちゃってます。
「それって・・まさかいけないものじゃ・・・」
チョゴリちゃん言葉を失いつつ心の底で思いました。
(家を出たい…)
解説
黄色いリボン
投稿日: 04/10/02 23:56:43 ID:rdD1ulJd
>>351
今更ですが、解説します。
9月19日頃私が靖国神社奉賛会にみんなも入ろう、とカキコしたところ、
奉賛会に大量の 異 常 なメールが来て、メールの受付ができなくなっている
と他の方からカキコしていただきました。私のカキコ以前になかったのなら私のせいです。心から謝罪いたします。
また、ホームページを開いたら最初に外国からの異常なアクセスがあるというのは以前からなのです。
英霊は孤立化していません。
ただタイワンちゃんやフランソワーズちゃんも入れるべきでしたね。
各国要人の参拝
http://photo.jijisama.org/YasukuniY.html
各国軍人の訪問
http://photo.jijisama.org/YasukuniG.html
あとは皆さんご存知のニュース多数でカンコ家の今を 祝2000話記念に纏めました。
探偵の報告はブッシュ大統領がシシロー叔父さんwと安倍官房副長官(当時)を
クロフォードの農場というより巨大別邸で定例のインテリジェンスブリーフィングに招いたときのことです。
この時は、2人についた国務省の日本語通訳の知る資格を審査したといいますから、
日露講和以降の対立を知るものとしては隔世の感あり、
安心感と過去に別の可能性を求める気持ちがあります。
言うまでもありませんが、ニホン家がアメリー家のクイーンとは、あくまでチェスの駒の意味です。
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