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第2405話
青風 ◆BlueWmNwYU
投稿日: 2005/11/30(水) 12:34:21 ID:P6PEj3u5
「秘密のカンコ君」
男の子なら誰だって、きっと知りたい大人の秘密。
越えてはいけないその一線。だって僕達小学生。超えたら先生に怒られる。
さてカンコ君、お腹が痛いと保健室で寝ているはずの体育の時間、
教室でなにやら忙しそう。はてさてこれはいけません。
ニホンちゃんの机の中を、何やら必死に探してます。
また、パンツでも狙っているのでしょうか?
残念、ニホンちゃんだって見つかる所には隠しませんよ。
じゃ、縦笛をぺろぺろ舐めようとしているのかな?
これも違った。今日は音楽の授業はありませんから。
しばらくするとカンコ君、笑み浮かべ一冊の本を右手に高く掲げ、
満足そうにしていると、周りを囲むは男子一同。
どの子もこの子も怒りに震え、真っ赤な顔で怒ってます。
「オマエ、体調が悪いなんて見え透いた嘘つきやがってYO!」
「宗主としての朕の体面に傷をつけたアルな?」
「まったく論理的じゃない。いや、それ以前の問題だ」
「ひっく、何だかよくワカラねぇけど、覚悟は出来てるだろうナァ」
言葉は違えど、やる事ひとつ。
「ひぃ、アイゴ、待つニダ、みんなも、これをぉ、見たい、筈ニダァ!」
カンコ君の絶叫と共に宙を舞う、みんなの憧れ本一冊。
僕達みんな男の子。清く正しい小学生。
それでも知りたい秘密の授業。女の子だけの秘密の授業。
いやいや僕達我慢の子。だからみんなの思いはひとつ。
「ちくしょーっつ、オレだって、オレだって見たいんだよ!!」
解説
青風 ◆BlueWmNwYU
投稿日: 2005/11/30(水) 12:44:39 ID:P6PEj3u5
解説その他
さて、
>>642
のかなだらま氏のES細胞ネタでちょっと私も考えてみました。
(もちろん、これが
>647
で氏の言う”バージョンアップ”になるとは私も思っていません
あくまで、同じネタでの競作のつもりです)
ES細胞の研究は技術よりもモラルの面のハードルが高いんだけど、
カンコ君がいち早く越えてしまいましたね、
という話を小学校の女子だけ受ける性教育の話に引っ掛けて書いたつもりだったのです。
でも、よく考えてみればここ10年くらいで小学校の性教育って私が知っている
ものと様変わりしている様なので、読者層によっては実感の湧かない話
になったかも知れません。
まぁ、たまには3人同じネタってのもアリかな、と思ったのですがどうでしょう。
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(*^ー゜)b Good Job!!
(^_^) 並
( -_-) がんばりましょう
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