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第2294話 書き人知らず ◆9GPWTa2EFE 投稿日: 2005/07/10(日) 00:48:33 ID:GN1CpwIL
 〜 ticket to paradise その1〜

リムジンの後部座席でふんぞり返るアメリー君に、いつもよりさらにおしゃれさんののフランソワーズちゃん。
ニホンちゃんが初夏の装いでしずしずと歩み、あのカナディアン君でさえまぶしく見えます。

社交ダンス部。 それは選ばれた家の子弟のみが入部を許可されるといいます。 年に1回の集会は、
地球小学校の明日さえ左右するとか。
とまあ、エリザベス家にハイソでセレブな面々が集まる様を、電柱の影から悔しく見つめる影がふたつ。

「ニホンは頼りにならないニダ。 ウリを入部させてくれと頼んだのに、ジョークにしてしまったニダ」
「そのとおりアル。 でも朕のやり方ならうまくいく、これ見るヨロシ」
チューゴ君は、おもむろに封筒を取り出しました。
「これがエリザベスから届いた招待状アル。」
「さすがニダ。 ウリも次回ぜひとも参加させてほしいニダ」
カンコ君の得意技、三拝九跪が炸裂します。 路上であろうとかまうわけがありません。
「ういヤツ。 朕の意に逆らわないならば、前向きに検討することもやぶさかではないアル」
〜 その2 〜

「で、どんな招待状ニカ?」
「読んでやるアル。 謹聴するヨロシ」
チューゴ君は、封筒から手紙を取り出し、朗々たる声で読み上げました。
「「最近のお家の発展ぶり、またその潜在的能力を見込んで、わが社交ダンス部は貴殿をお招きすることと、
決定いたしました」」
カンコ君のうらやましそうな表情もチューゴ君にとっては満悦感のスパイス、のはずでしたが、トーンが
だんだんおかしくなってきました。
「「が、反対意見もかなり噴出しておりまして、残念ですが今回のご招待はなかったことにします。
また来年。  エリザベス」」

招待状であったものは、いまや紙ふぶきと成り果てて空を舞っています。
「アイヤー、これもニホンのせいアル。 謝罪と賠償をたっぷり請求してやる!」
「そのとおりニダ。 謝罪、賠償、さっさと賠償!」

「あれでは不可能だな、兄上。」
「いやそうではない。 カンコ時間で10年後なら、あるいは入部できるかもな。」


解説 書き人知らず ◆9GPWTa2EFE 投稿日: 2005/07/10(日) 00:51:38 ID:GN1CpwIL
しばらく充電するつもりだったんですが・・・
まあ祭りには参加汁と天の啓示がありましたので(w

今回のソース
【サミット】「中国の正式加入」協議見送り - 反日デモ、各国に悪印象[07/02]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1120242583/

おろか・・・ブフ ちゅど〜ん(爆発音) 
としか言いようがないや(w




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